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手賀沼とその沿岸では秋から冬、ユリカモメが飛来し沼の水面や橋の欄干に止まり休んでいるをみかけます。ユリカモメがどこから来ているのか、その経路について質問をもらうことがあります。(ユリカモメは川を辿る移動をする)竹重(2020)は、河川に着目してどのような水鳥が移動経路として河川を利用しているのか調査し結果を報告しています。報告では、ユリカモメとセグロカモメとカワウの3種が移動経路として河川を頻繁に利用している」、ユリカモメとセグロカモメは「移動の大半が川の直上を辿る移動であった」と述べています。手賀沼で観察された標識を装着しているユリカモメは、隅田川で標識が装着された個体で25.8km離れた手賀沼に26例の観察報告のうち同じ個体が9回飛来しています。同じ個体が都内台東区、葛飾区などで17件観察されています。手賀沼までの間には、中川、新中川、江戸川といった河川が存在し、竹重(2020)の報告のように河川を辿って移動をしたものと考えられます。(手賀沼とその沿岸でのユリカモメの個体数)手賀沼とその沿岸では、秋から翌年春の観察されます。10月から翌年3月までの個体数を合計した季節個体数合計を整理すると、次のとおりです。1996年25羽、1997年記録なし、1999年10羽、2000年136羽、2001年494羽、2002年503羽、2003年15羽、2004年565羽、2005年412羽、2006年364羽、2007年1899羽、2008年813羽、2009年1409羽、2010年428羽、2011年122羽、2012年189羽、2013年147羽、2014年110羽、2015年569羽、2016年241羽、2017年491羽、2018年1061羽、2019年783羽、2020年179羽、2021年134羽、2022年85羽、2023年377羽、2024年284羽最も個体数が多かったのは2007年の1899羽、最も個体数が少なかったのは2022年の85羽でした。最も多かった2007年は200羽から100羽超の群れが複数回飛来し記録されました。また、2009年に1409羽記録した後は、増減を繰り返しながら減少傾向にあります。(高速道路がカモメ類の移動を妨げている)竹重(2020)が「高速道路の手前で多くのユリカモメがUターン」と述べ、「河川直上を覆う高速道路はカモメ類(特にユリカモメ)の移動を妨げている可能性があります」と指摘しています。2010年以降で東京外環道、首都高中央環状線などの整備が行われており、手賀沼におけるユリカモメの個体数減少の要因となっているのではないかと考えています。(引用)竹重志織.2020.川は都会の水鳥の通り道? -東京都神田川の事例.2020年8月バードリサーチニュース.(写真)1枚目:2026年1月2日手賀沼沿岸、2枚目:2022年2月22日都内水元公園、3枚目:2026年1月2日手賀沼沿岸で撮影(ミニ知識:ユリカモメの羽衣)1枚目の写真は、頭部に黒いヘッドフォンのような模様がある個体で、換羽が遅い個体と思われます。2枚目の写真は、眼の後ろに黒い斑があり、嘴と足は赤い成鳥冬羽個体です。3枚目の写真は、雨覆に褐色斑があり、頭上と眼の後ろに黒い斑があり、嘴はオレンジ色で幼鳥から第一回冬羽に移行中の個体と思われます。(ミニ知識:ユリカモメの成鳥と幼鳥の割合の変化)越冬地でのユリカモメの群れに注目すると、12月から翌1月と2月・3月を比べると、後者の方が幼鳥の割合が高い傾向にあります。なお、和田(1993)も京都市で調査を行った結果から同様のことを報告しています。(引用)和田岳.1993.京都市賀茂川におけるユリカモメの個体数の季節変化と夏羽への移行.Strix.第12巻.p93-100.日本野鳥の会.
2026.02.28
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守谷市にある守谷野鳥のみちを訪ねました。鳥のみち駐車場を出発し、湿地コースから水辺ルート経由で愛宕北口で折り返し湿地コース(上流域)から湿地コース(下流域)を経由し守谷沼に立ち寄り、再び湿地コース(下流域)に戻.る前回と同じコースを探索しました。(地上行動が多いミヤマホオジロと出会う)今日のハイライトは、国内でも局所的に分布すると言われており、地上行動の多いミヤマホオジロに出会えたことでした。眉斑と喉が黄色が魅力的で、時折チョッと警戒する声を上げますが待機していると再び地上に再登場。冠羽が目立つ成鳥雄個体でした。写真13枚目から15枚目を御覧ください。(顎線の有無に注目のカシラダカ冬羽)時折、ミヤマホオジロ雌とカシラダカ雌の識別について質問をもらいます。カシラダカ雌は、眉斑が上嘴基部に及び顎線がありますが、ミヤマホオジロは顎線がなく確認したいポイントです。(守谷沼では活発にカワセミが活動し、複数のカモが羽をやすめていました)コース最北部にある守谷沼では、オカヨシガモ、マガモ、カルガモ、コガモ、ヒドリガモが羽を休めていました。くわえて、カワセミが何回も水に飛び込み採餌する様子を観察しました。なお、マガモ似の個体は、カルガモとの交雑個体と思われました。(水田エリアで見つけたタシギ)守谷沼近くの蓮田では複数のタシギが採餌する姿を観察しました。体の割に長い嘴、長めの尾、全身黄色味のある褐色が印象的でした。(写真)2026年2月27日撮影
2026.02.27
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朝から曇りで気温10度で北よりの風3m前後で、体感は真冬並みでした。冷たい風を避けて鳥との出会いを楽しめる成田市坂田ヶ池総合公園を訪ねました。(ジョウビタキの地鳴き、くぜりを堪能)池の岸辺、林縁で複数にジョウビタキ雌雄の姿を見つけました。雄は、地鳴きの「ヒッヒッ、カッカッ」という短い声、囀り似のつぶやくようなくぜりの「チーチーチルル」の2パターンの声を披露していました。くぜりは、喉をならすような感じの小さな声で、耳を澄ましていないと音の羅列でした。(くぜりは若鳥が囀りを学習する過程での不完全な鳴き声と繁殖期前に成鳥が出すこともあります)(河津桜の花蜜を吸う、シジュウカラ、メジロ、ヒヨドリ)開花して間もない河津桜の花蜜を吸いにシジュウカラ、メジロ、ヒヨドリが次々に飛来する姿を目撃しました。大きな一重の花びら、花の色が濃く、早く咲いて長く鑑賞できるのでファンの多い桜です。(カモの羽衣が春仕様に変化)池には、ハシビロガモ、ヒドリガモ、カルガモ、マガモ、コガモが羽を休めていました。カモのいろいろな羽衣を堪能できるのがこのフィールドのおすすめです。写真2枚目は雌非繁殖羽が繁殖羽に移行中の個体です。三列風切に黒褐色地に橙褐色の斑が出ていない点は非繁殖羽の特徴ですが、脇から下面が明るい色合いに変化しています。写真3枚目と4枚目と比べると違いがおわかりいただけると思います。なお、写真3枚目、4枚目は雌非繁殖羽で、胸から腹にかけての斑が大きめです。写真5枚目、6枚目はコガモです。5枚目は、コガモ雌非繁殖羽です。生殖羽では三列風切に橙褐色の斑がでますが、写真の個体では出ていません。また、全体的に色味が乏しく、生殖羽のような橙褐色の強さはありません。(ふっくらした体形のオオバン)坂田ヶ池のオオバンは、手賀沼で見かける個体と比べてふっくらした印象を受けます。オオバンの餌である陸上植物の植体や種子、沈水植物・抽水植物などに恵まれていることが影響しているのではないかと思われます。(写真)2026年2月26日撮影
