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【追記】すぐに訂正したからセーフだといった、3秒ルールみたいなことを言ってたけど、それがまた腹立たしい。2ちゃんねるにじゃないんだから。厚生労働大臣なんだから。即アウト。都知事だと許されたりするらしいのも、超論理的だな。イラク政策は失敗だった。「だから」2万人の兵を増派する。ブッシュの超論理の世界。おかげでアメリカ社会はベトナム反戦を思い出してしまったようだ。こともあろうに厚生労働大臣が「女性は産む機械」発言。ただでさえキヤノン御手洗経団連の手先にしか見えないアベちん政権の正体を宣伝してしまった。ブッシュと同じ、狂った論理で「全身全霊を傾けて職務を全う」するそうだが、誰もあんたにそんなことは望んでいない。少なくとも、厚生労働大臣は絶対に続けてほしくない。早く辞めてくれ。 →自由民権運動 ♪ 一ツトセー 人の上には人ぞなき 権利にかわりがないからは コノ人じゃもの ♪ 二ツトセー 二つはない我が命 すてても自由のためならば コノいとやせぬ ♪三ツトセー 民権自由の世の中に まだ目のさめない人がある コノあわれさよ 植木枝盛「民権数え歌」(1878年)
2007.01.31
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→[ I Love Sunset! 夕陽が好き!]渡さんの映像が見たくなったので、古いビデオを引っ張り出した。『タカダワタル的』ではちょっとつらいのだ。あれは坂庭省悟さんの最後のライブ映像でもあったな。引っ張り出したのは、正確にはビデオカセットからダビングしたDVD-R。WOWOWが無料放送の時に流してくれたリピートだろう。『坂崎幸之助のミュージック・ランド』のシリーズでやったライブ。『東京フォークジャンボリーズの大丈夫かなあ? コンサート!』1992年3月8日(日)に、深川座行われたもの。中津川渡(なぎら健壱)&坂崎幸之助の東京フォークジャンボリーズが、高田渡さんを引っ張り出す。「神様ofフォーク」という文字がかぶさって、渡さんが登場。渡さんは1949年生まれなので、この時43歳。当時は爺くさいなあと思っていたのだが、さすがに若い。楽屋でお酒を飲んでしまい、上機嫌だ。歌よりも、話している時間の方がずっと長い。「アイスクリーム」「生活の柄」後は楽屋で酔いつぶれた映像が流れて、渡さんの分は終わり。もうちょっと観たかったな。
2007.01.31
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●なぎら健壱+松本典明(G.) なぎらさんが出てくると、雰囲気が一変します。 すごいなぁ。 ここから司会も引き受けます。 「仕事探しの高田渡に捧げる唄」 ♪ 盗んだよ 自転車をよ~ おなじみ、「仕事探し」の替え歌です。 フジで観た時は吉祥寺駅でしたが、今回は三鷹駅になっていました。 両方でやったんでしょうか、事実に合わせたのでしょうか。 「アイスクリーム」 歌い出しは「アイソトープ」への替え歌でした。 「すかんぽ」 NHK BSを録画したビデオが見つかりません。 消しちゃったかなぁ。●藤村直樹 渡さんの主治医、「フォークキャンプで新幹線はうんと速いと歌っていた」と紹介されました。 →”藤村直樹” 「歌っておくれ渡」 渡さんの歌の歌詞をつないで歌っています。●南こうせつ シークレットゲストですね。 渡さんから曲を付けてはどうかと言われた詩を、即興で歌いました。 木島始訳のラングストン・ヒューズだそうです。 ♪ 老いよりも若さがいいにきまってる なぎらさんの解説がおもしろいです。 現代詩を歌詞に変える時は、繰り返しを入れるのだ、とかね。●柄本明 「スキンシップブルース」 大緊張。●武蔵野マーガレット 謎の集団ですが、キンちゃん以外はだいたいどなたかの奥さんか元奥さん。 「わたしはわたしよ」●高田漣 「Give Me a Cue」 YMO! 「鉱夫の祈り」 なぎらさんも歌いたかったそうです。 漣さんじゃしょうがないわな。 「Little Hawaii」 「私の青空」 やっぱり親子なんだなぁと妙に感心。●BSBバンド+なぎら健壱 「魚釣りブルース」 無伴奏男声コーラスからバンドの音へ。 この日のベストかもしれないと思いました。●シバ 「酒」 ♪ 一杯飲み屋で 安酒をあおって え? シバさん、一曲だけなの? 残念。●金子マリ+森園勝敏(G.) 「朝日楼」 春一番と同様に、短調バージョン。 デイヴ・ヴァン・ロンク→ボブ・ディラン→アニマルズ。●中川五郎 「69」 金子光晴さんの『愛情69』から他の詩を足して「ぼくの69」バージョン。●全員 「生活の柄」 「自転車に乗って」ぎっしりと詰まった、濃い4時間でした。佐久間順平さんがマジメに全力を込めたのでしょう。プロデューサーによって、だいぶ雰囲気が変わるものですね。次回の担当は中川五郎さんのようです。さて、どうなるのでしょうか? 女たちへのエレジー
2007.01.30
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高田渡生誕会の今回の会場は吉祥寺サンロードの北端、もう五日市街道がすぐそこを走っているといったところにある映画館だった。西友の北側には定食屋さんがあったよなぁ。井の頭公園を覗いた後も開場まで少し時間があったので、建て直しているという「いせや」を見に行った。なるほど。裏手に作業場があって、水が滴り落ちる中、奥のアパートまで雑誌を配達しに行ったことがあった。演劇雑誌だったから、劇団の人だったのだろうか。「吉祥寺1972」よりもずっと後、もう80年代に入っていた。僕は中道通り商店街の小さな本屋さんでアルバイトをしていた。持ち込みを何でも置くので、セクトの機関誌が揃っていた。吉祥寺駅ビルのロンロンにお店を出していたねじめ正一さんが、詩集を持ってきた。ダイヤ街でよく見かける酒屋の店員さんが、吉本隆明の出している「試行」を定期購読していた。そうそう、吉祥寺火薬庫「ぐゎらん堂」は少年ジャンプを毎週買ってくれた。休憩時間に「まめ蔵」でカレーを食べるのは、大変な贅沢だった。マンガ家のいしかわじゅんさんが、お店のノートによく何か描いていた。プロの人はあんまりそういうことしないだろうになあと思った。高田渡誕生会・58の渡さんを描いたのは、「まめ蔵」のご主人、南椌椌さんである。当日は、渡さんのお兄さんと並んで座ってらした。
2007.01.30
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日曜日にあった「高田渡生誕会・58」。今回は「わたしはわたしよ」と副題が付いています。開演前には前回と同様、順平さんのフィドルで高田渡メドレーです。それがピアノの音に変わったところで、バーボン・ストリート・ブルース・バンドの登場です。●BSBバンド 佐久間順平(ギター、フィドル、マンドリン) 大庭珍太(ベース) Annsan(パーカッション) 竹田[金]裕美子(ピアノ、アコーディオン) 今井忍(ギター)司会進行は風太さんですよと言いながら、順平さんが話をしています。今回のプロデュースは順平さんで、BSBバンドが色々な人のバックに付きます。●佐藤GWAN博 「夕暮れ」 銀座のライオンへ渡さんと飲みに行ったという話をします。 そういえば、ライオンで働きながら学校に通っていた子がいました。 今頃は看護士として活躍しているかなぁ。●宮武希 「鎮静剤」 バンドの演奏が、渡さんのギターを模したようなアレンジでした。 迫力あるわぁ。●いとうたかお 「風」 大御所たちがなんだか急に老け込んだような感じがする中で、ペケさんはとても若いです。ここで風太さんが司会役に入ります。●ハンバートハンバート 「ブラザー軒」 「長いこと待っていたんだ」 コットンフィールズみたいなハンバートの曲です。 「夜明け」 NHKの番組で加川良さんと歌っていたハンバートの曲。 「生活の柄」 「喪に服すとき」 これもハンバートの曲。 泣いてしまいそうな詞です。 ♪ いつまでも眠ろう ♪ 何度でも生きよう ♪ いつか再びめぐり逢える日まで●律とイサト 中川イサト(ギター) 村上律(バンジョー) 宮崎勝之(マンドリン) 古橋一晃(ギター) 風太さんは「律とイサト」と紹介します。 が、ご本人たちは「武蔵野レビュー」だと言ってます。 最初のアルバムの後の喧嘩別れの話を風太さんがしてくれました。 「吉祥寺1972」 「ダンラン」 「花から人へ 人から花へ」 EARLY TIMES STRINGS BANDですね。 ●松田ari幸一 歌だと緊張すると言いながら、ギターを弾き語り。 松田幸一(ギター、ハーモニカ) 西海孝(ギター) 岸本一遙(フィドル) 昨年、武蔵野タンポポ団にいた若林純夫さんが亡くなりました。 若林さんが歌っていたのがこれ。 「サンフランシスコ湾ブルース」 ♪ 一緒に歩こうよ 吉祥寺の町を 「The Water Is Wide」 私は高校生の時にこの曲のPP&Mバージョン「There Is A Ship」をステージで歌いましたわい。 「靴が一足あったなら~おやすみアイリーン」まだまだ続きますが、ここでちょっと一休みします。
2007.01.30
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もちろん幻泉館はリンクフリーです。が、[Mixiのような閉鎖型サイトからのリンクはご遠慮ください。]http://mixi.jp/view_diary.pl?id=318721381&owner_id=2056687
2007.01.29
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「高田渡生誕会'58」に行ってきました。その様子はまたあらためて。吉祥寺に出たので、ちょっと井の頭公園を覗いてきました。日曜日の井の頭公園。吉祥寺駅から公園まで、一時は芋を洗うような人ごみだったのですが、今は妙に人が少なくて、70年代に戻ったみたいでした。静かできれいなのですが、なんだか変です。公園内でのパフォーマンスが許可制になったことが原因のようです。年額1万2千円也を払って鑑札をぶらさげないと、演奏などができないようです。「高田渡生誕会'58」でも、シバさんが言ってました。「井の頭公園がおかしなことになっている」と。「美しい公園」を作って、人がいなくなるのでしょう。東京都は、日本国の一歩先を行っているようです。「美しい国」は人間の暮らすところではなくなるのでしょう。
2007.01.29
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→Chapter 5: River of Iceコロンビアとの契約書にサインをした日、ジョン・ハモンドがディランに手渡したレコードの一枚は、ディランがラジオでよく聴いていたおなじみのミュージシャンが演奏するカントリー音楽でした。もう一枚は、知らない名前でした。----------------------------------------------But I'd never heard of Robert Johnson, never heard the name, never seen it on any of the compilation blues records. Hammond said I should listen to it, that this guy could "whip anybody." でも、ロバート・ジョンソンの噂を聞いたことは一度なかった。その名前は一度も聞いたことはなかったし、どんなブルーズの寄せ集めレコードにもその名前を見たことがなかった。ハモンドはこれを聴くべきだと言った。こいつは「誰にでも勝つ」と。----------------------------------------------あちこちでレコードを聴きまくって暗記していたディランが、初めて出会った名前です。ジャケットにするという絵も見せてもらいました。ロバート・ジョンソン。そう、悪魔と契約したという伝説のあるミュージシャンです。ディランはその師匠に当たるロニー・ジョンソンから奏法を教わったという話が、以前出てきました。 →魂を売ったギタリスト CHRONICLES #213なんといっても、石塚公昭さんの人形を思い出します。 →十字路に立つロバートジョンソン →すべてはクロスロードから始まったジョン・ハモンドはロバート・ジョンソンを例の「黒人霊歌からスウィングまで(Sprituals to Swing)」コンサートに出演させようとしていたのですが、当のジョンソンは既に謎の死を遂げていました。そこで残っていた録音の版権をすべて押さえたのだそうです。それをコロンビアから発売しようとしていたところだったんですね。今ではそのすべての録音、全29曲(41テイク)のCDセットが出ています。 コンプリート・レコーディングス
2007.01.28
