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いつか僕たちは夜汽車に乗ろう新幹線じゃ あっと言う間に着いてしまうボディの錆びれたやつがいいガタンゴトンf/1 に近いあの懐かしいリズム少し硬いシートに座って窓に映る二人の姿をボーっと眺めて眠りに就こう夜明けになって目が覚めたら君の手を握ろう君も起きていたらそっと握り返して欲しいそして同じ朝焼けの風景を見よう僕は何とも言えない幸福を噛み締めうっとりするだろういつか夜汽車に乗ろう時間に縛られずに寄り添って同じ朝を迎えよう
2005.07.31
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ここもさぁはっきり言って世間とおんなじなんだよ僕たちが思うほど透き通った世界じゃない一見クリアなディスプレイに映る世界は僕らの暮らす汚れた街を投影しているそして性質(たち)の悪い事に顔が見えないものだから気弱な者も攻撃的になれるし好き勝手な言葉を吐けるあるいは善良な牧師を気取る事もできるだから君は心の鏡を磨いて欲しい画面の向こうの相手が己の姿を見つめ直せるくらいに君は汚れた悲しみを知る人だと僕は想うこれ以上君が悲しまないように笑って過ごせるように僕はここで書き続ける君が少しでも希望を持つ事ができるのならば僕は善良な男になりきれるだろう
2005.07.30
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飛行機に乗った時はまるでパラダイスに行く気分だったさブラウン管の中で微笑むカワイコちゃんに誘われてさ眩しい陽射しの下プール付きの庭で昼下がりにドリンクを飲むそんな夢を見ていた南カリフォルニアでは雨が降らないそのフレーズが耳から離れなくてさカリフォルニアはいつも青空LAの女は嘘つきさおかげで俺はずぶ濡れだよ仕事もなくて まともに食えずに女の子も寄り付かないプールサイドの夢は遥か遠い幻家に帰りたいけど旅費がないよなぁ 故郷(くに)の両親にはこの事を言っちゃダメだよもう少しで成功しそうだってそう伝えてくれよあれだけ大見得切って来たんだ勘弁してくれよおいしい話に乗れなかったんだ決断しきれないでさ南カリフォルニアでは雨は降らないのよLAの女がビキニ姿でそんな事言ってたっけカリフォルニアではいつもお天気ああ そうさ俺の頭の中じゃカリフォルニアは青い空のまま
2005.07.29
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西部行きのボーイング747に乗ったんだ先の事なんてまったく考えずにねあー あのおいしい話TVでブレークして映画出演ってやつ本当の事だと思ってしまった やけに本当っぽかった南カリフォルニアで雨は降らないって誰かが言ってたっけカリフォルニアには雨が降らない彼女たちはそんな事教えてくれなかったぜスコールだよ 土砂降りだ失業して 頭がどうにかなっちまって自尊心もなくなって 飯にもありつけない誰にも愛されず 食べることもままならず家に帰りたいよカリフォルニアは ずっとお天気彼女たちは本当の事を言わないおかげでずぶ濡れさ家にいる親たちには俺はもうちょっとで成功しそうだって伝えといてくれようまい話は色々あったけど結局選べなかったんだ俺の現況をそのまま言わないでくれ失望させないでおくれお願いだ お願いだよ南カリフォルニアで雨が降ることはないそんな事うそぶいた奴がいたっけカリフォルニアでは雨は降らないそうだ彼女たちは一言もそんな事言ってなかったおかげでずぶ濡れ 土砂降りだよカリフォルニアでは雨は降らないよカリフォルニアはずっと青い空・・・
2005.07.28
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真夜中のコンビニの店員はいかにも気だるそうで信号は日中よりもチカチカしている星は張り切ってウインクを続け木々は密やかに身を寄せ合って内緒話をしている街灯が優しいなんて誰が言った?シェードには身を焦がした虫の死骸が張り付いている俺はと言えばどこかの酔っ払いを轢かないように恐る恐るハンドルを握っている闇に溶けそうな心もとないボディを揺らしながら
2005.07.27
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湯舟に身体を浮かべてゆったりしたのなら世間の垢を流そう愛想笑い無理に言う「はい」納得しない「すみません」コミュニケーション重視の社会にいる煩わしさ流そうキレイに流そうまた明日垢を纏うことになろうとも