2026.02.26
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オフィス近くの谷津田で冬になるとカワセミが姿を現します。今冬は2025年12月9日に姿を見かけて以来、成鳥雌個体が2026年1月31日までの期間、小さな池でエビ類を採餌する姿が観察できました。その後は、姿をみかけないことから近郊で繁殖行動に入った可能性があります。近郊地域を探してみると、北西方向に1.8kmところにある公園、北東に3.4kmのところにある公園でカワセミの姿を見つけています。谷津田で見かけていた個体と同一かどうかは、不明ですが、文献を調べてみると、遠く離れた場所から飛来している事例の報告があります。次のシーズンにむけての宿題です。(広範囲にわたる移動分散)カワセミは、数百メートルから1km程度を縄張りとしていると言われていますが、白井ほか(2023)が都内で調査した結果や知見を整理し報告している中に「皇居(千代田区)で標識個体した個体が24km 離れた清瀬市の金山緑地公園で見つかっていること、内田(2022)では8 月に埼玉県嵐山町で個体識別した幼鳥個体が10月に33km 離れた東京都東久留米市でみつかり越冬着したことが報告されている」と述べています。(カワセミの移動)笠原(2023)は、カワセミに関する調査結果や知見を移動整理し報告しています。その中で移動については、「鳥の移動には大きく3つある(中略)採食のための移動、親から独り立ちをした若鳥が生まれた場所から別の場所に移動をする分散、3つめは、季節的に移動をする渡り」と記しています。1961年から2011年の間に4049羽が標識され、最も移動距離が長かったのは静岡県田方郡で標識され同年9月14日に山梨県南都留郡で確認された個体で移動距離は47km、1995年9月2日に神奈川県相模原市で標識され、1年後の12月20日に東京都江東区で確認された個体で移動距離は45km、それ以外は20km以下だった旨を述べています。これまでの知見では、日本のカワセミはあまり長距離をしないとの結論となります。ただし、星(2022)が2021年、2022年に津軽半島で行った調査では初認が8月28日、終認が9月26日でカワセミが通過したと報告しています。北海道に生息しているカワセミ全てが津軽半島を経由して本州に渡っているのか、韓国などの国外まで越冬のために移動するのか興味がつきません。(引用)原 星一.2023.夜に渡る鳥の目視による種別カウント調査.pp12.白井 亮久・池原 満・村松 茂樹.2023.武蔵学園で一時的に保護されたカワセミの幼鳥、および濯川でのカワセミの採餌行動の記録.武蔵高等学校中学校紀要第7巻.p151-160.笠原里恵.2023.カワセミの暮らし.p140-145.緑書房.(写真)2025年12月9日、2026年1月21日、同年1月31日柏市内で撮影
2026.02.25
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20日ぶりに吉川美南駅西口の中央公園前の調整池、東口の第一調整池を探索しました。(池による少雨の影響度合いが違う調整池)中央公園前の調整池は少雨で水位が低下し、カモの姿はなく限られた鳥の姿のみでカワウの繁殖羽の特徴を観察出来ただけにとどまりました。東口の第一調整池は、水位の極端な低下は見られず、池でミジンコなどを採餌しているハシビロガモ、水生昆虫、ユスリカの幼虫などを食べると言われているホシハジロ、キンクロハジロ、沿岸で繁殖をしているバン、オオバンは健在でした。(カワウの繁殖羽)多くの方がカワウ成鳥繁殖羽は、頭から首の部分と腿の部分に白色の羽毛があると覚えているものと思います。くわえて、繁殖期の成鳥では皮膚の裸出部が黄色から黒ずんだ色に変化し、目の下に紅色の斑紋がでます。(ハシビロガモ雄幼羽が第一回生殖羽に移行中の個体)一枚目の写真は、虹彩が成鳥よりも鈍い色で、列風切の羽先が淡色の羽縁が目立ち、脇に幼羽と思われる羽が残っているなどから雄幼羽が第一回生殖羽に移行中の個体と思われます。なかなか、出会う機会の少ないタイプです。(アオサギの婚姻色)アオサギの目先から嘴、足が赤味を帯びる婚姻色の期間は、とても短く1~2週間程度と言われています。今が旬のサギ類の見どころです。(写真)2026年2月24日撮影
2026.02.24
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昨日、鳥友から千葉県北西部の商業施設の一角にチョウゲンボウが出入りしている姿を目撃したと便りをもらいました。2001年に繁殖が確認されて以来毎年子育てをしています。毎年同様なのですが、2月半ばすぎに姿を現しますが、営巣場所を決定するまで一ヶ月程度の時間をかけて営巣場所の安全性、餌場の状況を下見して回っているように思えます。さて、千葉県北西部では単独ですが、隣接する茨城県では集団で営巣しています。本村(2012)が「集団営巣は、スペイン、ドイツ、日本、ノルウェー、ロシアで記録されているが、その密度が最も高いのは日本であると考えられている」「なぜ日本のみで集団営巣が多いのか?この2つの疑問はまだ解明されていない」と報告・指摘しています。(日本のチョウゲンボウは大陸のものと遺伝的な差異)黒尾ほか(2021)は、チョウゲンボウの遺伝子の塩基配列やアミノ酸配列を調査した結果を整理し報告しています。「日本列島がユーラシア大陸から朝鮮海峡によって隔てられたのはおよそ10万年前(中略)チョウゲンボウは陸地を通って日本列島に侵入したと考えられる」と記しています。さらに「日本の個体群と中国の個体とはおよそ300~250 万年前に分岐した」と報告しています。本村(2012)は、集団営巣する要因について「安全な営巣場所の不足や豊富にあるが(中略)餌が営巣場所から遠くにあるなどの環境条件にも影響されると言われている」と指摘し、「餌場である草地の面積が広い環境に集団営巣が形成されることが明らかにされている」と述べています。(千葉県と茨城県の繁殖地の違い)千葉県北西部では繁殖場所と餌場と餌場の草地面積が狭いのに対して、茨城県の集団営巣地では河川敷の広がる草地を餌場としている違いがあります。チョウゲンボウはハタネズミの採餌に適応した種類であることが知られていますので、効率の良い採餌は草地面積が広いところで集団営巣すると言えそうです。(引用)本村 健2012.チョウゲンボウ Bird Research News Vol.9 No.8.p4-5.黒尾正樹・本村健・布野隆之・福士泰生・沼田愛佳.2021.日本のチョウゲンボウは大陸のものと比較的大きな遺伝的な差異がある.2021年度日本鳥学会年度大会報告資料.pp18.(写真)1枚目:2025年4月17日千葉県北西部、2枚目:2025年5月16日茨城県、3枚目:2022年4月5日千葉県北西部で撮影
2026.02.23
