2009.01.03
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店の事務所でデスクワークをしていた時のこと。
店長と事務のパートさんの話す声が耳に入ってきた。
『弔電…』『こういうのは気が重いなぁ…』
うちの会社では従業員の身内に不幸があった時には会社から弔電を送ることになっている。
察するにうちの店の従業員の誰かの身内が亡くなったのだろう。
ただ、店長の『【こういうのは】気が重い』という言葉がどうもひっかかっていたのはたしか。

夜遅くになり、ベーカリー部門のパートさんからメールで情報が入ってきた。
こういう時にはえてして正社員よりもパートさん同士のネットワークの方が情報というのは入手しやすいらしい。
それによると、他部門のパートさんの息子さんが年末に事故に遭い、ずっと意識不明だったのが、
今日亡くなったらしい。
もちろんこのパートさんは他部門ではあるけれど、同じ店で働いているわけだし、よく知っている人。

自分の親や祖父母と違って、年下の身内、しかも手塩にかけて大事に育てた子供を失う辛さは、
人の親ではない自分でも想像できて、痛いほどによくわかる。
きっとこのパートさんは、意識不明の息子の姿を見つめながら、これまで育ててきた日々を思い起こし、
どうか助かってほしいと必死に願い続けていたに違いない。
店長の『【こういうのは】気が重い』という言葉の意味がわかって納得してしまった。

事故に遭って心の準備のないままに亡くなるのと、
意識不明の時期を経て、回復するかもしれないというわずかな望みとこのまま命をおとしてしまう覚悟の狭間に身を置くのと、
身内としてはどちらの方がよかったのだろう……
それはその人の考え方次第だろうけれど、ただひとつ確かなのは、
命を亡くすということは悲しいことだということ。

すぐにはムリだろうけれど、この悲劇から立ち直って仕事に復帰する日が来るのを願う。





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Last updated  2009.01.06 22:33:26
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