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ヒラガナとかたかな。気持ち悪い。仮名とかんじ。やっぱり気持ち悪い。アベちんが誰かの作文を朗読していたら、こんなちぐはぐなことになってしまった。「カントリー・アイデンティティー」ですもの。誰もが苦笑を禁じ得ないといったところだ。本当は笑ってる場合ではない。早く辞めさせないと。もちろん首相を。たぶん「大和魂」と書いてあるものを、「カントリー・アイデンティティー」と読ませたのだろう。 ♪ 海行かば水漬く屍 ♪ 山行かば草生す屍 ♪ 大君の辺にこそ死なめ ♪ かへりみはせじ海ゆかば死屍累々。一将功成りて万骨枯る。アベはたらふく食ってるぞ、汝臣民飢えて死ね。ああ、美しい日本、へ?彼の国で大統領が、頭が悪いとか変な奴だとか笑われていたのだが、あっという間に世界を戦争に巻き込んでしまった。そんなこと真似しなくていいのに。アベちんのアイデンティティなんてわかりにくい言い方はしない方がいい。「安倍の正体」だ。放っておくと大変なことになる。早く辞めさせないと。
2007.01.27
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→Chapter 5: River of Ice----------------------------------------------John Hammond put a contract down in front of me--the standard one they gave to any new artist. He said, "Do you know what this is?" I looked at the top page which said, Columbia Records, and said, "Where do I sign?" Hammond showed me where and I wrote my name down with a steady hand. I trusted him. Who wouldn't? There were maybe a thousand kings in the world and he was one of them.ジョン・ハモンドは僕の前に契約書を置いた。どの新人にも渡す、標準的な契約書だった。彼は「これが何だかわかるか」と言った。最初のページを見るとコロンビア・レコードと書いてあり、僕は「どこにサインするんですか」と言った。ハモンドがその箇所を教え、僕はしっかりと自分の名前を書いた。僕は彼を信頼していた。信じない者がいるだろうか? 世界にはたぶん千人ぐらい王様がいて、彼はその中の一人なのだ。----------------------------------------------出ました。おなじみのフレーズです。本当にそう思っているのでしょう。コロンビアとの契約書にサインをすると、帰る前にディランは2枚のレコードを渡されます。ディランが興味を持つかもしれないと、ハモンドが思ったレコードで、まだ一般に売り出す前のものです。当時コロンビアは30年代から40年代の中堅レーベルを買収し、その中からレコードを再発売しようとしていました。「Brunswick, Okeh, Vocalion, ARC」という名前が挙がっています。 →Brunswick Records →Wikipedia: Okeh Records →Wikipedia: Vocalion Records →Brunswick and VocalionARCは聞いたことがあるぞと思ったのですが、1976年にできたということなので、これは違いますね。 →ARC Musicこちらのことだと思います。 →Wikipedia: American Record Corporationもらったレコードの一枚は、デルモア・ブラザーズとウェイン・レイニーが一緒にやっているものでした。ディランはラジオで聴いて好きな人たちだったと書いていますが、さっぱりわかりません。 →The Delmore Brothersウェイン・レイニーを検索すると、1960年生まれのレーサーばかりヒットしてしまいます。こちらでしょうね。 →Hillbilly-Music.com - Wayne Raney契約の時にもらったレコードの一枚は、カントリー・ミュージックだったようです。
2007.01.27
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→[ I Love Sunset! 夕陽が好き!] →Chapter 5: River of Iceアメリカに存在する「本物の貴族」であるジョン・ハモンドは、自分の好きなものを好きなやり方で扱うことができました。----------------------------------------------Now he was bringing me to the Columbia Records label--the center of the labyrinth. The folk labels had all turned me down. That was okay now. I was glad about it. 今、彼が僕をコロンビア・レコードのレーベルに、迷宮の中心に連れて行こうとしていた。フォークのレーベルはどこも僕を断った。今はそれで良かったのだ。断られていたのが嬉しかった。----------------------------------------------なるほど。民俗学の研究対象となるような曲をレコード化しているような専門レーベルでデビューしていたら、ボブ・ディランは存在しません。人生は何が幸いするかわからないものですな。----------------------------------------------I gazed around Mr. Hammond's office and saw a picture of a friend of mine, John Hammond Jr. John, or Jeep as we knew him on MacDougal Street, was about my age, a blues guitar player and singer. ハモンド氏の事務所を見回すと、友人のジョン・ハモンドJr.が写っている写真があった。マクドゥーガル街ではジープという名で知られている、僕と同じぐらいの年齢のブルーズギター奏者兼歌手だ。----------------------------------------------マクドゥーガル街という名を以前どこかで見かけました。それは、あの「ガス灯」があるところです。 「リーダーズ英和」----------------------------------------------MacDougal Alley n. マクドゥーガル横丁 《New York 市 Manhattan の Washington Square の北にある美しい横丁; かつては厩舎や召使たちの住居があった; 1900 年代の初期, ここに女性彫刻家の Gertrude Vanderbilt Whitney がかつての馬屋でギャラリーを開き, これが Whitney 美術館の前身となった》.---------------------------------------------- →John Paul Hammond discographyディランはとても驚いたそうです。ヴァンダービルト一族の末裔で「本物の貴族」だと思っているような人物に声をかけられて、大レコード会社と契約することになったら、それが友人の父親だったんですから。もちろんこの契約に、ディランと息子が知り合いであることは関係ありません。ジュニア君自身も、父親のことはまったく言わずに活動していたそうです。誰も「ジープ」が有名なジョン・ハモンドの息子だとは知らなかったということです。本名だとばれるから、「ジープ」を名乗っていたのかもしれませんね。
2007.01.26
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楽天ブログの編集画面、少し改善されましたね。スタッフブログが更新されても、「インフォメーション」に表示されるとはかぎらないようなので、「お気に入りブログ」に追加しておきました。別に「お気に入り」じゃないんですけど。さて、毎月一度NHK BS11で放送される「フォークの達人」。一月はブレッド&バターだったそうですが、見逃しました。また夏にでも再放送してくれるでしょう。二月は、長谷川きよしさんです。 →フォークの達人おお、ゲストに椎名林檎姫の名前があります。必見。忘れないように録画予約をセットしておきます。 2月2日(金) 22:00~23:28 NHK BS11 しかし、もう二月になるのかね。 コンプリート・シングルズ
2007.01.26
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So-netブログのシステムが改善されて、デザインの自由度が増した。やっとスタイルシートが使えるようになったのだ。ただ、So-netのお仕着せデザインは優れものなので、下手にいじるとかっこ悪くなるばかり。とりあえず壁紙を変えることぐらいしかできない。それだけでもなんだか幻泉館らしくなるから不思議です。ついでに、サイドバーにおなじみのリンクを追加した。とても落ち着くわぁ。ちなみに、本日(1/25)午後4時の時点で、幻泉館日録@So-netのアクセス数は576。幻泉館日録@楽天は311だが、自動巡回で足跡を付けて回るようなものまで入っているし重複もあるので、実際のアクセス数は100程度だろう。読んでくださる方はさらにその半分の50ぐらいかな。つまり、幻泉館日録に関しては、So-netブログの読者は楽天ブログの10倍ぐらいだということになる。楽天ブログは管理画面がひどく使いにくくなったことだし、要らない「リンクス」などの押しつけが鼻につくようになった。もしかしたら利用者が激減しているのではないかしら。 →幻泉館日録@So-net
2007.01.25
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回線工事のため、幻泉館本館が90分ほど停止します。その間、ミラーサイトの画像も表示されなくなります。 2007年2月2日(金) 1:00am~5:00am この間の90分間
2007.01.25
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テレビのCMで「地下300mに高レベル放射性廃棄物を……」と言っているのが聞こえてきて驚いた。トイレのないマンションという比喩もある原子力発電所。放射性廃棄物がどんどん増えていくのは、最初からわかっていたことだ。その危険なウンコを埋める場所として名乗りを上げるところはありませんかという宣伝だった。ああ、これだな。このサイトを作るのに、いくら遣ったんでしょうかね。 →原子力発電環境整備機構そういえば以前、誘致を断念した町がニュースに登場していた。あれはいつごろだったろうか。それで結局テレビのCMで公募することになったのかしら。これでまた儲けてる連中がいるんだな。 →高レベル放射性廃棄物最終処分場の誘致をめざす町しかし、本当に安全なら、東京湾でいいじゃないか。石原都知事、応募したらいかが。 →高レベル放射性廃棄物処分の危険性と問題点 →『原子力を撃つ』全文「経済産業省資源エネルギー庁は原子力発電の広報用ホームページの制作に、3年間で10億円の予算を計上しているのだそうな。」これを書いたのは、2005年4月9日。 →原子力? おことわり該当するホームページは、もうアクセスすることができない。どうなっちゃったんでしょう?税金無駄遣いして、閉鎖したんでしょうか? →「原子力情報なび」 →「原子力のページ」
2007.01.24
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森達也さんの『日本国憲法』が平積みされていた。おっいいぞ、と思った。もちろん即購入。パラパラと読み始める。おおそうだったな。「野党第一党であるはずの民主党は、自民党と競うように新憲法草案を発表した」うちの選挙区は旧民社党幹部の息子が民主党代議士なので、自民党より改憲に積極的なのよ。いくら野党第一党に票を集めろと言われても、そんなやつに投票したくない。---------------------------------------------- 天皇又は摂政及び国務大臣、国会議員、裁判官その他の公務員は、この憲法を尊重し養護する義務を負ふ。 (第十章最高法規 第九九条【憲法尊重擁護の義務】) この条項を単独で額面どおりに捉えれば、憲法を尊重して擁護する義務を負う政治家が憲法改正を口走るそのことだけで、すでに憲法違反の可能性がある。----------------------------------------------そう、素直に読んでみることが大切なんだ。こういうことを書くと、すぐに自称法律の専門家などが出てきて、学会の定説とかいうものを教えてくださろうとする。それはお断り申し上げる。そういうことに、私はあまり価値があるとは思わない。法の精神は大切だ。それに沿って自分で条文を読んでみることの方が、価値がある。この本は雑誌『Quick Japan』の連載をまとめて、大幅に加筆・修正を加えたものだそうだ。これから楽しみながら読むところ。 日本国憲法