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オフィス近くの谷津田で先週13日に足の黄色のコサギと出会いました。高野(1980)が「足が黒くて足ゆびのみ黄色」、石田(2015)でも「足は黒いが足指は黄色」と解説し、多くの図鑑類でも同じ説明が記されています。しかし、2月13日に池で餌を物色していたコサギの足は腿、踵、跗蹠が黄色の個体でした。足は黒いのがコサギの特徴と思い込んでいましたので、目から鱗でした。同じ個体が飛来するかとその後も注目していましたが13日のみでした。(足の黄色のコサギについて)#観察した個体の特徴・腿、踵、跗蹠が黄色。・頭の冠羽はなし。・目先の露出部は黄色。・胸と背には若干の飾り羽あり・下嘴が白っぽく見えました。文献を調べてみると、桐原(2000)が幼鳥について「足は黒みを帯びた黄緑色でだんだん黒味を増していく」、永井(2014)が「若鳥の足は黄緑色がかりカラシラサギに似る」と報告していました。観察した特徴からコサギ幼鳥から夏羽への移行中ではないかと思われました。(足の黒いコサギ)3枚目から6枚目の個体は足の黒いコサギです。3枚目と4枚目の個体(冠羽はなし、飾り羽あり、下嘴は黒色)、5枚目と6枚目の個体(冠羽あり、飾り羽あり、下嘴は黒色)はそれぞれ同一個体と思われます。(今日の谷津田の小鳥たち)・梅に飛来していたメジロは12羽もの群れで、花蜜を吸っていたのが11羽、梅の幹で樹液を吸っていたのではないかと思われる個体が1羽でした。帰宅後調べてみると、梅の幹から出る樹液(ヤニ)は、樹皮の傷、害虫の侵入、病気が原因で木が自らを守ろうとして分泌しているとありました。気になります。・ニセアカシアの木のてっぺんにシメが止まり、周囲を見渡していました。嘴の色はピンク色が弱くやや鉛色に見えました。夏羽に移行中の個体ではと思いました。・減少していると言われているスズメが人家の垣根に10羽をこえる数で止まっていました。案外、人家の垣根がスズメを救うのかもしれないのかと思いました。(写真)2026年2月22日撮影(1枚目、2枚目2026年2月13日、3枚目2025年12月10日、4枚目2025年12月20日、5枚目2026年2月18日)(引用)高野伸二.1980.野鳥識別ハンドブック.p58.日本野鳥の会.桐原政志.2000.日本の鳥550.水辺の鳥.p86-87.文一総合出版.永井真人.2014.比べて識別 野鳥図鑑670.p264.文一総合出版.石田光史.2015.野鳥図鑑.p100.ナツメ社.
2026.02.22
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2月の残り一週間となり、冬の水鳥も小鳥の様子がどうかと都内水元公園を訪れました。JR金町駅からバスを利用し、公園東端の桜土手で下車し、水生植物園までの間を探索。スタート直後、ごんぱち池で複数のヨシガモの姿、小合溜東端の水域でホシハジロ、キンクロハジロが羽をやすめている姿を観察しました。(謎の黒い塊に見えたキンクロハジロ幼羽)その後、水元大橋の水域にさしかかり、水面を見ると黒っぽい水禽を発見。目をさまして水面を移動する姿を観察してみると、短い冠羽があり、虹彩は黄色、脇と比べると上面が黒味が目立ち、嘴は青灰色、嘴先端の黒斑は広いといった特徴がありました。上面の黒味と青灰色の嘴が目立っていたのでキンクロハジロ幼羽雄と思われました。(写真8枚目から11枚目が観察した個体です)なお、写真6枚目はキンクロハジロ成鳥雄、7枚目は成鳥雌です。成鳥雌は成鳥雄に比べると嘴が黒っぽく、脇に比べると上面の黒さが目立ち、下尾筒は白い(下尾筒は褐色の個体から白い個体まで存在します)個体でした。(チバエナガの姿を発見)メタセコイヤの森の手前の湿地の葦原でシジュウカラの群れとエナガが混群となって移動する姿を見つけました。葦の中に潜む虫を捕食しているようでした。その中のエナガ1羽が眉が薄い所謂チバエナガでした。2010年以降姿が目撃されています。(観察できた鳥たち)ハシビロガモ、オカヨシガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、マガモ、コガモ、ホシハジロ、キンクロハジロ、キジバト、オオバン、カイツブリ、カンムリカイツブリ、カワウ、アオサギ、ダイサギ、コサギ、ハイタカ、コゲラ、モズ、ハシボソガラス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ヒヨドリ、エナガ、メジロ、ツグミ、ジョウビタキ、スズメ、ハクセキレイ、シメ、アオジ(写真)2026年2月21日撮影
2026.02.21
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2月も残すところ一週間少しとなり、冬の小鳥を観察するのも僅かとなりました。つくば市高崎自自然の森に出かけました。(トラツグミの風切羽は所によって色が違うの?)全身が黄褐色で体上面の三日月斑は下面に比べて太くて粗いのが特徴です。ところが風切の色合いが16日にさいたま市内の公園で観察したトラツグミではオリーブ色味があったのに今日観察した個体では黒味がかかった褐色に見えました。ノスリが林の中に侵入してきたので観察できたのは後ろ姿のみでしたので、嘴と目が大きか亜種オオトラツグミの特徴)を確認できませんでした。(ルリビタキ)今日登場したのは、全体は雌似でしたが、尾が青く、翼角部分、風切にも青色がある若鳥と思われる1羽のみでした。(シロハラも複数の羽衣を目撃)上面がオリーブ褐色で、尾が黒褐色、翼と尾が黒味が強い個体と風切の褐色味が弱い個体を観察しました。共に頭部は黒色味が強いので成鳥と思われますが、個体差でしょうか?(その他)ヤマガラ、シロハラ、ツグミ、ジョウビタキ、シメ、カワラヒワ、カシラダカ、アオジと地面で採餌する小鳥を複数見かけたのが今日のトピックスでした。また、いつもは林の上空を旋回していることが多いノスリが、林の中を複数回通過し餌探しをする姿を目撃しました。餌がとれないとこんな行動をするのかと改めて学びました。(写真)2026年2月20日撮影(3枚目はさいたま市で16日に観察したトラツグミ)
2026.02.20
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松戸市千駄堀池を訪ねました。(オオハクチョウと再会)先月23日に訪ねた際には姿がなかったオオハクチョウ3羽が、岸辺に姿がありました。首を曲げて背中の羽の中に入れて熟睡しているかと思うと片方の目を開けていました。半球睡眠と呼ばれるもので片方の脳を休ませながら片方の目を開けていることが知られています。天敵から身を守るためと考えられてます。千駄堀池では、午前11時頃までは岸辺の草地で成鳥2羽と幼鳥1羽が背中に首を入れて眠っている姿を今季複数見かけています。11時すぎとなると、水面を移動し草本類(成長して木のように硬く太くならない柔らかい草の総称)をついばむ姿を観察してします。(水鳥の仲間)池ではカルガモ、コガモ、オカヨシガモ、ホシハジロの姿を観察しました。オカヨシガモは後方から見ると三列風切が垂れ下がりヨシガモ似に見えました。今日はヨーロッパに多いと言われている頭部上半分とその他の部分のコントラストが弱い個体のみ見かけました。ホシハジロは上面、脇が灰色の成鳥雄個体で、頻繁に潜水を繰り返していました。水に浮いているときには見えない14枚の尾羽が潜水の時だけその先端を観察でき、案外チャーミングな形状だなと思いました。このほか、水面で草本類をよくついばんでいたオオバン、そろそろ巣作りの準備をはじめたのか葦原付近を頻繁に品定めをしていたカイツブリの姿がありました。(自然観察舎から見た鳥たち)観察を開始した時の気温は5℃。北西の4m前後の風が吹き抜けていましたので体感はもっと低く感じました。しかし、千駄堀池を見渡せる自然観察舎は寒さを避けられるので落ち着いて冬鳥たちの様子を観察できます。モズ、ツグミの姿を見つけました。(写真)2026年2月19日撮影
