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日曜日の朝である。いつもよりゆっくり起きる。いつもの2倍時間をかけて新聞を読む。 それは2回目のスポーツ欄にさしかかったときだった。 突然床が揺れ出すではないか。とりあえず只野は四つん這いになった。これが一番安定するととっさに思うことになった。 「地震に強い最近の家も揺れるんだな」などと思っている場合ではない。しかし「今回は景気よく揺れているナァ」などとも思ってしまう。 「ガス消して~」母親が飛び込んでくる。ちなみに只野の家はオール電化であり、ガスは存在しない。これは只野も気がついた。只野は「それより仏壇の火は?」ととっさに指摘した。 揺れが収まったところでテレビをつける。能登が大変なようである。国営放送は同じニュースを繰り返し告げている。 結果として、前日の宴会明けであった只野は、人より揺れを感じなかったと判断している。 むしろ2日続きの宴会となるその晩、JR等がすべて止まっている。どのようにして会場に行くか、只野はそのあたりについて一番困ることになる。
2007年03月31日
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今年の春分の日は水曜日である。水曜日の祝日というのは、なかなかいい頃合いである。 1週間で考えると土日が休みとすれば、2日行って1日休んで2日行って2日休むことになる。週4日制、週休3日制である。 週5日働くということになると、どうしても月曜日は構えることになる。「さぁ始まるゾ」ということになる。一方でブルーマンデーということにもなる。 水木ぐらいは勢いに乗って過ごしていく。金曜日になると「あと1日」という感じになる。 2日行って1日休むことになると「さぁ仕事だ」ということにならない。1日過ごせば「あと1日で休み♪」ということになる。したがって月曜日の憂鬱を感じるほど、構えることにはならない。 したがって、祝日は水曜日がいいと只野は思っている。難があるとすれば、次の木曜日が月曜日の感覚になってしまうことぐらいである。 と言いながら、実は「少し贅沢カナ」などとも思う只野である。
2007年03月21日
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只野は、毎年の健康診断について成績がよくない。したがって毎年、精密検査を勧められることになる。 今年も例外ではなかった。まぁそこまでなら、ここでの話にはならない。 今年は事後管理健康診断なるものに見事選ばれることになった。結果としては同じ健康診断を再び受けたようなものであった。 今年のトピックスは尿酸であった。プリン体がよくないという。 「ビールはプリン体が多いですよ」と医者。 「ずっとビール党ですね」と只野。 「ウィスキーはプリン体が少ないですよ」と医者。 「いや~そうですか。ウィスキーも好きなんです」と只野。 営業であれば商談成立ということになる。只野はビールを極力減らし、ウィスキーにすることにした。 最近はウィスキーフロートが気に入っている。氷、水の順に入れて、最後にウィスキーを静かに注ぐ。決して混ぜない。 まず見た目がよい。ロックグラスの上から下へ、琥珀色から透明色へのグラデーションである。氷模様が色を添える。 味わいもよい。一口目はストレートである。二口目はややロックである。以下徐々に水割りに近づいてくる。 「医者もたまにはいいこと言うナァ」このところ只野は、医者のススメに感謝している。尿酸が減ったかどうかについては知らない。
2007年03月17日
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ソラ見ろ!言わんこっちゃない。 着陸しようとしたら前輪が出てこなかったなんて、シャレにならないね。もっともあれだけの大きなものが、あれだけ豪快に飛んでいるわけだから、どうせそういうトラブルはきっとあると思っていましたよ。 もともと、あの飛び立つときの気味悪さったらありゃしないね。それまでものすごい速さでタイヤがゴロゴロやってたのに、それがスッと消えるんだから。足が宙に浮くなんてのはあのことだね、まさに。 飛び立つときに、スクリーンで機体下の様子なんか映したりしてるんだから、思わず手を合わせたくなりますよ、まったく。あの画面で酔ったなんて人もいるでしょうに。 そのくせ、見えない操縦室では機長が客室乗務員の記念撮影やってるんだからね。自動操縦とはいえ、操縦桿まで触らせたなんて飛んでもない話ですよ。 ソラ見ろ!(お願い!見上げてね)あんなでっかいやつには乗りたくないね。
2007年03月14日
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もうしばらくすると総選挙になる。言ってみれば今は、嵐の前の静けさという頃だと、只野は思っている。 テレビは、東京都知事選挙なるものの候補者の動静ばかり取り上げている。東京都民でない只野でさえ「誰のなまえを書こうか」などと勘違いしそうになる。 ともあれ選挙に関わる人たちは、一斉に支持を得ようと行動しているようである。 支持を得るためにはどうすればいいか。これは簡単である。 とにかくウラがあってはいけない。今の国民は(政治家はよく「コクミンが...」と言うが、これが本当に「国民」をさしているとは思えない場合が多い)とにかくウラがあるものを指示しない。加えて言えば、今までの政治にはすべてウラがあると見ている。 ヒガシコクバル知事にしても然り、コイズミ前首相にしても然り、古くはタナカヤスオ前知事にしても然りである。少なくとも彼らにはウラは感じられない。 国民は「ウラがあるものはヤマシイ」と見ているのである。ヒソヒソ話で政治をやっているうちは、支持率が上がるとは到底思えないのである。 もっともこのページは、只野のウラの部分にあたる。しかしそれとこれとは話が違う。
