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September 29, 2024
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カテゴリ: 漫画・アニメ
みなさんこんばんは。英国女優のマギー・スミスさんが亡くなりましたね。アニメ 逃げ上手の若君 を見ました。

第一回 5月22日 
時は元弘三年(1333年)鎌倉。
世を治める鎌倉幕府執権の跡継ぎ・北条時行は、武士の子ながらも争いを好まぬ、心優しき少年であった。戦いと死こそが武士の名誉といわれる時代にありながら、武芸の稽古を嫌い、臆病者と囁かれ、逃げることと隠れることばかりが得意な時行。ある日、いつものように稽古から逃げ出した時行の前に現れたのは、怪しき神官・諏訪頼重。未来を見通す力を持つという頼重は、時行が「天を揺るがす英雄になる」と告げるのだった。
嵐のような運命に翻弄される少年の、天下をかけた鬼ごっこが始まる!

南北朝時代自体ドラマになることが少ないので貴重ですね。時行が立って鎌倉に攻め寄せてくるというので直義が大塔宮の首をはねて逃亡するというくだりが別の漫画であった。

第二回 やさしいおじさん
鎌倉幕府の守護神とも称された足利高氏。
その高氏の謀反により、鎌倉幕府は驚異の速さで滅亡に追い込まれる。
伯父の五大院宗繁に保護され、高氏に与する武士たちの目を潜り抜けた時行の兄・邦時。
一方、時行は頼重の領地・信濃諏訪に向かうため、鎌倉の外れにある廃屋に身を隠していた。
しかしそこにも監視の目が向いてゆく。
見知った旗印ばかりが翻る。誰が敵で、誰が味方か。
裏切りの連鎖に打ちひしがれる時行たちに、さらなる苦難が迫るのだった――。

第三回 神の住む森
伯父・宗繁との命をかけた鬼ごっこに勝利し、見事兄の仇を討った時行。
諏訪の地に着くも、傷ついた心を癒す間もなく、時行は頼重に鎌倉奪還へ向けた鍛錬を促される。未だ頼重への疑念は拭えず、学ぶことの意味も見いだすことができない。
自身が英雄となることを縁遠く考えている時行に、頼重はあるものを見せる。
そして、共に鎌倉奪還を目指す「郎党」を作るよう告げるのだった。
全てを失った少年は、「神」の加護を受け、諏訪の地で静かに力を蓄えてゆく——。

第四回 貞宗登場!
時行は鎌倉奪還のため、日々剣術の稽古に励む。
しかしその太刀筋は、誰もが驚くひ弱さであった——!
そんな時行が唯一得意とする武器は「弓」。
「逃げ」と「弓」の二つを活かした戦術に頭を悩ませる頼重のもとに、突如来客の知らせが入る。諏訪大社を訪れたのは、新たに信濃守護に任じられた武将・小笠原貞宗。
挨拶がわりと天下無双の弓技を見せつけた貞宗の姿に、頼重は妙案を思いつく。
鎌倉幕府滅亡を機に動き出した各地の勢力図。

第五回 決着!犬追物、そして…
武芸に秀で、驚異の「目」の良さを持つ貞宗との犬追物対決。
時行は大きく点差をつけられ、負傷し、追い込まれてゆく。
しかし、手綱を取り、馬を走らせ、容赦のない攻撃にさらされながら、時行は……瞳を輝かせていた!「逃げ」のなかに自らの戦い方を見いだした時行は、じわじわと貞宗に迫ってゆく。
果たして、犬追物の結末は。貞宗との勝負の相手に時行を指名した、頼重の思惑とは。
そして、諏訪大社から離れた地からは、とある盗人の噂が届くのだった。


第六回 盗め綸旨、小笠原館の夜
自在に姿を変化させ、あらゆる技で敵を翻弄する盗人・風間玄蕃。
時行は玄蕃と共に小笠原の館に忍び込み、帝の綸旨が保管されている蔵への侵入に成功する。
しかし、そんな二人の様子を、貞宗の配下・市河助房の「耳」が捉えていた……。
助房の「地獄耳」に、さすがの玄蕃も苦戦を強いられる。
息の音一つさえも命取りとなる状況で、二人は着実に追いつめられてゆく。
命の危機に瀕する時に垣間見える人の心こそ本質。
闇夜の隠れ鬼に、時行たちは勝利できるのか――。


第七回 冬の子供たち
訪での初めての新年を迎える時行。
全国の混乱は一応の小康状態となっているものの、小競り合いは続き、諏訪の地にもまた新たな危機が迫っていた。
諏訪領・北の国境付近にて、小笠原の不穏な動きを察知した頼重たち。
腕利きの偵察が出払っているなか、時行は「逃若党」による偵察を提案する。
心強い申し出に喜ぶ郎党たちだったが、なぜか頼重だけは猛烈に反対し……。
大人たちからの期待と心配を背に、逃若党が諏訪を駆ける——!