2026.02.19
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残り10日で2月も終わりを迎えます。カモ類、シギ・チドリ類の様子を見に柏の葉公園から柏の葉キャンパス駅近郊の調整池、自然公園を探索して回りました。(ヨシガモの求愛行動)柏の葉の一角でヨシガモ雄が求愛行動を展開していたので、動きを見守ってみました。めぼしい雌の近くに接近し、周囲の水面にいる雄個体を蹴散らした後に尾羽を上方向にあげて雌にアピールしている姿を目撃しました。ただし、雌雄ともに向き合っておじきをした後、雄が首を伸ばし雌を先導する動きとなってカップル成立の動きは観察がかないませんでした。(その他のカモ類の様子)ヨシガモの姿があった池にはオカヨシガモ雄の姿、キャンパス駅近郊の湿地の草地でオカヨシガモ雌の姿、コガモの雌雄の姿がありました。(湿地帯で越冬したシギ・チドリ)キャンパス駅近郊の調整池に隣接した湿地ではイカルチドリ、タシギの姿を観察しました。イカルチドリは冬羽で、顔の模様はコチドリ似で黒色部が淡く、嘴が細く長い印象です。ピィオピィオとコチドリに比べて太い印象のある声です。タシギは、背と肩に黄白色の線が左右に2本あり、背と肩羽は黒みが強い感じでした。(シメは今日も群れで地面で採餌)先日は86羽の群れが地上で採餌する姿を観察しましたが、今日は落ち葉をクリーナップするメンバーが作業していたので40羽前後が時折地面に降りた姿を目撃したのみでした。(写真)2026年2月18日撮影
2026.02.18
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オフィス近くの谷津田を訪ねました。鳥媒花(花蜜を吸いに飛来した鳥に花粉を運んでもらう植物)の代表の梅が咲きそろい、メジロが10羽前後で飛来し、変幻自在な姿勢で枝に止まり蜜を吸っていました。三前趾足(さんぜんしそく:3本の指が前、1本が後ろ)のなせる技です。人でいえば、人差し指、中指、薬指が前、親指が後ということになることがそのバランスを支えています。(エナガVSメジロの梅をめぐる攻防)ところが今朝は、梅をめぐって攻防を目撃しました。花蜜を吸いたいメジロにの群れに割って飛来したのがエナガでした。エナガは樹液を吸いに飛来していた模様で、10分前後の間、エナガ5羽(所謂チバエナガ1羽を含む)対10羽前後のメジロの攻防を観察できました。エナガは、昆虫や節足動物を食べることが多い印象があったので意外な発見でした。なお、シジュウカラも梅に飛来しましたが、2種の攻防をさけて渡去してきました。(小さな池はアオサギの貴重な餌場)谷津田の一角にある小さな池と水田は、アオサギ、コサギの貴重な餌場です。今シーズンはアオサギ第一回冬羽(翼角周辺の黒班、脇にある黒斑が不完全)とコサギ冬羽と幼鳥が降り立って採餌した後、畔で休憩する姿を観察できます。このほか、ハイタカ、オオタカなどから襲撃されないように池の草むらでカルガモ2羽が羽をやすめていました。(写真)2026年2月17日撮影
2026.02.17
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さいたま市桜区の田島ヶ原および田島ヶ原サクラソウ自生地がある一帯は1974年に整備された面積16haの桜草公園です。春の野焼き後に小鳥類が餌を求めて飛来します。隣接する戸田市彩湖の水鳥とあわせて探索してみました。(桜草公園内の地面で採餌する鳥たちのいろいろ)桜草公園内は、野焼きが行われた末黒(すぐろ)と呼ばれる黒い地表が現れ、土の中の虫や種子を探しやすくなっていることもあり、あちこちにツグミ、タヒバリ、アオジなどの姿がありました。ハイライトは、土の中にいたミミズを引っ張りだして採餌していたトラツグミとの出会い。頭部、体上面、尾羽が黄色味のある褐色で黒い鱗模様が目立ち、模様は頭頂で細かく、体上面で粗い模様、体下面に黒い三日月形の斑があり独特の外観です。地中のミミズを丸のみにするまでかなりの時間を要していて全身を使っている感じがよくわかりました。このほか、桜草公園と彩湖の間の水路の浅瀬ではアオサギ、キンクロハジロ、ホシハジロの姿がありました。(彩湖の水鳥たち)彩湖には、キンクロハジロ、ホシハジロ、カンムリカイツブリ、ユリカモメの姿を見つけました。ユリカモメは嘴と足の赤い成鳥冬羽、雨覆に褐色斑のある若鳥、第一回冬羽の姿を観察しました。なお、昨年11月に飛来し今月10日まで滞在していたカリガネは姿がありませんでした。(写真)2026年2月16日撮影
2026.02.16
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鳥友からアリスイと一般のキツツキ類の違いについて質問をもらいました。手賀沼と沿岸ではこれから4月の期間と10月から12月に姿を見かけるアリスイですが、キツツキ科と分類されているにもかかわらず、生態、自分で巣穴を掘らない、木の幹の止まり方も違います。違いについて整理してみました。(1)アリスイはドラミングをしないなどキツツキ科の鳥たちと違う橋間・加藤(2015)がアリスイの生態や行動などの知見を整理し報告しています。報告では、「アリスイはキツツキ科の鳥類であるものの、いくつか一般的なキツツキ類とは異なる生態をもつ。ひとつは,多くのキツツキ類でなわばり宣言や求愛に用いられるドラミングをしない。繁殖期のアリスイは頻繁にクイクイクイと鳴き,これがドラミングと同様の役割をもつと考えられる.また,自身で新たに巣穴を掘ることはない。(中略)ただし既にある樹洞を拡張することはある。樹上での行動も特徴的である。キツツキ類は木の幹に縦にとまることが多いが、アリスイは一般の鳥類と同様に横枝に止まることが多い」と記されています。(2)アリスイの特徴アリスイは、キツツキ類が木をつついて穴を掘る、虫を捕食するなどの行動を行う構造が未発達です。・キツツキ類は硬い尾を突張って体を支えますが、アリスイは尾羽が柔らかく幹を突っ張る仕草を見かけません。・対趾足(前2本、後ろ2本の指)がありますが、足指が長く木を掴むのには向いていないように思われます。地上での採餌へ適応したのはこのためだと思われます。・嘴が細くて短く一般のキツツキ類のような尖った構造ではありません。・頭骨を吸収する構造が存在いないか、弱いと考えられ、木をつついたとしたら脳震盪を起こすものと思われています。(3)アリスイの声蒲谷(1996)が各地での観察と録音した結果を整理し報告しています。報告では「さえずりと地鳴きの区別は明確ではない。(中略)繁殖期には木に止まってクイクイクイあるいはキィキィキィと大きく高めの短い声を連続して鳴き、鳴き続けることが多い。(中略)モズの声にも似ているが本種の声の方が低く聞こえる」と述べています。(引用)蒲谷鶴彦.1996,日本野鳥大艦鳴き声333.上巻.p189.小学館.橋間清香・加藤貴大.2015.アリスイ Bird Research News Vol.12 No.8.p6-7.(写真)1枚目:2018年2月11日さいたま市で撮影。地面で採餌していた光景。2枚目:2021年10月14日印旛沼沿岸で撮影。枝に止まっていた姿。3枚目、4枚目、5枚目:2014年3月22日手賀沼沿岸で撮影。枝に止まっていた姿。6枚目:2012年2月2日埼玉県北本市で撮影、葦の中に止まっていた姿。
