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2003年08月21日
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カテゴリ: 読書
昨日図書館で、ふと目に付いたこの本を借りてきた。
北朝鮮に弟を拉致された家族達が、この24年間どのような思いで家族を取り戻そうとしてきたのか、
拉致被害者家族連絡会事務局長である著者が、積もり積もった思いを吐き出すように書かれた内容に、一気に読み終えた。
そして、この本を通して、この日本という国を仕切っている官僚や政治家達が、自国民がこのような状況になった時に、どれほど頼りないものであるかを痛感した。
また、家族というものの「絆」が、人が勇気を持つ上にどれほど重要なことであるかにも感動した。
頼りない日本をある意味では見限って、強いアメリカに希望を託さざるを得なかった経緯も、家族としたら当然であろう。
私は、アメリカのある種の帝国主義的なところはとても好きにはなれない。アメリカの言う「正義」に対しても、懐疑的にならざるを得ない。
アジアの一員として、北朝鮮を単純に敵扱いもしたくないし、様々な歴史的な経緯も含めて、複雑な気持ちではある。
しかし、このような理不尽な行為に対しては、毅然として向き合って欲しいと思う。
個人が国を相手に戦うことには限界がある。
いかに頼りない相手であろうと、国として対応してもらわなければ家族を取り戻せない現実の中で、どれほど悔しく虚しい思いを噛み締めながら、蓮池氏ら家族達は官僚や政治家に頭を下げ続け、お願いし続けてきたのかと思うと、私まで涙が出そうになる。
今はまだ、たった五人しか帰国していないのだ。
蓮池さんたちの子ども達のみならず、まだまだ多くの拉致被害者が存在している。
故郷や家族から突然引き離され、そして今は我が子たちと引き裂かれているこの人たちに、心から安心できる日を与えて欲しい。
個人ではどうしようもないことをカバーするために、国というものがあったのではないか?
危険な状態を見殺しにするような国家の指示に、人々ははついていきたいとは思わない。
だからといって、違う国に所属したいとも、よほどのことがない限り思いはしない。
拉致問題の解決を通して、日本の国が頼りになる国だと思得る日が来て欲しいと祈る。







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最終更新日  2005年01月06日 11時14分54秒
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