第八回 かくれんぼ戦争
諏訪領の北端・中山庄へと向かった逃若党。
そこで時行たちが出会ったのは、吹雪という名の一人の少年だった。
小笠原勢により大人たちを殺され、その後も襲われ続けている村を、遺された子供たちとともに守り続けていた吹雪。逃若党は、兵法にも通じる吹雪と協力し敵を迎え討つ作戦に出る。
そして時行は、吹雪からある剣技を授かることとなり……。
対して村を狙うのは、「悪党」として恐れられた男・瘴奸が率いる、血に飢えた悪鬼ども。
新たな若き頭脳を味方に、時行はこの窮地を切り抜けられるか!

第九回 わたしの仏様
しさを増してゆく瘴奸率いる「征蟻党」と逃若党の戦い。
狭い室内、鎧武者相手という厳しい状況のなか、時行は吹雪から授かった「逃げ」を活かした技で大将・瘴奸に立ち向かう。
一方、征蟻党幹部・死蝋を相手に苦戦を強いられる弧次郎と亜也子。
そして一人、同じく征蟻党の幹部・腐乱を誘い出した吹雪の思惑とは……。
圧倒的な戦力差ある大人たちに、天下奪還を目指す少年少女たちが挑む。
慈悲深き仏の一太刀は、地獄の闇を彷徨う鬼への救いとなり得るか――。

瘴奸の回想として楠木正成がちらっと登場。彼も悪党出身だが確かに光の方に行って壮絶な戦死を遂げる人。

第十回 変態稚児と神力騒動
一時的に未来が見えない時期があるのだと、頼重から打ち明けられた時行。
神の力を拠りどころとする者もいるため、みなに事情を明かせない頼重は、時行の手を借りて、神力を取り戻すための方法をひとつひとつ試してゆく。
諏訪大社中を駆け回り、頼重が望むとおりのものを揃えてゆく時行。
しかしどれを試してみても、一向に神力が回復する兆しは見えないどころか、時行に思わぬ影響が及んできて。神と人とが共存する最後の時代。
時行は、つかの間の不可思議に触れる……。

逃げ上手の若君 で久々に尊氏出てきていますがやはりつかみどころのない人物ですね。
最も信頼する弟直義を鎌倉に送り後に護良親王を送り込む尊氏。直義が鎌倉を去ることになるのはこの時存在も感じていない逃げ若の襲撃によるもの。 鎌倉を制圧するよう最も信頼する弟直義に頼む尊氏。知の直義と武の尊氏で理想的なコンビだったはずが後に亀裂が入る。仏だけ映っていたショットから全体が映ることで直義が踏みとどまった理由が明かされる。直義は尊氏の領域に入り込まないことで人としての矜持を保った。武と知を持つ巨頭二つ揃えば北条もかなわないこのコンビがなぜ観応の擾乱を引き起こすのか。室町幕府草創期の南北朝は本当に謎だらけ。

第十一回「死にたがりと逃げ上手」
朝廷より新たに任じられた信濃国司・清原信濃守。
その男は権勢を振るい、領民たちを苦しめる悪徳国司であった。
いよいよ圧政に耐えかねた諏訪神党の一人・保科弥三郎は国司を討つため兵を挙げる。
しかし諏訪は朝廷との対立を避けるため、救援を出すことができない。
頼重の頼みを受け、保科党の反乱をとめるため、北信濃・川中島へ説得に向かうこととなった時行と逃若党。「誇りのために死ぬ」覚悟に燃える武士たちに、時行は「逃げて生きる」覚悟を示せるか―。

「潔く散るのが武士」と熱くなる一方の保科党に「なら死ねばいい」と一歩引いてからの時行が既に棟梁の貫禄。一人平たい顔でとんでもない死に方を模索している人も。明らかに濃いメイクの公家国司を良く思っていない小笠原。建武新制の綻びがここにも。

​第十二回 がんばれ時行 鎌倉奪還のその日まで
水もしたたる諏訪頼重の水垢離から始まる保科党と国司軍との戦。無能な上司は殺さず敵中の害として利用する。撤退戦ながら保科党には「逃げて生き延びる」選択肢を与え負け戦の脱力感が感じられない。時行軍の末永い味方となり生き延びの名人として幕末の有名人となる保科家。平和な鎌倉が一転戦場になり悲壮感溢れる第一回から、戦に勝ったわけではないが偶然から生まれる虹で感じられる希望で終わる最終回。太平記 以来の鎌倉&室町時代を扱った作品。コメディ要素を取り入れながらも史実を外さず面白かった。室町時代って最後の武士の個人能力が称えられた時代ですね。この後戦国になって鉄砲が伝来すると足軽でさえ大将を討ち取れてしまう武将何するものぞ状態になるわけで。


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最終更新日  September 29, 2024 04:34:20 PM
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