2026.02.15
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流山市と野田市の境界にある水田エリアで越冬したケリの様子を見に出かけました。あわせて、東武線運河駅から江戸川に注ぎ込む運河沿いの鳥たちを探索しました。(ケリの様子)水田地帯の一角で採餌をしていたケリを発見。野焼きが行われた末黒(すぐろ)と呼ばれる黒い地表がお気に入りの模様でした。土の中の虫や種子を探しやすくなることと関連しているものと思われました。近くに姿のあったキジも同様のことがあって移動してきたものと思われました。(運河沿いの冬鳥たち)運河は、利根川と江戸川を結ぶ全長約8.5kmの一級河川て、1890年にオランダ人技師ムルデルの設計で完成した日本初の西洋技術を用いて出来上がりました。このエリアではクイナ科オオバン、バンの姿を間近観察でき、タシギが浅瀬で採餌する姿を観察することができます。このうち、オオバンとバンの違いを観察できました。オオバンは採餌する時、土手から水路に入る時に常に集団て行動しますが、バンは単独で水浴びしたり餌探しをしたりと違いがあります。このほか、カルガモ、コガモ、ヒドリガモ、枝に止まり獲物をねらっていたカワセミの姿を近距離で観察できました。(流山市と野田市の境界の水田地帯の鳥たち)水田地帯の水路では、タシギ、クサシギの姿を見つけました。クサシギの白色のアイリング、上面の黒褐色の地に白斑、素敵でした。また、タシギの雨覆と肩羽の淡色部が笹の葉のように見える特徴もしっかり目に焼き付けてきました。あわせて、上空を複数のノスリが旋回する姿を見つけました。このほか、ハシボソガラスの群れの中に、ミヤマガラスの姿がありました。嘴の付け根が石灰化して白くなっている点、額が盛り上がり段差があるように見える頭部などを目に焼き付けました。(写真)2026年2月14日撮影
2026.02.14
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守谷市にある守谷野鳥のみちを訪ねました。林間コース、湿地コースから構成され、総延長4㎞の散策路が市民ボランティアの手で整備された画期的なフィールドです。鳥のみち駐車場を出発し、湿地コース(上流域)から水辺ルート経由で愛宕北口で折り返して再び湿地コース(上流域)から湿地コース(下流域)、湿地コース(城址ルート)を経由し守谷沼に立ち寄り、再び湿地コース(下流域)に戻り、駐車場までの4kmコースを探索しました。(コース詳細は、2024年10月発行守谷市観光協会発行 守谷野鳥のみち パンフを参照)(守谷沼ではカワセミのペアの求愛行動とカルガモ成鳥雄と雌非繁殖羽を観察)コース最北部に守谷沼があります。水田と隣接するスポットなので、カモの仲間、サギ、タシギなどのシギ・チドリ類、猛禽類を期待できます。今日は、上尾筒・下尾筒が艶のある黒色の雄成鳥と背、肩羽、脇の羽縁が目立ち全体に淡色の雌非繁殖羽を観察しました。このほか、沼ではカワセミペアが鳴きながら追尾する姿を目撃しました。これから雄が雌に獲物をプレゼントする仕草が見られるものと思います。このほか、カイツブリ、アオサギ、コサギの姿も見つけました。(湿地コースでウソ、ベニマシコと出会う)守谷沼から湿地コースに戻り、探索していくと、フィフィとウソが鳴く声が聞こえたと思ったら柳の花芽に降り立ちついばみはじめました。また、すぐそばをピッポと鳴きながら葦原を移動していくベニマシコを発見。このほか、頭と耳羽が褐色で腰が赤褐色のホオジロ雌の姿も観察できました。(写真)2026年2月13日撮影
2026.02.13
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立春をすぎて水鳥や小鳥の様子はどうかと柏市内柏の葉公園を訪れました。桜の広場で地上で群れで種子らしきものをついばんでいる小鳥を発見。その数83羽もの群れで、頭が大きくずんぐりとした体型のアトリ科シメです。(飛翔のたび、羽音が聞こえるシメ)ゆっくり接近して観察していくと、頭上が茶褐色で側頭と後頸が灰色の雄冬羽、頭部の褐色が淡く次列風切がグレーの雌冬羽、頭上が茶褐色で側頭と後頸が灰色で背の暗褐色部分が中途な雄個体の姿を観察しました。シメがついばんでいたのは地上に落ちているモミジバフウ、イロハモミジの実でした。公園内をランニングする方、市民が通る度に羽音が聞こえました。シメは関東地方に多いと言われていますが、バードリサーチ(2017)が報告しているように20羽以下の群れが大半ですので83羽がいかに多いかがわかると思います。風切羽が先端が切り取られたように角ばった形は、シメにとってどんな利点があるのか解明されていないテーマです。(水鳥の最新情報)今朝観察できたカモ類は、オカヨシガモ、ヨシガモ、カルガモ、マガモ、コガモで個体数の合計は160羽程度で合計としてはあまり変化はありませんでした。しかし、ヨシガモが49羽から20羽に減少しており、早くも移動がはじまった可能性もあります。(その他)県民プラザ前の池、桜の広場前のボート池の水位が低く、特に県民プラザ前の小さな浅瀬が干上がっている状態で水飲みや水浴びに飛来する小鳥たちの貴重なスポットが消失していました。雨が少ない影響がこんなところに出ているんだと実感しました。(写真)2026年2月12日撮影(引用)バードリサーチ.2017.ベランダバードウォッチ2017 年冬の報告.pp4.
2026.02.12
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柏市のオフィス近くの谷津田にエナガの行動をメインに観察に出かけました。今日観察したエナガは5羽でうち1羽は眉の薄い所謂チバエナガでした。このほか、梅畑で花蜜を吸うメジロ、畑地で餌探しをしている複数のツグミ、ニシアカシアの木のてっぺんに止まり周囲を見渡していたシメ、小さな池で羽をやすめていたカルガモを観察したり、雨上がりの時間を堪能しました。(エナガと他種との混群の変化とつがい分化)晩秋までは20羽から10羽程度でシジュウカラ、ヤマガラ、メジロと混群を構成し行動をしています。混群は、外敵からの捕食の危険回避、採食効率を向上させることで生存率を高めることが研究者によって報告されています。早春になると大きな群れが解消され、5羽前後の小さな群れとなりその後つがい分化と呼ばれるつがいで一夫一婦制の繁殖行動に入ります。大晦日に大きな群れから5羽で行動する変化が観察されています。まだ、ペアでの行動は見られていませんが、立春を過ぎて動きに注目しています。(番で行動する期間は短期間)上野・安井(1998)は、広島県でのエナガの観察記録を整理し報告しています。その中で「群れが解体してつがいで生活するのは,本調査地においては繁殖期の3月下旬から5月下旬にかけてのわずか2カ月くらいである」と報告しています。くわえて、「3月下旬の巣造り期においてもつがいで活動するのは日中だけで、夕方からは群れにもどりねぐらを共にしている。つがいが完全に群れから独立するのは巣が完成し、交尾が始まるころ」と注目の内容を記しています。観察地が広島県の積雪地域であり、千葉県北西部の積雪の少ない地域で当てはまるかどうか注目しています。(写真)2026年2月11日撮影(引用)上野吉雄・保井浩.1998.広島県の積雪地域におけるエナガの社会構造.高原の自然史.第3巻.p87-99.
