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2007年01月の記事
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それはそれで
長く引き摺っていたあの女もようやく割り切れるようになったらしい忘れられない 忘れられないと呪文のように繰り返していたあの女は他に言葉を覚えたらしい自分を変わり者と自認するあの女は吹っ切れたことでまた新たな境地に行き着くんだろうかよくわからないがそれはそれで良い事のような気がする
2007.01.31
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とりあえずのお礼
ありがとうって言っていいのか君のおかげで僕は此処においてまだ善人でいられる君が変わらない目線で僕を見てくれるから変わらない自分でいられる滅多に言う機会がないからとりあえずお礼を言っておくよありがとう
2007.01.30
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無防備
自分に危害を及ぼす者を掃い除ける事さえも面倒臭いと思っていた塀いっぱいに貼られた風俗のポスターを剥がす事さえもどうでもよかったおかげでアクアの世界もガラクタ置き場になってしまった目障りなビラを剥がしているうちにまた誰かがペタペタ貼っていくそのうちイカシタＰＯＰが並ぶさと気にも留めず遣り過ごしている俺は相変わらずの無防備
2007.01.29
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今だから言えること
守ることのできた約束よりも果たせなかった約束がいつまでも心に残るのは皮肉なのでしょうか届きそうだったその手が離れた瞬間あきらめよりも先になぜだかホッとしてしまったんですもうこれ以上胸を騒がせる事はないのだと
2007.01.28
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微笑みがえし
呼ばれて振り返るその笑顔がたまらなくて振り返った君のその微笑に思わず微笑みがえしその後でえーと 用ってなんだっけ
2007.01.27
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欠伸
ああ 休日はどうして面白い番組がやってないのかな君と過ごす事ができない今日時間を弄ぶすっかり醒めた胸から押し上げるような欠伸
2007.01.26
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ライター
気に入られる文章を書くためにさしたる思想もなく信念もなく批判に晒される者をさらにこき下ろすべく論う読み捨てられるペーパーの上宙に浮かぶサイトの先虚構と真実の狭間でユラユラと
2007.01.25
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蒼き詩人たち
表現する事に対して畏れを知らぬ詩人たちはまるで世界を掌握したかのように己の閉塞した宇宙の中で思考を張りめぐらせる孤立した星々が交信をはじめる時に微弱な電波が伝える擬似体温を拠り所として彼らは呼吸をする 息を顰めるすべてを解き放つことなく透明なガラスの上で踊る蒼き詩人たち
2007.01.24
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贖罪
犯罪を犯した者が現場に立ち寄るが如く君の心をかき乱した僕は君がいなくなった場所でうろうろしているんだ僕は手首を天に向けて手錠をかけられるのを乞うている月の牢屋に捕らえられ呵責の縄に縛られて罪を償い肩の荷物を降ろして久方ぶりの陽射しに目を細めるのを望んでいるそれも叶わぬ己ならどうやって償えばいいのだろう法では裁かれぬ罪を背負い僕は彷徨っている
2007.01.23
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リストカット ４
知ってるさどんなに優しい言葉を使っても君の涙は拭えない心を込めてもそのまま届くとは限らないその頬に触れる事さえ叶わないそれでも刃を握る手を少しでも止めれるのならば本当は怖くて仕方ない君に安らぎを与える事ができるならそう想って今宵綴るそれが君にとって心のバランスを保つ行為だとわかっていても
2007.01.22
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ただ我は
ただ我は心の赴くまま言葉を操り時に心に落ち葉を被せるただ我は感情の流れるまま散りばめて時に理性のフィルターで濾過するただ我は心地良いフレーズに酔い時に五線を頭の中で崩すただ我は想い出のページを開いては時にデジタル加工でセピアに色付けるただ我は今を生きる実感を噛締めては時にその苦しみさえも愛に化けさせるただ我が言葉尽きて創作の意欲が衰えたとして詩を生き様に変えて歩いていく終生詩人で在り続けるがごとく
