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梅雨去りし 海もまぶしき おさな頃 淨至海の日の今日、梅雨が明けたと発表された。待ちに待った梅雨明けだ、通りで今日の空の色がやけに眩しく感じたはずだ。あの梅雨の晴れ間の空の色とは違う、すっきりとした明るい空の色だ。ではと砂丘海岸の海水浴場に行ってみた。正午の時報を聞いたばかりであるが今日はまだ人影まばら、今週末には 人で一杯になると思うが。波もなく穏やかな海は沖にいくほどその青さを濃くしていく景観を見ていると、何故か遙か昔の我が幼き頃の事を思い出して仕方ない。海がさらに眩しく感じた。
2015.07.20
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季語=梅雨明け 家持=大伴家持 万葉集にも掲載される天才的な歌人 しこ=漢字で醜と書く 醜いもの ごつごつとした頑強な者さして言う語 相手をののしり 自らを卑下す意味をこめられている しこ草とは 何の役にもたたないつまらない草 忘れ草=現在の萱草(かんぞうの花)の意味和歌を要約すれば。あなたを忘れようと思って、下紐に忘れ草を付けたけれど、言葉通りの効果はなく、 思いは募るばかりです。大伴の家持の作。お相手は大伴坂上大嬢(おおとものさかのうえのおおいらめ)、家持の従姉になるらしい。のちに正妻になる。林道を走っていてオレンジ色の花を見つけたので、車を止めてみると薮萱草(やぶかんぞう)であった。この花の花言葉は、憂いを忘れるである。美しい花を見つけると何もかも忘れるという、中国の故事から来ているらしい。その事を知っていった家持は、花を着物に付けて自分の思いを和歌に詠んだもの。今日関東地方は梅雨が明けたと報道されたが、こちら中国地方はまだで気をやきもきさしている。この薮萱草を見つけて、ふと花言葉を思い出して、梅雨が早く明けてくれと強い願望を一句ひねってみようと検索していてこの和歌を知ることになった。家持ではないが、私も梅雨明けを待ち望んでいる。この花を見つけたのでこの憂い(ちょっとこじつけもあるが)を忘れさせてくれないか、などと、和歌に因んで詠んでみた。
2015.07.19
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あの風も おもいで奏で 夏見舞い 淨至 季語=夏見舞い今日、友人へ暑中見舞いを出した。せっかくだから一句挿入しておいたが、私の駄作ではなんとも言えないと思うがまあいいか。この頃の時節候の便りは様変わりしているように思われる。通信手段としては電話・携帯・スマホにインターネット・スカイプ等々、技術革新によりリアルタイムに情報は伝わる。まことに便利になったものだ。その影響により今までの通信手段であった手紙・葉書は衰退しつつある。ところが現在その手段が見直されてきたようだ。アナログにはデジタルにはない人間性が感じられる事がその理由だ。確かに情報が伝る時間は長いし情報量も僅かだしまことに不便である。しかし直に伝わる心・人間的な情感はかけがえのないものだ。これに気がついた人たちが、単なる通信手段ではなく心を伝え通わせる触媒として、好んで使い出したのだ。確かに同じ暑中見舞いとか年賀状をいただいても、印刷したものより手書きのほうが、また手書きのイラスト絵なんかが挿入されていればより嬉しく感じる。文字も絵も上手い方がよいが、下手でも、人間味をより感じて特に嬉しく感じる。つまり心に強く響くからだ。今回はすべて関係ソフトで仕上げたが、いつかはすべて手書きでやってやるかともくろんでいる。いつになるかは不明だが。
2015.07.18
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荒海や 烏賊も漁師も 休戦日 淨至 季語=烏賊(イカ) 台風11号が近づいて来た。この写真を撮影した頃(午後4時)には台風の暴風圏が高知県の室戸岬に入ったとニュースで伝えていた。ここは鳥取漁港(賀露港)の漁船の係留場である。全ての小型漁船が繋がっていて静かだ。風が少しずつ強くなってきて、顔に当たる雨粒も強く感じだして台風が近づいてることがわかる。台風が過ぎるまで烏賊漁は休み。これで烏賊が完全休養できる。烏賊と漁師の休戦日なのだ。
2015.07.16
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あの山を 飛び越す先に 梅雨の果て 淨至 今日も蒸し暑くて堪らない日だった。台風11号が近づいているとかで、その影響らしい。今年初めての蜻蛉を見かけたので、早速撮影する。そっとできるだけ近づいてシャッターを押すが、その気配に逃げてしまう。どうもシオカラトンボようだ。蜻蛉は秋の季語、だから直接使えない、考えあぐんだ末、梅雨の果てを入れてみたがもう少し添削する必要があったかも、俳句は難しい。それにしても、いつになったら梅雨が明けるのだろうか。
2015.07.14
