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Sep 17, 2011
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月1ペースで参加しようと思っている災害ボランティアは、8月は行けなかったものの今月は何とか行けた、通算3回目。


前回、大船渡に行く途中で見た陸前高田の被害

今回はその 陸前高田 での活動と言うことで、気合い十分でした。


前日の23時半にレーベンさんのバスに乗り込み、陸前高田のボランティアセンターに着いたのは8時半過ぎ。私達は バス2台の総勢70名 です。


個人での参加は受け付けていないため、センター前には大型バスとたくさんの人で溢れていて入れず。少し離れた「川の駅」で、支度をしてしばし待機。

半年経ってもこんなにたくさんの人たちが来るなんてと、ちょっと嬉しかったり・・・。

その時間を利用して、配られたおにぎりを頂きました。まだ、あったかくてビックリ!!!


ボランティアセンターへ移動し、バスの中でセンターの方々によるオリエンテーション。

作業の内容、熱中症、津波避難経路などなど。その 「津波てんでんこ」 の話には涙が出そうでした。

その方のお姉さんは隣の家のおばあさんを助けようとして流され亡くなりました。 「姉はルールを破ったから仕方がない」 と。

そして、別の方はおばあさんを背負っていましたが、途中で津波に追いつかれおばあさんを下ろして逃げたため助かった話を上げ、 「このルールは絶対に守って下さい」「まず自分の命を自分で守って下さい」 ・・・。

「津波てんでんこ」:
「津波が来たら、肉親に構わず、各自てんでんばらばらに一人で高台へと逃げろ」がこの伝承の本来の意味である。

古来より何度も津波の来襲を受け、リアス式海岸のため被害の大きかった三陸地域において、津波から身を守り、一族を全滅から防ぐ知恵として言い伝えられてきたものと考えられる。

また「自分の命は自分で守れ」とも含意しているとされる。



本日の作業は 「側溝に溜まった泥上げ」 。場所は、津波被害を受けた 高田高校 のすぐそばです。

その奥にある 高田小学校 では運動会が開かれていて、子供達が元気に走り回っていたのは、嬉しい光景でした。

でも、津波はその小学校の一階まで来たそうです。


赤線が作業場所/結構な距離キレイになりました
その奥の高田小学校の一階にまで津波は来ました
手前のお寺は流されて跡形もありませんでした




曲がった鉄柵/津波が右手前から来たのがよくわかります

 ツルハシで硬い泥を砕く
 それをスコップで黙々とすくい上げる
 道路にこぼれた泥を掃いてキレイにする


・・・誰に指示されるわけでもなく、70名の人たちが見事なチームワークで黙々と作業を進めていきます。

泥とは言っても、中からは花瓶や免許証、CDなど生活用品が、そして、あの油のような真っ黒な汚泥もありました。


それにしても、さすがに70名のパワーは凄い。

予定していた倍の距離の側溝、結局はじからはじまでがキレイになりました。

大船渡での草むしりは終わらなかったので、なんとも言えない達成感です。


休憩中、交通整理をしていただいた地元のおじいさんのお話をたくさん聞きました。何というか・・・、言葉もありません。

みんなただ黙って聞くしか出来ませんでしたが、おじいさんの吹っ切れたような、晴れ晴れとしたお顔が印象的でした。

やはりテレビで見聞きするよりも、実際に見たり話を聞くのでは全然違います。ナマの声、その方のストーリー。

そして、作業後のおじいさんの 「キレイになった、我々だけじゃとてもとても・・・。どうもありがとう。助かりました」 と言う言葉は、本当に本当に嬉しかったです。


コスモスがたくさん咲いていました

帰り道、 気仙沼 に立ち寄り温泉に入ったのですが、気仙沼は全く進んでいないように見えました。

まだ町中に大きな船が横たわり、地盤も沈下してしまったために、あちらこちらが水浸し。場所によっては、バスも水しぶきを上げて進んだくらいです。

これじゃぁ、重機も入れないのでは・・・。

港も大潮と重なった異常潮位!?ってくらい、「ひたひた」でした。


そんな港のそばで 「お魚いちば」 が一軒開店していました。

高台のホテルでのお風呂(凄くキレイでした、眺めも最高!)をさっさと済ませてお買い物。自宅用にフカヒレスープと海苔を、そして実家にサンマを送りました。

フカヒレスープが楽しみです。


最近メディアで取り上げられる回数が少なくなり、 「ずいぶん復興した」 と思われがちで、実際被災地の方々も 「自分たちのことはもう忘れられている」 と思っている方々もいるとか。

実際にボランティアに行くことで、たとえ天候などの問題で作業が出来なくても、来てくれる人たちを見て 「気に掛けてくれている人がいる」「まだ忘れられていない」 と実感するそうです。


レーベンさんのバスには「寄せ書き」がしてあるのですが、参加した方だけではなく 被災者の方々の書き込み もたくさんあります。

 「全国のみなさんありがとう!!!」
 「笑顔でがんばります!!!」
 「負けねーぜ、東北!!!」


一見片づいたように見えても、まだまだ人の手でなければ片づけられないことがたくさんあります。正直復興までの道のりは遠いです。

私も少しづつ微力ながらも自分のペースで、長く長くお手伝いしていこうと思っています。

みんながみんな、本当の笑顔になる日まで

   手を貸すぜ、東北っ


* ボランティアバスで復興支援
   (つくば・東京発東北行き)運行中 byレーベン
http://rebencorporation.blog.fc2.com/





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Last updated  Sep 20, 2011 07:40:41 PM
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