2007.01.24
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「彼は再チャレンジに成功した」アベちゃんがそう言ったそうだ。彼というのは、宮崎県知事に当選したそのまんま氏(49)のこと。すげぇなぁ!ブッシュJr.を超える迷言じゃなかろか。つまりさ、その伝でいけば、自民党宮崎県連の一部が支持した元林野庁長官川村氏(57)や、自民・公明両党が推薦した元経済産業省課長持永氏(46)は、再チャレンジに失敗したわけでしょ。どの口からそんな言葉が出てくるんだ。まさか何があってもオレ様の手柄だと思うんじゃないだろうな。官僚は「勝ち組」で、元芸人は「負け組」なのか?そりゃあんたの価値観でしょ。権力者が勝手な思いこみで価値観を押しつける世の中ってのは、とても暮らしにくいと思うよ。おまえは「負け組」とラベルを貼っておいて、「再チャレンジしろ」と尻を叩かれてもねえ。そうよ、あたしゃ社会的地位なんてありません。「負け組」で結構。男の腐ったのでかまいませんよ。ところで、ニール・ヤングとっつぁんの"Living With War"生音+DVD版、とてもおもしろいです。ブッシュをコケにしまくり。DVDがリージョンフリーなのも良かったです。 Living with War
2007.01.23
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お役所が広報サイト制作にいくら予算を使っているのか知らない。経済産業省資源エネルギー庁は原子力発電の広報用ホームページの制作に、3年間で10億円の予算を計上していたっけな。以前覗いたホームページは、もうなくなっているようだ。どのぐらいの金額が、誰の懐に入ったんだろう。それは丸々無駄遣いだったのじゃないか。大学入試センターはいくら使ってるのかな。センター試験というのはものすごい無駄遣いだと思う。経済効果はあるんだろう。私は共通一次以前の受験生だったので、こういう全国統一試験は経験していない。自力で適正な試験問題を作ることのできる国公立大学がとても少ないから、センター試験に頼るのではないだろうか。センター試験の問題はどんなものかと覗いてみた。 →平成18年度センター試験 正解お、まだリスニング問題だけか。MP3ファイルがアップしてある。おもしろいなぁ。あれ?MP3?受験生が聴いたのも、MP3なんだろうか。リスニング問題はCD水準の音質だと思いこんでいた。なんとなく釈然としない。この前、高田渡さんのCDから語りの部分を聴き取ってメモした。PCにヘッドフォンを付けて聴いたのだが、止めたり進めたりする時に、ドライブがどっこいしょと動き出すのに時間がかかる。それで、一旦iTunesでm4aという拡張子のファイルに落としたのだ。それが聴き取れない。仕方がないのでまたCDから聴いた。考えてみれば、和太鼓の音なんかもMP3だとちゃんと聴けなかったなあ。おやじは耳が遠くなったんだろうという話ではないよ。若い頃に比べるとはるかに可聴領域が狭くなっているはずの私が聴いても、CDの音とMP3の音はまったく質が違うのだ。リスニング試験は、MP3音質でゴーサインが出たのかしら。実際にはどのぐらいの圧縮率だったんだろう。これはコストとの兼ね合いの問題だ。MP3の標準的な圧縮率だと、メモリーのサイズは十分の一ぐらいになるだろう。つまり、CD音質だとそれだけメモリー代がかかる。音質を落とせば、その分製造者が儲かる。3教科以上の受験料は18,000円だという。CDレベルのファイルを使えるぐらいのメモリーは使えるんじゃないだろうか。検索したら、昨年のプレイヤーを分解した人がいた。やっぱりメモリーをけちってるみたいだ。かなり音が悪いらしい。 →蒸気猫 -STEAM CAT-:センター試験、英語リスニングのICプレーヤーを分解してみる。そういえば知り合いに、耳の穴が小さくて普通のイヤフォンが使いづらいという人がいた。今は小さな耳穴用のインナーフォンを売ってるぐらいだから、そういう人は結構多いのかもしれない。必ず最低数百人の受験生にハズレのプレイヤーが行ってしまうのも納得できない。それより何より、センター試験は大手予備校のボーダー予想があって成立しているというのが、一番不思議だ。もしかして、大学入試センターって要らないんじゃないかなあ。
2007.01.23
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【追記】chappi-chappiさんがコメントで言っている写真はこれです。2006年11月10日のんびり駅前。 →幻泉館日録:浄化の風景『失踪日記』の便乗本。と、ご本人も書いています。といっても、ちゃんと面白いです。インタビュー構成が主な内容ですが、マンガもあります。『失踪日記』の舞台になった実際の公園をご本人が再訪している写真がとても素敵。そうかあ、吾妻ひでおさんって、こんな顔なんだぁ。仮名になっていた企業が実名で出てきたり、マンガには描けなかった自殺未遂のことなど、興味津々です。やっぱり読んでおもしろいように、事実に基づいてはいるけれどしっかり作品化されていたんですな。吾妻ひでおさんの個人史や、吾妻さんが語るマンガ史も楽しいです。交番を撮影していたら、やっぱり警官に難癖つけられたそうです。わはは。あれって、かえってやる気出ちゃいますね。 失踪日記 うつうつひでお日記 逃亡日記
2007.01.22
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月曜日から土曜日まで、NHKの連続テレビ小説「芋たこなんきん」を録画しておいて、夜中に見ました。大塚まさじさんが見たかったんです。これは一週間ずつお話が完結するんですね。今週は「禁じられても…」という副題が付いていました。森山良子さんが歌って大ヒットした「禁じられた恋」の歌い出しです。 →禁じられた恋 森山良子 歌詞&MIDI幻泉館本館のブログに「なも」さんがコメントをつけてくださいました。 →なんだいべ:芋たこなんきん----------------------------------------------自分でも「おや?」と思ったのは,「友よ」よりも「I shall be released」よりも,「禁じられた恋」で一番あのころの気持ちが思い起こされたことでした。あの曲調が,まさに当時深夜放送を聞いていたときの雰囲気なのです。----------------------------------------------そうなんです。私もそう感じました。「禁じられた恋」は1969年の曲です。『中1コース』という学習雑誌の別冊付録に付いていた楽譜集にこの曲が入っていました。ギターを買ってもらって最初の頃に練習して歌った曲の一つが、この「禁じられた恋」でした。レコードは持っていなかったので、ラジオで聴いたのでしょう。当時、私の周囲で学習塾に通っている友人はほとんどいませんでした。そういうところに通うのは、なんだかかっこ悪いことでした。その代わり、学習雑誌を買ってもらうことがありました。旺文社と学研から、それぞれ『高1時代』『高1コース』といった、学年別の学習誌が出ていたのです。今でも受験生向けの『蛍雪時代』だけは出ていますね。多少は勉強の役に立つこともありましたが、そういう大義名分で買ってもらい、中に載っている記事から大いに大衆文化を摂取しました。本屋さんでギターの教則本を探すと、「湯の町エレジー」が練習曲だったりした時代です。この付録はとてもありがたかったです。 →湯の町エレジー 歌詞&歌「禁じられた恋」は作詞が山上路夫さんで、作曲が三木たかしさん。当時はフォークソングだと思っていましたが、歌謡曲の雰囲気がする流行歌ですね。岡林信康さんのレコードを聴いたのは、それから少し経ってから。友だちのお兄さんの所有物を、頼んで一晩だけ貸してもらったのです。 → 岡林信康「アメリカちゃん」(1969年)ところで最近「禁じられた……」をどこかで見たと思っていたのですが、それはいしいいさいちさんのマンガでした。『バイトくん 6』の副題が、「禁じられたあくび」でした。 バイトくん (6)
2007.01.22
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湾岸戦争時に、テレビはゲーム画面のような映像を流し続けた。きれいな戦争?そんなものあるはずがない。殺され、傷つき、苦しみながら死んでいく人の姿を隠すのに、テレビは大きな役割を果たしていた。抽象化された無関係な死を、どこまで生身の人間の手元に取り戻すことができるのか。「9.11」はニューヨーク市民の眼前で行われた大量殺戮だった。イラク侵略には説得力があるように思わせてしまった。ところが、戦地から帰ってきた遺体に、ベトナム戦争の記憶がよみがえる。なぜ合州国の市民が海外で戦死しなければならないのか。生身の人間の戦死によって、やっと具体的な死が身近に帰ってきたのだ。「世界人類が平和でありますように」自分とは無関係なところで、いくらでも祈ることができる。それではこの戦争は止められない。名指しでブッシュを罵倒し、コケにして、笑いとばすことによって、戦争を止めるのだ。誰かに語りかけるのではない、君に言ってるんだ。私が中学生の時に買ったドノバンのベスト盤に「ユニバーサル・ソルジャー(Universal Soldier)」という曲が入っていた。ずっとドノバンが作った歌だと思いこんでいたが、これは「サークル・ゲーム(The Circle Game)」をヒットさせたバフィー・セントメリーが作った曲である。そういえば、アグネス・チャンのデビュー曲は「サークル・ゲーム」ではなかっただろうか。固有名詞が並ぶ。中学生の僕は、「Japan」が出てきて嬉しかったのだ。万国の兵士たちは、自分たちがそうすれば戦争が終わるのだと思って、戦う。 ♪ And he's fighting for Canada, ♪ he's fighting for France, ♪ he's fighting for the USA, ♪ and he's fighting for the Russians ♪ and he's fighting for Japan, ♪ and he thinks we'll put an end to war this way具体的にいろいろな宗教の名前を挙げているのだと思いこんでいたが、意外なことにイスラム教徒は出てこない。 ♪ He's a Catholic, a Hindu, an atheist, a Jain, ♪ a Buddhist and a Baptist and a Jew ♪ and he knows he shouldn't kill ♪ and he knows he always will ♪ kill you for me my friend and me for you →UNIVERSAL SOLDIER----------------------------------------------I wrote "Universal Soldier" in the basement of The Purple Onion coffee house in Toronto in the early sixties. It's about individual responsibility for war and how the old feudal thinking kills us all. Donovan had a hit with it in 1965.「ユニバーサル・ソルジャー」は60年代初めに、トロントにあるコーヒーハウス、パープル・オニオンの地下で書きました。戦争に対する個人の責任と、古くさい封建的な考え方が私たちみんなをどうやって殺すかということに関する歌です。1965年にドノバンがヒットさせました。---------------------------------------------- →Buffy Sainte-Marie sings "Universal Soldier" (Live, 1970) →Donovan- Universal soldier ♪ He's the universal soldier and he ♪ really is to blame ♪ His orders come from far away no more ♪ They come from him, and you, and me ♪ and brothers can't you see ♪ this is not the way we put an end to war.どんな英雄も、兵士たちがいなければ戦争を続けることができない。兵士よ、銃を捨てて逃げろ。それが本当に戦争を止める方法なのだ。僕がドノバンの歌うこの曲を繰り返し聴いたのは、1971年のことだったろう。それはとても自然な言葉だと思った。 Universal Soldier