2026.02.11
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北総鉄道西白井駅から10分ほどのところにある七次川調整池(通称:清水口調整池)を訪ねました。1993年以来オオハクチョウが飛来するようになり、市民のみなさんによる保護活動が行われています。一ヶ月ぶりに現地を訪ねました。今朝、水面にオオハクチョウ69羽(うち幼鳥3羽)、ヒドリガモ7羽、オナガガモ282羽、ホシハジロ109羽、オオバン4羽、カイツブリ1羽の姿がありました。オオハクチョウは前回1月に51羽(幼鳥5羽)から増加していました。(オオハクチョウ成鳥のUBPに注目)・成鳥は全身が白色で嘴は先端が黒く、付け根から鼻孔の先まで黄色いのが特徴です。(コハクチョウでは黄色の部分がより小さく鼻孔の手前までが黄色い点で異なります)一枚目、二枚目の写真が成鳥個体です。今日観察した成鳥1羽のUnder Bill Pattern(UBP)に注目すると、下くちばしの黒色の縁以外、嘴先端から嘴基部と嘴左右の末端を結ぶ線は舌の形のように全て全体的に黄色でした。(オオハクチョウ幼鳥の羽衣)今朝水面に姿があった幼鳥は3羽でした。写真三枚目、四枚目の個体は嘴付け根から鼻孔の先は黄色で、頭部に黒味、上面は褐色部分が多く白い羽が点在している個体でした。写真五枚目の個体は、頭部に黒色味があり上面の白色部が多くなり、腰や尾羽に褐色が残っている個体でした。三枚目、四枚目の個体に比べて日齢が進んだ状態でした。・日本ハクチョウの会(2009)が釧路市動物園での飼育下の個体を観察した結果を整理し報告しています。報告では、0日齢では嘴はビンク色で先端が黒、32日齢では全体は灰褐色ですが、肩羽、脇などが白色、135日齢で嘴の外鼻孔付近まで黒色、肩羽に白色正羽が斑状に出ると記されています。(引用)日本ハクチョウの会.2009.オオハクチョウの繁殖 釧路市動物園.p35-39.(オナガガモの中央尾羽)調整池で最も個体数が多かったオナガガモを観察していくと、中央尾羽が長く伸びている個体、そうでない個体と実にいろいろです。尾羽16枚のうち、中央尾羽2枚が長いことから英名がつけられています。後方から見ると、羽が幾重にも重なり美しい姿を構成しているのがわかります。(ハジロ類の羽衣)調整池では近距離で個体を観察できるので、ホシハジロ成鳥雌の上面が細かい波状斑に覆われている具合をつぶさに観察できます。また、今朝姿があったキンクロハジロ成鳥雌の体上面の黒色が脇に比べて強いのがよくわかりました。(オオバンの成鳥と若鳥)オオバンは成鳥と若鳥の姿がありました。若鳥は額板が小さく、体が褐色がかり、成鳥は頭部が黒く上面が藍色味が強いように見えました。(写真)2026年2月10日撮影
2026.02.10
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一昨日未明から昨日まで降り続いた雪が残る朝となりました。道路の凍結している箇所も複数あるので柏市のオフィスの近くの谷津田と公園を訪ね、冬の小鳥の姿を観察して回りました。(コゲラ後頭部に赤い羽、亜種オオカワラヒワを発見)公園の一角でコゲラがギィーと鳴きながら木を登り、時折幹をつつき中にいる虫を捕食していました。観察していると、後頭部に数枚の赤い羽(1枚の長さ7.5mm)を見つけました。複数の角度から記録した写真にも赤い羽を記録でき、ラッキーのスタートとなりました。このほか、亜種オオカワラヒワの雌雄が群れで枝にとまり、時折地面に降りて採餌をする様子を観察できました。亜種カワラヒワは三列風切の外縁だけが汚白色なのに対し、亜種オオカワラヒワはやや大きく、三列風切の外弁(羽軸の外側)が汚白色であり違いがあります。写真九枚目は雄個体、写真十枚目は雌個体で、雌の頭部は褐色味が強いのが特徴です。また、公園内ではジョウビタキ成鳥雄がコゲラ、オオカワラヒワを見ていた私に関心があるようでポールに止まり凝視してくれました。(谷津田の干し柿状態になった柿の木にヒヨドリ、ツグミが飛来しバトルを展開)谷津田の一角に柿が植えてあるエリアがあります。秋に実が熟したものをそのまま収穫せずにしてあるので霜が降りると実が落ちていきます。ただし、枝にくっていているヘタの部分に最後まで若干の果肉が残っています。それを食べにヒヨドリ、ツグミ、メジロといった鳥たちが続々と飛来します。しかし、ヒヨドリがツグミ、メジロを追い払い独り占め状態にしてついばんでいます。干し柿にすると、糖度50度程度になるのが知られています。食べ物の乏しい時期のご馳走を小鳥たちが知っているのでしょうね。(写真)2026年2月9日撮影
2026.02.09
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昨年12月19日以来、オフィス近くの谷津田にハイタカが滞在し、昨日も姿を観察しました。同じ谷津田で冬期にツミも観察(2022年12月から2023年2月の間滞在)したことがあります。鳥友からハイタカとツミの生息環境や食性などについて質問をもらいました。(ハイタカが滞在している環境)今季ハイタカが滞在している谷津田は、下藪や下枝はなく明るい環境です。谷津田に隣接した台地の木に止まり、地上低くを飛翔し獲物を捕食しています。ツミの獲物を捕獲するときには、枝に止まり狙いを定めてから襲撃するパターンが多いのですが、ハイタカの方が飛翔する獲物を追尾しながら捕獲する点で違いがあります。この点は、平野(2005)がツミに関して「林縁の樹木に止まり、近くを通過する獲物を猛然とダッシュして捕らえる」と同様の報告を見かけます。ハイタカについては、平井(2013)が「小型猛禽類のハイタカは、閉鎖した林内でも餌動物を追跡できる。木の枝にとまり、獲物を見つけると飛び立って捕らえる。(中略)空中で追跡するハンティング行動が多く観察されており、飛翔中や飛び立った小鳥を空中で捕獲する」と同様の報告しています。(餌が競合するハイタカとツミ)1月3日にはキジバトを背後から襲撃し捕食する姿を目撃しました。宮崎(1987)が「ハイタカはツグミ類、キツツキ類からシジュウカラ、スズメまで幅広い獲物を対象とし(中略)ツミは、ホオジロ、カワラヒワ、スズメ、シジュウカラ、エナガなど平地から森林まで生息する小鳥類だけを狙っている」「ツミに対して多少大型の小鳥を捕獲」と報告しています。(千葉県東葛地区での冬期のハイタカの観察記録)観察記録を見返してみると、2003年1月26日手賀沼沿岸、2007年3月4日手賀沼沿岸、2010年1月3日手賀沼沿岸、2010年1月10日松戸市、2012年3月14日松戸市、2012年12月23日柏市の谷津田、2013年2月24日柏市の谷津田、2014年1月27日手賀沼沿岸、2014年12月15日手賀沼沿岸、2015年1月12日柏市の谷津田、2019年2月10日柏市、2020年11月2日松戸市、2021年12月16日、20日、2022年1月18日柏市の谷津田、2022年1月19日松戸市、2022年2月4日柏市の谷津田、2025年12月15日市川市、2025年12月15日から2026年2月7日柏市の谷津田と複数の冬期での観察記録があります。(引用)宮崎学.1987.鷲鷹ひとり旅.p36.平凡社.平野敏明.2005.ツミ Bird Research News Vol.2 No.2.p2-3.平井克亥.2013.ハイタカ.Bird Research News Vol.10 No.6.p4-5.(写真)ハイタカ:2025年12月28日、2026年1月28日柏市ツミ:2023年11月1日柏市(ハイタカとツミの識別)ハイタカ成鳥雌、幼鳥雌には眉斑がありますが、ツミ成鳥雌には眉斑がある個体でもごくわずかかないものがいます。ハイタカは腹部に横斑がありますが、ツミの胸は縦斑です。また、ツミにはアイリングがありますが、ハイタカにはありません。