2007.01.21
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一葉
どうか枝を揺らさないでわたしは脆いからすぐ落ちてしまう石を投げつけたりしないで傷付きやすいこの葉脈は紅い涙を流すわたしはまだ枝に寄り添っていたいのあなたはそれを未練と呼ぶかもしれないけれど気まぐれな風にさえこうして震えているんだからどうか枝を揺らさないで
2007.01.20
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ありがとう 君たち
さいしょに逢ったのっていつだっけ空のソレイユに檸檬をかざして重なる黄色を楽しんで地には花があやなしていた蜂がぶんぶん廻りを飛んでたっけ？忘れな草はひと時やさしかったあおいすみれはまだ咲いているかな七色の夢と希望 勇気は凛々と明日はきっとよくなると曖昧な空に誓ったね僕らは移り変わる季節の狭間に漂った新しいスタイルを模索していたカーラジオから８ビート尾崎の音楽にノリノリで身体を揺らしてたまあまあ ほろ苦いココアが僕のキーを下げた「懐かしい」って言うのが悔しいけれどすべてが懐かしく感じるよありがとう 君たち ありがとう瀬戸の夕暮れは侘しくて紅影を眼で追っていた夜の葉に露を置くころ浜の千鳥に誘われた星の岬に赴いて涼風に頬をなぶらせていたイルカの寝息に耳を澄ませてまったりした秋が過ぎていく空に浮かぶは下弦の蒼い月琴の音のような囁き鈴の音色の笑い声尖った心もまあるくなった君の棲み家を探していた雪女が泣いていた如月の足音が近づくまた書くのに疲れて休む時があるかも知れないそれでもまた書かざるを得なくなるだろう君たちと歩いてきたこの場所でこれからもずっと書いていきたい感性がへろへろになるまでありがとう 君たちありがとう
2007.01.19
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愛してる
卑しくも詩を書く者としてそのまま言葉にする事を避けてきた口にしてしまえばそれで終わるからそれでも気付いていたこの気持ちを表すにはそれが最上の言葉だと愛してるそう綴ってもいいかいなんだか陳腐になってしまいそうで怖いけれど愛してる今この言葉を綴る君に一言告げたくて愛してる愛してる君を愛してる
2007.01.19
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千の詩を抱いて
何万もの詩を書き続けたなら詩の妖怪にでもなれるだろうかそんな戯言を覚えながら千もの詩を書いてきた時に自己満足の域を超えたいと鼻息を荒くしたり時に自己満足でいいやと割り切りながら交流に疲れて筆を留めた事もあったコメントに対するレスが苦痛になった充電とか理由をつけて詩から離れてみたそんな時もうずうずしてすぐにまた書き始めたものだったそうこうしながら千の詩が駄作もあれば自分の中の傑作もあるそんな詩たちを抱きながら新たな一歩を踏み出したい何が変わるわけでもないだろうが新しい気持ちで踏み出してみよう
2007.01.19
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崩れていくもの
君を憎むつもりはない罪を憎んで人を憎まずどうしてそんな事をするんだと君をなじる俺の中にやっぱり憎しみはあるのかな君は病んでいる俺にもわかっている君がまともじゃない事を知りながら正面から渡り合った俺はやっぱりずれているんだろう心を通わせたあの時から対峙する度に俺の中で崩れて来ているこうして君の事を語る間にも俺は崩れていくんだ今 決別の時
2007.01.18
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みっともない
アンタは振り向いて欲しくて道端で罵詈雑言のオンパレードすれ違う人は見ぬふりをして関わりたくないと過ぎさっていく店の前でわめかれちゃ迷惑だと店主に苦情を言われた挙句非常線を張られて立ち入り禁止ああ 惨めだね昔の知り合いだと思いたくもないねいくらわめいたってアンタを理解する者は誰もいないどんなに訴えてみたってアンタの苦しみはアタシにはわからない
2007.01.18
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モノクロームには戻れない
こんなにも天空から舞っているのに真白には染めてはくれないのだ屋根に道路にかかっては時の風に吹かれて剥がされてゆくわたしがこよなく愛したお部屋のピアノと笑わぬお人形ビロードのカーテンに白いレース壁にはチャップリンのポスターモノクロームの世界は濁ってゆき焼け焦げたセピアになりましたわたしの心も黒ずんでネガティヴになっていますだから雪もわたしを白く染めてはくれないのです