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夕凪や 思い出濃く々 島の影 淨至 季語=夕凪梅雨の晴れ間とはいえ暑い日だった、それも蒸し暑くて暑くて、風も暑さを助長するかのような。ニュースでは熱中症の注意を呼びかける程だから全国的にこの暑さのようだ。それでも夕方近くになると、しのぎやすくなってきたので鳥取港の西の海岸へ、夕涼みにやってきた。日没までまだ1時間以上あるはずだが、台風の影響か比較的厚い雲の流れが早い。それでも夕凪で静かな渚であった。雲の隙間から光芒が差し込み沖の島のシルエットを作り出している。しかしこの景色を見ていて浮かぶのは、遙か昔の夏の日の海の思い出ばかり。やはり、黄昏時には全て黄昏れさしてしまうのだろうか。
2015.07.13
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蝉時雨 池の小島の かむなぎぞ 淨至 季語=蝉時雨 かむなぎ=神を和やかにする者、陰陽師 久しぶりに種ヶ池を訪れる。鳥取砂丘の一角で観光スポットになっていて、白蛇伝説の残る神秘的な池だ。何日も続いた雨もやっと上がり、久しぶりの梅雨の晴れ間に誘われてくる。いつもは観光客がいてもう少し騒がしいのだが今日は静かなはずだ、一句ひねってみようかと思いきや、人影はないが蝉時雨に支配されていた。沖の小島に白蛇が眠っていて神聖な場であるが、なんとも騒がしい。もう少し静かにしてほしいものだ。蝉がかむなぎびとになったのかも。和歌に仕立てようと考えあぐんだが下の句がまとまらず。上の句だ けだと、なんか寸足らずの句になったような出来に感じる。なんとも難しいものだ。
2015.07.11
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梅雨明けや 宇宙から待ちぬ やぶにらみ 淨至 つゆあけやそらからまちぬやぶにらみ 季語=梅雨明け気象衛星ひまわり8が運用開始はじめて、その画像がさらに鮮明になりました。気象予報がさらに正確になったようですね。的中率が上がってくることを願いながら、天気予報を聞いてます。さてそろそろ梅雨明けが近いははずなんですが、今日も雨でジメジメ感はたまりません。平年だと7月11日頃になるのですが、恨めしそうに空ばかり眺めている日々です。空といえば、今日の新聞のお天気蘭のひまわりからの画像を見れば日本列島は停滞前線による雨雲で覆われているようで、おまけに台風9号が来週にも近づきそうな気配。今年も梅雨末期の大雨の心配も、頭の中までカビが生えてきそう。
2015.07.09
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会釈して 牛乳もらう 明けやすし 淨至 季語=明けやすしこの頃、早く眼が覚める。朝四時くらいには空が明るくなってくるから、そうなるともう寝ておれない。そいれでも布団の中でウトウトしていると、いつの間にか五時くらいにはなっている。どうもこれ明けやすしばかりではないような私も年をとってきたのかな、気になる。さて今日は、どうしても寝れなくなってきたので、思い切って起きる 。それは我が家の庭に桔梗が咲き出したのだが、蕾が開くときに音がすると聞いていたので、まことに音がするのか確かめたかった。まだ午前五時前、早いのか遅いのか桔梗しだい。しばらくカメラを構えて眺めていたが、ちょうど牛乳配達がきた。会釈をして牛乳を受け取る。いつもの人とは違うので尋ねると「今日は所用で休みです」と答えた。今日の天気は曇り、昨日は夕方まで雨だったが、梅雨はいつ明けるのだろうか。結局、桔梗の開く音はしなかったような。
2015.07.08
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梅雨の果て やらずの雨の 傘の先 淨至 季語=梅雨 やらずの雨=待ち人が来ぬと、やきもきしていたら雨が降り出して来たが、それでも待っているようす。 梅雨はいつ明けるのであろうか、今日は朝から雨、まさに梅雨らしい雨、その心境を一句詠んでみた。 今日は七夕であるが、これを使おうとしたが、秋の季語になっていたのでやめた。それに、旧暦の七夕は8月20日であるので、その頃にでも考えてみようかと。この雨の中、百合が一つたたずんで咲いていた。雨に濡れながらもその容姿は衰えていない。まさに【立ては芍薬、座れは牡丹、歩く姿は百合の花】である、誰が言ったのであろうか。種類を調べて見たが、あまりにも多くて、それに皆よく似ているので判らない。おそらくカサブランカではないかと思うが自信はない。
2015.07.07
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白南風や 期待弾ます 碧一片 淨至 しろはえやきたいはずますあおいっぺん 季語=白南風(しろはえ)今日は朝から明るい薄曇り、梅雨にしては実に明るい天気だ、梅雨明けが近そうに感じる。そうかこれが白南風と呼ぶのかと思う。近所のお宅に、やけに鮮やかな青色の花を見つけたので撮影する。名前を知らなかったので、検索で調べるとアメリカンブルーと判る。なんとも、梅雨明けを期待させるような、青色の花である。このアメリカンブルーには季語が無かった、なんでも1980年に輸入されたばかりの新しい品種。それもまだ日本名もつけられていなかったので、アメリカから輸入された青い花なので、略してアメリカンブルーとして簡易的につけられた通り名がそのまま、広がってしまったらしい。6月から8月にかけて咲く花だから夏の季語になると思うのだが。中央アメリカ原産、ヒルガオの仲間。
2015.07.05