2007年03月12日
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「本当に今年はまったく雪がなかったナァ」というのが、2月までの感想である。たまに寒い日もあったような気がするが、例年の比でない。 この冬は本当に、冬と言えない感じだった。春夏秋春というのがふさわしいとさえ思えるほどであった。その証拠に、暦の上では真冬のある日、庭に虫の舞う姿を只野は見ている。 ところがである。3月のこの時期になって、吹雪になり雪が積もる日が現れ始めた。只野もあわてて車用のスノーワイパーを再び装備したほどである。 3月のこの時期は普通、三寒四温を繰り返しながら、緩やかに春になっていく感じになる。しかし今年の場合、ずっと暖かかった。ここにきて、冬に遭わずに春にしてたまるかという、お天道様の頑固親父の一面が垣間見えるような塩梅である。 まぁしかし、お日様は確実にながく、高くなりつつある。お天道様の与える試練も長くないだろうと、只野は踏んでいる。 とはいえ「春時々冬、所により吹雪」の状態はまだ続きそうな気配である。窓の外の吹雪を眺めつつ、只野はこの駄文をしたためている。
2007年03月11日
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それは1枚の広告がきっかけとなった。只野の言葉にすれば、新聞の「チラシ」ということになる。 ベッドである。板間の寝床というのは、やはり少し違う感じがしていた。「いずれベッドだな」と思い始めていた。 チラシには、手頃な値段のベッドが載っていた。「このあたりが頃合いだな」などと只野は思ってしまうことになった。 「よし買いに行こう」思いついたが日曜日である。こういうときの只野の行動は早い。 店に入る。広い店内である。見渡す限りベッドである。こういう部屋というのも悪くない。「今日はどのベッドで...」などと考えることになる。もっとも布団干しは大変そうである。 「チラシに載っていたベッドですけど...」只野は店員に尋ねた。 「それはこれですね」店員は軽妙な受け答えである。「まぁこれもいいんですけどね...」店員は客の要望を半分受け入れながらも、否定的講釈の構えである。 「頭に小物入れがあれば...」と只野。 「それもいいんですけど、実際寝てみると頭の上というのは案外使いにくいんですよ。むしろベッドサイドに小さな台を置いた方が...」と店員。 「ベッド下に収納があれば...」と只野。 「収納は便利ですよね。でも通気がよくないんですよね。ベッド下は空けておいた方が...」と店員。 「マットレスが大事なんですよ。寝てみてください...違うでしょ。そうそう替えるものじゃないし、マットレスにはお金をかけた方が...」と店員。 結果、只野は予算にして3倍の金銭をかけることになった。ちなみに只野のセミダブルと家内のシングルである。加えて急遽、手持ちの予算から、ボーナスをあてにせざるを得なくなった。 いずれにせよ、いよいよ只野の就寝も高床の時代に入ることになった。
2007年03月10日
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「今日、寿司食べにいくんでしょ」 火曜日の朝、朝食を終え、そろそろ出勤しようとした只野に聞こえてきた愚息3の言葉である。 「そうだ、この間言ってたでしょ」 家内の言葉が覆い被さってきた。実は只野はそのことを忘れていた。酔っているときに決めたものと推測することになる。 折しもその火曜日に只野は、2年越しの仕事に区切りをつける予定になっていた。そういう意味ではいいタイミングである。財布の中は相変わらず寂しいのであるが。 回転寿司である。すでに予約済みであり、いい席に座る。平日というのはやっぱりよい。あきらかに休日より空いていることになる。 只野はもっぱら飲むことになる。お造りと天ぷらを頼むことにした。愚息2,3はひたすら食べている。愚息1はゲームの時間がもったいないという理由でついてこなかった。親としては残念ということになるが、資金管理者としてはありがたいことになる。 子どもというのは、食べるだけ食べたら動き出すことになる。さらに2人ということになるとなかなか手に負えない。只野を残して、他の人たちは外で待つことになった。 只野の注文はあと1品来ていなかった。シロエビのかき揚げである。向こう側には待ち客が見える。この特等席に一人でいるのは忍びないと思うことになる。只野はかき揚げをさっさと平らげて店を出ようと思っていた。 ところがである。登場したシロエビのかき揚げというのは、サツマイモを細く切って15cm四方の網目にし、そこにシロエビを敷き詰めて揚げたものを2枚、あたかも合掌造りの藁葺き屋根のように立てかけたものであった。「そんなつもりではない」只野は心の中でつぶやいた。 「これは困ったことになった。」只野はそれも思った。ただでさえ待ち客の目を気にしつつ、特等席を一人陣取って飲み食いしているのである。その待ち客の目を隠すかのように大きく出てきたシロエビのかき揚げに、只野はひたすら戸惑いの色を濃くすることになった。 寿司屋でこんなに焦ることになるとは思わなかった。待ち人にかまわず飲み食いしているように見えるが、そんなつもりはないと、只野は心の中で叫んでいた。 「次回があるとしたら、シロエビのかき揚げはご遠慮したい」只野はそれも思っていた。
2007年03月04日
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