2007.01.21
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また頭の中のメモをまとめておこう。ニール・ヤングのアルバムを聴きながらそう思った。反戦歌。私の場合、今の日本ではソウルフラワー以外に思い浮かばない。今こそ必要なのにな。どこかからかっぱらってきたものに商標付けて高く売るのがアーティスト様か。社団法人日本音楽著作権協会JASRACはあんたたちの味方なんだろう。ニール・ヤングは放送禁止措置を考慮して、まずネットで全曲を公開したんだぞ。反戦歌の歴史を語るなら、まず今のことだ。今、自分がいるところ。そこから話は始まる。残念なことに安倍首相の嘘をではなくて、ブッシュ大統領の嘘を告発するアルバムからだ。2006年、60歳だったニール・ヤングが発表した『戦争と生きる(Living With War)』。 →Neil Young - Living With War [全歌詞&日本語訳詞] →Living With War Today [neilyoung.com] →MySpace - Neil Young →Neil Young Lyrics - “Living With War”自身のアコースティック・リバイバルとも言うべき2005年の"Prairie Wind"。懐かしい生音と肉声が中心となったこのアルバムは、ニール・ヤングの傑作となるのかと思った。ところがそれから半年ほど経って、反ブッシュを全面に押し出した反戦アルバムを発表した。ブッシュのインチキ演説を引用して、嘘をつくなと呼びかける、この真剣さと滑稽さ。これはおもしろい。年末には、DVDと原音バージョンをセットにした限定セットも出たようだ。 Living with War1. After the Garden 2. Living With War 3. The Restless Consumer 4. Shock and Awe 5. Families 6. Flags of Freedom 7. Let's Impeach the President8. Lookin' for a Leader9. Roger and Out 10. America the Beautiful以前にも書いたが、「自由の旗(Flags Of Freedom)」はボブ・ディラン「風に吹かれて(Blowin' in the Wind)」へのアンサー・ソングだ。 →幻泉館日録:自由の旗---------------------------------------------- ♪ Today's the day our younger son ♪ Is going off to war 今日は私たちの下の息子が 戦場に行く日----------------------------------------------出征兵士を見送るために、大通りには旗がはためている。風に吹かれて。それは自由の旗。---------------------------------------------- ♪ Sister has her headphones on ♪ She hears the music blasting ♪ She sees her brother marchin' by ♪ Their bond is everlasting ♪ Listening to Bob Dylan singin' in 1963 ♪ Watching the flags of freedom flyin' 妹はヘッドフォンを耳に 音楽を大音量で聴いている 兄が行進していくのが見える 二人の絆は永遠だ 1963年にボブ・ディランが歌っているのを聴きながら 自由の旗がはためくのを眺めている----------------------------------------------愚かな戦争のために、兄は死ぬのだろう。自由の旗のために死ぬのだろう。アメリカ合州国の国歌「星条旗(The Star-Spangled Banner)」は、繰り返して歌う。---------------------------------------------- ♪ And the star-spangled banner in triumph shall wave ♪ O'er the land of the free and the home of the brave! そして星を散りばめた揚々たる旗よ、たなびけ 自由なる大地と、勇者の故郷の上に----------------------------------------------星条旗は自由の旗のはずなのだ。だが、実際はブッシュの嘘で固められたインチキな「自由の旗」だ。「不安な消費者(The Restless Consumer)」の中でニール・ヤングは歌う。---------------------------------------------- ♪ Don't want no damned Jihad 聖戦なんて要らない----------------------------------------------ニール・ヤングの歌では、風に吹かれているのはいつまでも戦争を続けるアメリカ合州国の国旗だった。湾岸戦争の際に「風に吹かれて」を歌った時、彼の心の中には星条旗がたなびいていたのだろう。この項続く。
2007.01.20
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本日(1/19)付東京新聞朝刊「本音のコラム」は吉田司さんで、タイトルが「日米冷血宰相」。ビスマルクの「鉄血宰相」に比して、現在日米には「冷血宰相」がいると書いている。もちろん大統領は選挙で選ぶ国王みたいなものなので、「今、日米には二人の冷血宰相または王様がいるって気がする」のである。安倍首相の、ブリュッセルでの発言が引用されている。----------------------------------------------「今や日本人は国際的な平和と安定のためなら、自衛隊が海外で活動することをためらわない」----------------------------------------------おやおや、ずいぶん勝手なこと言ってますな。私は日本人ですが、大いにためらいますよ。----------------------------------------------これは自衛隊の派遣先が流血の激戦地なら、ほとんど "お国のために死んでくれ" と国民に告げるに等しい。こんな好戦性を見せる宰相は戦後一人もいなかった。----------------------------------------------その通り。「美しい国」と言い張るのは、殉死を強いるためである。まさに冷血宰相。一方冷血な王様の方だが、さらにめちゃくちゃな政策を推し進めている。これまでのイラク政策が間違っていたと認め、イラクへの米軍2万の増派である。これはひどい。合州国とイラクの国民を、何人殺すつもりなのか。当然ながらアメリカでは市民が増派反対に立ち上がっている……はずなのだが、日本での報道はどうなっているのだろうか。吉田司さんおコラムでは、室謙二さんからのメールが紹介されている。「自然発生的に全米で約六百の大小の増派反対でもが組まれた」そうだ。民主党のナンシー・ペロスはベトナム反戦運動の時の言葉「"戦争のエスカレーション" に反対する」を遣っている。取材に最も有利なのは、NHKこと日本放送協会のはずなのだが、どれだけ取材し、報道しているのだろうか。
2007.01.19
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2ちゃんねるで幻泉館本館ブログにリンクが張られていた。ただ、アクセス数はあまり変わらない。つまりこの話題ではあまり盛り上がっていないのだろう。しかし、そんな胸くそ悪くなるようなヘイト掲示板に、わざわざ出かけてなんか行かんわい。 →幻泉館日録:通行人 →【国内】「朝鮮学校の生徒には受験資格がない」…玉川大学、一般入試で朝鮮学校生の受験を拒否★3[1/16]----------------------------------------------845 Name: (´・ω・`)(`ハ´ )さん [] Date: 2007/01/18(木) 22:16:35 ID: XEVTCT26 Be: 君ら、このブログで晒されてるよw ttp://www.gensenkan.net/~blog/ 848 Name: (´・ω・`)(`ハ´ )さん [sage] Date: 2007/01/18(木) 22:28:34 ID: cUqlgj1Q Be: >>845 しかもリモホ晒しでいきがっている様子w---------------------------------------------- →【人権ヤクザ】朝鮮学校の教師と弁護士が、玉川大学にゴネ押し掛け----------------------------------------------384 Name: 番組の途中ですが名無しです [] Date: 2007/01/18(木) 22:42:20 ID: PvbL/riZ0 Be: 君ら、このブログで晒されてるよw http://www.gensenkan.net/~blog/ 392 Name: 番組の途中ですが名無しです [] Date: 2007/01/18(木) 22:57:39 ID: tXcpC/VP0 Be: 195869568 Lv.02BP(1070) >>384 いちいち宣伝しに来なくていいよ。----------------------------------------------
2007.01.19
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→Chapter 5: River of Ice----------------------------------------------Hammond was a music man through and through. He spoke rapidly--short, cut phrases--and was edgy. He talked the same language as me, knew everything about the music he liked, all the artists he had recorded.ハモンドは徹頭徹尾音楽人だった。短い言い回しを遣い、早口で話をし、ピリピリとしていた。僕と同じような言葉を遣った。好きな音楽のこと、自分がレコーディングをした演奏家のことは何でも知っていた。----------------------------------------------こと音楽に関しては、本質的なことをズバリと話したのでしょう。本物同士の会話ですね。だらだらと何年もこんなこと書いてるようなアタシとは大違いです。"through and through"という言い回しがいいですね。首尾一貫。これもまたぐずぐずうだうだと蛇行しているアタシとは大違い。『クロニクルズ』の最初の方に、ジョン・ハモンドは本物のアメリカの貴族だといった言い回しが出てきました。その時にはてなと思ったのですが、また出てきます。ハモンドはあまりお金に関心を持っていませんでした。それは貴族だからだというのです。----------------------------------------------One of his forebears, Cornelius Vanderbilt, had stated somewhere, "Money? What do I care about money? H'ain't I got the power!" 彼の先祖の一人、コーネリアス・ヴァンダービルトがどこかでこう言ったことがある。「金? どうしてわしが金の心配などするんだ? わしにゃ権力がじゃないか!」----------------------------------------------「h'ain't」は「ain't」の古い形あるいは方言だそうなので、ちょっと大仰に訳してみました。コーネリアス・ヴァンダービルトは伝説的な人物なんですね。リーダーズ英和にも載っています。----------------------------------------------Vanderbiltヴァンダービルト 《海運・鉄道王 Cornelius Vanderbilt (1794-1877) を祖とし, その長男 William Henry によって継承された米国の財閥の家系》.----------------------------------------------そういえば、広瀬隆さんの本で読んだような気もします。泥棒貴族という言い方もできるでしょう。ディランは南北戦争時代の歴史物などが大好きなようなので、特にそのあたりには詳しいのではないでしょうか。ジョン・ハモンドは、そのヴァンダービルト一族なんですね。