2005.07.26
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何度モチベーションを失いかけただろうこうして書き続けていく事に画面に向かって何も言葉が思い浮かばずに失意のままに閉じたりレスをするのさえ気を遣って煩わしく思えたりそうこうしながら今日も綴ることができるのは君たちのおかげ共感を得てくれる度に心のどこかで安心したり「これは」と言う作品を理解してメッセージを添えてもらう嬉しさ「読むと元気になる」そう言ってくれるとまた、前向きな詩を書きたくなるありがとう君たちの存在がやめれない理由です
2005.07.25
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そうだよ僕は穢れた大人生きるために少しずつ手を汚しながら今日まで来ただけどね無邪気に刃物を振りまわして人を傷つけている自覚のないあの頃と違って人の痛みはわかるつもりだよ土の下で泥にまみれて根を張ってきたからもう大人である事に負い目は感じないよ
2005.07.24
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ホントは一日中寝転がっていたいけどそれじゃ自堕落になりそうでフィールドを広げてみればやっぱりクタクタだ身体は何時 休めればいい?そんなの決まっている夜に休めばいいじゃないわかっているけど疲れは取れなくて少しダルイ休日の昼下がり
2005.07.23
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心の闇が君を支配したとしても膝を抱えていちゃダメだよ歩きだすんだ歩きだす瞬間に君の背中は少しだけ頼もしく大きく見える大丈夫ほら その背中を太陽が照らしはじめたよ君は大丈夫太陽に照らされた君は輝いているよ
2005.07.22
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その輪郭も匂いも触感も味覚も忘れたのにトリルだけが耳を離れずに闇の中 幻聴を誘うトライアングルの音のような或いはソプラノリコーダーのラ音みたいなそんなトリル
2005.07.21
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君の心を守ろうと思うその時に僕は自分の無力さに気づくそんな弱い自分だけど君を守ろうとするその想いが自分を強くするそう信じている「守りたい」願望だけじゃダメだ「守る」そうだ強い意志こそが想いを形にする「守る」「守る」君の心は僕が守る
2005.07.20
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哀しみの糸を紡ぐような君の詩は今日も泣いている喜びは幻の中涙だけがその心を洗う君の世界は哀しみそのものだ詩人の想いはこめる時に温かく吐き出す時には冷たいその事がわかった時に君の詩に変化の兆しが見える気がするそれまでそっと見守っているよ君の詩を
2005.07.19
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あなたが創りあげたわたしは嘘わたしが言葉にこめた想いは真実あなたが描いた世界は夢わたしが言葉にまぶすのは現実リアルに語られる空想装飾語で取り繕う現実あなたが追いかけたのは幻わたしが見せたかったのはありのままの自分
2005.07.18
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狭い井戸から顔出してそこに咲いている小さな花に手を伸ばす我が眼に映るものは実在しているか花を引き千切ってみれば微かな悲鳴が聴こえる井戸の真上に見えるは晴れた空ゴーっと横切るは飛行機だ我が耳に聴こゆるは現実か尾を引いて彼方に消えるまで呆けて眺める「何かわかった?」そう尋ねられて頭がグルグル回ったそうだよ地球はまあるいんだ地面をいくら駆けてもそこは地面海をどれだけ泳いでもやっぱり海空の辿り着く先は空に決まってるじゃないかそんな事をノタマウこの頭は曇り空今日もこの狭い井戸の中少しだけ遠くを見つめるとそこには紫陽花が咲いていたあざやかにそれはあざやかに
2005.07.17
