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以前、音楽は個人の才能が与える影響が大きいという記事を読んだことがある。たしか努力しての成果が全体の55%で残りが才能というか先天性のもの。逆に絵画などは70%ということだった。まあ、どの段階を100%なのかはよく分からないので話半分に思っていた。私が趣味でやっているメインは合唱、でこのなかのスキルというか技術に関しても努力でわりと早めに上達するものとか、才能というかセンスが影響するものがあると感じている。まずは一番基本的な発声に関して、これは一定レベルの合唱に用いる場合なら、指導者にもよるが個人の努力によるものが大きいと思われる。次にハーモニー感覚能力、これもかなり努力の要素が大きいのではないだろうか?もちろん音楽的な才能があれば早めに習得することは可能なのだが、ここでは時間的な要素はとくに制限はないので考慮はしていない。とすると、何が才能によって大きく変わってくるか、まあざっくり言ってしまえば表現力。細かく言っていくとメロディーのフレージング、テキストのディクション処理などなど、聴く人に対して曲をどう聴かせるかという部分。これが長く練習を続けていてもなかなか上達しない項目なのではないだろうか?とくに合唱において主旋律をあまり担当しないパートについては、アンサンブル練習においても重点的には練習を行わない項目になるという面もある。もちろん、トップソプラノやテノールのように最高音部で主旋律を多く担当するにしても、ある程度のラインまでは行くのだがその先、観客の心を動かすような歌い方が出来るかどうかは才能(センス)が影響すると考えられる。最後にあるのは、これは合唱には限らないがその人の声自体の魅力ということが言えると思う。歌は身体が楽器、ここの部分だけはほぼ天性による部分がほとんど・・・なのだが、そのような楽器であればあるほど使いこなすにはかなりの努力は必要になると思われる。
2020.01.31
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前回の話題について引き続き書いてみるのだが、その前に私は決して人間関係を重要視する団体をダメと言っている訳ではない。音楽の楽しみ方はそれぞれなので、音楽的に進歩しなくてもメンバーがそれで楽しければそこにケチをつけるつもりは全くないので・・・ さて、練習中において注意や指摘を受けるとなぜ気分を害するのかということについて考えてみたい。まず、自分の経験で言うとレベルの高い団体でいろいろ言われることに関しては、もちろん気分的に落ち込むことはあっても、そこから修正していこうという意欲も湧く。しかしながら、明らかに自分よりレベルの低い相手からいろいろ言われるのは無茶苦茶気分が悪い。まあ人間的には当然な感情なのだろう・・・では、レベルが残念な団体での注意指摘でなぜ修正しようとする意欲が起こるのではなく、単に気分を害するのだろうか?と考えたところで一つの仮説にたどり着く・・・もしかして、言われた方は注意指摘の意味がわからずただ単にディスられていると感じているのではないのだろうか?こう考えるといろいろ説明がつく、結局、音楽的にレベルの低い人は、そのレベルの低さを理解していない。とくに老舗の合唱団などでいままでこれでやってきた自信(根拠はない)や経験も大きいのだろう。うーん、なるほど・・・こう考えると自分があまりストレス無く歌える場所は、例えば目的として音楽的なレベルアップとするなら、積極的に団体としてのレベルの高い場所を選ぶ必要がある。ただしかなり修行的な要素も大きくはなる。あるいは、人間関係のストレスを少なく、ある程度のレベルを求めるのなら公募でイベントごとに集まるのも一つの方法かもしれない。今までの私の経験でも、スキルの高いメンバーが集まった公募での本番は、かなり満足できる演奏になっている場合がほとんどなので・・・
2020.01.22
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合唱団の音楽的なレベルアップを妨げる最も大きな要因は、人間関係だと感じている。これは、最近様々な音楽レベルの合唱団で活動して感じること・・・例えば、音楽レベルが高い合唱団の団員だけでの練習では、各メンバーからいろいろな意見や指摘が活発に出る。合唱団の音楽的レベルというのは、もちろん指導者の力量も大きいのだが、メンバー各自の音楽レベル、スキルによって決まってくる。その音楽レベルの高いメンバーがお互い意見や指摘をして良い音楽を目指す。なので他メンバーよりレベルが低くなったり練習不足になったりすると、当然そこにはいろいろな指摘や注意が飛んでくることにもなる。それに耐えてレベルアップの努力をするか逃げ出すかはその人次第・・・合唱団としては音楽中心にとくに何も変わらずに進化していく。 反して、少し音楽的に残念な団体がレベルアップしようとするのに一番邪魔になるのが人間関係。いくら残念な団体とはいえレベルの高いメンバーも少なからず存在し、もし同じように注意や指摘などした場合、その人を中心に人間関係が悪くなる。上昇志向の無いメンバーにとって、他からいろいろ言われるのは気に食わないし、今のぬるま湯状態の方が楽、それを壊されたくないのは当然・・・となると上昇志向を持つ人は邪魔者になるということで、その人はそこから出るか、おとなしくするしかなくなる。しかし人間関係は平穏になるということ・・・音楽を一番にするのか人間関係を一番にするのかで、団体のレベルは大きく変わって行くと思う。
2020.01.21