2007.01.18
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一般論
みんながどう認識してるかなんてどうだっていいんだよ僕は君の素敵さを信じる成人女性の８０％は何を好むとか僕には関係ない事さ君の求めるものを尊重するよ一般的につきあって何日でどうだとかそんなのに惑わされないでいいよ感じるままでいいよ僕には君が一番大切だよ
2007.01.17
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ホテル
ほとんど成り行きみたいなカンジだったからシャワーを浴びた後で君にこう聴いたんだ「ねえ、これでいいの？」君は密やかな欲望をひた隠して恥ずかしそうな素振りをしていたけど僕は見逃さなかった君の眼が不純な想いでギラギラしていたのを僕はまるで生贄になった気分で村の妖怪にこの身を捧げたさロマンもマロンもない安ホテルで壁のシミを眺めながら僕もシミになっていった
2007.01.16
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想いバンク
沈黙が金なりと言うのなら黙りこくったわたしに何か利息が付くのかしら溜まりに溜まった想いは壷の中で沈殿していく吐き出す事を忘れた貯金箱みたいにもどかしい程に表現することを忘れたわたしに蜜の匂いのする花の季節は訪れるのだろうか想いバンクはきっと満期になるのを待っている今はきっとゴールドラッシュの前の空白
2007.01.16
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おかまいなく
やりきれず吐き出す言葉にどうか真正面から返答しないでくださいただでさえ疲れるのに説教なら学校で聞き飽きました説法ならバイブルのほうがまだ為になります説得するならそれなりの覚悟でどうぞ誰でも肩の力を抜ける息抜きの場が欲しいんですわたしの事を気にしてくれるならどうぞロムに留めてくださいあなたのハンドル見るだけで疲れるんです ～ある少女の思いを想像して～
2007.01.15
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真似事
君と過ごしたささやかな時間はわたしを女にしてくれたから今はそれでいいの思春期みたいなドキドキをありがとうズキンと来る心地よい痛みをありがとう素のお互いを知ってから特上のスープも冷めたけどどうかこれからは程好い距離で君と心ときめかせた季節はいくつかの詩篇を残してくれた今はそれだけでいい
2007.01.15
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見当違い
わたしはあなたが言うように思わせぶりじゃないからあなたの目の前をピョンピョン跳ねたり致しませんあなたの気の引くくらいなら好きな写真をパチパチ撮ったほうがいいからわたしはあなたに同情するようなやさしい女じゃないからあなたの心を探ろうなんて殊勝な事は思いませんあなたはわたしに言ってはいけない事を言ったそれに気がつかない人とは仲良くするつもりなんてないんだからああ くだらない くだらない
2007.01.15
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手と手 with Jin
どんなに伸ばしたって握る事はできない触れる事さえ叶わぬ相似形の手と手それでも君に触れたくて君の事 知りたくてこうやって手を伸ばすんだ手探りで君を感じるんだうん わかっているよ君も同じように僕に向けているんだねほら こんなに近づいているのに触れられない手と手 Photo by Jin
2007.01.14
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しるし with Jin
Photo by Jinこうして寄り添うことが宿命かのように互いの胸から伝わるパルスを腕で感じているいまさら想いを言葉にしても普遍的すぎて陳腐になってしまうよ理性で埋めようとしたパズルのピース灰皿の中で燃やす言葉にできないのならやっぱり伝わらないのかな今 甘美なフレーズにちりばめて君がこの世界に生まれた時からずっと追いかけてきた君を表す記号さえも愛しくて僕は愛だと思い込むんだその身を焦がして骨抜きにされる怖さを知った君の予防線を僕は夢中になって引き裂き近づいていった君の核心へと君のフレーズと僕のがひとつになった時「見分けがつかない」と言われた君はまんざらじゃない表情をしていた身動きできないくらいにお互いを縛っていたチャットカメラを部屋に張り巡らせたみたいに僕の想いなんて伝わらないほうがいいんだ沈黙の森で誰にも聴こえない呟きを君の感情を玩んでいると思われるくらい僕は表現しすぎたのかな別れの真相が知りたくて群集の中の孤独に身を置くんだ僕がアレンジしたどんなラブソングよりも今 雄弁に鮮やかに日記の中でうごめきだす
