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2007.02.15
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カテゴリ: 教育
金沢市内の某小学校では、毎年卒業を間近に控えた6年生に対し「大人からの

メッセージ」として、保護者や地域の人たちによる育友会授業が、開催されて

いる。私はその講師の一人として、引き受けさせていただいたのだが・・・


この話を受けて、私は次の二点を子どもたちに伝えたいと思った。

まず、第一点目。実は、私は旅行会社に勤務している。海外旅行の添乗員として

百回以上の海外旅行また数十カ国へ足を踏み入れた経験がある。この体験をもとに

子どもたちに世界の自然や文化の素晴らしさ、また、古来よりの人間の創造物の

素晴らしさを通して人間の力の凄さを子どもたちに伝えよう。

 第二点目は、お客様に満足していただける旅とするためには、多くの人たちの

サポートがなければ成り立たないこと。例えば、パイロットや航空会社の人たち、

バスの運転手、現地のガイド、ホテルで働く人たち、レストランで働く人たち、

もちろんこれらを管理する旅行会社の人たちそして添乗員と多くの人たちの協力に

よって旅というものが成り立っていること。これらを通して「人はなぜ働かねば

ならないのか」また「働くことの大切さ」を少しでも子どもたちに伝えたい、

と考えていた。

 さて当日、私は手作りのプリントと地球儀を前にして、ヨーロッパ旅行

(ギリシャ・イタリア・フランスの旅行)について話しを進めた。今日の授業は、

私からの一方的な話だけではなく、子どもたちと対話をしながら進めたいと考えて

いたのだが・・・・


「ギリシャの首都はどこですか?」

「?????」

「アテネでは2004年に大きなイベントがありましたね?」

「??????」

「イタリア料理で皆さんに好きなものは?」

「??????」



「アテネ」

「オリンピック」

「スパゲッティ、ピザ」とかいうスムーズな答えを期待していたのだが・・・




かなり間をおいてから小さい声でやっと聞こえてくる・・・

私はあせった。


これでは当初描いていた授業が時間内に終わらないのでは・・・

対話をしながら楽しい雰囲気の授業というものが一瞬にして消えてしった・・・・

臨機応変に授業スタイルを変えながらの悪戦苦闘の一時間となった。


 それでもなんとか、「働く」とは、傍(はた)を楽にするために「人」が

「動く」ことであること。そして、自らの利益のためではなく「世のため、

人のため」に働くことが大切なのだという、私の気持ちをなんとか伝える

ことができた。また、最後には子どもたちから質問もでたので安堵して授業

を終えた次第である。


 授業を終えてから、校長室で他の授業の講師の人たちと感想を話しあった。

(今回の授業は、私のほかに、「税金ってなあに」税理士、「災害救助犬を

作る夢を追いかけて」蓄犬訓練所の訓練士、「遊びと通して学ぶこと」

幼稚園教諭、「病気を科学する」臨床検査技師、「陸上競技での体験、

箱根駅伝より」高校教諭などの計6つの授業が行われた。)


 皆さんの意見も私と同様であった。

「子どもたちがおとなしい・・・」

「反応がない・・・」


それぞれの講師の人たちもご苦労されたらしい。


しかし、よく考えてみると6年生といえば思春期で一番恥ずかしがる年頃の

子どもたちである。また、私が逆の立場であったらどうであったろうか?

講師の先生の質問に対して、わかっている答えであっても活発に反応した

だろうか。そうように考えると6年生の子どもたちは、もうすでに私たち大人と

近いのではないかと思えるようになった。まだ子どもだと思っている私たち大人

の思い過ごしが、子どもたちとのギャップを作り出しているのではないかと

思えるようになった。子どもたちを大人対子どもという立場でみるのではなく、

あくまでも人間対人間としてみる必要があるのではないかとあらためて痛感

した次第である。


 そんなことを考えている折、育友会から子どもたちの感想文が、私の手元に

届けられた。

その中から一つの感想文を紹介してみよう。



 今回、旅行についての話を聞いて、世界への旅行の楽しみや、旅とはどういう

ものなのかを、よく知ることが出来てよかったです。それに世界の文化や歴史、

日本と世界の違いも知ることができました。そして、ツアーコンダクターとして

働いている喜多さんの仕事の苦労や、働くとはどういうことなのか、旅行体験記

の話を通して知りました。お金のためもあるだろうけど、「世のため、人のため」

に働くということを考えさせられました。


 これらの感想文を読んでみて、目頭が熱くなった。なぜなら子どもたちが、真剣に

私の話を聞いてくれていたことが分かったからだ。反応がなかったように見えた

子どもたちも実は反応を見せなかっただけだったのだ。

私の思いが少しでも子どもたちに伝わったのかと思うと、この授業をさせて

いただいて本当によかったと思っている。今では、私のほうこそ子どもたちの

お陰で成長させていただいたと感謝している次第である。



私の話を聞いてくれた6年生の君たち!

本当にありがとう!!







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Last updated  2007.02.16 00:05:41
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