2026.02.08
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朝から曇り空で気温は3℃。あられが降り出し、夜半に雪が降り出す予報です。昨年11月に都内水元公園でマヒワ100羽超の姿を目撃し、各地に飛来するのではと期待していましたが、その後は水元で目撃されて以外のニュースはなしのままです。ハンノキやヤシャブシの種子を好んで食べるマヒワ、実につかまり逆さになって種子をつまみ出す姿に釘付けとなるファンも多いものと思います。(マヒワの翼の黄色の帯の長さ)植田(2011)が海外の研究者が報告している「雄の鮮やかな色彩が雌のつがい相手の選択の基準になっていることが多いのですが、マヒワでも翼の黄色の帯の長さが雌のつがい相手選択の基準になっている」との内容を紹介しています。具体的には、空腹のマヒワの雄を放し、餌を取り出すまでにどのくらい時間がかかるかを調べた結果、あっという間に種子を取り出す個体と時間のかかる個体とさまざまだったが、年齢に注目して解析してみると、翼の黄色い帯の長い個体ほど早く問題を解決できたことが判明したとの内容でした。人間が作った実験装置による評価であるものの野外での採食能力を推定できた点で注目されました。雄のまわりに複数の雌が取り囲んでいる光景が見られるかもとひそかに期待しています。(引用)植田睦之.2011.賢きものは美しい?~黄色い翼帯が鮮やかな個体ほど採食適応力の高いマヒワ~.バードリサーチ.野鳥の不思議解明最前線#67(写真)2011年2月14日柏市、2012年11月4日松戸市、2019年10月20日柏市内、2017年1月1日都内水元、2013年1月20日松戸市、2025年11月13日都内水元で撮影
2026.02.07
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暦の上では立春を過ぎて春を迎えました。気温が16℃程度まで上昇し春を感じさせる日となりました。手賀沼とその沿岸の冬鳥たちを探索しました。(コハクチョウとオオハクチョウの姿)スタートした最も東側のエリアでは、コハクチョウ、オオハクチョウ、コブハクチョウ、オオバンが羽を休めている姿を見つけました。コハクチョウ8羽(幼鳥3羽含む)、オオハクチョウ12羽(幼鳥2羽含む)、コブハクチヨウう41羽、オオバン60羽が羽を休めている姿は迫力がありました。(ユリカモメの羽衣のいろいろ)ハクチョウが羽を休めていたエリアには、ユリカモメの群れの姿もありました。目の後ろに黒班がある成鳥冬羽、若鳥から成鳥冬羽に移行中の個体、頭上から眼の後ろに黒褐色の斑がある若鳥などいろいろな羽衣を観察できました。(カモの仲間と猛禽、シギとの出会い)今日は柏市側の大津川河口周辺の水域にオカヨシガモ、コガモ、ミコアイサの姿を見つけました。くわえて、ミサゴ、ノスリ、トビ、チョウゲンボウ、タシギの姿がありました。ミサゴは、羽先が丸いように見えたので成鳥と思われました。(小さな猛禽のそばにチョウゲンボウの姿)黒い鍵状の嘴を持ち 昆虫類、両生類、鳥類を捕食することから小さな猛禽とも呼ばれるモズの近くの電柱にチョウゲンボウが虎視眈々と地面のモグラなどの獲物の動きを注視していました。(写真)2026年2月6日撮影
2026.02.06
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立春を過ぎ暦上では春となった吉川美南駅近郊の西口の中央公園前の調整池、東口の第一調整池の鳥たちを探索しました。(ベニマシコか次々登場)西口調整池沿岸の葦原では、ホオジロ科のベニマシコ、ホオジロ、カシラダカ、アオジが次々と登場。ベニマシコは、イネ科やタデ科の植物の実、特にセイタカアワダチソウ、ヨモギなどの実や芽を好んで食べることが知られており、お目当ての餌を求めて沿岸の葦原に飛来しているものと思われます。今朝姿を見せたのは、写真一枚目の頭上に褐色味があり体下面が紅色の雄と思われる個体、写真二枚目、三枚目の上面がの紅色が淡く、背、腹にかけて黒い縦斑がある雌個体でした。体に割に嘴が小さめで丸い感じがしました。草の実や芽をついばむのに最適化したものではと思います。(その他ホオジロ科の鳥たち)・ベニマシコを観察した直後、ホオジロが葦原に登場しました。頭部に黒色部がなく、頭部と耳羽が褐色で雌個体でした。ところが腰が紅色です。赤褐色の個体が多いのですが、こんなに紅色の見えたのは初めての経験でした。・カシラダカは、頭上、耳羽が褐色で、胸に茶色の帯がある雌個体でした。・アオジは、一見すると雌のように見えましたが、頭上、耳羽が緑褐色で雄冬羽でした。(東口第一調整池とその近郊)第一調整池に向かう途中の草地でタゲリ2羽の姿を見つけました。少し動いては地中の中のミミズの動きを耳で聞いているような素振りを見せていたと思ったら、ミミズを掘り出しちゅるりと飲み込む姿を目撃できました。観察できたのは、長い冠羽と上面に緑光沢がある成鳥冬羽個体と羽縁にバフ色がある第一回冬羽と思われる個体でした。その後は、散歩道のフェンスに降り立ったジョウビタキ雌、岸辺で羽づくろいをしていたハシビロガモの姿を観察しました。ハシビロガモは嘴基部に白い帯状の線がある個体を1羽観察しました。頬にミカヅキ斑のあるハシビロガモに関して一昨年11月にリポートしましたがそれとは別の特徴のある個体でした。(写真)2026年2月5日撮影
2026.02.05
