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bunakishike

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2007年12月01日
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カテゴリ: 映画


「恋空」を抜きただ今映画ランキング1位の「Always続三丁目の夕日」。興行収入が28億円で、前作の32億円を抜くのも時間の問題だと思われます。誠に慶賀に堪えません。そのためか、入場者が多くて、私は前から4列目に座ることになり大変でした。何しろ画像が大きくて、全体が視野に入りませんし、早い動きになるとついていけません。この感覚は小さい頃に見た映画の感覚に似ています。

それによく見ると、像がぼけていて気になりました。これは技術的な問題なので仕方のないことですが、映画はやはり離れてみるものだということを痛感した次第です。

今回は前作の3ヶ月後、昭和34年の物語です。基本的には前作の登場人物に鈴木オートに居候することになる美加(小池彩夢)と、六子の幼なじみの中山武雄(浅利陽介)が新たに加わるといったところです。

 中盤過ぎまでは面白いところもありますが、比較的たんたんと過ぎていきます。後半も後少しの所で、突然襲ってきました。今回は、子供と一緒に見たので、悟られないようにするのが大変でした。

 全体的には、クライマックスの持って生き方が、終わりから少し離れていたため、前作に比べて感銘度は多少劣っていたかもしれません。しかし、当時の日本橋界隈を再現した映像がCGとは思えないリアルさで、とても感心しました。

■あらすじ

 鈴木則文(堤真一)のいとこの鈴木大作は事業に失敗し、娘の美加を則文の家に預ける。贅沢をして育った美加は鈴木オートの生活に馴染めないでいた。

 東大の同窓会に行った茶川は、同級生が自分をバカにしていることを知り、同窓会に出席しないで帰ってしまう。帰宅すると、淳之介の学校の担任の山村先生(吹石一恵)が待っていた。聞くと、淳之介は給食費を払っていないため、給食を口にしていないという。

 先生が帰った後、茶川は淳之介に問いつめる。米が値上がりし、茶川から貰っている分では足りなくなったため、給食費を当てていたことが分かる。このため淳之介は給食費を払えなくなってしまっていたのだった。

 一方、則文はいなくなったヒロミがゴールデン座で働いていることを突き止め、茶川に会いに行くよう勧める。則文と劇場に行った茶川だったが、関西の金持ちの旦那から結婚を迫られているヒロミを目撃する。

 給食費の件を知った龍之介の実父の川淵は茶川に淳之介を手放すよう迫る。結局、茶川は淳之介がまともな生活が出来ていないことが分かったときは淳之介を川淵に戻すことを約束する。

 追いつめられた茶川は再び芥川賞を目指し執筆を開始する。。。

■圧巻!日本橋のCG

 トモエ(薬師丸ひろ子)が一平と美加を連れて日本橋を通ったとき、昔の恋人の山本信夫(上川隆也)と出会うシーンが超リアルです。通行する車や電車もさることながら、高速道路が走っていない橋とその周辺の風景のCGが圧倒的な存在感を見せています。

■ストーリー的には平凡?

 前作に比べ、盛り上がりはあまりなかったように思います。

 美加が次第に鈴木家の暮らしに慣れ、自分で洗濯などのお手伝いをするようになったのもつかの間。父の仕事の都合で福岡に行くことになり、鈴木家の皆との別れが訪れます。ここいらへんはどこに出もある別れのシーンであまり感動しませんでした。

 茶川の小説を京都に向かう電車の中でヒロミが読むシーンは、小説の内容と相まってなかなか魅力的ではありましたが、サイコーとまではいかなかったように思います。

 子役達はそれぞれ成長していましたが、淳之介役の須賀健太が大きくなりすぎていて、ちょっと役柄のイメージからずれていたように思います。

 キャストの中では堤真一の威勢のいい達者な演技が光っていました。特に、茶川の弁護士に扮して、川淵と渡り合う?場面はそのドタバタぶりが面白かったです。 

 ということで、特にお薦めはしませんが、見て損はない映画だ思います。なお、映画の始めにちょっとしたハプニングが仕込まれています。これは見てのお楽しみです。

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Last updated  2007年12月01日 16時02分02秒
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