2007.01.14
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青春の詩
青春の詩は褪せたジーンズとともにあって今は置き去りになったブルースハープの音色のようだ日常には収まらないエネルギーを今思えば吹き出しそうなパフォーマンスで爆発させて誰かを驚かせる事に精神をかけてそんな青春の鼓動は思い出す度に胸の中でドキドキを甦らせる「なつかしい」そうつぶやいた瞬間にすべては色褪せるから俺は過去形を無理矢理現在進行形にして描き続けるいつまでも青い心であり続けるために
2007.01.13
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私の詩 ７
愛はすでに語り尽くされた哲学も聞き飽きた幸福は山のあなたにあると言ってみたりすぐ傍にあると言ってみたりすべては二元化されながらもやがて収斂されていく誰もが同じような事を繰り返し語る中で私はどうやって伝えていけばいいのだろうなんて思いあぐねる間もなく湧き出づる泉のうわずみを手で掬っては描き続けるその泉が枯れるまでは自分で絶つことはないであろう私の詩
2007.01.13
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富江
眠りに就かせたつもりなのに振り向けば闇に光る妖しい瞳君は誰かを道連れに冥土に旅立ったはずさ命からがら君から逃れ安寧の時を過ごしていたのに何かを企んでいるその口元に僕の身体は凍りつくのだ生きている限り君からは逃れられない運命だと今夜 悟ったよ富江
2007.01.12
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恋の魔法
ガラスの靴を履いたあの夜の君も魔法が解けた素顔の君もどちらとも好きだからためらわずにおいで僕らは知らず知らず恋の魔法にかかっているだから飾らない君も好き
2007.01.11
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冬眠
可愛い子栗鼠が眠りについたようやく雪が降り始めたそんな夜だった子栗鼠よくるみはたっぷりお腹に入れたかい栄養不足だと乗り切れないよ冬眠はやがて訪れる春のためにあるものまた目覚めたら僕の庭に遊びにおいで子栗鼠よ
2007.01.10
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大和撫子七変化
時に君は聖母のようなやさしさで姉のようなしっかり者でもふたりきりになれば妹か娘のように甘えてくる時に夜は娼婦のように近づき愛人のように求めあういつまでも恋人であることを望んでいる可愛い君よ
2007.01.10
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アクトレス
あの夜の君は名演技を見せてくれた捕まえないと何処かに逝ってしまいそうなそんな瞳をして見事に僕を惑わせたそこからは君のペースすっかり僕は鎖に繋がれてしまったああ そうだよあの瞳には僕は逆らう事など出来なかった君は内心ほくそえんだことだろう今じゃすっかり大根役者になった君だけどあの夜の君はいっぱしのアクトレスだったよ
2007.01.09
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貞子
時を刻むようにその姿を瞼に刷り込んでいたおかげでふとした瞬間に想い出してしまうんだ瞼の裏の君は笑っているその微笑が怖くて僕は眼を覆うそれでもなお漏れてくるエクトプラズマ僕は逃れられず座り込む見えざる手が僕の背中を撫でる
2007.01.08
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私の詩 ６
都会のアスファルトの上で擦り切れ塵となる落ち葉のように降り積もることなく溶けていく淡雪のように私の詩は時にうつろいゆくそれでも輪廻して新しい息吹を与えられるのならばその生命が尽きるまで風の中に舞おうこの世界で生きるのなら華麗なダンスを私の詩は此処で踊り続ける
2007.01.07
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禁断のオルゴール with Ｒｅ檬