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つくば市の高崎自然の森に出かけ、冬鳥との出会いを楽しんできました。お目当ては、ルリビタキの羽衣です。(複数のルリビタキの姿)一枚目の写真の個体、二枚目も三枚目の写真の個体の2個体の姿がありました。一枚目の個体を観察し認めた特徴は以下のとおりです。・眉斑はなく、尾以外に青色の羽は認められませんでした。・白いアイリングがあり雄に比べて幅が広い印象を持ちました。・脇の朱色部分の角部が境界があいまいな感じでした。(雄ではしっかりと角が出ます)上記のことから雌個体の可能性が高いものと思われました。二枚目、三枚目の写真の個体を観察し認めた特徴はつぎのとおりです。・頭上は褐色、風切羽に褐色味がある印象でした。・眉斑はなく、アイリングは一枚目の個体に比べて幅が狭い印象がありました。・上面、雨覆青色が認められました。上記のことから第二回目冬羽または第三回冬羽ではないかと思われました。(ルリビタキ以外の小鳥たち)高崎自然の森では、地上で餌探し、採餌をする小鳥が多いのが特徴です。今日は、シロハラ、ジョウビタキ、ビンズイ、シメ、アオジの姿がありました。シメを除く鳥に共通するのは、クモ、昆虫類を餌としていることです。(シメは木の実)高崎自然の森では、クモ、昆虫が豊富ではないかと推定されます。(高崎自然の森の心配ごと)冬の小鳥が複数滞在しているフィールドですが、気がかりなことがあります。それは、2012年12月までは複数の姿を目撃していたミヤマホオジロ、2014年までは50羽を超える姿があったカシラダカがほとんど見られなくなっていることです。カシラダカの減少は全国的なもので草地が減少していることが要因ではないかと研究者から指摘があります。(写真)2026年2月4日撮影
2026.02.04
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柏市のオフィス近くの谷津田を探索しました。(チバエナガが越冬)1月に入り、池が結氷するためカワセミ雌は飛来したりしなかったりが続ています。そのかわりに、訪ねる度に眉の薄い所謂チバエナガの姿を見かけています。これまで2015年11月30日、2021年12月24日、2025年12月28日、12月29日、1月21日、今朝の出会いで7回目となりました。2025年12月28日以来、継続して姿を目撃していますので越冬と表現してよいものと思います。一枚目がチバエナガ、二枚目がエナガです。(モズの雌)チバエナガの登場を待っている時、モズの雌が枝に降り立ちました。過眼線はこげ茶、脇から下面にかけて波状斑が目立つ個体で、明らかに雌個体です。ところが初列風切に白斑がありません。斑がある個体とない個体はどのようになっているのかと調べてみました。すると、高木(2006)がモズの羽色について「雌の過眼線は焦げ茶色で,初列風切に白班を持たず,脇から下面にかけた波状斑が雄よりも明瞭。体に近い側の初列雨覆先端の褐色斑の有無により、前年生まれ(斑有り)とそれ以前に生まれた個体(斑なし)の識別が可能」と報告しているのを見つけました。このことから観察した個体は、少なくとも2歳以上の個体ということになります。モズが枝に止まってリラックスしていた時、林縁をハイタカが猛スピードで移動。モズが姿勢を一段低くしてやり過ごす姿を観察しました。(引用)高木昌興.2006.モズ Bird Research News Vol.3 No.6.p4-5.(写真)2026年2月3日撮影(三枚目のみ1月31日撮影)
2026.02.03
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松戸市の川の一里塚下の草地と雑木林に囲まれたポイントと矢切ネギが栽培されているエリアを探索してみました。(川の一里塚の探索)川の一里塚では開花した梅にヒヨドリ、メジロが飛来し蜜を吸う様子が観察できました。また、地面で餌探しに余念のないアオジ、地面に落ちている種子を探していたシメ、河川敷の斜面で餌探しをしていたヒドリガモの姿を観察しました。(矢切エリアの鳥)明治初期に、東京都の千住から千住ネギの種子をもらい受けネギの栽培がスターとすると、江戸川の氾濫によって押し流された土壌が栽培に適し、良質のネギ栽培ができたので作付けが増え、太くて甘いと評判になったのが矢切ネギのスタートだったそうです。水路にはオオバン、カイツブリなどの水鳥、堆肥を投入して耕作しているところがあちこちにあるので土の中にはミミズなどの生物が多いとされ、それを目当てにタゲリが飛来しています。今日観察した個体は、顔にバフ色があり黒色部の淡い若鳥から第一回冬羽に移行中の個体と思われました。(写真)2026年2月2日撮影(十二枚目の写真は、矢切地区から都内金町方面を記録)
2026.02.02
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冬鳥のピークを迎え、千葉県、関東指折りの冬鳥飛来地の印旛沼を訪ねました。印旛沼の北岸の水田で野焼きが行われていた影響で、ヒシクイ、マガンが沼の水面に退避している姿がありました。(トモエガモの個体数は国内有数の多さ)水面を覆いつくす群れをつくっていたトモエガモの個体数は、10万9000羽超を数えました。群れは沼南岸の印西市吉高先の水面にあり、普段このエリアで羽をやすめているヨシガモ、マガモ、コガモ、カルガモ、ホシハジロ、キンクロハジロといったカモ類は他のエリアに移動せざるを得ない状況でした。トモエガモを観察していくと、脇最上列の尖り気味の幼羽と2列目の丸みのある新羽が見える雌幼羽が生殖羽に移行中の個体、全体的に橙褐色味が増し羽縁が橙褐色となった雌生殖羽、3色の肩羽がカーブして垂れ下がっている雄生殖羽といろいろな羽衣を観察しました。(ヒシクイ、マガン、ハクチョウの姿)中央部の水面を移動していたオオヒシクイ14羽、マガン3羽、コハクチヨウ1羽の姿を見つけました。トモエガモの大群が羽を休めている影響で岸からははるか遠くでした。オオヒシクイは黒い嘴の先端に黄色部、上尾筒、下尾筒の白いのが見えました。マガンは、オオヒシクイより体が小さくピンク色の嘴と額の白色が見えました。(カイツブリの尾が見えた)カイツブリの尾はほとんど退化していると言われています。今日観察した個体には常に短くてお尻にピョンとついている尾を見つけました。(トモエガモを背景にしなからのオオジュリン)葦原に止まり葦の中の虫を捕食していたオオジュリン、バックにはトモエガモの群れがいる光景を記録しました。(観察できた鳥たち)オオヒシクイ、マガン、コハクチョウ、コブハクチョウ、トモエガモ、ヨシガモ、ヒドリガモ、カルガモ、マガモ、オナガガモ、コガモ、オオバン、クイナ、カイツブリ、カンムリカイツブリ、セグロカモメ、ユリカモメ、カワウ、ダイサギ、コサギ、アオサギ、チュウヒ、トビ、ハヤブサ、モズ、ヒヨドリ、ウグイス、ムクドリ、ツグミ、ジョウビタキ、セグロセキレイ、シメ、ベニマシコ、カワラヒワ、ホオジロ、カシラダカ、アオジ、オオジュリン(写真)2026年2月1日撮影
2026.02.01
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