森田理論学習のすすめ

森田理論学習のすすめ

2026.04.12
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カテゴリ: 感情の法則
柏木哲夫医師のところに39歳の女性が子宮がんの末期で入院してきた。
その方には10歳の女の子と4歳の男の子がいた。

衰弱が進み、残り時間が少なくなったときに、子どもをお母さんに面会させるかどうかが問題になった。
ご本人も、ご主人も、叔母さんも面会させることには反対だという。
私立の中学受験を目指して、塾通いをしながら勉強している女の子にショックを与えたくないということだった。
子どもたちには、お母さんは病気で入院して治療をしているが、ちり用が終われば退院できるからと説明していた。
その1週間後様態が急変して母親はなくなった。
女の子は「お母さん、お母さん」と大声で叫びながら、お母さんに取りすがって泣き出し、いつまでも泣きやまなかった。
それから1か月後、女の子は受験どころではなくなった。ずっと学校を休んでいるという。
柏木医師は、「心の準備なしに母親の死に直面することは、10歳の女の子にとって、あまりにも酷であると思う。死が近いことを告げることはつらいし、それを知ることはもっとつらいけど、そのつらさよりも、心の準備なしに母親の死を迎えることの方がずっとつらく大変だと思う」と述べている。
(死にざまこそ人生 柏木哲夫 朝日新聞出版)

石原加受子氏はマイナス感情から目を背けることの弊害を次のように説明されている。
感情を抑えたり、感情にフタをしたり無視したりすれば、確かに心の痛みから目をそらすことができるかもしれない。
けれども、マイナスの感情を持たないですむ代わりに、プラスの感情にも鈍感になってしまう。
どんなに論理的頭脳に優れていても、どんなに芸術的な感性にあふれていても、それを追求しているとき、楽しい、嬉しい、おもしろい、ワクワクするといった感情を味わうことができなければ、それを継続する意味を見失うだろう。
喜びの感情があるからこそ、創造的な活動に没頭できるのである。
(もっと自分中心でうまくいく 石原加受子 こう出版 102ページ)

神経質者はとるに足らないような小さいことで感動や喜びを得られる感性を持っている。
マイナス感情から背を向け続けていると、その感性はすり減ってしまい、神経質本来の特性は活かすことができなくなります。
日頃から小さな不平不満、小さな問題点、小さな不安、小さな恐怖、小さな心配、小さな違和感、小さな不快感から目を背けないできちんと向き合うことが欠かせません。





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Last updated  2026.04.12 06:20:04
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森田生涯 @ Re[1]:最初は症状回復を意識した行動でも構わない(01/30) 長谷川勤さんへ ありがとうございます。 …
長谷川勤@ Re:最初は症状回復を意識した行動でも構わない(01/30) 森田生涯様 いつもお世話になっています。…
森田生涯 @ Re[1]:小林一茶の人生から学ぶこと(01/02) 楽天星no1さんへ コメントありがとうござ…
楽天星no1 @ Re:小林一茶の人生から学ぶこと(01/02) 一茶の人生を初めて知りました。不幸だっ…
森田生涯 @ Re:短期、中期、生涯目標の設定は有用ですね(01/01) 楽天星no1さんへ コメントありがとうござ…

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