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この歳末はいつになく多忙を極め、 記事はおろか、落ち着いてPCすら開けない状態だ。 昨日も、今年2回目の記事のない日を記録してしまった。 それでも日に約300の方から訪問を頂いている。 記事を書けば400に、 2度更新すれば約500というのが、最近のアクセスである。 日に数千という方から見れば小規模なのだろうが、 アクセス数30から始め、ここまで訪問を頂けるようになったことを、 今一度かみ締め、記事の内容に反映していきたいと思っている。 今日は中3特訓の初日。 欠席もなく、在籍中3生の85%に当たる「28名」が顔を揃えた。 男子16名、女子12名。 みな、志望校を抱え、 それを現実の進学校にしようと、真剣に考えている生徒たちだ。 午前9時半から午後9時半まで、 丸半日の頑張りの中で、君たちは何を掴んだのだろう。 夜になり空腹の中、プリントも山のように溢れ、 それでも誰一人として弱音を上げずに喰らい付いていた。 明日も同じ時刻から始め、 夜にはそのまま24時間の徹夜特訓になだれ込む者が何人もいる。 彼らは一睡もせずに、大晦日の夕方過ぎまで走り続ける。 この3日間の特訓で私が描いているものは、 君たちが達成することで得られる充実感。 大量の情報と取り組んだ時間を、君がしっかりと掴み、 新しい年の土台とし、エネルギーにして欲しいのだ。 どれだけ理解したかではない、 どれだけ浴びて、どれだけ苦しんだかという、 普段の学びを越えた部分にこだわって欲しい。 理解は年明けの取り組みで、血肉にすることが出来る。 だが年末の加速的なカウントダウンは、今だけ。 そこを普段のペースではない、刺激的なリズムで過ごす。 そこには、今しか出来ない格別な意味があると思っている。 疲れている仲間もいる。 だが止めてしまえば、君は未完成のまま年を越すことになる。 「やる気がないのなら、帰れ!」 「真剣なやつに迷惑なんだよ!」 私の檄に、君らの姿勢は引き締まる。 ペンを持つ手に力が入る。 それでいいのだ。 まだ甘えたい、遊びたい、楽しいことで友と盛り上がりたい。 そんな14歳と15歳たち。 君らがここに集合し、何かを期待していることを、 私は感じながら、強弱を付けながら答えを与えていく。 明日はもっと厳しくしよう。 君のために、それが必要なのだ。 そう思っている。 私も明日は徹夜だ。 金曜は徹夜、土曜は4時間睡眠、昨日も3時間睡眠。 今日ももう午前2時半を回っている。 だが期待を持ち、定時に整列する君たちがいる限り、 私も限界まで頑張る。 だから、君たちも精一杯闘って欲しい。 14歳半の仲間たち。 終わったあとの笑顔が楽しみである。
2008.12.29
今年の指導は、残すところ中3受験生の年末特訓だけとなった。 29日、30日で、休憩時間を除く18時間超の特訓がある。 毎年ドラマが生まれる、スーパー特訓だ。 ほぼ貸切で缶詰めになり、相当ハードなものになる。 夏の特訓を経験しているのなら、その倍くらい厳しいと思ってくれればいい。 毎回、数名の泣きが入るが、今年はどうだろう。 参加人数は昨年を上回り、過去最高となった。 みなの意欲に応え、それ以上に強烈な塊をぶつけてあげよう。 プリント・資料は膨大な量になる。 運ぶのに都合のよいカバンを必ず用意されたし。 何度も言うが、やる気のない者が来ても収穫はほとんどない。 君の姿勢ひとつで、成果は比例級数的に変わっていく。 早めに来て前の席を確保し、学びの体勢を整えることだ。 開始30分前に来るのと、開始ギリギリに来るのとでは、 もうすでに大きな差が付いているということを理解せよ。 いつものことで解っていると思うが、遅刻は許さない。 学校は無遅刻なのに、塾は遅刻する。 そんな心の甘えがあるのなら、それは厳しく糾弾する。 何をしに、どんな目的のために、この特訓に参加するのか。 自分の基盤を一度見直し、 最高に頑張れたという手応えを記録に残して欲しい。 最後は合格するまで帰れない。 君の本気とはどの程度なのか、しっかり見届けてあげよう。 29日月曜、9時30分。 決意表明の記入からスタートする。
2008.12.27
このブログを見ている受験生たちに伝えたい。 先ほど、自習をしていた受験生が帰っていった。 夜10時45分の時点で7名。 最後の4名は、11時半まで頑張っていた。 今日は朝から冬期講習を行っていたが、 彼らはみな、その朝の開始から来ていたメンバーだ。 この教室で、約14時間の時を過ごしたことになる。 この気合が何を意味するか。 他の受験生たちも考えてくれたらと思う。 君は、今日、どんな時を過ごしただろう。 君だけの誇れる成果を、堂々と日記に刻めただろうか。 中途半端に終え、 11時過ぎにもうすでに寝床に入っていた者はいないだろうか。 W・M・H・N・H・A・K。 彼らの頭文字だ。 夜9時ごろだろうか。 途中、ちょっと休憩を取り、 受験の仕組みや合否判定について、色々話をした。 みんな不安なのは分かる。 でも君がこうして居残り、ここに居るからこそ、 私の説明を聞き、納得し、少し安心することが出来た。 違うかな。 帰っていたら得られない収穫とでも云うか、 そんなものでよければ、 頑張っている仲間には、いくらでも語ってあげようと思う。 ここに居て、自分の課題を黙々とこなしていく。 そんな受験生が、これから先どんどん増えるだろう。 家で誘惑に負け計画倒れになるのなら、 ここを使えばいい。 今日の彼らは、みなバラバラの陣形を敷いた。 暗黙の諒解なのか、相談したのか、 固まればロスが生じることを知っていて、敷いたのだと思う。 入試へのカウントダウンは、 とうとう前期まで37日、後期まで60日となった。 先週末に撮った写真。 あれから、もう192時間が消えた。 君はその間、何をしてきただろう。 教室は明日も開ける。 誰よりも大きな君のエネルギーを、 持って来いよ。 ★応援(クリック)を頂けると嬉しいです ↓
2008.12.26
冬休みに入ったが、 連日、冬期講習と自習のメンバーが40名ほど入れ替わりにやって来る。 受験生にとっての命運を分かつ、密度の濃い期間がしばらく続く。 冬期講習について一つだけ言っておきたいことがある。 それは、「冬期講習は君らの学習のメインではない」 ということだ。 決められたスケジュールにそって受講するのはもちろんだが、 講習会は強制的に組まれたメインメニューではない。 君たちの計画の中で、学習の流れとバランスの中で、 利用しながら価値を拾っていく、「サブメニュー」 なのである。 そのことを念頭に置き、有効に活用していくことが大切だ。 決められた時間に駆けつけ、終わると速攻で帰っていく。 君の目的は、ここに座り、何をすることだろう。 シアターのように受け身で聞き流し、 家に帰ってもテキストは開かない。 それで成果が出るなら、みんなすでに文句のない成績のはずだ。 講習会をサブに捉えている者は、 早めに来て自習し、講習時間になるとスーッとその内容に入っていく。 終わった後もしっかりと自分の作業に時間をかけている。 彼らにとって一日のメインは、 流れを意識しながら、記録を残していくことなのだ。 どんな収穫が手に入ったのかを、常に意識している。 受験生ならば、残りの期間を考え、自分が何をすべきか、 日々の細部に渡る組み立てを、もう一度見直すことは大事なことだ。 自習をしろということではない。 講習会のエキスを吸い上げ、まとめ直せということだ。 君にとっての一日を意識し、講習会のあり方を定め、 活用していくという視点を持てということである。 テキストを閉じ、カバンにしまうのは、 自分が納得してから。 納得出来ないのなら、居残り、闘ってみなさい。 それが受験生の姿勢であり、 成功を引き寄せる 「軸」 となるのだ。 冬期講習は君がすべき学習の、 ほんの一部でしかない。 中心は君が組み立てていく日々の闘いにある。 そのことを忘れるなよ。 ★応援(クリック)頂けると嬉しいです ↓
2008.12.25
先週実施した 「英単語トライアル」 の採点が終わった。 各学年、上位2名に賞品を進呈としたが、 やはり、出来る者と出来ない者の差がはっきりと出ている。 これは 「得手不得手」 や 「能力」 の差ではない。 普段からの努力と、書くという行為に掛けてきた時間の差。 どれだけ習慣化されているかという、「意識」 の差である。 暫く前にもトライアルを行っている。 その時と同じ問題に、また答えられない。 苦手だからではない。 自分のためにリカバリーすることを面倒くさがり、 弱点を放置しているから、また同じ失態を繰り返すのだ。 何度も繰り返す、 改善されない姿勢は見苦しい。 少なくとも塾に通い、力を付けようというのなら、 自分なりの汗を、次の結果に繋げる努力をしてみなさい。 今回、100点の生徒が出ている。 敢えて言うが、 その生徒が優秀なのではない。 その生徒の 「努力」 が優秀なのだ。 「姿勢」 が、「過程での頑張り」 が優秀なのである。 試験を行うことを予告し、範囲も掲示した。 あとは君たちがテストをどう位置付けるかの問題だ。 君は自分のために何を投資しただろう。 何を何回書き、どれだけ必死に練習して臨んだだろう。 教科書のリストをただ適当に眺め、誤魔化しているのなら、 君は何回やっても敗者のままだろう。 やってやるという姿勢がなくては達成できない。 時間を惜しまず努力し、頑張るという行為がなくては達成できない。 そんな単純な結論を、 君は一体、何度経験しようというのだろう。 学ぶということは、 そういった苦悩を受け入れ、自分に掛けてみることなのだ。 もう一度言う。 適当にやっているのなら、 君はいつまでも敗者のままだ。 何度も同じ失敗を繰り返すのは、見苦しい。 塾が君たちに仕向けるハードルは、 その失敗を次の成功に転化させるための布石。 利用するのは君だ。 得点結果がどうのということではない。 年明けの初めに、また同じ問題をやり、 満点が取れるのかということなのだ。 85点でも、90点でもない。 満点を取るために、どれだけ真剣に見直し、 どんな訓練を積めるかということなのである。 自分に投資するとは、そういうこと。 数々の試験を経験し、それを 「点」 で捉えて流してしまう者と、 「面」 で捉え、自分の糧に出来る者との差は、 暫く先に成果というかたちで滲んでくる。 どうせやってもダメだから。 なら、やるなよ。 塾にきて、うだうだ自分の非力を正当化するのなら、 家でテレビでも見てろよ。 君が成長するためには、君が自身の手を汚し、 時には涙を我慢し、頭を悩ませなくてはならないのだ。 成功は勝手に転がり込んでは来ない。 トライアルが面倒だとさえずっている暇があったら、 ノートに書きなぐり、頭に叩き込め。 再度言う。 適当にやっているのなら、 君はいつまでも敗者のままだ。 何度も同じ失敗を繰り返すのは、見苦しい。 喰らい付き、必死に掛けてみることで、 君は今よりも高いステージに近づけるのである。 100点は頭がいいから取れるのではない。 決してその生徒が優秀なのではない。 その生徒の 「努力」 が優秀なのだ。 「姿勢」 が、「過程での頑張り」 が優秀なのである。 取るべく努力をしているから、取れるのである。 君はその過程を、努力のエッセンスを、 学ばなくてはならない。 ★応援(クリック)ぜひお願いします ↓
2008.12.24
朝9時から、先日の理社一問一答の続きを実施。 前回出て、今回欠席した者が数名いた。 彼らは自分のやり方で仕上げたいのだろうから、 こちらからは敢えて言う言葉はない。 「対策」 は、飽くまで個人戦に備えての 「準備」。 綿密に点検を施し、どれだけ自分が安心できるかという、 ひとつの 「達成証明」 でもある。 塾を利用し手に入るものは、君の判断で向き合えばいい。 『年末18時間特訓』 の締め切りも、25日と迫ってきた。 1年の頑張りの総決算。 クリスマスだろうが、冬休みだろうが関係ない。 受験生はみな日々前進していく。 追い越されるなよ。 ゴール直前で、ゾロゾロと抜かれていくほど悔しいことはない。 年内残り一週間で君が達成できるもの。 さあ、何が待っているか。 もう一度見つめ、越えられるように準備しておこう。 君の計画表はいつも手元にあるか。
2008.12.23
ただ今、徹夜中。 記事を書く時間がありません。 今日は申し訳ない。
2008.12.22
生徒の保護者様から頂きました。 しかもこんなに。 ありがとう御座います。 年末年始特訓も、これで乗り切れそうです。 感謝!