2007.01.19
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楽天ブログの管理画面が変わりました。画面が変わっただけです。相変わらずPCからはコメントの一括削除ができないし、スパムを大量に書き込まれると、一旦管理画面からはみ出たコメントは消すことができなくなります。いつまでも悪質業者の宣伝など表示しておきたくないので、早く消せるようにしていただきたいものです。できないのが楽天ブログの仕様ですと言い張るのかな。幻泉館日録@楽天では、今わかっているだけでも下の4つのエントリーでスパムコメントが消せません。醜い宣伝が残っています。 →http://plaza.rakuten.co.jp/gensenkan/diary/200411070000/#comment →http://plaza.rakuten.co.jp/gensenkan/diary/200412050000/#comment →http://plaza.rakuten.co.jp/gensenkan/diary/200601170000/#comment →http://plaza.rakuten.co.jp/gensenkan/diary/200602240000/#commentデザインの変更は、「コミュニティ」や「タグ」といった機能を使わせようとしているのでしょう。それほど使われていないのかな。新しいトップページが使いにくい人は、今のところは楽天ブログスタッフのページにアクセスすると、使えるようになっています。それも変な話ですが。 →旧管理メニューわざわざスタッフブログを覗くのも面倒なので、自分のフリーページに同じものを作ってみましょうか。こんな感じになります。 →幻泉館日録@楽天:楽天広場旧管理ページ
2007.01.18
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→[ I Love Sunset! 夕陽が好き!]ま、皆さんよくご存じのように、「通行人」とか「通りすがり」というハンドルで書き込むコメントにはろくなものがない。匿名性の陰に隠れた、いわゆる2ちゃんねら~的な書き込みが多いのだ。誤解を生じそうなので一応書いておくが、私はMixiのような囲い込みよりは、2ちゃんねるのアナーキーさの方がまだずっとましだと思っている。それでも、「2ちゃんねら~」的なるものから迷惑を被っているし、不愉快な思いをしている。さて、サンプルの「通行人」だ。昨日のエントリー「門前払い」。幻泉館日録@teacupにはこんなコメントが付いた。 →幻泉館日録@teacup:門前払い----------------------------------------------投稿者:通行人2007/1/17 20:36日本はどんな国籍の人でも大検受かれば受験資格をもらえる場合がとても多いですよね。“国際的”にも民族学校卒業を大学受験資格としているところは少ないので、玉川大学の判断は“国際的”には普通の事なのではないでしょうか。まして、その学校が何を教えているのか分からないとなれば……----------------------------------------------「“国際的”には普通」や「その学校が何を教えているのか分からない」が意味不明である。私は国際標準とかいうものを誉めているわけでもないし、いわゆる朝鮮高校ではどのような教育が行われているのかまったく知らない。この「通行人」は「“国際的”に普通のこと」に日本の教育を合わせるべきだと思っていて、なおかつ朝鮮中高級学校のカリキュラムを調べたりしたのだろうか。「通りすがり」ではないだろう。検索サイトでこの件に関して書いてあるブログを探して、2ちゃんねら~的文脈に合わないものに言いがかりを付けようとしてやってきたのだろう。2ちゃんねら~的文脈とは、たとえば次のようなものである。 →【国内】「朝鮮学校の生徒には受験資格がない」…玉川大学、一般入試で朝鮮学校生の受験を拒否★3[1/16]----------------------------------------------17 Name: (´・ω・`)(`ハ´ )さん [sage] Date: 2007/01/17(水) 15:34:08 ID: 2OArYM5z Be: まぁ~チャンコロ学校の卒業生であっても、大検受かれば受験してもいいとは思います。 高校野球とか中途半端に認めるから、こうゆう調子こいた奴が現れるんだよ。。 管轄どこかしらんが、本当に日本の政治家や役人はクズばかりだよな。。氏ね 18 Name: (´・ω・`)(`ハ´ )さん [] Date: 2007/01/17(水) 15:36:11 ID: 4JIAoToG Be: 当然だろ・・・日本に居る資格すらない筈の奴らなのに 19 Name: (´・ω・`)(`ハ´ )さん [sage] Date: 2007/01/17(水) 15:36:11 ID: 7fnt0I82 Be: とりあえず気化すればいいと思うよ。 それから在日特権撤廃ね。 日本で日本人より優遇されてるのに、少しは控え目って言葉を知ったら。 20 Name: (´・ω・`)(`ハ´ )さん [] Date: 2007/01/17(水) 15:36:24 ID: DdEJT+V1 Be: 煽り抜きで朝鮮学校ってのは履修要綱を満たさない私塾でしょ。 大学受験したいなら大検受けなきゃダメじゃん。21 Name: 暴支膺懲 ◆CeoD2zuluY [] Date: 2007/01/17(水) 15:37:14 ID: Qm+gssEq Be: 不逞鮮人よ故国に還れ 22 Name: (´・ω・`)(`ハ´ )さん [sage] Date: 2007/01/17(水) 15:37:31 ID: cLT6ilos Be: 朝鮮学校の教育って将軍様はワープできるとか、無敵とか 朝鮮戦争は米帝の侵略とか、いい加減な事ばかり教えてるんだろ? 受験資格ないだろ。 ----------------------------------------------ここで、幻泉館日録@teacupのアクセスログを眺めてみる。書き込みをした「通りすがり」のホスト名は「p12063-air02hon128k.tokyo.ocn.ne.jp」で、ブラウザはSleipnirの少し古いバージョンである2.47。べたべたと5回足跡を残している。[2007-01-17 20:13:03 これはブログ専門の検索サイト「NAMAAN」から付いた足跡。 検索語は「玉川大学 朝鮮」である。 →NAMAAN: 玉川大学 朝鮮[2007-01-17 20:19:56] この時刻に、幻泉館日録@teacupを訪問。 「門前払い」を読んで、コメントを付けようと決める。[2007-01-17 20:24:56][2007-01-17 20:28:54][2007-01-17 20:36:09]ごちゃごちゃやって、結局20:36に書き込み終了。おお、あのコメントを書くのに、なんと16分もかかっていたのか。それはご苦労なことであった。しかし、ヒマというか、何というか。 幻泉館日録の何かが彼の琴線に触れた……のではなくて、神経を逆なでしたのだろう。ブログ専門の検索サイトというのは、こういう御仁の御用達なんですな。せっかくコメントを付けていただいたので、私も返事を書いた。短くてごめんな。数十秒で書いたもので。----------------------------------------------投稿者:幻泉館主人2007/1/17 21:37わはは、出たな「国際的」。----------------------------------------------
2007.01.18
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玉川大学が、朝鮮中高級学校の生徒には「受験資格がない」として、受験を拒否したそうだ。いまどき珍しい学校だな。この大学は通信教育課程を設置していて、私の小学生時代の恩師もここで教員資格を取得していた。学生時代のアルバイト先の同僚に玉川大の学生がいて、おっとりとした良い性格の人だった。そんなこともあって、私の中では玉川大のイメージはなかなか良かったのだ。ところが、この報道。なんだ、そういう学校なのか。学校のサイトを覗いてみると、玉川学園「国際学級」などをアピールしている。曰く、「グローバル化時代が求める新しい基準の国際教育プログラム」。飲んでいたコーヒーを吹き出しそうになりました。噴珈琲ものの教育理念やね。インターナショナルとかグローバル化とか言ってるが、こで言ってる「世界」はアメリカ合州国のことなんだ。国際化の名の下に、どんどん視野狭窄が進んでいるように見える。おもしろうて、やがて悲しき国際化。あほらし。
2007.01.17
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ひさびさに画像への直リンを見つけたのであった。おお、アルバート・アイラーのアルバムジャケットだ。申し訳ない、私が悪うございました。画像を差し替えさせていただきました。ということで、myspace.comでSunny Murrayを名乗る人物のプロフィールには、こっそり「幻泉館」の文字が表示されることになったのでした。 →www.myspace.com/sunnymurrayこのSunny Murrayというジャズ・ドラマーは日本では「サニー・マレー」と表記されることが多いようですが、どちらかというと「サニー・マリー」じゃないのかな。
2007.01.17
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萩尾望都『バルバラ異界』全4巻のうち、2巻を除いた1・3・4巻を古本で購入。こういう揃え方はなかなか悩ましいもので、第1巻を読んで悶々としている。先に第3巻読んじゃダメだぞう。楽天ブックスでもアマゾンでも品切れだったのだが、ふと検索したセブンドリーム・ドットコムでは注文できてしまった。ダメ元のつもりだったが、明日届くからセブンイレブンに受け取りに行けとメールが来た。あらま。これには驚きました。やるなあ、セブンイレブン。取次での扱いが違うのかしら。考えてみれば、セブンイレブンで受け取りだと安い本でも送料無料。う~ん、クセになりそう。 バルバラ異界 (2)
2007.01.17
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テレビのドキュメンタリーだけでなく、『放送禁止歌』や『いのちの食べかた 』といった本を世に出した森達也さんが、新潮社のPR雑誌「波」に連載した、東京案内ルポ。ただし、人がなかなか行かない場所である。目次をご覧になって、どこのことだかおわかりになるだろうか。----------------------------------------------【目次】要塞へと変貌する「終末の小部屋」―葛飾区小菅一丁目「眠らない街」は時代の波にたゆたう―新宿区歌舞伎町一丁目異国で繰り返される「静謐な祈り」―渋谷区大山町一番地「縁のない骸」が永劫の記憶を発する―台東区浅草二丁目彼らとを隔てる「存在しない一線」―世田谷区上北沢二丁目「微笑む家族」が暮らす一一五万m2の森―千代田区千代田一番地隣人の劣情をも断じる「大真面目な舞台」―千代田区霞が関一丁目「荒くれたち」は明日も路上でまどろむ―台東区清川二丁目「世界一の鉄塔」が威容の元に放つもの―港区芝公園四丁目十万人の呻きは「六十一年目」に何を伝えた―墨田区横網二丁目桜花舞い「生けるもの」の宴は続く―台東区上野公園九番地高層ビルに取り囲まれる「広大な市場」―港区港南二丁目夢想と時とが交錯する「不変の聖地」―文京区後楽一丁目「異邦人たち」は集い関わり散ってゆく―港区港南五丁目私たちは生きていく、「夥しい死」の先を―府中市多磨町四丁目----------------------------------------------少しだけ種明かししておくと、初回の小菅はもちろん東京拘置所だ。上北沢の地名は都立松沢病院、清川はいわゆる山谷。森さんが同世代だからなのか、私の関心領域と近い、行きたいけどなかなか行けずにいるところを案内してくれる。タイトルがとても良いのだが、これは担当編集者の「土屋さん」が考えたのだという。---------------------------------------------- 映画タイトルである番外地は、凶悪犯ばかりが収容される刑務所をしめすけれど、この連載タイトルにおける番外地は、もちろん刑務所の意味ではない。そんな具体性は不要だ。あえて定義を書けば、所番地という人為的な規定から解放されたエリアを意味し、周縁や境界を意味するマージナルな場所であり、治外法権や聖域を意味するアジールでもある。だから負の場所とは限らない。 条件としては、過剰であることか希薄であること。つまり平均値から逸脱していること。あるいは自由であること。あるいは澱のように滞っていること。つまり、メガロポリス東京が経済や文化の発展や爛熟を象徴するのなら、そのエアポケットのような地域や施設ということになる。----------------------------------------------月刊誌の連載で「土屋さん」同行の取材なので、少しだけ膝栗毛の雰囲気が出て、とても読みやすい。こういうスタイルがいいな。以前梅原猛さんのインタビューをした時、「芭蕉のように旅をしたい」というところで「曽良を連れて」と間の手を入れたら、とても喜ばれたのを思い出した。本当に「同行二人」の方が、旅は気楽なのものだ。また山谷に行きたくなった。ヤマは変わったのだろうか。 東京番外地
