マンハッタン狩猟蟹の逃げ場

マンハッタン狩猟蟹の逃げ場

2008年09月09日
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カテゴリ: 2008年08~12月読書
[1] 読書日記


  昨日、
  数日後に結婚式が迫っている友人から、久々にメールを受信。
  結婚式の受付を拝任した。

  良い機会なので、その友人から薦められていながら、
  永らく放置し続けていた、



有川浩 「阪急電車」(幻冬舎)

  を引っ張り出してきて、読了。

  阪急今津線の宝塚駅~西宮北口駅間の、
  主に車中を舞台とした連作短編形式の恋愛小説。

  各話章題も、

   宝塚駅
   宝塚南口駅
   逆瀬川駅
   小林駅
   仁川駅
   甲東園駅
   門戸厄神駅
   西宮北口駅

  と今津線の駅名。

  関西に住んでいる身として、競馬ファンとして非常に馴染み深い。
  沿線上に住んでいる訳ではないけれども、
  この作品中にも出てくる「仁川駅」には阪神競馬場があるので。
  以下、本文より抜粋。

   < 仁川には阪神競馬場があり、シーズン中の週末は競馬客でよく賑わう
    ――どころの話ではなく、大レースがあるときなどは歩行者信号で
    捌ききれないほどの客が詰めかけるので、電車で来る客を改札から競馬場まで
    直接流せるように地下に連絡通路が作られたほどである


  ちなみに、この連絡通路は出来てまだまもないので綺麗で、
  阪神競馬場のGI(大レース)優勝馬(あるいはゴールの瞬間)の写真が壁に展示
  されており、開放感もある。
  中山競馬場の、もしここで地震が起きたら生き埋めになるかも、と不安を煽るような
  連絡通路とは大違いである。

  閑話休題、
  この作品の感想をば。

  非常に軽い作品。
  分量、内容ともに。
  非常に明確なメッセージや、筋立て、  
  単純化された世界(事態)等は、ジュブナイル小説やライトノベル的。
  読んでいて、甘酸っぱい話というか、「青」酸っぱい話も……。
  中高生向け。

  とりあえず、作家に対する感想としては、やはり自衛隊ネタが出てきた、というところ。   





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最終更新日  2008年09月09日 23時40分47秒
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