2008.12.21
今日は朝8時半から教室に詰め、 業務が終了したのは、夜の11時半だった。 午後には、中3生の貸し切りの模試を行った。 公立入試の本番に合わせた、予想模試。 君はどこまで本気で答案を埋められただろうか。 リスニングや作文もある模試を、5教科一気に行う。 みなこの教室では初めての体験だ。 試験はハードルであり、越えることで形あるものが手に入る。 残された期間を考え、一回一回を大切に感じながら乗り切ろう。 休憩なしの5教科模試。 疲労と空腹がピークに達する、夜7時前。 最後の理科の試験中にひとつ罠を仕掛けた。 完全に解き終わったのなら、答案を提出して帰ってもいいと。 ただし、あと15分、制限時間終了までは模範解答は渡さない。 まだ解いている者がいるのだ。 今日解答が欲しければ、最後まで見直し、頑張り抜きなさい。 生徒たちの反応は様々だった。 空欄だらけの答案を提出し、速攻で帰った者。 もう埋められないと観念しながらも、最後まで残った者。 ラストの1分まで入念に見直しをしていた者。 4時間頑張った今日の自分には、一体どんな収穫があったのか。 その確認をすることは、とても大切なことだ。 模範解答までの15分が待てずに帰った者。 今日、君が注いだエネルギーは、宙に浮いたままではないのかな。 解答と照合し、分析と反省を加えて初めて、 君の貴重な 「時」 が完結するのではないのか。 諦めながらも最後まで残り、解答を手にし、 懸命に自己採点している生徒もいた。 中には食事もせずに、10時まで見直しとまとめをしている生徒もいた。 答案の判定は1月半ばに帰ってくるだろう。 だが、受験ロードもここまで来たら、 大切なのは 「結果」 ではなく 「蓄積」 なのだ。 毎日何を記録していけるかという、「こだわり」 なのである。 せっかくの頑張りにピリオドを打たずに、 マトリックスを見ている場合ではないのである。 差というものは、意識によってグングン開いていく。 私が全員を最後まで引っ張り、模範解答を手渡ししたとしても、 居残り、すぐに自己採点を始める者がいれば、 開くこともせず、数日間カバンに押し込んだままの者もいるだろう。 何が大切なのか。 日々の反省と収穫を、丁寧に残せる生徒は、 確実に伸びていく。 見直しなさい。 そして「かたち」を進行形で貯めていきなさい。 それが君たちの仕事なのだ。 君たちの中に、 遅くまで残り、しっかりピリオドを打っていった仲間がいる。 そのことを全員に伝えたい。 ★応援(クリック)よろしければお願いします ↓ 現在全国3位
2008.12.20
昨日の件はもう終わりにしよう。 結局徹夜で待っていたが何もなく、今日も連絡すら無かった。 私の方から電話すれば済むことなのだろうが、 その気は毛頭ない。 と言うか、してはいけないと思っている。 周囲が気を回し過ぎて、大切なものを失っていく。 そんな気がするのだ。 人と人との営みとはどういうものなのか。 約束の大切さとはどういうものなのか。 責任の重みとはどういうものなのか。 中学生として学んでおかなくてはいけないことを、 今後、機会を見て語っていきたいと思う。 ボーッとしている今の私の頭に、 お疲れさんだ。 入試が近づき、平常授業と自習が交差するため、 夜の教室は生徒で溢れている。 期末終了後、少し自習の生徒が減ったが、 ここに来てまたピークに近い状態になっている。 今日も瞬間、45人を超える子どもたちが教室にいた。 午後7時40分ごろ、自習組のM君とH君が、 机がありませんと言ってきた。 確かにどこもかしこも埋まり、空きはなさそうだ。 この間も他の生徒に言ったが、 そんな時は受験生は立ってでも勉強するもんだ。 勉強なんてものは、本人の意欲があれば何処だって出来る。 椅子に座り、道具を広げ、城を築くことだけがすべてではない。 テキストを手に、ブツブツ言いながら歩き回る。 その気になれば、玄関でも、ホールでも、床に広げてでも、 自分の貴重な時間を創れるものなのだ。 せっかく来たのなら、その熱意を形にして帰ろう。 逆境での学び方に工夫が出始めると、 不思議とより強い成果が出てくるもの。 環境や普段の型が崩れた部分ほど、印象に残るものなのだ。 夜9時前。 下駄箱は子どもたちの靴で溢れていた。 テキストを手に、カバンを持ち、 元気な 「かたまり」 がやってくる。 一日の出来事を抱え、嬉しいことと不安なことを背負いながら、 ここに笑顔の輪を作りに、 あるいはその輪に入れたらと、集まって来る。 いつも、子どもたちの「サロン」でありたい。 そんな空気を、この玄関の中に大事に育てていきたい。 声を掛け、反応し、会話が弾んでいく。 「ねえ、ねえ、今日ね・・・」 輝く瞳が姿勢を描き、 スーッと学びに入っていく。 勉強も、悩みも、交流も、 すべてが君のために、手を広げ待っている。 そんな温かい空間が、いつもここにある。 外は自転車で埋まっていた。 全部で37台。 一人、また一人と集まっては乗り捨てる。 そのときの表情はどんなだったのだろう。 食事を慌てて掻き込み、飛んできた。 部活で疲れた足を引きずりながらやって来た。 一台一台に溢れる期待が、 ネオンに照らされ紅く染まっていた。 ★応援(クリック)よろしければお願いします ↓
2008.12.19
生徒からの連絡を待っているのだが、 来ない。 絶対あると信じて、まだ教室にいる。 直接来るかも知れないと看板を点灯し、入り口も開けて待っていたが、 今しがた消灯した。 先ほど、ほんの5時間前に交わした約束。 家に帰り、親に確認し、至急電話をしてくるという約束。 君の手違いでこうなり、 今日中に連絡がないと、大変困るということは何度も説明した。 なのに、なぜ来ないのだ。 事情があるのなら、明日朝に連絡するとか、 今、待っている私に伝えるべき言葉があるはずだ。 私は約束を守り、待っているのだよ。 受験生よ。 君のための、大切なことではないのか。 猶予を与えてもらったのは、君の方ではないのか。 君にとっての約束とは、こんなものなのかい。 生徒と交わした約束。 電話をもらうか、直接用紙を持ってくることになっている。 もう君は熟睡中なのだろう。 でも、私が約束を破り、帰るわけにはいかない。 2時でも3時でも、 4時でも、起きてここで待っている。 君のために、待っている。
2008.12.18
受験生たちがあちこちで、「自己PR書」 の下書きに夢中だ。 前期試験に提出する、自分をPRする文言。 いざ書こうと思うと、なかなかしっくりいかない。 学校で先生に直された部分をヒントに、 自分の良さをどう書き込もうかと、みんな頭を悩ましている。 私は回りながらアドバイスを与えていく。 ぜひ書き込みたいこと、書いてはいけないこと、 そして表現のコツなどを、紙面を見ながら色々話していく。 自己PR書の基本は、志望理由だ。 そしてそれに繋がる中学時代の自分が、右半分のPRに生きていることだ。 私は中学生活をこう送り、それを踏まえて貴校を志望し、 入学後はこのような高校生活を送り、こういった将来への展望を描いている。 この流れが、紙面全体から 「強い意欲」 として漂ってくることが、 とても大事な点である。 入学を志願する以上、 受け入れ側の高校の求める生徒というものも、知っておかなくてはいけない。 「求める生徒像」はしっかり見ただろうか。 不十分ならば、面接での言葉にも生きてくるので、 ここに書かれた志望校の発表をもう一度確認しておこう。 相手の方針に沿ってくすぐるような表現も意識してみたい。 あまり評論家気取りで堅苦しく書かず、 中学生らしく、誠実に、情熱さを込め、爽やかな印象を大切にしよう。 PR書に書いたものは、面接での受け答えに整合性がなくてはならない。 自信を持って語れる自分の良さを、存在を、 堂々と書いてみることが何よりだ。 公立高校への出願は1月27~28日に行われる。 当日、君は高校に何を持っていくか知っているか。 「入学願書」 「地域選抜志願書」(該当者のみ) 「調査書」 そして「自己PR書」の4点だ。 書留等で郵送も可能だが、ほぼ全員が直接高校に出向き、渡しに行く。 もう一ヵ月後には、それらの書類が揃う頃だ。 ここまで頑張ってきた自分が、いよいよ選抜のステージに立つ。 本当にその高校に行きたいのなら、 今書いているPR書に素直に熱意を託してみなさい。 自分では気付かないPR出来ること、いっぱいあるぞ。 入試も迫ってきたので、 今一度、21年度の入試要項を見直しておこう。 手順や、証紙、金銭などの確認は、早めに。 「選抜実施要項」 また、これは学校側が作成するものだが、 「学習の記録等一覧・学習の記録等学年内評価分布表」というものがある。 中学が生徒の志願先高校に送るものだが、 一体どんなものなのか、親御さんも含めざっと目を通しておきたい。 分布により評定の「厳しい」「緩い」がある程度分かるだろうが、 果たして高校が細かく分析し、合否の資料に使っているかどうかは分からない。 参考までに添えておく。 書式の後半部分に注目して欲しい。 「学年内評価分布表及び調査書作成要項」 その「作成書式」 今年もとうとう、あと二週間。 肝心な学力アップは順調か。 一生に一度の高校受験。 周囲に支えられ、支援され、受験できること。 感謝しろよ。 そしてその分、 今日を、今の時間を、大切にな。 ★応援(クリック)ぜひお願いします ↓
2008.12.17