2007.01.16
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♪ 僕がヨボヨボの爺さんになったなら ♪ 僕は君をつれこの街を出るんだ 「風景」中塚正人 →風景 by TOASTERS人影のまったくない不二家レストラン。店が開いているのが不思議なぐらいだ。1月12日、東急ストアやクイーンズ伊勢丹などのスーパーマーケットが、すべての不二家商品について、全店舗の売り場から撤去を始めた。1月15日には、セブン&アイホールディングス、イオンの各グループのスーパーマーケットとコンビニエンスストアでも撤去を決めた。現在不二家の公式ウェブサイトは「お詫びとご報告」だけが表示され、通常の内容は閲覧できない。杜撰な衛生管理や隠蔽処理は、同族経営から生まれたのか。ペコちゃんを思い出の中だけの存在にしてしまいそうな、経営陣が腹立たしい。
2007.01.16
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chappi-chappiさんが教えてくれました。緊急連絡。NHK連続テレビ小説「芋たこなんきん」に、大塚まさじさんが出るそうです。お昼の再放送で見なくっちゃ。 →NHK: 「芋たこなんきん」今週は、1970年大阪のベトナム反戦が話の舞台なんですな。あれ?それって、まさに春一番の風太さんたちじゃないですか。南大阪ベ平連ね。「なんだいべ」と言ったそうですですが、それは私存じませんでした。 →なんだいべ始末記(E)----------------------------------------------●南大阪ベ平連の2年間の活動を振り返ってみて、今思うのは、あれは政治運動ではなく、ある種の「文化運動」だったのではないかということだ。ベトナム戦争、沖縄、70年安保、日本万国博などの政治的な諸状況がぼくらの行動の渦巻きを形づくっていたには違いないのだが、それらは単に活動の方便に過ぎず、ぼくらが本当に関心を持っていたのは自分たちの生き方であり、人と人との関係の性質であり、そしてそれらをどう変えていくかということだったように思う。政治的な使命感だけで、あのエネルギーは出てこなかっただろう。----------------------------------------------ドラマは、私が中学1年から2年になる時の春かな。そういえば、その前年、小学校を卒業して、中学校に進学した1969年の春休み、初めて大阪に行きましたわ。目的は母親のルーツ探しで、貝塚市や、和歌山市にも行きました。その時心斎橋で不二家に入ったのではなかったかしら。てんこもりのチョコレートパフェが懐かしいです。ああ、ペコちゃん!
2007.01.15
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オウム真理教事件が起きた時に思い出したのは、70年代にブームとなった『ノストラダムスの大予言』という本だ。インチキなトンデモ本に、漠とした不安を抱いていた人たちが飛びついた。ユリ・ゲラー、紅茶キノコ、血液型占い。ずいぶん恥ずかしい思い出に彩られた70年代のニッポンの姿だ。もちろんマスコミがこんな疑似科学を煽って商売にしていた。宗教カルトはその直接の子供だと言っても良いだろう。21世紀になっても、あまり事情は変わっていないようだ。その一端が覗える本がこれ。版元三才ブックスのサイトで目次を見ることができる。 →三才ブックス:また「あるある」にダマされた。こういう番組を見たことがないので、どうしてそれほどの説得力があるのかわからない。どうしてそこまで視聴者をばかにできるのかも、わからない。楽天ブックスで [ また「あるある」にダマされた。]を検索したのだが、不思議なことにヒットしない。この本は扱っていないのかと思ったら、[ また「あるある大事典」にダマされた。]で登録されていた。 また、「あるある」にダマされた。
2007.01.15
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一つ前のエントリー、時節柄「バラバラ異界」に見えてギョッとするわ。続けて東京新聞の記事から、マンガの話。無料週刊コミック誌が創刊されるそうだ。首都圏で10万部配布ということなので私の手には入らないが、まあちょっと見てみたい。 →無料コミック“奥の手”で参入しかし、「コミック・ガンボ」で検索してもヒットしない。「漫画求人情報」でアシスタントを募集していたのが見つかったけど、大丈夫かしら。そういえば、確かにマンガ雑誌を買わなくなったなあ。
2007.01.14
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東京新聞の「大波小波」欄で、萩尾望都さんの『バルバラ異界』を絶賛していた。「とんでもない傑作」だそうだ。残念なことにまったく読んだことがない。さらに残念なことに、4巻本のうちの第1巻は現在品切れ状態のようだ。去年日本SF大賞を受賞したということで、ニュースになっていたのですな。小学館さん、ぜひ増刷してくださいね。 →小学館:バルバラ異界もっとも私の場合、日本SF大賞受賞作は1981年の『吉里吉里人』(井上ひさし)と、1983年の『童夢』(大友克洋)、1992年の『朝のガスパール』(筒井康隆)以外には読んでいないのであった。どれも受賞前に買って読んでいる。 →日本SF大賞ちなみに、高田渡さんの自伝的エッセイ『バーボン・ストリート・ブルース』はずっと品切れで、ヤフオクでもamazonのマーケットプレイスでも、9,000円程度の値が付いています。山と溪谷社さん、ぜひぜひ増刷してくださいな。 バルバラ異界 (1)
2007.01.13
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→Chapter 5: River of Ice----------------------------------------------My whole life was now about to be derailed. It seemed like eons ago since I'd been in Flo Castner's brother's apartment in southeast Minneapolis listening to the Spirituals to Swing album and the Woody Guthrie songs. Now, incredulously, I was sitting in the office of the man responsible for the Spirituals to Swing album and he was signing me to Columbia Records.今や僕の人生全体がひっくりかえりそうになっていた。ミネアポリス南東部にあったフロー・キャスナーのお兄さんのアパートまで行って、『黒人霊歌からスウィングまで』というアルバムやウディ・ガスリーの歌を聴いたのは、もうずっと遠い昔のことのようだった。信じがたいことに、僕は今その『黒人霊歌からスウィングまで』を制作した人のオフィスに腰をおろしていて、そしてその人が僕にコロンビア・レコードと契約させようとしているのだ。----------------------------------------------フロー・キャスナーや、そのお兄さんのことはすっかり忘れていました。半年ほど前に読んだところです。ウディ・ガスリーを教えてくれた、大恩人みたいな兄妹でした。 →黒衣の女 CHRONICLES #393 →ジョイスの眼鏡 CHRONICLES #394 →わが心のふるさと CHRONICLES #395 →From Spirituals to Swing: Carnegie Hall Concerts, 1938-1939"From Spirituals to Swing"が正しいアルバム名のようですが、歴史的コンサート、歴史的名盤なんでしょうね。Wikipediaにも記述がありました。 →Wikipedia: From Spirituals to Swingこのアルバム、楽天市場では扱っていませんが、amazonでは3枚組の輸入盤が 7,380円(悪税込)でした。中古(マーケットプレイス)も出品されていて、こちらは 4,912円(悪税込)からありました。→From Spirituals To Swing (楽天ブログ以外では、amazonへのリンクが張ってあります)ディランはいきなり憧れの世界に入れと言われたのです。その時の驚きが伝わってきますね。
2007.01.13
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コンビニでミルキーを買おうとしたのだが、思い直してやめた。やっぱり買ってはいけない。小さい頃から親しんだペコちゃんをもう見ることができなくなるかもしれないが、それでも買ってはいけないだろう。企業の姿勢ということでは、もっと買ってはいけないものがある。キヤノン製品だ。自民党へ数千万円を献金し、経団連会長としていわゆる「御手洗ビジョン」を発表して憲法「改正」まで提言する人物が引っ張る、この企業の製品は買ってはいけない。キヤノン製品、買ってはいけない。 →非国民通信:御手洗ビジョン
2007.01.12
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→Chapter 5: River of Iceキャロリンのアパートで大物プロデューサー、ジョン・ハモンドと会った後、ディランの周辺事情は急激に変化していきます。大津波(tidal wave)が起きたみたいだったと、ディランは書いています。このころ、ディランは「ゲルデ・フォーク・シティ(Gerde's Folk City)」に出演しました。懐かしいですね。2年ほど前にこのあたりの記述を読みました。おっと、読み方は「ガーディース」だと教えていただきましたっけ。 →CHRONICLES #67 エヴァ・ガードナー →CHRONICLES #70 カミーラのパーティ当時フォーク・シティはアメリカ随一のフォーククラブだったそうです。ディランはここに、グリーン・ブライアー・ボーイズの前座で出ます。そのコンサートの評が「ニューヨーク・タイムズ」に載りました。そこでディランが絶賛されていたのです。このロバート・シェルトン(Robert Shelton)が書いた記事は、以前調べたことがあります。 →BOB DYLAN: A DISTINCTIVE STYLIST, The New York Times, Sep 29, 1961 →今日をこえて CHRONICLES #135この記事が載ったのは、キャロリンのレコーディングの前日でした。ハモンドはレコーディングの当日、この記事を読みました。----------------------------------------------The sessions went well and as everyone was packing up and leaving, Hammond asked me to come into the control booth and told me that he'd like me to record for Columbia Records. I said that, yeah, I would like to do that. セッションはうまくいき、みんなが荷物をまとめて出て行こうとしていると、ハモンドは僕をコントロールブースに呼んで、コロンビアから僕のレコードを出したいと言った。僕は、はい、そうしたいですと言った。----------------------------------------------ただいまp.279です。
