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昨年の大晦日の晩、自分でもどういうキッカケか思い出せないのだが、ふと「タバコを買おう」と思いたち、コンビニに寄ったついでに、むかし吸っていた最もニコチン・タールの少ないニコチン0.1mg、タール1mgのメンソール煙草を買った。550円くらいしたと思う。
私は学生時代、マイルドセブンメンソールをカートン買いし1日1箱くらい吸っていた。1箱220円くらいだったろうか。暇になると手持ち無沙汰ですぐタバコを口にしてしまう。吸いたくて吸うというよりも喫煙が習慣化していた感じだ。当時は昭和であちこちに灰皿があったことも助長していた。
その後、渡米をきっかけに1日5本くらいのペースが10年くらい続いた。アメリカでは当時スモーカーはすでにマイノリティになっていたから、意識的に減らそうとは思っていたはずだ。当時は地元のバージニアスリムとかカールトンメンソールのような女性が吸うような細長いタバコを好んで吸っていた。当時は美味しくて吸っていた感じだ。その後NYCに住んでいた頃は未だ喫煙習慣はあり、失業してオハイオに引越して肉体労働を始めたのをキッカケにジムに通い始めてからタバコを一時止めていた記憶がある。その後日本に帰ってから喫煙習慣が復活し、何を吸っていたかよく覚えていないが、軽いメンソール煙草、たぶん輸入物だったと思う。アメリカ系の東京支社で働いていた頃は喫煙を止めていたような気もするが、アメリカ本社に転属になってカナダに住み始めた頃はカナダのメーカーの税率の高いキツめのメンソール煙草を吸っていた記憶がある。
その後タバコを止めたのはマラソンを始めたからだ。最初の数ヶ月は、走り終わった後にゲホゲホしながら痰を吐くのが気持ちよく、また走った後の一服が美味しくて(笑)、しばし「スモーカーのランナー」だった時期があったが、フルマラソンのレースに出走する頃には完全に止めていたはずだ。というのも、ある時期を境に「速く走れる気持ち良さ」の方が走った後に痰を吐いて一服する気持ち良さを上回ったからである。それが2003年、今から23年くらい前。
その後も、たまたまパーティーで同僚が吸っている時とか、仕事中に一服する人に同伴したりして、貰いタバコを吸うことが数年に1回くらいあったと思うが、たぶんこの23年間で5本くらいしか吸ってないのではないか。
満23年目にしてタバコを買おうと思ったその心理を分析すると、60歳にならんとする年を迎えるにあたって、何か積み重ねたものを壊したいような衝動が芽生えたのかな、と思う。いい加減ジジイになるのに、この期に及んでケッペキな生活を続けてどうしようというのか…みたいな、自分に対する一種の皮肉な感情であろうか。ちなみにそれからそろそろ2ヶ月経つが、20本入りの箱の中には未だ10本弱くらい残っている。平均週1〜2本ペース。朝一で、起きがけにランニング前に吸いたくなることもあるし、夜にふと内省的な気分になった時に吸いたくなることもある。最近だと、在宅で仕事中に集中しなければいけない時にニコチン補給のために一服することが多い。換気扇の前で、ホントにタバコに集中して一本をじっくりと味わいながら根本まで吸っている。最近はニコチン依存が復活しそうな気がしてきたので、吸いたくなった時にあえて堪えようという気持ちも出てきた(笑)。ただ、この一箱が空になったら、もう二度と煙草を買うことは無いような気がする。これはあくまで還暦を迎える新年の気まぐれであって、一時的な退行だと思いたい。この一箱を終えるまでには、自分の中にある自分に対する皮肉なモヤモヤの整理を付けられるようにしたいものだ。
New Zealand Photos 2026.03.08 コメント(2)
噛む 2026.02.11
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