本日は二つの大事なイベントの締め切り日だ。 一つは、中3生第8回北辰。 1月に行われる、長いこと挑み続けてきた北辰の最終回である。 この第8回の受験には意味がある。 試験内容が、本番に合わせ、 リスニングや作文、新傾向問題などで工夫されているだけではない。 何よりも、受験一ヶ月前に、 本番に向けて臨場感を体験しておくことに価値がある。 受験生にとっては最後の点検であり、調整なのである。 北辰を私立の確約のためと位置づけている者は、 この1月の参加を回避しようと考える。 だが、公立高校を受けるのならば、受験ロードは終わっていないのである。 その定めるべき視点を、絶対に曖昧にしてはいけない。 続けることで保たれていく、目に見えないリズムがあるのである。 また北辰は単元を振り分け、 一年間を通じてひと通りカバー出来るように問題が作成されている。 この8回目に割り振られた単元を解き、確認しておくかどうか。 しかも入試で狙われる3年生後半の単元が、この回に密度濃く盛り込まれるわけで、 仕上げとして大きな意義があるのだ。 受験当日の会場では、この最後の北辰を体験した者とパスした者が、 一斉に同じ問題を解く。 100問を超える問いの中に、幾つか類似問題があるかも知れない。 さあ、どちらが優位に立てるか。 よく考えて決断して欲しい。 数年前、わが息子たちもしっかり受け、 そのリズムを保ったまま受験を迎えた経験がある。 14回の北辰のラスト。 締め切りは今日だ。 もう一つの締め切りは、「冬期講習」である。 こちらも本日までに申込書を提出となっている。 中3受験生は必修、中2生以下は希望制にて受け付けている。 すでに何名か中2生の申し込みを受けたが、 新受験システムを睨んでの、意識の高まりが感じられる。 中2も、もうあと一年で受験だ。 受験学年になり、さあどうしようと慌てるのではなく、 今の時点でリカバリー出来ることを、丁寧に描き直しておく。 とても大事な作業である。 中2生でも、受験に向けて動いている者は、 とうに真剣に時を過ごしている。 課題に向き合い、早期に手を打つ大切さを、 ぜひここで考えてみよう。 早くから動いた者ほど、有利なのである。 中3生はいよいよ入試直前の仕上げの期間だ。 冬期講習は年間カリキュラム上必修であり、 また、ここでのエネルギーの使い方が、年明けの流れを決定づけていく。 それほど大事な期間だということを、認識して欲しい。 さすがに追い込み期に入った意識の高まりか、 みな、かなりの数の講座を申し込んできている。 自分のすべきことの総決算として、悔いのないように攻め込んでいく。 今だから、この冬だから出来る自分への投資を、 ぜひ最高の記録として残して欲しいと思う。 29日からの年末特訓も設定しているが、 これも毎年、大半の生徒が参加してくる。 ブログの12月記事を数年分遡って見てもらえれば、 その意味合いや臨場感は分かっていただけるかと思う。 年末特訓は冬期講習とは別枠のものなので、 今日はまず、 未提出の者は「冬期講習」の申込書を必ず持参するように。 なお、タームによってはすでに満席が出つつある。 調整が入る場合もあるので、事前にご承知おき願いたい。 数日前にも書いたが、この冬は受験の総決算。 今までの延長で考えていては、他者にどんどん抜かれていく。 勝負に勝つには君が動くこと。 時間と闘い、限界まで攻めること。 教室はそんな君の姿勢を期待し、 また全面的に後押ししていくことを約束する。
2008.12.16
今日から 「英単語トライアル」 を実施している。 平素からの学習の定着がどの程度なのか、 問われたことに対し、どれだけ正確に書けるのか、 その力量を問うためのテストだ。 様子を見て回ると、 答案の埋め方に、それぞれのドラマが見える瞬間がある。 すらすらと埋めていく生徒の隣で、 空欄だらけで埋められない生徒が、頭を抱えている。 前学年の単語が主体の問題であることは、 解いている本人が一番分かっている。 それでも埋められない。 ええと・・・ええと・・・・と、 欄外に何度も書き、以前の記憶を辿っている。 この、苦しみ生産しようとする姿は、 子どもたちが学ぶ上で最も大切な、輝く瞬間だ。 思い出し、急いで紙面に書きなぐる。 消しては書き、 また消しては考える。 私は一体どんな練習をしてきたのだろう。 期末の時は書けたのに。 一年前の単語なのに。 「l」だったか、「r」だったか、 ここに「u」が入ったっけ。 何か変だな、何か違うんだよな。 何度も書き換え、消し続け、答案はしわだらけだ。 そんな苦悩のドラマが、一人一人にしっかりとある。 真剣な表情で黙々と書き込む姿。 健気な姿。 私はその様子をじっと見据え、頑張れよと呟く。 そうじゃないだろ。 心で呟く。 定着というものは、自分では評価できない。 試されることで、発見と、反省が生まれる。 だから私は定期的に、確認の網を掛ける。 子どもたちがブツブツ言おうが、問題を作り、配る。 定期的に行う健康診断のように。 足跡を見直す点検を大切にしていきたい。 試験中に見せる子どもたちの仕草は、 今日までのドラマの総集編のようだ。 そんな君らしい姿に、 この教室の温かい空気が、今日も宿っている。 頑張れよ。 そこ、違うだろ。 ほら、小文字じゃないだろ。 心で語りながら、君の答案を見守る。 欄外に何度も書き、以前の記憶を辿っている。 書いては消し、 また懸命に書いている。 この、苦しみ生産しようとする姿は、 子どもたちが学ぶ上で最も大切な、 輝く瞬間だ。
2008.12.15
昨日、受験生たちの前で、今後の勉強について少しだけ語った。 その中で、 残りの期間で伸ばせる可能性のあるものに力を入れよと指示した。 力の投入、言い換えれば時間の投入に対して、 効果の現れやすい作業に比重を置けという指示だ。 勉強法にも計画にも、それぞれの流れがある。 だが、残りの期間を考えれば、時間対効果は絶対に外せないことだ。 みなそれを考えずに、苦手に時間を割き、 結果、ことごとく伸びずに、ズルズルと本番を迎える。 一度リセットして欲しい。 過去の成績の推移を冷静に見て、 総合点で伸ばすためには、どいつをどう料理すればいいのかを、 単元ごとにリストアップしてみることだ。 そこに、教科ごとのラインはない。 この時期に来て、 「数学と社会に力を入れる」 なんて言っているようでは、どうしようもないのだ。 そんな台詞は春に誓うべきもので、 今はその結果として、 さらに細分化された、単元ごとの完成度に視点を置いていなくてはならない。 数学の「三平方」「確率」「立体の応用」「新傾向問題」、 社会の「日本の産業」「明治から終戦まで」「経済分野」と、 攻めるべき単元をより具体化させていくのが、この追い込み期の作業。 そこに「英作文」や「運動とエネルギー」が入ってもいい。 5科全体を俯瞰し、単元単位で計画を見直し、組み立てていくのである。 私は皆の前で言った。 これから時間対効果が期待できない教科の順位。 「国、数、英、社、理」 成績が悪いからと、国数に膨大な時間を割くなら、 「理・社」にもっと効果的な楔を打ち込めと指示した。 理社は暗記科目ではない。 だが、県の入試においては、ある一定の暗記だけで解ける問題が多いのも事実。 知っていれば解ける。 そんな問題を徹底して拾い、得点源にしていくのである。 昨日の「理社一問一答」は、そんな貧弱な知識を発見し、 何を解法への武器と装備していけばいいかを、 各自のリストとして再確認してもらう目的で行った。 他ブログで、 「理社は今から暗記しても遅い」というような内容を拝見したが、 理社を専門に、徹夜で対策を講じている身として、 ひと言申しておきたい。 私も以前にこの場で、理社は暗記教科ではなく、 理論や法則、全体の流れの把握が大事な教科だと述べた。 それは今でも変わらない。 電流なども、法則が把握できずに正解を連発するのは不可能だ。 社会でも、確かに条約改正の流れを知らなければ解けない問題もある。 では、知らなければアウトなのかと言えば、 そんなことはない。 電流はオームの法則を知り、磁界の基礎理論を覚える。 条約改正は、日米修好通商条約、領事裁判権、関税自主権、岩倉使節団、生麦事件、ノルマントン号事件、陸奥宗光、小村寿太郎を、 断片的ながらでも頭に入れていく。 その単純な暗記により、即答できる問題が必ずある。 今からでも知識を増やせば、正答出来る可能性を高めることが出来る。 理論や流れをこと細かく説く時間があればいいが、 ないのなら、覚え、答えを用意できる状態を目指せということだ。 ノルマントン号。 イラストを覚え、領事裁判権を関連付け、 一つのグループとして括れれば進歩なのである。 一問一答は無駄ではない。 問いの文には、贅肉がそぎ落とされたエキスが詰まっている。 何も知らない生徒に解かせ、知恵を一つずつ蓄えさせていく。 問いの文を何度も反復し見ることで、 少しずつ問われるベクトルが分かってくる。 それは今さらやってもダメだとか、 ただ暗記していてもダメだとかいう発想とは別の、 積み上げるという次元での、可能性を高める修練だ。 少なくとも我々塾の指導者は、 受験の差し迫った子どもたちに、大言壮語な理想論を語るべきではない。 理想は指導者が噛み砕き、 今こいつらに指し示し、輝きを増すような、 笑顔を取り戻せるような、 前進することで得られる方法論を与えるべきであろう。 一問一答では解けない問題も確かにある。 だが、その訓練を重ねることで、得点のベースを保てることも事実だ。 仮にあるのなら、狙われる角度を補足で説明すればいい。 きさまらはとにかく知恵のエネルギーを蓄えろと指示し、 その知恵を工夫し使っていく術を、 別の工程として伝授すればいいのである。 初めからその工程を括って浴びせようとするから、 中途半端な伝わり方しかしない。 りんごの皮むきを指導するには、りんごが必要だ。 そのりんごは生徒に用意させる。 生徒にここに持って来させることで、次が生きてくる。 我々が全て揃え、さあやるよではダメなのだ。 りんごを苦労して手に入れさせ、机に置かせる。 それが第一歩なのである。 満点を狙うのならば、別の方法がある。 だが、そこそこの得点を目標に置くのなら、 やはり知識を蓄え量で勝負する暗記こそ、最良の方法であろう。 私は生徒を前に、理社こそ暗記で追い込めると語ったが、 それは生徒たちの知識がが余りにも貧弱だったからだ。 問いの半分が知っていれば解ける問題ならば、 知っているということが勝利なのである。 それを知らないで苦手だと言っているのならば、 まず問いの洪水に身を預けてみることだ。 理論だ全体把握だ、あるいは応用だという話は、 その次のステップである。 だがそのステップにしても、そこで不明なものが出てくれば、 あるいは何か発見があれば、 覚え、暗記しようとするのではないか。 結局突き詰めれば、すべてが暗記の連鎖なのである。 入試問題が応用を試すものならば、応用の練習からやらねばならないか。 それは違う。 基礎知識を蓄え、使える道具を具えてこそ、 応用の扉が開けるのである。 理社の一問一答は、ただ暗記のためにやっているのではない。 身に付けることが自信になり、自分の武器になり、 それを駆使して解き、正解していくという、 一連の解法のステップの、導入確認として行っている。 社会や理科は厳密に言えば暗記教科ではない。 だが覚えることで一定の成果が出ることも事実。 他教科と比較しても、効果を考えるならば、 残りの期間に時間を注ぐべき重点教科であろう。 暗記は無駄ではない。 「全反射」「日周運動」「院政」「蔵屋敷」。 一つ覚えるごとに、得点の前進が手に入っていく。 今はとにかくそのエネルギーをより強くしていくことだ。 暗記では入試問題が解けないというのは、 中2生に語る言葉だ。 時間があり、じっくり取り組める立場の者に仕向ける、 ローギアの指導だ。 現中3生はそれを前提に、どう仕上げるか思案している。 過去問が解けないのなら、解くための道具を与えてあげる。 そいつらをことごとく広げ、 お前にはこれとこれと、重要なものを区分してあげる。 私たちが受験生に出来ることは、 そんな基本知識を、 トップギアで、 いかに上手に子どもたちの身になって仕向けてあげられるかということ。 用語を答える問題も、 応用を試される問題も、 すべては暗記するという一歩から始まるのである。 だから私は一問一答にこだわる。 知っていれば解ける。 知っていないから解けなかった。 そんな単純な理論が、過去の生徒たちの記録に残っている。 理社は必ず伸びる。 100でだめなら200を知り、 200でだめなら300を知ればいい。 それは解法の触手を植えつけること。 その第一歩が暗記なのである。