2007.01.12
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不二家が期限切れ牛乳を原料としてシュークリームを生産していたと報道されていた。寂しいニュースだなあ。以前はうちの近くにも工場があって、なんだか素敵な香りをふりまいていたっけ。【追記】1月11日(木)00:23に幻泉館@So-netを訪れた[88467]は、即座にコメントを付けている。コメントのタイムスタンプは00:24。普通はそんなにすぐにコメントを付けることはないので、遡ってみたら前日1月10日(水)21:03に一度訪れていた。私の「戦争の準備」を読んで、3時間頭の中で怒りだか憎悪だかを熟成させていたらしい。その結果が「どことの戦争の準備してるんですか?」という短いコメント。これが精一杯の皮肉だったのだろう。よほど暇なやつらしく、さらにその後1月11日(木)06:10に再び幻泉館@So-netを訪れている。コメントに返事があって満足したのか、今度はだんまりだ。もう相手はしないよ。1月10日付日録「戦争の準備」は、一部の戦争好きを刺激したようで、例によってミラーの幻泉館日録@So-netに妙なコメントが付いた。いつのまにかSo-netのミラーは幻泉館日録@楽天のアクセス数を超えるようになった。いわゆる「通りすがり」の嫌がらせコメントが時々付く。---------------------------------------------- [88467] どことの戦争の準備してるんですか? 2007-01-11 00:24----------------------------------------------[88467]というのは、コメント投稿者の名前として書き込まれていたものだ。不思議な名前だが、これはスクリプトによる連続投稿をブロックするためにSo-netが表示している数字をそのまま書き込んだのだろうか。一応、「アベに聞けば?」と返事を書いておいた。しかし、このコメントの雰囲気はどこかで見たことがあるな。2005年10月の「戦争を知らない子供たち」に付けられたコメントと似ている。---------------------------------------------- [幻泉館主人] それこそ平和ボケでしょう。 「憲法問題に逃げ込む」とは、卑怯な発言ですね。 なぜ靖国が別格官幣社でなくなったのか、憲法と 切り離して考えることはできません。 「日本国憲法」をお読みください。 日本の歴史を勉強してください。 特に、満州事変以降、朝鮮半島、中国で日本がな にをしてきたかを。 2005-10-18 03:53 [matt] 何をしたんですか? 2005-10-18 18:34----------------------------------------------今回の[88467]は[p84f0ee.tkyoac00.ap.so-net.ne.jp]からアクセスしているので、アッカ&So-netと契約した東京の人物らしい。あれ?どこかで見たアクセスポイントだな。 →幻泉館日録:風に吹かれて #2
2007.01.11
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東京新聞本日付(1/10)朝刊の「こちら特報部」は、加川良さん。《私たちの「美しい国へ」》という連載の7回目になる。タイトルが「非国民の精神」。 →非国民の精神 ■フォークシンガー加川良氏デビュー曲「教訓 I 」の歌詞が全部掲載されている。ただし、70年当時と少し違う。 ♪ 女のくさったので かまいませんよこれがこう変えられている。 ♪ 男のくさったので かまいませんよ 教訓 71全日本フォークジャンボリーライブ記事の見出しを拾うとこんな感じだ。 非国民の精神 戦争行くな 逃げなさい 政治なんか 分かりません でも、服従はしない言ってみれば「非」良心的兵役拒否を宣言したのが「教訓 I 」なのだが、中学生だった僕は、ごく自然にその考え方を受け入れたように思う。それって、あたりまえのことじゃん、というふうに。加川さんのインタビュー。「私は政治のことなんかなーんにもわからない人間です。何が『美しい国』やら知らないし、安倍政権の安倍の字だって間違える。でも、ここ数年の間に日本は随分勇ましい国になったとは思います。国策だの愛国心だの、そんな言葉が軽く使われるようになった。あっという間にね。だから、あんな『非国民』の歌も歌った方がいいのかなと」そうそう、アベって正確に書けないよね。わざと間違えてる人も多そうじゃが。記事の最後には、私も好きな「流行歌」の一節が引用されている。そう、これが非国民の思想の精神の原点だ。 ♪ 君は君のことが好きでありますように ♪ 僕は僕のことが好きでありますように
2007.01.11
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「防衛庁が防衛省になったってのは、それは格が上がったのかね。 そうかね。 戦争の準備を始めたんだねえ。 反対する人はいなかったのかねえ。」テレビのニュースを見ながら、おっ母さんが寂しそうに言っていた。反対する人はいたのだが、国会で自民党、公明党、民主党、国民新党が多数を占めて決めたのだ。おっ母さんが言うとおり、日本は戦争の準備を始めた。俺は嫌だね。
2007.01.10
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『ベストライヴ』高田渡(1999年)初回プレス版問題の最終トラックは「新わからない節」です。これは渡さんがURCから出した『汽車が田舎を通るそのとき』(1969年)と、その再録『高田渡アンソロジー』に入っています。以下、このバージョンの「新わからない節」を、URC版と表記します。 汽車が田舎を通るそのとき歌詞は、このURC版よりもだいぶ長くなっています。唖蝉坊のオリジナルをもっとたくさん採り入れているようです。 ♪ ああわからないわからない ♪ 今の世の中わからない ♪ 経済事情もわからない ♪ どいつもこいつもわからない1番はURC版と同じです。 ♪ ああわからないわからない ♪ 桜咲く国偉い国 ♪ 米がたんとある米の国 ♪ 余所から買うのがわからない2番の最後の行は、URC版では「値上げするのがわからない」になっています。唖蝉坊は「のたれ死ぬ人多い国」と歌っていたようです。 ♪ ああわからないわからない ♪ 遊んでいてお金の増える人 ♪ 稼いでも稼いでも食えぬ人 ♪ 何が何だかわからない3番もURC版と同じ。ここから先は、URC版には入っていません。 ♪ ああわからないわからない ♪ 腹が減っちゃ理も非もわからない ♪ 腹が減った泥棒した捕まった ♪ ムショへ入ったら飯が食えた ♪ ああわからないわからない ♪ 満期放免わからない ♪ 娑婆じゃ腹が減ってたまらない ♪ 腹が減っちゃ理も非もわからない ♪ ああわからないわからない ♪ 上を見りゃキリがない下を見ろ ♪ 下を見りゃ橋の上に乞食が座ってる ♪ そのまた下見りゃ屋形船 ♪ ああわからないわからない ♪ 浮いた浮いたの屋形船 ♪ 何が浮いたやらわからない ♪ 川にゃ土左衛門も浮いている ♪ ああわからないわからない ♪ 代議士なんかもわからない ♪ どうせ資本家の犬同士 ♪ にらみ合うのがわからない ♪ ああわからないわからない ♪ 学者なんかもわからない ♪ 流行り廃りの呉服もの ♪ ミニやらマキシやら売れ残り ♪ ああわからないわからない ♪ 文士なんかもわらかない ♪ 変態性欲妄想狂 ♪ ありがたがるのがわからない ♪ ああわからないわからない ♪ 相場師なんかもわからない ♪ 暴落なんかに腰抜かし ♪ 首を括るのがわからない ♪ ああわからないわからない ♪ 十字架と日蓮が四つ辻で ♪ 喧嘩するのがわからない ♪ 神も仏もわからない ♪ ああわからないわからない ♪ 掏摸も乞食も泥棒も ♪ 華族成金軍人も ♪ うわべばかりじゃわからない ♪ ああわからないわからない ♪ 夜道暗くてわからない ♪ どこまで行ってもわからない ♪ ああわからないわからないこの後に渡さんは「どうもありがとうございました」と言っているだけです。つまり、渡さんの語りの部分には問題がないでしょう。歌詞はほとんど唖蝉坊の元歌のままで、少し変えてあるだけなようです。さて、この歌詞のどこがいけないのでしょうか。 ♪ ああやっぱりわからない
2007.01.09
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豆かん。近所では売っている店がなくなってしまった。あんみつなどと比べると、商売になりにくいのかな。豆かんは浅草が本場らしい。有名な梅むらの豆かんは黒豆だそうだ。一度食べてみたいな。 →「豆かん」散歩さあ、これで正月も終わりだ。あ、まだ小豆粥があった。
2007.01.09
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『ベストライヴ』高田渡(1999年)の初回プレスCDを貸してくださった方がいたので、やっと削られた3曲を聴くことができました。さて、どこに問題があったのでしょう。[DISK 2] 15. コーヒーブルース 16. 自由な奴 17. 新わからない節この3曲は渋谷ジャンジャン(1998.01.26)ンでのライブだそうです。音が悪いように思いますが、そんなことはトラックダウン以前にわかっていたでしょうから、たぶん削除した主な理由ではないと思います。歌や演奏の水準が低いということでもないでしょう。渡さんの語りと歌詞のどこかに問題があるのだと思います。CD二枚目の15曲目、まずイントロ中には「コーヒーブルースという歌がありましたが」と言うだけです。歌はおなじみの「珈琲不演唱(コーヒーブルース)」で、まったく問題ないと思います。ここまでで約4分のトラックの半分程度。残り半分の2分間は、渡さんの語りが続きます。----------------------------------------------どうもありがとう。(拍手)ガラッとムードが一変しますが。ホントに飲まなくなりましたが。相当飲んでたんだなあと思ってますが。今ま、ちょっと飲んでもういいやと思って、飽きちゃう。前は朝起きると、水代わりという感じで飲んでました。二日酔いというのはしたことがありませんですね。抜ける間がないんですねえ。それで、今、まあ、最近知ったんですが、もう十年ぐらい前に耳の手術をした時に、まあ、一ヶ月ぐらい入ってたんですけども、手術の時に、手術室に行く前にですね、麻酔を二本ぐらい打つんだそうですね、それでだいたいはそこで眠っちゃうんだそうですね。そのまま手術台に乗ったまま行っちゃって、目が、ま、目覚めると、手術が済んでるというんですが。あたしの場合はずっと目が覚めてましてね、後で聞いたら、麻酔が効いてなかったということでね。ですから、手術してる最中も、ザクザクという音が全部聞こえてまして。耳の掃除ですから、ドリルとか、ノミとかね、あの、中のものを吸い出すようなバキュームカーみたいな音がガンガン鳴ってる。下手なロックバンドが4つぐらい一緒に鳴ってるようなもんで。で、どうでしたかって言われて、うるさいですって言ったんです。え~、永山則夫という人の『無知の涙』という、すごい素晴らしい本が昔あったんですが、その永山則夫の詩を二つほど歌います。「自由な奴」という。----------------------------------------------二つというのだから、当日は「ミミズのうた」も歌ったんでしょうか。 →Wikipedia: 永山則夫「自由な奴」は『FISHIN' ON SUNDAY』(1976年)に入っていて、2003年に出たCDが今も普通に買えます。これもおそらく歌自体は問題ないでしょう。 FISHIN’ON SUNDAYその後に入っている渡さんの語りは15秒未満で、やはりまったく問題ないようです。----------------------------------------------(拍手)えー、明治の詩なんですが、唖蝉坊という人の詩です。「新わからない節」というのがありまして。ほとんど現在も一緒のように聞かれます。もう八十年ぐらい前の詩だと思いますが。----------------------------------------------ということは、最後の「新わからない節」の歌詞か語りに問題があったんでしょうか。それはまた、明日のココロだ~!