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夏講座 半病人に 迷いなし 淨至 季語=夏講座今日は、公民館で健康講演会があり参加する。 テーマは、【心房細動と不整脈】である。市立病院の心臓内科の専門医を招いての気になる話。70名くらいの聴講者の前で、心臓病とこれに伴う症状の話は実に興味を引かれる。難しい話は省いて、今日の聴講者の4分の3はなんだかの病持ち、殆どの方が通院と薬のお世話になっていて、いわば半病人。生活習慣病とか高齢者によく見られる症状に悩んでいる、だから講師の話が身に刺さるよう。でも講演が終わったら、皆不安の中にも安堵感が漂う。何故って、通院のたびに医師から何回も説明注意をされているから、だいたい理解でき、中には開き直ったような方も、けっこういるようだ。まさに、話を聞いて迷いなしである。写真の花はアガパンサス、日本名は紫君子蘭、健康講演会とは関係無い。帰宅の途中よく見かけた花で、これが咲き出すと夏も本番になったなと感じさせる。ところがこの花は夏の季語として認定されてない、日本に輸入されてまだ歴史がないのかも。早く認定してもらいたいものだ。なんでも南アフリカ原産らしいが、ちなみに花言葉は【恋の訪れ】【ラブレター】【知的な装い】。
2015.07.04
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紅一点 万緑染めず 自尊心 淨至季語=万緑 自然はもう万緑に充ちている。我が庭も、ほとんど樹木も雑草さえ緑に覆われている。ところが、一つの花がぽつんと真っ赤に咲いて、自己主張しているようだ。名は知らないが周りの万緑とは違い、場違いな色だ。自尊心ばかり強い人を見ているよう。
2015.07.04
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女傑の碑 刻みし想い まだ燃ゆる 淨至 季語 夏=燃ゆる 今日は、今は亡き女性活動家【碧川かた】の顕彰碑除幕式に参加する。雨を心配していたが梅雨とは思えない快晴で熱い太陽がジリジリと照りつけるなか開始される。 【碧川かた】は女性の女性参政権求める運動とか女性禁酒会の設立、日本の看護婦草分けの人物であり、反戦運動等々明治から大正、昭和にまたいで女性地位向上のために、先頭に立って議会運動した女傑だったらしい。あの女性活動家で名を馳せた、国会議員であった故【市川房枝】 女史とも親しくしていたらしい。明治2年(1869)に鳥取市で鳥取藩の城代家老・和田家の2女として生まれ、昭和37年(1962)に93歳で永眠した。鳥取市出身で、そんな人物がいたなんて、まったく知らなかった。半年くらい前に、顕彰碑を建立ために資金を集めていることを知り、ささやかながら寄付したが、それで顕彰碑除幕式への案内状が届いたので参加したのだ。副知事、副市長、碧川かたの遺族、関係団体の代表者等が出席して和やかの内に終了した。写真の中でインタビューされている女性は、碧川かたの実の孫になる碧川氏である。さて碧川かたの子孫にはかなり著名な人物がいる。詩人であり、随筆家であった三木露風 は実の子であり、あの名曲【赤とんぼ】は彼の作詞であるが、この歌のモデルは碧川かたであることは知られている。
2015.07.03
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しなやかに 聖女濡らして 半夏雨 淨至しなやかにせいじょぬらしてはんげあめ この花の名はベロニカ、虎の尾の仲間。名の由来は、キリストが十字架に掛けられるとき、苦痛の汗を流していた。見かねて、自分の持っていた布でキリストの顔をぬぐってあげた女性がいたそうな。キリストは大変喜び、彼女に最高の言葉で礼をいい、祝福を述べた。それ以後彼女は、聖女として今でも皆から崇められているとか。その名はベロニカといい、その名をいただいた幸運な花である。今日は7月1日、そして半夏生でもある。あちこちで、様々な風習があるそうです。全て農家の風習からきたものであり、これから7日まで仕事は休み休養しなければならない、しきたりからきているとか。つまり、田植えが終わり一段落したから、骨休みするのである。
2015.07.01
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藁屋根に 思い出埋めつ 夏帽子 淨至 初めて藁屋根の吹き替え作業を見かけたので撮影する(写真は6月30日の撮影です)。藁屋根の家を見かけることもほとんどないので、貴重な場面だ。この老人(83歳)、本格的な吹き替えは二十年ぶりの作業らしい。他に吹き替え職人がいないので、経験のあるこの方に、役場のほうから頼まれてきたらしい。80センチの厚さになるように、藁を硬く密に敷き詰めて行くにも技術が必要で、経験が必要だ。私が撮影していると「手が抜けんのう」と笑って答えてくれた。手伝いを含めて3名で作業しているが、この屋根で2か月以上かかるらしい。7月一杯で終了の予定であるが、明日は雨の予報。雨なら休止、天気次第ののんびり作業、古きよき時代を垣間見たような。 楽天ブログに引っ越してきて初めての投稿。勝手が違うので手間取るも、なんとか完了した。おなじみの皆さん来てるかな。
2015.07.01
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