2008.12.14
姿勢が真剣になっていく。 少しずつだが、半年前にはなかった力が、 あちこちから湧き上がってくる。 中3受験生たちと接していてそれが分かる。 解けなくても、空欄でも、それは恥ずかしいことじゃない。 私は皆の前で、何度も言ってきた。 出来ないからここにいる。 仮に出来たとしても、 次のステップを探し、自分を高めるために、 君は休まずここに来る。 以前まったく埋められなかった紙面が、 誤答もあるにせよ、君の手で埋められるようになっていく。 何度もやってきた成果なのか、 やらなければならない時期がそうさせるのか。 師走の教室には、今年も同じ風景が訪れている。 今日は理社の一問一答に20名以上の受験生が集合した。 ほぼ全員、定時には着席していた。 高校の関係で途中の入れ替わりが数名あったが、 皆、自分のためによく頑張っていたと思う。 ただ、3名、連絡もなく欠席した者がいた。 理由があり休むのは致し方ない。 だが欠席理由を報告もせず、現実にここに来ることも出来ないのなら、 君たちに塾から与えるチャンスはもうない。 そう思ってもらおう。 我流でやりたいようにすればいい。 私は強制権で駆り立てているのではない。 こういう特別補習のチャンスがあるよと、知らせ、 君たちがそこに参加して、研き、力を付けていくことを待っている。 受験は君たちの問題だ。 周りがお膳立てし、案内人になれたのは、 この秋まで。 前期試験まであと50日と少し。 何を求め、どう動き、どのように仕上げていくかは、 君に決定権がある。 重い荷物を運ぶのに、持ち運ぶための掴む部分がない。 大切な荷物を運ぶのに、底が傷んで抜けそうだ。 ならば掴む部分を付け、底をしっかり修繕しなければならない。 その点検は君がすべきこと。 そして、直すためにどうすればいいかと考えることも、 実際に直すという行為も、 みんな君が自分で計画し、実践していくことだろう。 試験当日、安心して運べる荷物を、 今からコツコツと仕上げていく。 その意味合いをよく考えてみて欲しい。 模擬試験、冬期講習、年末年始特訓。 この冬には、他にも様々な補習特訓が待っている。 補習の参加は自由だが、受験の参加は自由ではない。 やるべきことをやらずに、汗をかかずに、 合格だけはしたい。 そんな迷いがあるのなら、ここに来ればいい。 皆の真剣な姿勢と空気を感じに来ればいい。 教室も、受験も、逃げやしない。 その距離感は君がどう動くかで、前後していくのだ。 仲間が動く、県内のライバルが動く。 ならば君は、さらに強く目的に向かって動くのである。 冬期講習の提出締め切りは、週明け火曜日。 君のラストランはどんな計画だろうか。 荷物にしまい込むべき可能性を、ここでしっかりと点検し、 受験に向けてスパークさせて欲しい。 中3生は必修。 期限内に必ず提出だ。 ※ 一問一答はやはり量が多くなり、 2度に分けて行うこととした(生徒たちに告げた通り)。 23日朝から、理科・公民をメインに続きがある。 未履修の範囲もよく見ておこう。 今回の解答は週明けに配布する。
2008.12.13
「理・社一問一答」を作っている。 君たちのために、 何度も徹夜しながら作っている。 先日予告した1200題という構想は、少し下方修正し、 約1000題で行うことに決定した。 参加は強制ではない。 公立高校を志望し、 絶対に合格したいと思う者だけ集まればいい。 高校入試の問題を嫌というほど見てきた私が、 責任持ってリストアップし、君らに与える。 必要と思うのなら、定時に着席し、心して受けなさい。 但し、条件がある。 13日、午前9時30分。 その時に教室にいて、自分を研こうとする姿勢を見せた者にだけ、 分厚い問題を与える。 来れるはずの者に関して、遅刻は一切許さない。 もちろん、遅刻者や欠席者には問題は与えない。 仲間に借りてコピーすることも禁止する。 そしてもうひとつ。 理由なく途中で早退する者は、問題を回収する。 中途半端に合流し、資料だけ欲しがる者には用はない。 そんなことなら、家で我流でやっていればいい。 私もいい加減な気持ちでやるわけではない。 襟を正し、君らと対峙する。 そして君らにエネルギーを仕向ける。 真剣に飛躍したい者は、当日朝9時30分前に、集合しなさい。 木曜までにひと通り、欠席、遅刻、早退の申し出は受けた。 申告のないものは全員参加と受け止めると掲示もしたが、 これで必要部数が分かった。 学校や進路の事情で合流できない、 あるいは、そのために遅刻早退が避けられない者には、 この事前の申告をもって、後日問題を与えることとする。 やる気のある者だけ集まればいい。 中途半端なヤツは来なくていい。 自分のために得点をどうしても上げたい。 そういう情熱を持った者だけ、 熱い姿勢を見せに来なさい。 たった一人だろうが、 来た者には、最高の可能性を注ぐつもりだ。 繰り返すが、 事前の断りもなく、正当な理由もなく遅刻した者には、 問題は渡さない。 私の性格をよく吟味し、 注意せよ。 ★応援(クリック)できましたらお願いします ↓ 今ひとつ苦戦中・・・
2008.12.12
問題用紙は、 まともにその状態のまま開いて解かなくてもいい。 用紙の位置を変え、折り目を付け、 自分のやり易い形態にしてしまえばいい。 理科の予想模試などでは(入試も同じだが)、 見開きの左に 「実験・観察」、右に 「設問」 というケースがよくある。 その時に右の 「設問」 を 「実験・観察」 の下に持っていく。 用紙はただ折っただけなので、見開き7面のうち、6面は移動できる。 設問を見てから、実験・観察を確認していく。 正誤の選択問題や、グラフを用いた計算問題などでは、 視線を何度も往復しなくてはならない。 人の目は、横書きの文章は上下に追うことに慣れている。 ならば左右に分離しているものを、上下に組み合わせ、 見やすくしてあげればいい。 距離が近づくことで、行ごとの視点移動も楽になり、 見落としや、見まちがいのリスクが減る。 このように、用紙は正直に開いている必要はない。 英語の長文など、ひと塊が大きいときには、 折り目を付け、設問部分を移動させることも出来るだろう。 リスク回避は、工夫によって可能になる。 自分なりの効率のよい解き方を、色々考えてみなさい。 昨日、 生徒に問題を解かせていている時に指摘したことだ。 ★応援(クリック)に感謝いたします ↓
2008.12.11
知らないから、解けない。 知らないから、解答用紙が埋まらない。 ならば知ればいい。 100でだめなら、101、102と重ねていけばいい。 200に挑戦し、 300を執念で覚え切ればいい。 単純なことなのだ。 なのにどうしてやらない。 中途半端に未完成をいつも晒し、 出来ないと、 頭悪いと、 逃げのセリフしか言えない。 知っていれば解けるものが、こんなにある。 それをろくに克服しようともせず、 勉強法が分からないだと? みんな苦しいんだよ。 苦しみながら、懸命に闘ってるんだよ。 泣き言は、やるべきことをやってからだ。 ほら、 目の前にあるそいつを知ってみろ。 悔しければ、真剣に覚えてみろ。 辛くて泣くくらいに、繰り返し挑んでみろ。 解けるということは、 お前が執念で知り、勝負に勝ったということ。 解けないうちは、 お前は自分の負けを認めなくてはならない。 勝ちたいのだろう? ならば、勝つために動けよ。 勉強法もくそもないんだよ。 ここにある300個のうち、何個ものにしたか。 50なら50なりの、 250なら250なりの結果が、 答案に復元されるのだ。 知らなければ解けない。 知っているから、答案が埋まる。 だから頭脳に、可能性を焼き付けるのだ。 単純なことなのだ。 今やるか、 今ひとつでも掴もうとするか。 アベレージを上げてみたいと、どれだけ思うか。 そしてその行為に、 どれだけ熱い誇りを携えていられるか。 結局は、 その差なのだよ。 ★全国の子どもたちに学びと笑顔の輪を ★応援(クリック)よろしければお願いします ↓
2008.12.11
中3生にお願いがある。 この冬期講習に命を賭けて欲しいということだ。 君たちは12歳で中学に入学し、もう3年近く学んできた。 色々なテストがあり、その度に一喜一憂してきた。 北辰というハードルを何度も越え、偏差値というやつと向き合ってきた。 長かったよな。 でもその長い道のりも、あと2か月半で終わる。 それは中学生活の7%の時間だ。 受験の詰めに入った、最も深い大事な期間がこれから始まる。 眠い眼をこすり、夜遅くまで机と向き合ったこと。 半べそかきながら苦手教科を懸命に暗記したこと。 定期テストで努力が実り、笑顔で友と語れたこと。 塾で叱られ、自分に悔しくていつまでも涙したこと。 そんな君のストーリーが、 これからの時間の中で決着を迎える。 こだわって欲しいのだ。 人生の中で初めて迎える、自分に投資し、切り拓いていくこの瞬間。 誰の手でもない、自分の手で、汗で、 最後の大きな壁を乗り越えていこうとしていることを。 助走に入った今、 君はもちろん、周りの人たちも素敵な結果を願っている。 だから、 この冬は、後悔のない、最高の手応えを残して欲しい。 ギリギリまで自分の可能性に賭けて欲しいのだ。 この冬期講習は、今までの夏や春の講習会とは違う。 弱い所だけ少し補強して済んだ、過去とは違う。 それは君だけでなく、親御さんにも解って欲しい。 カウントダウンに入った入試に対し、 自分の立ち位置を定め、点検し仕上げていくという、 過去にはない、重要なラストランなのである。 今しか出来ない投資。 君は桜が咲くころ、君はどの高校の門をくぐるのか。 冬に気を抜き、あるいは冬も同じ波長で過ごし、 不本意な結果に終わった仲間を、私は何度も見てきた。 あと少し頑張っていればという本人の言葉が、今も忘れられない。 ここまで過ごしてきた経緯を踏まえ、 それぞれにとっての、最後の熱い冬休みが待っている。 受験直前の貴重な期間。 今までとは違う気合と密度を、 君自身が、ストーリーの終わりに強く刻んで欲しい。 限界まで書き込んだ申込書を、 この塾長に差し出して欲しい。 中学生活の残り7%。 やり直せない時間は、受験生全員に与えられている。 ほんの少しでも可能性を拾い、 真剣に見つめて欲しいと思う。 迷いながら、悩みながらも、 ここまで足跡を残し、 頑張ったこと忘れずに・・・・ ★全国の子どもたちに学びと笑顔の輪を ★応援(クリック)よろしければお願いします ↓