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あの日 君はセレモニーに促されて永遠を願い誓ったはずだそしてベッドの中でも夢心地でこの人と死ぬまで一緒にいたいとそう思ったはずだ性格の不一致生活に疲れた愛が感じられなかった?お互いがお互いの心にそれを認め愛の残り火を吹き消してそして別々の朝を迎えたんだ君たちの誓った永遠ってなんだったんだろうそうつぶやく僕もまた境界線の狭間を行き来してきたんだ
2005.07.16
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「夏なんてこなくていいよ」そう塞ぎこむ心は曇天されど外の世界は色付いて生命の連鎖が絶えない季節忘れたかあの丘に吹いた風は春の匂いを運んでいただろう本当に忘れたの?あの丘で見下ろした淡い春の色彩を蒲公英は揺れツツジは微笑み藤棚はうつむきながら囁く青竹は真っ直ぐ伸びて光と影を遮り苔はひっそりと階段を覆うセピアのスケッチならもう捨てたよだって寂しいじゃないか「そろそろ目覚めようか」そう呟きながらもまだ身体は睡眠を求めカーテン越しの黄色が眼にささるのだ「ああモノクロームでいいよ」反射的に手をかざし色を拒絶する「その色彩をおくれ」心は夏のフォトグラフを求める眼を閉じるべきか克目すべきか心電図の波の如き自問自答どちらが勝つか閉塞と解放季節が始まっても己の中ではいつまで経っても矛と楯
2005.07.15
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よく見りゃ何箇所かある脛の傷もあどけない表情の前には気にならなくなってしまう傷さえもチャームポイントに思えるちょっと怖い感覚
2005.07.14
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仕事を早く終えて帰る寄り道はしない少しでも長く布団に入っていたいなんにもいらないようやく安らぎと呼べる場所を見出したのかな「今日はずっと一緒にいられて嬉しいな」そんな他愛のない事を言う君が可愛いと想えるそんな時間を過ごすたとえそれが手錠に繋がれた場所であろうと悪くない気がする
2005.07.13
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「生きていたんだね」今はその言葉しか思い浮かばなくて君とは言葉を交わすこともなく時間だけが過ぎていく生きていればまた巡りあう事もあるだろうその時はどうぞよろしく今は君が居る事を確認できればいいまた いつか逢おう
2005.07.12
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缶ジュースを飲み干しても癒されない渇き数字に翻弄された挙句しがみつくように生きる日々の哀れさよ生業から解放され夜風に吹かれた男の頬をそっとつたったのは渇いた涙だった
2005.07.11
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新しく買ってきた石鹸そっと顔を近づけるとみずみずしい気分になる石鹸は白がいい純白が一番だ変に飾らないほうがいい新しく買ってきた石鹸は君をイメージしてしまうキレイで 心地よくてさわやかですましててどことなく 移り気で・・・ 蒼き詩人 16歳の作品
2005.07.10
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まるで蝋人形だね生気のない瞳実感のない言葉置き去られた歓喜君は今夜も死に化粧をしてそこから星を見つめているの君の語る空想がまた夜空へ溶けて流れても虚構の世界でそうして迷っていたとしても君は美しいそれでも君は美しい
2005.07.09
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みなまで言うな言葉にしてみれば陳腐になってしまうこともある言葉と言葉の会話こころとこころの会話それぞれあるましてや詩を書く者同士通じ合う部分は多いはずだそこな君みなまで言うな隙間風が吹いちまう
2005.07.08
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たとえ雨が降っていたって今夜は君に逢いに行く傘もささずにずぶ濡れで星が見えなくても僕らは踊っていようふたりの軌跡を頼りにまるで満天の星に包まれているかのように浪漫飛行 7月7日 はれ Ver.