あの日ふたりで聴いたメロディ構成するひとつひとつの音符が零れる度に私が崩れていってしまうからもう古惚けた戸棚の奥に仕舞ってしまったのです普段は訪れる事のないあの部屋の戸棚に私が封印したのは 全ての音あまりにも大切にし過ぎたオルゴールは今では鋭い切っ先のナイフなのです私が私であるためにどうか今は眠っていてそれでも想い出が風化して哀しみさえも懐かしい香りを醸し出すその日が来るのならば遠いいつの日か 穏やかな心であのオルゴールの蓋を開けてみましょう懐かしい痛みが年老いた私の涙腺をホロリと緩めることでしょう全てを終えたら・・・・その時には きっとあの頃を思い出して微笑みましょう泣きましょうそれはあまりにも 大切すぎて今は開くことができないのです大切さゆえに今が虚しくなるのですそれは誰も触れる事のない戸棚の奥に仕舞った禁断のオルゴールなのです
2007.01.06
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おまえの詩 ４
共感して欲しくて書いていたのか賞賛を得たくて書いていたのか気に入った誰かをひとりじめにしたくて足掻いた挙句 おまえはひとりぼっちになったおまえの毒を吐く姿を見て昔の友達まで顔を背けた認められたいおまえは認めたくない者を見下して己の値打ちを下げていったそれでもその哀しみから新たなる詩が生まれるのであれば気付かない場所で新しい名前で書くがいい書き続けることでおまえはまた自分を取り戻すことだろう
2007.01.05
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荒らしについて
えーと、定期的に訪問頂いている方については、一連の荒らしと思われる人物とのやりとりに対して、不快な思いを抱かれていると思います。特にリンク仲間・常連さんには、大変ご心配をおかけしており忝く思う次第です。さて、ここ数ヶ月で訪れていた青空氏、通りすがり氏、カサブランカ氏については、ご推察の方もおられるかと思いますが、ドメイン等で見る限り同一人物です。（９８％の確率において） 混乱の口火となったのは、リンク仲間の日記にとある人が事情もわからないくせに正論を振りかざしているのを見て書いた「正論」に対して、まったく無関係な青空氏が苦情のコメントを寄せる。わけがわからないでいると、続いて「返事はいらない」と言う標題で、リンクを置く。辿ってみると、まったく無関係で趣味の共通もない方のコメントに、これまたわけのわからない苦情を書いてあり、コメントされた人も？状態。続いて通りすがり名義で登場。この名義では（まー、２ちゃんねるの「名無し」と同義らしいが）９月１１日付の「コミアゲルイカリ」にもコメントしているが、まったく詩とは論点が違うコメントを寄せています。１１月１０日付の「正論３」に書いたそれぞれのコメントは大変滑稽で、通りすがり名義でちゃかしと持論のコメントの１０分後に、青空名義で憤りのコメント。さらに２分後に青空名義で通りすがり名義のコメントに自己レスで同意すると言った支離滅裂ぶりで、まともな神経とは思えません。 何度かやりとりをしているうちにこの一連の人物が、以前リンクしていた人物だと気づきました。「キャッチボール」「第一投」「大暴投」などの詩のモデルとなった人です。また、縁を切ってからは、「まある」と言う人畜無害なキャラを演じて、しばらくコメントをしていました。不幸か幸いか彼女には詩心があり、荒らしのコメントや無関係なコメントの中にも風情を漂わせてしまうのです。 みなさんは、呆れたり心配してコメントや私書箱に入れてくださりましたが、申し訳なく思う反面、理解して欲しい部分がありました。（無理にとは申しません）詩人として一欠片でも詩の要素を見出してしまったのならば、それを詩にせずにはいられなかったのです。「そこに何かがあるのならば、どうしようもなく書かざるを得ない。」と言う詩人としての性が、荒らしとの交流だと映ってしまったのは仕方の無い事かもしれません。 彼女はどうしようもなく病んでいます。聞くところによると、他の楽天ユーザーの人も同じ被害にあっているようです。そんな中で、私のページでは青空名義で詩に対して純粋なコメントを寄せてくれています。「やさしさ」と言う詩にコメントしてくれた時は、正直嬉しく今までの事は水に流そうかと思ったくらいです。（この時はまだ実態に気付かず）それでも変わらず、名前を変えて他のサイトで荒らしまくっているのであれば、本当に縁を切りたいと思う次第です。 彼女の病んでいる点のひとつとしては、私も含む多数の人間が自分を集団で監視し追い込んでいると言う被害妄想を抱いてる点です。まー、こちらからすれば「アンタがコメントするまで、眼中になかったし何をしてようが興味なかったよ」と言いたいのですが。 オープンスタンスの「蒼き詩人の世界」としては異例の事であります（非常に残念な事です）が、現在コメントを一部制限しています。コメントをしたくてもできない方がいらっしゃったら、本当にごめんなさい。そして、不快な思いや心配をしてくださった人たちには重ね重ね申し訳なく思います。３周年を前に、「蒼き詩人の世界」はさらに次元上昇を目指し、且つ清々しい居心地のよい世界を画策していきます（たまに社会的な詩、皮肉をこめた詩も書きますが）。 あらためまして、これからもよろしくお願い致します。