2008.12.10
勝負というものは、 本人の持つパワーとアベレージで決まる。 力のない者が勝つためには、力を付けるしかない。 運も必要だろうが、それは勝負の軸にはならない。 安定した結果を残すには、 やはり1ミリでも、 自分の技量を高めていく努力を軽んじてはいけない。 「すごろく」 に使うサイコロは、普通は正六面体(立方体)だ。 1回振ると平均で3.5の目が出る。 調子のいい時は 「6」 が連続で出るかも知れない。 だが何度も振っていれば、「1」 や 「2」 も必ず出るものだ。 「1」 が出たとき、君は言うだろう。 「ついてねぇー」 と。 さあ、これは本当についてないのだろうか。 目が6種類均等にあるということは、何が出るかは確率の問題だ。 君はその6通りの数の中で勝負し、運良く高い目が出ることを期待している。 「7」 を出したいと思っても、叶わないことだ。 見方を変えれば、それが君の実力なのである。 君が力を付けたいと思うのなら、 発想を換えなくてはならない。 正八面体のサイコロを手に入れるのである。 最大 「6」 だった力が、最大 「8」 になる。 実力を身につけるということは、 そういう、より高いパワーを内部に築いていくこと。 仮に低い数が続いても、追いつけるだけの安定性を、 自分が、努力を通じて手に入れることなのである。 正十二面体なら、どうか。 正二十面体なら、どんな展開が待っているか。 勝負というものは、結局己の力量で決まる。 失敗しても勝てるほどの力と自信を、 君自身の手で掴むのだ。 他者との差は、力の差。 戦う武器は、努力によって進歩していく。 君はどんなサイコロで戦っている。 普通のサイコロが当たり前と思っていないだろうか。 ★全国の子どもたちに学びと笑顔の輪を ★応援(クリック)よろしければお願いします ↓
2008.12.09
金曜に「過去問ノート」について書いた。 そこで、翌日土曜の対策授業で皆に説明すると触れたが、 その土曜の段階ですでに用意している生徒がいた。 ブログを見て、すぐ動いたのだろう。 教室の長である私の方針を正しく受け止め、 趣旨を把握し、行動に出る。 どう使うべきかを考える以前に、とにかく揃えてみる。 その前向きな姿勢には、熱い合格への信念を感じた。 土曜は昼過ぎに対策を終え、 その後も自習で残るメンバーが数名いた。 その中のある生徒が、文具店の袋を手にしていた。 中身はノートとマーカーだった。 私の説明を聴き、昼休みにすぐに買いに行ったのだろう。 文具店は自転車でなければ簡単に行ける距離ではない。 真剣に聴き入り、自分のためにすぐに対応していく。 嬉しい反応である。 そして昨日の月曜、さらに別の生徒が「過去問ノート」を持ってきた。 実際に使ってみて、その使い込み方を見て欲しいと言う。 記入方法は、私の説明を忠実に復元したもので、 彼なりに工夫して「まとめ」の作業も記されていた。 解説などをヒントに、 要点やリスト、暗記事項等をさらに書き込むといいだろうとアドバイスした。 彼ら3人はその専用のノートを手に、 昨日も今日も過去問を解いている。 伸びるだろうと思う。 意識がどこまで波及するかは分からない。 だが、あるヒントを聴き、それに得体の知れない価値を感じたのなら、 動いてみてはどうだろう。 結果がどうなる云々ではない。 効率と成果を考えた改善案を、私が君たちに与えた。 「過去問ノート」。 そいつを料理するのは君たちだ。 道具が手元にあり、調理が始まる。 動くことで、自分に必要な次の行為が見えてくる。 前向きに、やってみようという姿勢がきっかけになり、 作品が完成していくのである。 それは最終的に未完で終わっても、 過程のある、立派な作品なのである。 ★全国の子どもたちに学びと笑顔の輪を ★応援(クリック)よろしければお願いします ↓
2008.12.09
○これからの時期、ぜひ用意したいもの *高校受験用 「ノート」 自分のカルテ用(弱点を網羅する) 「ノート」 過去問、実戦模試用 「マーカー」 黄色 *基本的な文具の他に指定として 「ファイル」 バインダー形式(プリント・答案の保管) 「クリヤーファイル」 A4・60ポケット(重要プリント類の一元化) 「ふせん」 内容で色分け出来るもの(あらゆるものに活用) 「情報カード」 暗記用(英文・リスト・図表などに使用) 「カードケース」 暗記用(暗記項目をはさみ持ち歩く) 「ホワイトボード」 45×60位のもの(情報記入・用紙貼り付け) 「クリヤーホルダー」 プリントの一時的な区分として 「計算暗記用、反復練習用紙」 B5束/500枚×3束(主に暗記用・机に置く) 「市販要点集」 持ち歩ける小型のもの 「ダンボール箱」 不要なものをどんどん放り込み整理 「教科書」 入試教科1年からすべて ○その他、机周りに備えたいもの 「カレンダー」 自分用を机の前に掲示(書き込めるもの) 「文具類」 ホッチキス・クリップ・糊などは自分用に用意 「縁起もの」 お守り、置物など 「モチべーショングッズ」 必勝・合格関連グッズ、志望校のパンフなど 「観葉植物」 意外と落ち着く効果あり ※逆に「ケータイ」「ゲーム」「テレビ」「コミック」などは部屋から除外しよう。 ケータイは、夜間はリビングなど、置き場所を決めておくとよい。 ★応援(クリック)よろしければお願いします ↓
2008.12.08
君が病院に行けば、症状を医師に説明するだろう。 君が不動産屋に行けば、探している立地や間取りを説明するだろう。 君が花屋に行けば、何のギフトなのかその目的を語るだろう。 君が歯科に行けば、痛い虫歯の部分を指差し説明するだろう。 君が本屋に行けば、頼まれた本のタイトルを店員に伝えるだろう。 君がホテルに行けば、フロントで宿泊の意思と予定を告げるだろう。 君が眼鏡屋に行けば、不自由していることを店員に相談するだろう。 君が部活部屋に行けば、熱い入部の意思を先輩部員に告げるだろう。 君が占い師の所に行けば、悩みや気になることを子どものように語るだろう。 君が自ら訪ねる。 その行為には、必ず目的がある。 そしてそこで未知の人と会話を交わす。 当たり前なことだが、とても大切な意味を持っている。 君は毎日行動し、そういった出会いの準備をしている。 その深い意味を感じたことがあるだろうか。 今は物を買うにしても、コンビニで済む時代。 無言で会計し、無言で立ち去る。 それが日常なのなら、敢えて変えよとは言わない。 だがこの年になり、自分が味気ない買い物をしていると、 こんなものかなぁと思う。 昔は、買い物の時には必ず会話があった。 「おばちゃん、これください!」 「はいはい、○○ね。お利口さんだねぇ」 「ありがとう」 「お母さん元気かい?」 「うん!」 「寒くなってきたから風邪ひかないようにね」 「うん、さようなら!」 子どもの頃、店のおばちゃんと話した他愛のない会話を思い出す。 買い物を頼まれ、いつも走っていた。 そして会話の内容は、いつも同じだった。 会話自体に学ぶべき内容はないが、 今思うと、何か途轍もないものを学んでいたように思える。 語り、語られる。 人としてもっとも大切な奥行きのある経験。 そんな日常が、当時の空気には普通に宿っていた。 近所のおじちゃんと話し、おばあちゃんにご褒美をもらい、 お兄ちゃんに怒鳴られ、小さい子に話しかけられる。 そんな泥臭い日々の中で、私は人と接する機微を味わい、学んでいた。 今はコミュニケーションがなくても生きていける時代。 だが肝心な時に、自分の意思を語れるかどうかは、 今もとても大切なことだろう。 冒頭のような会話には、それぞれに目的があり、 君が営みを生産していく上で必要なものだ。 君はその一つ一つを、自分の器でこなせるように、 普段の会話を通じて磨いていかなくてはならない。 小銭を手に魚屋に行き、秋刀魚を4尾買ってくる。 語らなければ伝わらない。 語ることで、知らないものが見えてくる。 無言では為しえない、温かい空気をそこに感じて欲しい。 何十年しても生きているであろう、 何だか嬉しくなる学びを感じて欲しい。 君が塾に来るのも、目的があるはずだ。 ならばその目的を喜々と語って欲しい。 店の主人であるような私に語って欲しい。 「頑張れよ」 「風邪ひくなよ」 私が聞いた昔日の言葉を、今度は私が語ろう。 君が 「ありがとう」 と言い、にっこりと笑う。 他愛のない会話でいい。 語ることの素敵な一瞬を、 君の中のほんの一部に、自然に感じて欲しい。 そんな明日を、ここはいつも用意している。 勉強を超えたものがあったっていいじゃないか。 君のために、話せる空気を、 私は、いつの日も用意していたい。 ★全国の子どもたちに学びと笑顔の輪を ★応援(クリック)よろしければお願いします ↓
2008.12.07
