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【四国八十八箇所霊場巡り ブログリスト】
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68番札所:神恵院
大興寺から68&69番札所の神恵院&観音寺に向かうが、駐車場がなかなか見つからず迷う。
何とか裏の駐車場に車を駐め坂道を下るといきなり境内に出る。
山門まで戻り遍路開始。
山門(仁王門)には68番札所:神恵院と69番札所:観音寺の二寺の文字が。
「七宝山 観音寺 神恵院」の文字が。2つの札所が1つの境内にある珍しい霊場。
阿形像。
吽形像。
神恵院 境内配置案内図。
仁王門をくぐり参道を進むと石段があり上り切ると右に鐘楼があるが、
左に折れまた右を見るとお堂の向こうにコンクリート打ちっぱなしの建造物があり、
その中の石段を登ると本堂がある。大師堂は戻って降りた右手にあり、
納経所は本堂と反対側の門をくぐり右に進むとある。庭園は観音寺の方であるが、
神恵院の本堂に上がった左側から眺めることができる。
境内に上がる階段が前方に。
鐘楼。
近くに寄り鐘楼を見上げる。
鐘楼の中に入って見上げれば天井一面に渦巻く見事な雲海模様。
四隅に龍を配し、その間を雲海模様が埋め、それぞれの側の中央にはビリケン像のような
人形が様々な姿態で屋根を支えていた。
神恵院 本堂入口。
法相宗の日証が琴弾山で修行をしていたところ、琴を弾く老人が乗る舟を海上に見た。
この老人は八幡大明神であることを知った上人は、その琴と舟を祀り琴弾八幡宮と名付けた。
行基が養老6年(722年)に訪れた後、大同2年に空海(弘法大師)が阿弥陀如来を描き
本尊として安置し、琴弾山神恵院(じんねいん)として第68番札所に定めた。
以来明治初期までは神宮寺として琴弾八幡宮が第68番札所であった。
しかし明治政府による神仏分離令により琴弾八幡宮は琴弾神社と神恵院とに分離されることに
なり、神恵院は麓にある観音寺境内に移され、阿弥陀如来図も移転に伴い観音寺境内の
西金堂(さいこんどう)に移された。近年、神恵院本堂が鉄筋コンクリートで新築され、
その西金堂は薬師堂に戻され、西金堂の横にあった神恵院大師堂は台風で失われたので、
十王堂の右半分が大師堂になっている。
本堂。
琴弾山 神恵院(ことひきさん じんねいん)
宗派 真言宗大覚寺派
本尊 阿弥陀如来
創建 大宝3年(703年)
開祖 日証上人
所在 香川県観音寺市八幡町一丁目2番7号
本尊真言 ”おん あみりた ていぜい からうん”
本堂内部。
回遊式日本庭園「巍巍園(ぎぎえん)」
第45世太政大僧正道尊の作庭。
太師堂。
大師像を拝顔できる。向かって右側が大師堂で左側は閻魔堂。
納経したという証として「納経所」で納経帳に印・「お納経」を頂きました。
そして御本尊様の分身・御影(おみえ・おすがた)も頂きました。
69番札所:観音寺
観音寺 境内配置案内図。
仁王門をくぐり参道を進み石段を上りきると右手に鐘楼、さらに奥に朱塗の本堂がある。
大師堂は先ほどの階段を上りきった所に戻り、右手二つ目の堂である。
伝承によれば、大宝年間(701年 - 704年)に、法相宗の日証が琴弾山で修行をしていたところ、
琴を弾く老人が乗る舟を海上に見た。この老人が八幡大明神であることを知った上人は、
その琴と舟を祀り琴弾八幡宮と名付けた。その神宮寺として建立され神宮寺宝光院と称していた。
寺伝によれば、行基が養老6年(722年)に訪れた後、大同2年 (807)空海(弘法大師)が
第7世住職として入山し、奈良の興福寺を模して、中金堂に聖観世音菩薩像を刻み本尊とし、
西金堂、東金堂など七堂伽藍を整備し、名称も観音寺と改め札所のひとつにしたと。
本堂。
寄棟造、本瓦葺き。室町時代建立の前身堂の部材を用いて延宝5年(1677年)に建立されたもの。
国の重要文化財指定名称は「観音寺金堂」であると。
本堂内部。
七宝山 観音寺(しちほうざん かんのんじ)
宗派 真言宗大覚寺派
本尊 聖観音
創建 大宝3年(703年)
開祖 日証上人
所在 香川県観音寺市八幡町一丁目2番7号
本尊真言 ”おん あろりきゃ そわか”
大日如来坐像は当寺の本尊(伝・聖観音)で像高103.0cm、平安時代(11世紀)の作。
法界定印に蓮華を持し胎藏大日如来と聖観音が一体となる姿であるという。
その左右に安置される薬師如来坐像(向かって左)と釈迦如来坐像はともに像高75.0cm、
平安時代(11 - 12世紀)の作。
境内から階段上の薬師堂を見上げる。
五智如来(ごちにょらい)像。
五智如来は、五大如来ともいい、密教で5つの知恵(法界体性智、大円鏡智、平等性智、
妙観察智、成所作智)を5体の如来にあてはめたもの。 金剛界五仏のことであると。
薬師堂への急な階段を上る。
薬師堂。
元神恵院本堂で、本来の薬師堂に戻っているのだと。
本尊は大きな薬師如来坐像、向かって右脇には胎蔵界大日如来坐像が。
心経殿はコンクリート製の多宝塔で、本尊は金剛界大日如来坐像。
愛染堂。
修復され2017年5月14日に開眼法要が行われたと。
手水場。
太師堂。
大師像を拝顔できました。
納経所への門。
納経所への入口。
2寺共通の納経所。
納経したという証として「納経所」で納経帳に印・「お納経」を頂きました。
そして御本尊様の分身・御影(おみえ・おすがた)も頂きました。
正面に大きな楠木が。根元が盛り上がっていたが、これは根元の岩盤が固いため
下に根を張れなかったので上に盛り上がっているのだろう。
駐車場に戻る途中、境内の隅の山の麓にも小さな大日堂祠が。
ここにも小さな祠が。
歴代の住職の墓か?
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