2005.07.07
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君にこころのすべてを捧げた僕はいつしか棄てられ道端に転がっていた中身のないからっぽのボディは通りすがりの誰かに踏みつけられペシャンコにこのまま放っておかれリサイクルされることもなく僕は錆びていく土と融けることもなく有害物質としてこの身をさらし続けることだろう
2005.07.06
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幸福は苦手ですか不幸なストーリーがお好きですかDarkって響きは素敵なんですか太陽ってそんなに目障りですか内に籠もる時のあなたは充実してますか笑顔が似合わないと自分で想っているのですか自分に格好つけるのをそろそろやめませんか幸福は如何手のひらからこぼれるくらいの幸福はどうですか大きな胸に抱かれてみませんかあなたの本能が求めているのはそれではないですか幸福は如何
2005.07.05
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花も置いてない殺風景なあなたの部屋あなたは膝をかかえわたしはうつむいている沈黙に耐えかねたのかあなたが言った「どこか 行きたい所ある?」本当はこんな雨の日に出かけたくないくせにありがとう「ううん」『一緒にいられるだけでいいの』言葉の代わりにそっと 肩にもたたれれば「雨だもんな」とすくめた肩からコメカミに心地良い振動キモチ 伝わったねシアワセなキモチそして沈黙がまた続くのそれはやすらぎの時間ふたりきりでいられるただそれだけでもうコトバはいらないから
2005.07.05
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元気ないぞどうかしたか・・・俺だって考えることはあるさそれはワルカッタでもなんだか調子が狂うんだよ・・・ははは そうか何もかもに疲れたか・・・言われればそうかもうん そんな時はどうすればいいんだろうね・・・わからないから悩んでるんだ役に立てなくてゴメンな去ったほうがいいかな・・・もう少しそこにいてよどうして?・・・話すだけで少しは気が紛れるんだそっかぁじゃあ 気の済むまで傍にいるよ・・・ありがとう
2005.07.04
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ふたりきりの部屋で君が照れていた僕はできるだけサラッとこう訊いた「どうしたの?幸福でも感じているの?」君はますます顔を赤らめたそして僕はこう呟いた「幸福だな」その瞬間本当に幸福になった気がした
2005.07.04
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自分の世界を公開する君の素敵さにくだらない奴らが疎んじて邪魔をしようとも君はその世界を描くことをためらってはいけない僕にとって詩を綴ることと呼吸することがイコールであるように君にとって君の詩は成長の過程であり固いその殻からの萌芽なんだ君が僕の詩を見てくれるように僕も君の詩を楽しみにしているたとえ苦悩の詩であろうとそれが君の生きる証であり日々の記録まさに日記なんだ惑わされるなそれは君の詩なんだ現実も空想も君の世界だそうさ 君の詩なんだ君の詩(うた)なんだよ
2005.07.03
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子供の頃100%の能力を発揮するのを勿体無いと思っていたそう思ってるうちに独創的なアイデアを誰かに発表され世間で使い古され悶々として生きていきたもんだおかげで今も凡才のままだ出し惜しみの癖は今も変わらないらしいとびっきりのフレーズや発想があってもすぐに詩にはせずにあたためて腐らせて新鮮味のないものにさせてしまうそうやって出し惜しみしているうちに年を取って行くんだろう現在のブログブームにも乗り切れず自己満足で終わるんだろうつまらない奴だ
2005.07.02
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遠い昔 僕らは当たり前のように使っていたテレパシー瞳を見つめあうだけですべてをわかりあえたはず今では言葉にしないとわかりあえなくてキモチを伝える手段として文字にするコミュニケーション嘘の多い世の中だから信頼を築きながら言葉を積み重ねていく僕らをつなぐ唯一の手段想いを文字に託す時ふたりの間に虹がかかるその架け橋を渡り時間・空間・環境・現実・空想すべてを超えて君に届けて欲しい
2005.07.01
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こんなのひさしぶりだな詩が書けないようっとりするようなフレーズを思い浮かべても手を休める暇もない日常の雑事にそれは埋もれていく家に帰ったらまとめて詩にしようと思っても部屋に戻ると書く気力は失われそのうち書けるだろうとわずかな時間を娯楽に費やせば一日は過ぎるひさしぶり・・・いや、はじめてなんだ僕が蒼き詩人になってから
2005.07.01
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