塾を学校の延長と思っている生徒は伸びない。 教わったことを、説明されたことを、 記録もせずにただ聴いている。 私がボードに重点を書いても、ただ眺めているだけ。 学校の先生がつまらない内容を説明し、 それをかったるそうに聴くような、そんな姿をここで再現している。 はっきり言って、これでは力が付くわけがない。 塾は自分の穴を埋め、伸ばす目的で通う場所。 その目的がいつの間にか風化してしまった者は、 まずその大切さから、丁寧に描き直さなければいけない。 板書の説明を赤で懸命にメモしている。 私の語った内容に対しても、情報を残そうと文字を刻んでいる。 私が出ると言った項目はもちろん、 それ以外も可能な限り記し、知識に復元しようとしている。 昨日の対策授業で、そんな生徒を目撃した。 伸びるだろうと思う。 いや、だろうではなく、進行形で確実に伸びている。 100の知識がうごめく教場で、 彼女はその殆どをカバンに詰めて帰っていく。 何かを得るためにここに座り、 その得るべき目的が目の前にある。 そいつを彼女は当然のように掴んでいく。 私が、これは拾えよと、全員に仕向けた情報を、 さあ、誰が持ち帰ろうとするのか。 私は観察しながら、半年後の様子を想像する。 100のうちたったの10さえも抱えられない。 覚えられないのなら、情報を記録すればいい。 なぜそれさえもしないのか。 塾は暗記道場ではない。 手ぶらで来て、頭を頼りに覚えて帰る。 ブツブツ言いながら、とにかく記憶する。 そんな頭脳訓練に特化した場所ではない。 手があるのなら、道具があるのなら、 使えるかたちを残してみなさい。 袋のようなものに、どんどん詰めて持って帰りなさい。 そして家でそいつをもう一度広げてみるのだ。 成績の低い子は、上位の子のことをこう言う。 「あいつ、頭いいからな」 だが、成績がそこそこまで上がってくると、 そういう台詞は語らなくなる。 成績上位の子は、さらに上位の子に対し、 「頭がいい」とは言わない。 必ず、「頑張ってる」「努力してる」という表現を使う。 それは自分の成績の経緯を振り返り、 頭の構造ではなく努力によって築かれることを知ったからだ。 塾で時間を割き、何かを残そうと思うのなら、 残すための行為をじっくりと見直そう。 塾は学校の延長ではない。 暗記道場でもない。 要領と君の姿勢によって開花の時期が決まる、 学びのサンプルが用意され、いくらでも持ち帰れる、 メディカルセンターなのである。 どう記録し、自分のために真剣に蓄えられるか。 成績なんてものは、 君のそんな小さな汗によって、 やがて集合体として作られていくものなのだ。 手を使い、五官を使い、 楽しみながら。 ★全国の子どもたちに学びと笑顔の輪を ★応援(クリック)よろしければお願いします ↓
2008.12.07
昨日の中3対策授業の参加率は、3分の2程度だった。 多い少ないではなく、集まった仲間たちに対し、 我々は役立つであろう知識と情報を与え、メッセージを添えていく。 来ない者には与えない。 この場に居ないのだから与えられない。 もちろん対策授業には、仕向けられた問題を自ら解き、 課題を探し、自分流に補強していくという目的もある。 「解く」 というハードルは、知恵の飛び交う瞬間。 大量に解きながら、そこに収穫の記録を築いていく。 その自分の作業に、あるいは我々の語る言葉に、 何か熱いものを感じるのなら、ここに座りに来ればいい。 点は欲しいけど行くのが面倒くさい。 分からないけれど、時間を費やしに行くのがかったるい。 ならば家でダラダラと迷路を辿っていればいい。 制限時間のない迷路を、書いては消し、幾度も繰り返し、 妥協していればいい。 締め切りのサイレンは確実にやって来る。 心の波長は浮き沈みするが、実力は一方向だ。 生徒たちには、そのことがよく分かっていない者が多い。 対策を通じて思った。 いくらやっても点が取れない。 だからやっても無駄だ。 君はそう判断し、ペンの握りを緩める。 では、やめることで実力が自然と付いていくのか。 実力とは自身で築き、研きを掛けていくもの。 苦労しながら、制覇しながら、君自身が勲章を目指し行動することで、 「可能性」 を得ていくことなのだ。 君は問題を解きながら思う。 いつも答えられない。 ならば解けるように、パワーを育てていくしかない。 20問で3問しか正解出来ない。 友は18問正解している。 何が違うか。 積み上げてきた経緯が違うのだ。 得点というものは、点が取れる可能性に比例して表れるもの。 君はいくらやっても点が取れないと言うが、 点を取るためのコツなど存在しないのだということを知っているか。 得点とは、取るべくして取る、一方向のエネルギーの値なのである。 君は100のうち10しか知らない。 友は100のうち80を制覇している。 ある問いが仕向けられた時に、正解出来る可能性はどちらが高いか。 分かっているのなら、 君は力を20に30に引き上げる努力を惜しんではいけない。 その方向は、100に向かって続く一方向なのだ。 1週間懸命に頑張ったのに、結局点が取れなかった。 それは誰もが経験することだ。 問題というものは、たった100個ではない。 何千の中から、たった数個が試されるのである。 そこで正解し点を取るためには、 その数千という塊をターゲットに、崩していくしかないのだ。 百やって、やっと数%の可能性が得られる。 そのくらい厳しいものなのだということを、認識しなければならない。 そして、それを前提に、 可能性を高める作業を重ねていくのである。 自分自身に、攻められても受けられる免疫を蓄えていくのである。 今日やった10のトライは、確実に君を前に進めている。 駅まで2キロを徒歩で行く。 歩数にして約3000歩。 10歩前に進むということがどういうことか、イメージしてみよう。 1週間毎日10歩進めば、後ろに69歩の足跡が残る。 3000にはほど遠いなどと思ってはいけない。 その69個の努力の中に、次の試験の問いが眠っているかも知れない。 コツコツと100、200と重ねることで、 その確率はどんどん上がっていく。 そして、今すでに君にはベースになる実力がある。 だから3000といっても、スタート地点は800かも知れない。 1200かも、1700かも知れない。 その起点をしっかり定め、 あと何歩自分を研けるかを考えてみよう。 一日に10歩進めば、 一週間で69歩の足跡が残せる。 可能性を高める一歩の踏み出しを、大事にして欲しい。 方向は決まっているのである。 ★全国の子どもたちに学びと笑顔の輪を ★応援(クリック)、できましたらお願いします ↓ 現在全国1位 現在全国13位
2008.12.07
朝8時半からやっていた 「北辰対策」 が、今し方、やっと終了した。 最後は声が嗄れて閉口したが、 中3も中2も姿勢よく受けていたのが、いつになく印象的だった。 中2の演習を進めていて分かったのだが、 明日の試験の範囲に、まだ学校で習っていない単元があるらしい。 しかも非常によく出る「磁界と電磁誘導」である。 最後のほうで判明したので、十分な説明時間を取れなかったが、 ほんの10分程度で理解できる内容でもなく、 今回は出題されないことを願いたい。 しかし相変わらず、学校の進度と模試の範囲にズレがあるようだ。 3年生ではなく、2年生までがその影響を受けている。 模試は学校指導の年計画を踏まえ、 少し遅れ気味に範囲が設定されているはずなのだが、 それでもまだ教科によっては学校が追いついていない。 2年のうちから遅れを引きずると、3年になってからが大変だ。 進度を他校と比較する機会を設けるなど、何とか工夫していただきたい。 困るのは生徒。 ハンディを背負うのも生徒。 地元中3の公民が、この12月で、まだ経済分野はおろか、 「三権分立」すら教わっていないという現実。 もう100%入試に間に合わないと判っても、 毎年改善されない学校の授業計画。 生徒は模試の会場で、「習ってません」 とは言えない。 何とかして欲しいものだ。 ★ブログへの応援(クリック)できましたらお願いします ↓
2008.12.06
集計中のため、現在までの判明分。 5教科上位者。 1位 464点 2位 461点 3位 457点 4位 455点 5位 444点 6位 443点 (4教科で361点という生徒がいるので、変動の可能性あり) 上記の中に、学年1位、2位、がいる。 100点達成者は、3名。 うち2名は中2理科の電流にて達成。 対策補習を通じ高い理解を保っていたが、満点は素晴らしい。 90点以上の数も、ほぼ前回中間並み。 英語・数学の学校平均点が50以下と、厳しい学年もあったが、 総じて、数学や社会には高得点が多く見られた。 5科でプラス80点以上と大きく伸ばした生徒もいるが、 詳しい集計は全体の結果が揃ってから。 「得点結果票」を嬉しそうに出す者がいれば、 二つに折り、伏せて出す者もいる。 良かった、悪かったの背景に、 どれだけ頑張ったのかという、それぞれの自信と反省がある。 年末・年始、自分の課題を見失うなよ。 また次が来るぞ。 ★全国の子どもたちに学びと笑顔の輪を ★ブログへの応援(クリック)よろしければお願いします ↓
2008.12.06
過去問を解かせようと問題を配ると、 答えをどこに書いたらいいのかと訊いてくる生徒がいる。 県別の公立や学校別の私立には、解答用紙が綴じられているが、 他県の問題を電話帳で解く時には、そんなものはない。 彼らは、「解答用紙があって、そこに書くもの」 と決め付けているのである。 と言うか、模試などでそういうスタイルに慣れてしまっているのだろう。 以前に、過去問の解答はノートにせよと書いた。 「過去問ノート」 今後の追い込み期に必要なことなので、 もう一度まとめておきたい。 まず、専用の解答用紙を使った場合の欠点だが、 自分が何をどう解き、どう間違えたのかという、 肝心な焦点がボケてしまう点にある。 解答用紙は答案であり、その紙面の○や×を眺めていても、 そこに完結に至る情報はないのである。 赤で正解を書き込んでいく。 「ウ」 「14時」 「ない」 「c、d、a、b」 この答え自体に、さあどんな意味があるだろうか。 学ぶべきことは 「ウ」 ではなく、 なぜ 「ウ」 なのかを、問いと照合し理解することにある。 そして理解するためには、要点を明記しておく必要がある。 一枚すつバラバラで、しかもサイズの異なる解答用紙を使うと、 ファイルが散漫になり、情報の一点集約がしづらい。 仮に要点をメモしても、統一性がなく、やがては散逸していく。 ノートを使用した場合はどうだろうか。 私の勧めるやり方は、 ノートの見開きのうち、左を解答欄に、右を要点・解説に使うというものだ。 左ページの解答欄には、左寄りに罫線を3本ほど縦に引いておく。 問いの番号を記入する欄である。 そして答えは 「1問1行」 を基本に、下方向に累積していく。 間違えても右方向に詰めて書いてはいけない。 「1問1行」 を守ることで右側に余白が生まれ、 そこに間違えた場合の正解と留意点が書き込める。 その正解や留意点も上下に綺麗にまとまることになり、 再度確認する時に大変見やすい。 右のページには、 課題を抽出したまとめや、重点項目、リストなどを書き込んでいく。 解説の付いている問題ならば、それを大いに参考にし、転記していく。 大切な図表、資料、一覧などは、イラストでもいいが、 問題を切り取り貼り付けてもいい。 「ここが視点で、狙われる!」 とか、 「こういう問題のときの解法のコツ」 などと明記し、 問題ごと貼り付けて、ライン・印・マーカーなどを駆使してまとめてもいい。 社会の年表・資料問題、地図などの図表問題、地形図、公民の総合問題、 理科の実験観察問題、表を用いた計算問題、国語の語彙・知識問題、古文、 英語の書き換え、会話文、英作文、あるいは長文問題の一部、 数学の証明、新傾向問題、円・三平方・立体などの問題・・・・ 問題ごと抽出してまとめていくターゲットは、無限にある。 それは、自身の得手不得手で定めていけばいいだろう。 ノート見開きの左上には、過去問の都道府県と年度を記入しておく。 模試ならば、模試名と年度を書いておけばいい。 このようにノートは、見開きを一単位として蓄積していく。 はみ出たならば、次の見開きに延長すればいい。 10回、20回と解いていくと、時間とともに情報が増えていく。 左ページには正解と注意すべきポイントが、 右ページには押さえるべき要点と練成項目、解法のコツなどがまとまっていく。 ノートを定め、そこに自分の頭脳を復元していく。 そういった感覚で、機能的にページをファイルしていくことがポイントだ。 規格のバラバラな解答用紙に書き込み、 ただ○付けをし、その後適当にカバンに押し込んでいる君。 一点に集約していくことの大切さを、じっくり考えてみよう。 目的は解くことではない。 ○と×を付け、正解を書き込むことでもない。 何点取れるかでもない。 たった一回の本番のために役立つ情報を、 どう工夫し、残していくかなのである。 「解く」 という時間に比例した、 再利用できる密度の大きい一冊を、君の手で作るのだ。 明日の北辰対策でも、このことに触れたいと思っている。 ★全国の子どもたちに学びと笑顔の輪を ★ブログへの応援(クリック)できましたらお願いします ↓