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三連休の中日、以前少しだけ所属していた、かながわフリーダムシンガーズの練習に5年ぶりくらいに参加した。フリーダムは今年で30周年になり、その記念演奏会でのメインステージにメンバーを公募していた。演奏する曲は、木下作品「アンファンス フィニ」だった。フリーダムは、30周年ということでちょうど私より少し下の年齢層が集まった男声合唱団。この年齢だとさすがに仕事等の関係で継続して活動していける人数が少なく、だいたい10人から20人の間で推移している感じだが、毎年、コンクールにも参加しており全国大会にも出場した経歴を持っている。私が参加したときは、まだまだ私自身のスキル(特にハーモニーに関する)が未熟での少人数だったので、練習に着いて行くのにけっこう苦労した。ということもあって、久々の練習ではあったのだが団としてのレベルは相変わらず高かった。それはどこで感じるかというと、シニア男声合唱団によくありがちな、どうしようもない歌い方は全く無く、練習初期段階なのに、かなりハーモニー的にも良い感じで揃ってくる。で、今回の「アンファンス フィニ」は私自身初めて歌う曲だったので、一応予習はして練習には参加したのだが、なかなか骨のある組曲。木下作品なので当然、ハーモニーの色彩がとても重要な上、曲数は4曲だけなのだが、それぞれかなりハードな技術も要求されている。ということで、今後の練習も楽しみ。演奏会の詳細に関しては以下の通りです。かながわフリーダム・シンガーズ創立30周年記念 第8回演奏会2020年5月24日(日)13:30開場 14:00開演 川崎市総合福祉センター(エポックなかはら) 入場無料指揮 中館伸一ピアノ 遠藤有子パーカッション 法嶋太郎■第一ステージ ・男声合唱組曲「草野心平の詩から」より「石家荘にて」(草野心平 作詩、多田武彦 作曲)・無伴奏男声合唱のための「沖縄小景」より「安里屋ユンタ」(瑞慶覧尚子 作曲)・男声合唱による10のメルヘン「愛する歌」より「さびしいカシの木」(やなせたかし 作詩、木下牧子 作曲)・男声合唱のための「カンティクム・サクルム」第2集 男声合唱のための3つの聖母賛歌《マリア、アレルヤ!》より「アヴェ・マリア」(千原英喜 作曲)・Wedding Qawwali(A. R. Rahman 作詞・作曲、Ethan Sperry 編曲)■第二ステージ ・酒と泪と男と女(河島英五 作詞・作曲、源田俊一郎 編曲)・糸(中島みゆき 作詞・作曲、源田俊一郎 編曲)・男の勲章(Johnny 作詞・作曲、西條太貴 編曲)・大都会(田中昌之、山下三智夫、友永ゆかり 作詞、山下三智夫 作曲、北川昇 編曲)ほか■第三ステージ ・男声合唱組曲「Enfance finie(アンファンス・フィニ)」~過ぎ去りし少年時代~(三好達治 作詩、木下牧子 作曲)
2020.01.14
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三連休の初日、銀座で食事、買い物をした後に銀座線で渋谷に行ってきた。目的は二つ、つい先日完成した銀座線渋谷駅を見ることと、昨年春に完成した東口歩道橋を見ることだった。銀座線の渋谷駅については、多くの報道がされているように、肋骨型の天井を使用し柱を排除、広い空間が確保されていた。東口歩道橋は、一部分ではあるが5年前に設計に携わっていた。完成したことは知っていたのだが、なかなか機会が無く(大和田さくらホールやNHKホールに行くくらいしか用事がないので、ほぼ西口ばかり使っていたので)昨日になってしまった。この歩道橋、以前は50年くらいの間に継ぎ足し継ぎ足し、利用者の増加に対応するために歪な形で造られていた。それを今回の100年に一度と言われる再開発に合わせて完全にリニューアルされたもの・・・(詳細は最後のリンク参考)以前の幅員は2.5m程度しかなかったものを、6mでバリアフリーの形で造られている。設計の詳細については専門的になるのでここでは書かないが、私の仕事的には、このように完成した構造物を見ることは、少し感慨深いものもある。それにしても、設計当時から比べると渋谷駅周辺の変貌は凄まじいという感じはした。http://www.ktr.mlit.go.jp/ktr_content/content/000742965.pdf#search=%27%E6%B8%8B%E8%B0%B7+%E6%9D%B1%E5%8F%A3%E6%AD%A9%E9%81%93%E6%A9%8B%27
2020.01.12
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2020年も今日から仕事始めになります。まあ、仕事の方は例年通りということで、今年の合唱活動に関して書いてみたいと思います。 実は、今年の合唱活動、今のところ保留事項が多くてあまり決まっていませんが、昨年末からの動きでの決定している本番は・・・5/6 Tokyo Cantat クロージングコンサートでオルトナー氏指揮の2020公募合唱団、歌うのはブラームス(オルトナー氏の指導でのドイツロマン派は、外せない)5/24 かながわフリーダムシンガーズ30周年記念演奏会で公募(OB)参加、木下作品 アンファンス フィニ東京都合唱祭で公募(混声)によるブルックナーのモテット(日にち未定)となっている。今後、固定の団体で歌うことになれば、多少予定も増えると思うが現時点では後半戦は決まっていません。
2020.01.06
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