2007.01.08
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仕事の帰り、スーパーに寄った。牛乳と、蜜柑と、苺と……あ、七草セットだ。そうか、明日は七草か。迷わずカゴに放り込む。隣町のJAで出荷したものだ。JAね。秘密探偵JA……。秋の七草は言えないけれど、春の七草はすらすら言える。「せり・なずな・ごぎよう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろ」やっぱり食い物になると違うね。春は本当は七種と書くらしい。「広辞苑 第五版」----------------------------------------------ななくさ‐がゆ【七種粥】(1)正月7日に、春の七草を入れて炊いた粥。後には薺なずなまたは油菜のみを用いた。菜粥。《季・新年》(2)正月15日に、米・粟あわ・稗ひえ・黍きび・小豆など7種のものを入れて炊いた粥。後には小豆粥となった。----------------------------------------------なるほど、小豆粥も七草だったんですな。それで、「片粥はいけない」などという言い方があるんだ。七種粥も小豆粥も、しっかりいただきますよ。だいたい、菜っ葉の入ったお粥が好きなんです。一人で自炊していた時にも、七草セットを買って作りましたっけ。菜っ葉を包丁で刻むというのが、なんだか「ままごと」っぽいのね。
2007.01.07
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喉鼻の奥がちょっと痛い。風邪気味というのは、これは身体がひさびさの仕事を拒否しているのだろう。世間様は明日から三連休だそうだが、私には関係ありません。のど飴でも買おうと、帰りにコンビニに寄った。お、期間限定ミルキー。「いちごとれん乳のミルキー」だ。あら、「紅白ミルキー」なんて知らないわよ。こりゃ買わないと。1月9日発売だそうな。 →ミルキー情報 →幻泉館日録:紅茶のおいしい →幻泉館日録:苺の季節 #2 →幻泉館日録:苺の季節
2007.01.06
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→[ I Love Sunset! 夕陽が好き!]トマス・ピンチョンの名前が出てきたので、PENGUIN CLASSICSの"GRAVITY'S RAINBOW"を取り寄せて、ぼつぼつと読んでいます。まるで手に負えないだろうと思っていたのですが、余計なことを考えずに読んでいると、楽しいです。ボブ・ディラン自伝もそうですが、変な雑音に惑わされずに直接本物に触れるというのがいいのではないかと、今更ながら思うのであります。Thomas Pynchon "GRAVITY'S RAINBOW"の扉には、確かに"For Richard Farina"と書いてありました。 →Chapter 5: River of Ice----------------------------------------------Carolyn had asked me to play harmonica on some songs for her debut record on Columbia and to teach her a couple of other things that she had heard me do. I was happy to do that. キャロリンは僕に、コロンビアから出すデビュー・レコードでハモニカを演奏するように頼んでいた。それと、僕がやってるのを聴いて教えてほしいことがあると言っていた。僕はそうするのが嬉しかった。----------------------------------------------それは嬉しかったことでしょう。ディランはキャロリンが大好きだったんですから。プロデューサーのジョン・ハモンドは、録音の前にちゃんと準備をしておきたいということで、キャロリンの部屋にみんなを集めました。もちろんディランはそこで初めてハモンドと会ったのです。ディランはギターを弾き、ハモニカを吹き、キャロリンにコーラスを付けます。ディランは、ハモンドが自分に関心を持つなどとは想像もできません。----------------------------------------------I was just there for her and that was all. Before leaving he asked me if I recorded for anybody. He was the first authoritative figure who ever asked me that. He just kind of said it in passing. I shook my head, didn't hold my breath to hear him respond and he didn't and that was that.僕はただ彼女のためにそこにいたのであり、それがすべてだった。帰る前に彼が僕にどこかでレコーディングをしたかと尋ねた。僕にそんなことを尋ねた最初の権威ある人物だった。彼はただついでのことのように言った。僕は首を横に振ったが、彼の反応を期待してかたずをのむということはなかったし、彼は反応しなかった。それだけのことだった。----------------------------------------------さすが大物プロデューサーですね。さりげなくディランの才能を見抜き、他の契約がないか確認をしています。これでディランはコロンビアからデビューするこになるのでしょう。人生が大きく動く時というのは、こんなものなんでしょうね。
2007.01.05
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♪ 小さな積木を積み上げるように ♪ 僕たち二人は生きてきた 「積木」(1976年) 作詞:きたやまおさむ 作曲:杉田二郎昨夜のこと。翌日からの仕事の準備をしながらNHK BS11の「フォークの達人」を流していたら、杉田二郎さんが懐かしい曲を歌い出した。ほろっと来た。三十年前の曲だ。実はタイトルも知らなかったのだが、この歌がとても好きだった。ふと思い出すことはあっても、最後までは歌えない。この歌い出しを何度も繰り返すのだ。 ♪ 僕が何度も壊してみても ♪ 積み上げてくれた君を人間関係なんて、一瞬で壊せる。それを何度もこつこつと積み上げ直してくれるような、そんな人との出会いをずっと求めていた。どういうわけか、あなたは独りで生きられるだろうと言われてしまう。そんなことはない。「わたしはわたし」だけど、人はけっして独りでは生きられないものだ。きっと私が、積木を積むのが下手くそなんだろうな。穂積隆信さんの『積木くずし』という本が桐原書店から出版されたのは1982年。空前のベストセラーになった。ブロンズ社が倒産した時だったろうか。入った倉庫で『積木くずし』が天井近くまで積み上げられているのを見て驚いた。こんなに増刷して大丈夫かなと思った覚えがある。零細出版社だとこれで資金繰りに失敗してしまうことがある。売れる本が入ってこないと書店から突き上げられて増刷し、それがほとんど返品されるとアウトなのだ。もちろん桐原は堂々としたもので、今も教科書出版を続けている。『積木くずし』が積み上げられた山に登って、天井との隙間を通って本を運ぶのは奇妙なものだった。 →Wikipedia: 積木くずし ♪ 紫陽花色の空の下でも ♪ 身を切るような風が吹くああ、いい歌詞だったんだな。特にファンというわけでもなかったのだが、北山修さんの言葉には知らないうちに影響を受けていたのだろう。
2007.01.04
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山崎ハコさんは、いわば遅れてきたフォークシンガーだった。1975年にデビューした時には、ギターの弾き語りから「ニューミュージック」の時代に変わっていた。アナクロな正当派シンガー&ソングライターといった印象だ。年末年始のリピートで録画した「フォークの達人」の一つは山崎ハコさん。大槻ケンヂさんとのセッションにはびっくりしました。 →NHK フォークの達人安田裕美さんのギターがいいですね。私には、中山ラビさんの「人は少しずつ変わる」でおなじみの人です。いつ結婚したのかしら。晩年の高田渡さんの近くにもいらしたようですね。そのあたりの結びつきがよくわかりません。ハコさんの曲だと、「気分を変えて」が一番好きかな。小さな体で、すごい迫力でした。 →Wikipedia: 山崎ハコ若い頃の顔のイメージは岸本加世子さんみたいに写ってるジャケットもあるが、香西かおりさんや洞口依子さんと区別がつかないこともある。あ、あくまでも私の話です。私の場合は、90年代にハコさんが出した『十八番』というアルバムが好きです。もちろんオハコって読みます。ハコさんが昭和歌謡を歌っています。今は手に入らないようなのが、残念。あれ?『十八番』はamazonだと品切れだけど、楽天ブックスでは扱ってるな。注文したら本当に来るのかしら。『山崎ハコ/十八番』(1994年) 1. アカシアの雨がやむとき 2. 今夜は踊ろう 3. みんな夢の中 4. 上を向いて歩こう 5. 再会 6. 東京ブギウギ 7. 圭子の夢は夜ひらく 8. さらば恋人 9. 本牧メルヘン 10. 時の過ぎゆくままに 飛・び・ま・す 綱渡り
2007.01.04
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