2008.12.05
教室のすぐ近くの歩道に穴を掘り、何やら工事をしている。 歩道といっても車道とガードで仕切られただけの、粗末なものだ。 工事は、どうも道路標示の設置のように見える。 歩道がそもそも幅員1メートル強のところに、 幅1メートル×2メートルほどの穴が掘られている。 当然、通路幅がほんの30センチほどしかない。 工事中の看板や囲いはあるが、 自転車やベビーカーなどがスムーズに通れないので、 みな車道に飛び出して通行している。 その車道が片側2車線の交通量の多い、車がバンバン通過していく道。 囲いも粗末で、鉄板は飛び出てるは、 警告灯は倒れて壊れているは、 穴の塞ぎかたもベニヤ1枚で隙間はあるは、 さらに囲い自体に隙間もあるはで、 非常に危険な状態である。 建設会社の名前も一切ないので、恐らく市の事業なのだろう。 そんな状態が一か月。 放置のまま、一向に進展がない。 教室の生徒も通るルートであり、処置が極めて危険でもあることから、 二週間ほど前に交番に連絡し対応を頼んだ。 私の電話に、巡査長(たぶん)は、すぐ見てみますと答えた。 その後、警察はどんな対応をしたのかは知らないが、 今日まで何一つ改善の様子は見られなかった。 穴の深さは1.2メートル程度だろうか、 先日の雨で、底には水も溜まっている。 囲いが曖昧な上、ベニヤもずれて大きな穴がむき出しになっていた。 今日、 その穴に、子どもが落ちた。 中学の女の子だ。 夕方、小さい子どもたちと何やらその地点で騒いでいた。 私は遠巻きに見ただけだったが、 その時はまさか落ちたとは思わなかった。 2時間ぐらいして再度その前を通ると、 ある婦人が小さい子を連れ、ベニヤを直そうとしていた。 事故に遭った子のお母さんだった。 子どもはどうやらベニヤごと穴に落ちたらしい。 幸い軽傷で済んだらしいが、 もし、もっと小さい子だったら、どうだったかは分からない。 頭を強打したかも知れない。 一人で遊んでいたら、発見が遅れたかも知れない。 私が以前通報したことや、その後も対応されていないことを話し、 事故の件はぜひ交番に言った方がいいと告げた。 お母さんも頷いていた。 私が全ての業務を終え、夜11時過ぎ。 現場を見に行くと、何一つ変わっていなかった。 相変わらず穴は放置のままだ。 私はその足ですぐ交番に行き、警官に詰め寄った。 「警察はなぜ、地域住民の安全を守ろうとしないのですか?」 「大きな事故が起きてからじゃ、遅いでしょうが」 「この前電話したのは私ですよ。その後何かしたんですか」 「うちの生徒も通る道なんですよ」 「車道に飛び出る人も何人も目撃している」 「小さい子だったら、穴に完全に落ちてるよ」 「市がやってんだか何だか知らんが、よく調べて対応しなさいよ」 「頼んだよ。すぐやってよ」 つまらない無灯火の取り締まりばかりやってないで、 住民に役立つ仕事をしなさいよ。 塾帰りの疲れた子を捕まえて何だと言うのか。 暴走族は野放し、周辺ではひったくりが多発。 先日も悲惨な事故が起き、中学生を含め3人が亡くなった。 こんな地域だからこそ、強化すべき優先作業があるだろうに。 交番で3人でのんびりしてる場合かい。 街は24時間動いているんじゃないのか。 言いたいことだけ言って立ち去った。 明日の変化が見ものだ。 ★全国の子どもたちに学びと笑顔の輪を ★ブログへの応援(クリック)よろしければお願いします ↓
2008.12.04
私が授業中のクラスや自習風景を見て回ると、 目が合う生徒と、そうでない生徒がいる。 目が合う生徒はよくこう言う。 「何ですか?」 「ちゃんとやってますよ?」 「ほら、こんなに頑張ってるし・・・」 私は頷き、「頑張れな」 と告げる。 自分なりにやっていることを、評価して欲しいのだろう。 その子にとって、普段の学習姿勢が込められた、 深い意味のある言葉のように感じる。 教室などでは、仲間の学ぶ様子が気になる。 そして自分で比較し、無理に合わせようとしてしまう。 家では、親の視線が気になる。 監視されているわけではないのに、 見られている、何か言われると思い込んでしまう。 何か、そんな、いつも周囲にアンテナを張り巡らしたような、 休まらない緊張を持ち続けているように見える時がある。 家でもやってないだろうか。 「何よ」 「ちゃんとやってるじゃん」 「ほら、こんなに頑張ってるってば」 勉強というものには適度な緊張が必要だが、 それは取り組んでいる自分に向けられたものでなくてはならない。 周囲の眼や、評価のために学んでいるのではない。 認められたいという思いは誰もが持っているが、 それが強い生徒ほど、周りが気になり、 自身の集中を欠き、本来の目的や効率とかけ離れていくことが多い。 もっとリラックスして、 自分のためにペンを握っている今を感じて欲しい。 家でも、学校でも、勉強の時に視点をどこに置くべきかを、 じっくり見直してみることも大切だ。 そうかと思えば、 「こんにちは~」 「あっ、塾長、こないだの・・・・」 「先生、先生、○○高校って・・・・」 と、すぐ意識が飛んでしまう生徒もいる。 それはそれで、別の意味での集中力の無さをさらけ出している。 お前が今やっていることに、もっと視線を集めなさい。 雑談は区切りが来たらすればいい。 夢中になり周囲が視野から消えていく。 外部の声や雑音さえもミュートになる。 そんな気迫のある生徒は、なかなかいないものだ。 まあ、いればいるで怖いが。 ★全国の子どもたちに学びと笑顔の輪を ★できましたら応援(クリック)をお願いします ↓
2008.12.04
ある中2生を呼び出した。 授業が終わり、一度帰宅した女子生徒。 夜も遅く、私も一瞬躊躇したが、 出した結論は、やはりお母さんの携帯に連絡を取ることだった。 9月から教室で実践している「トライアル」。 追試もなかなか合格に届かず、 期末試験前には準備が不十分という理由で、二度先送りとなり、 昨日がその結論を出す、約束の追試日だった。 期末の前に彼女と約束した。 先送りにするのなら、期末の終わる翌日に追試をする。 合格は100点。 彼女もそれを承知し、期末の後に真剣に覚えることも約束した。 塾生全員に示す通達ではない。 私とその生徒の間で交わした、深い約束だった。 私が電話すると、お母さんは明日受けさせるという趣旨を話された。 私は、今日実施すると約束していることを告げ、 もう一度教室に来てもらうことに了解を求めた。 明日では意味がない。 何日も前に、やる日は今日となっている。 責任者の私と交わした約束の意味を考えて欲しい。 準備がどうだろうが、食事をしていようが、 二人で決めた、定められた日にやるのである。 それが学ぶという姿勢。 これから先のことを考え、私の結論は今日やるということしかなかった。 11時だろうが、12時になろうが、待つつもりだった。 「今日やることになっていますので、もう一度来てもらうことは出来ませんか」 「分かりました、今から行かせます」 お母さんも、私がここまで言ってくることに何かを感じられたのか、 了解してくれた。 数分後、彼女は再度来塾し、追試を受けた。 結果はここでは触れないが、彼女はどう思ったのだろう。 この追試はただ慣例でやっているのではない。 今後の試験を視野に、必要だから提示している。 私もいい加減な気持ちで取り組んではいない。 だから決められた日が、ルールであり実行日なのだ。 猶予を与えた後の、明日では意味がないのである。 学ぶということは、計画と実践の連続。 期限までにどう仕上げ、どう纏め上げていくかは、 君の問題だ。 100点が合格点ならば、その点を取るために手段を選び、 自分で汗を掻かなくてはならない。 そして締切日に、 どこまで達成出来たのかを正直に判定しなくてはならない。 誤魔化しはきかないのだ。 1年後に受験を迎えるときに、 試験を一日ずらしてくれとは言えない。 定期テストも、提出物も、定められた日があるだろう。 その前提をしっかり守り、自分を制御していくことの大切さを、 君に苦労させることで理解して欲しかった。 私が、「じゃあ明日に」 と言えば、 君は成長できない。 きっとそれが普通と感じてしまうだろう。 だから来てもらったのだ。 厳しくしているのではない。 その姿勢が、学ぶという行為の 「軸」 なのである。 理解し、送り出していただいたお母さんには、感謝したい。 ここで仲間として頑張ってきた過去とは別に、 君のために譲ってはいけないものが、 許してはいけないタイミングが、あるのである。 君は自転車をこぎ、再度来てくれたが、 分かってくれただろうか。 君の闘いは、明日からもまだまだ続くのに・・・・ ★全国の子どもたちに学びと笑顔の輪を ★できましたら応援(クリック)をお願いします ↓
2008.12.04