2007.01.05
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荒らしの詩
人の痛みなんて感じない自分の空白を少しでも埋めたいだけあたしより大した事ない奴がチヤホヤされるのが嫌なだけあんたのメッセージが受け入られているのが気に喰わないだけあたしは不幸だあんたよりもよっぽど不幸だあたしが不幸なのはあんたのせいだ所在の無いあたしに怖いものはないから荒らしだってわかっていながらいやがらせを重ねるそれであたしの気が済めばそれでいいんだ名前をコロコロ変えて実体をなくしてネカフェでインして携帯でコメントしてあたしだってわからないでしょ？まー ばれたっていいやあたしはただの通りすがりちょっと長居するかもしれないけどそれでもただの通りすがり
2007.01.05
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野良猫 with ほしのみさき
わかってるでしょ？いくらオトナの女を気取っていてもあなたの前ではただの甘えん坊胸ポケットにシルクのハンカチトドメにさりげない一言あたしはすっかり力が抜けて抗う気持ちも消えうせるやさしさに包まれてずっと寝転んでいれるそんな場所もあってもいいよねだけど わかっているのよ 四六時中 あなたの傍にいたらきっと あたしはダメになる求めるばかりで 優しさ見失いきっと あなたはそんなわたしを嫌になるあたしはあなたを駄目にする女かもそしてひとつの場所にいられなくなる居心地のいい胸を探してあちこち彷徨うの言い訳だなんて言わないでねあなたの愛した仔猫は所詮そんなふうにしか生きられないのよ野良猫って言われても構わないこれがあたしの生き方だから
2007.01.04
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half moon with ＪＩＮ
今宵 そらを みあげたhalf moon君と会った夜は煌々と二人を照らしていたまあるい鏡のような full moonあれから月は欠けていきかすかな明かりを頼りに僕は 歩いている心のちょうど半分ほどの隠された気持ちをおさえて生きている今宵 half moon月夜に君は浮かばない君の姿は隠れたままで見上げたそらに涙が一滴その視界に写ったとしてどうか 照らさないで欲しいhalf moon
2007.01.03
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サイダー
栓を抜いた時は新鮮で爽快だけど時が経てば気が抜けてしまうそんな詩は書きたくないんだだけど俺の書く詩なんぞ所詮 瓶一本分のサイダー
2007.01.03
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こっちへおいで 仔猫ちゃん
誰かの腕に抱かれていてもそうやってキョロキョロして次に抱かれる腕を探している目が合ったら最後無邪気な笑みと鳴き声で僕のほうに腕を伸ばすこっちへおいで 仔猫ちゃんまた次の腕を求めるまで君のぬくもりを僕も欲しい顔を引っ掻いたなら笑ってあげるこっちへおいで 仔猫ちゃん
2007.01.02
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おめでたう
おめでたう今年は何かしら芽が出そうかねお芽出度うおめでたう今年はアクシデントで目が飛び出るような事ないようにねお目出度うおめでたうなんだか陽射しが新しく感じるよまだちょっと眠いから昨夜の紅白をレコーダーで流して布団に入るよおめでたう----------------------------------------------リンク仲間、常連さん、いつも見ている人たち。明けましてお芽出度う御座居ます。御蔭様で、今月には３周年を迎えます。これからも虚実入り混じった「蒼き詩人の世界」をよろしくお願いします。
2007.01.01
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- マンガ・イラストかきさん
- D様の両親（AI画像）
- (2024-11-29 10:22:38)
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- これまでに読んだ漫画コミック
- 瑠璃の宝石 5巻 読了
- (2024-11-29 20:04:42)
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- 最近買った 本・雑誌
- ［年賀状作成ツール etc.］｜［楽天…
- (2024-11-30 06:19:29)
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