塾生宅に冬期講習の案内を郵送したが、 到着したその日に、早速中3生が「年末特訓」を申し込んできた。 24時間トライアルを含め、まずは40時間の登録である。 本気モードに入った強い前向きの姿勢が感じられ、 指導する側としても嬉しいことだ。 また外部からだが、以前の卒生の兄弟より申し込みがあった。 他をキャンセルし、貴重な冬の時間を預けていただける以上、 成果が残るよう、最大限の力を注いであげたいと思う。 講習会の締切は16日だが、 早めに申し込まないと調整が入ることもあるので、注意して欲しい。 12月も今日で3日目だが、 この学期の終わりの過ごし方は、年間で考えるととても重要だ。 7月、12月、3月がそれに当たるが、 中学生などは期末が終わり、一気に気が緩む期間である。 後に長期休暇を控え、しかもしばらくテストもない時なので、 なおさら緊張の糸が途切れ、ズルズルと学習から疎遠になりやすい。 各3週間ずつあるが、それも年3回なら、約2か月の期間になる。 1年のうち2か月を、目的も計画もなく「ボケーッ」としていて、 毎年順調に成績が伸びていくわけがない。 直前の期末試験でせっかく保っていた頑張るリズムを、 一気にリセットしてしまうから、一からやり直しになるのである。 この12月をどう意識して乗り切れるかで、 3学期、そして新学年での手応えが大きく変わっていくのだ。 地元中学もすべて期末が終わったが、 みな家でどう過ごしているだろうか。 無計画でダラダラしているのなら、今日から精神を引き締めよ。 特に中2生。 受験まであと1年となり、この冬休みまでの期間は、 中学折り返しの総ざらいを試みる重点期間だ。 家ではかどらないのなら冬期講習も検討し、そして極力、塾に自習に来なさい。 ボーッとしていると、10、11月の努力が、すべてゼロになるぞ。 リズムを失うなよ。 忠告しておく。 ★全国の子どもたちに学びと笑顔の輪を ★ブログランキングへの応援(クリック)期待してます ↓
2008.12.03
『理・社一問一答テスト』を中3塾生にぶつける。 当月13日(土)、午前9時半開始だ。 今、問題を選定、作成しているが、 今年は例年になく大量になりそうだ。 当初最大500問と計画していたのだが、 どうやら大幅に問題数が増えそうである。 地理が250問。 歴史が350問。 公民が200問。 理科が400問。 このままいけば、合計で何と1200問。 1分で4問、1時間で240問。 1200問は、ちょうど5時間で終わる量だ。 9時半から始めて、途中休憩を入れ、午後4時まで。 その後採点と軽い解説を行う。 終了は夕方6時頃になるだろう。 教科書の用語と、時事的な重要キーワードはほとんど網羅する。 理科は原理や簡単な計算も組み入れる。 これだけやれば公立入試の単問は怖いものなしという、 指針となる巨大な塊を投じるつもりだ。 このブログを見た塾内の受験生。 腰を抜かしている場合ではないぞ。 今からコツコツ暗記準備を進めておきなさい。 あ、もうひとつ朗報を伝えよう。 年末にこの中から抽出した確認追試を行う。 不合格にならぬよう、注意されたし。 あと、ランクが伸び悩んでいるので、 生徒たちが訪れたら、 ↑ こちらをクリックし、塾長を応援するように。 問題数決定の参考にするかもね(笑)。
2008.12.02
公立後期入試までに残された日は、あと85日。 この85日を長いと思うか、短いと思うかで、 残りの日々の密度は大きく変わっていく。 「まだ余裕じゃん」などと高を括っている君に、 ひとつ単位を替えた話をしたい。 ・・・・・・ 「85日」 を 「85時間」 に替えて考えてみよう。 入試まであと85時間しかない。 日数にして約3.5日。 さあ、どうしよう。 残りの期間にすべきことは山のようにある。 あれもやらなきゃ。これも不安だ。 85時間の中には、 学校、雑用、面談や話し合い、移動時間、睡眠なども含まれている。 それらを差し引くと、実際に使える時間は一日の約4分の1程度。 85÷4=約21時間。 ほら、もう一日もないじゃないか。 どうしようなどと考えている間に、どんどん時が消えていく。 21時間で、一教科にどれだけ割り振れるか計算してみよう。 過去問を何問解けるか、暗記用語と何時間向き合えるか計算してみよう。 余裕など決してないはずだよね。 ・・・・・・ と、これは強引に時の単位を替え、騙しているからだと思う者。 では現実に戻して書き換えてみよう。 ・・・・・・ 入試まであと85日しかない。 月数にして約2.7ヶ月。 さあ、どうしよう。 残りの期間にすべきことは山のようにある。 あれもやらなきゃ。これも不安だ。 85日の中には、 学校、雑用、面談や話し合い、移動時間、睡眠なども含まれている。 それらを差し引くと、実際に使える時間は一日の約4分の1程度。 85÷4=約21日。 ほら、もう3週間しかないじゃないか。 どうしようなどと考えている間に、どんどん時が消えていく。 21日で、一教科にどれだけ割り振れるか計算してみよう。 過去問を何問解けるか、暗記用語と何時間向き合えるか計算してみよう。 余裕など決してないはずだよね。 ・・・・・・ 感じるものがあるのなら、動きなさい。 君が動こうが止まろうが、 テレビを観て笑いこけようが、 ケータイに夢中になろうが、 カウントダウンの針は止められない。 ★全国の子どもたちに学びと笑顔の輪を ★ブログへの応援(クリック)お願いします ↓
2008.12.02
『努力は必ず報われる』 よく耳にする言葉だが、実はこれには大きな誤解がある。 実際に努力しても報われない者は多数いる。 もちろん報われる者もいるが、必ずという表現は極めて曖昧だ。 このことはブログで何度か触れたが、 「努力」 という行為と、それによって得る 「成功」 とは、 実際には単純な比例関係は成り立たない。 検定試験や受験を考えてみれば、 努力した者が全員合格できるわけではないことは歴然だ。 では、努力は無駄なのか。 そんなことはない。 合否のあるトライは、ラインを越えるかどうかの問題だ。 ラインを目指し、越えようと努力する。 帰結点を定め、 一歩、また一歩と、積み上げ努力することで、 君の力は増し、可能性は確実に高まっていくだろう。 君が努力し頑張るのは、その可能性を手にするためではないか。 一つでも多くその可能性を知りたいからではないか。 「努力は必ずしも報われるとは限らない」が、 「努力すれば報われる可能性が得られる」のである。 その汗の量と、エネルギーの在り方が、 君に熱いものを約束してくれる。 だからみな頑張るのである。 期待を抱え、より高い地点を掴もうと打ち込めるのである。 努力しても無駄だと思えば、行動に意味が見い出せない。 無理だと思った時点で、君の成長は止まるだろう。 力を付けるということは、 繰り返し自分を責め、生産を求めてきた所産だ。 そこに近道も魔法もない。 誤魔化せない熱い行為に、君が価値を感じたから、 頑張ってこれた。 努力によって得られるものは、成功への可能性だけではない。 その過程で知り得た、知恵を得ることの悦び。 その過程で手にした、時間の大切さ。 その過程で掴み取った、自分への自信と強さ。 そういった掛け替えのないものへのこだわりが、 少しずつ君を高いステージに運んでいくのである。 『努力しても必ず成功するとは限らないが、成功した者は必ず努力をしている』 よく言われる言葉だ。 報われるかどうかと考えることが、いかに次元の低いことかを、 この言葉の意味を通じ、しっかりとかみ締めて欲しい。 成功者への参加資格に、 誇れる 「努力」 というものが眠っているのである。 可能性は君のすぐ近くに溢れている。 ひとつ拾い、またひとつ掴み、 視野を狭めることなく成功のラインに近づいて行く。 君のそんな姿は、とてもすがすがしい。 諦めることなく、毎日を特別にしよう。 自分の中で最高の日を意識し、演じてみよう。 熱い可能性は、 そんな接点に必ずある。 ★全国の子どもたちに学びと笑顔の輪を ★ブログへの応援(クリック)期待しています ↓
2008.12.02
本に目次があるように、 自分の勉強にも「目次」をイメージしてみよう。 勉強する内容には細かい単元がある。 それをただ同列に並べるのではなく、 グループ分けし、章、大項目、小項目と区分していく。 要するに互いの関連を機能化し、流れを作っていくのである。 それが出来ると、学ぶべき強弱が見えてくる。 自分にとって何に時間を掛ければいいか、 あることを学んでいる時に、何を視野に入れ、括っていくべきか。 そんな仕組みが、自然と線の繋がりになって出来上がっていく。 ここで注意すべきことは、 目的によって括り方をアレンジすることだ。 基礎学習であるならば、学習内容ごとに大きな章を設ければいい。 だが入試に向けて勉強を組み立て、まとめるのならば、 学習内容で括るのではなく、「出題形態」 で括ることにカギがある。 英語ならば文法項目で章を区切らず、 長文読解、書き換え、発音問題、自由英作文といった項目で区分けしていく。 地理ならば自然、産業、人口などと区切らずに、 世界地図総合、日本地図総合、データ問題のように区分けしていく。 実際の問題では、中京工業地帯とアンデス山脈は一緒に問われない。 問われるパターンに沿って、 そこに何をマークし、押さえるべきかを項目化していくのである。 入試用の要点集がいい例である。 出題形態別に編集してあるものは、追い込み期に非常に有効だ。 この手の問題はここに注意せよと、見やすい記号も使われている。 こういったものを参考に、 自分の手でオリジナルのまとめリストを作ってみる。 過去問を研究し、出題の型に沿って章を設け、 重点と問われるベクトルを散りばめていく。 自身の弱点と出題頻度を天秤にかけ、ポイントを描き線を引いていく。 数学ならば、平方根、多項式と履修内容で反復するのではなく、 初めの小問集として留意点を網羅していくのである。 受験前の作業には、即効性のある時間の使い方が不可欠だ。 いざ試験問題を前にして、 その手の問題の問いのパターンを多角的に押さえているかどうかは、 結果に大きな影響力を持つだろう。 型を知り、目次を設け、 そこに深い情報を塗り込み、総括していく。 視点を変えた、こういった勉強のし方もあるのだ。 受験生も残り80日。 一度見直してみたらどうだろうか。 ★全国の子どもたちに学びと笑顔の輪を ★ブログへの応援(クリック)期待しています ↓
2008.12.01
おお、一日天下になりそうだが、 あのホンダ先生を上回っている。 こちらです ↓ 皆さんのご支援に感謝いたします。 こちらは、まだまだ頑張らねば ↓ 全国ベスト10位内で安定できた時には(ほど遠い話ですが)、 役に立つ応援企画を、 教室から 「子どもたち」 と 「親御さんたち」 に向けて、 発信したいと思っています。
2008.12.01
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