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2018年01月09日
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​昨夜午後10時からの ​​「疾風怒涛の"KABUKI"者、市川海老蔵でござりまする」​ を見た。

私は、劇場で見る機会は少ないのだが、歌舞伎は好きである。
最初に見たのは、18歳だったと思う。
当時、東京の短大に在学していて寮生活をしていた。
その寮で、コンサートやミュージカル、歌舞伎などに、希望者が申し込んで行く機会があった。
はじめて歌舞伎座に足を運んだ時の感動や衝撃が、今も心に残っている。
はっきりいって、イヤホンガイドなくては内容もまったくわからないのだけれど、とにかく美しかった。
どの場面を切り取っても絵になるような美しさ、多分相当に重たい衣装を着ているはずなのに、
軽やかに舞い、動き回り、早変わりをしている。
そして、初めて見る女形の幻想的な美しさ。
その瞬間から、私は歌舞伎が気になるようになっていた。
その時にとても印象に残った人は、あの 坂東玉三郎 だった。
彼は私と同じ年の生まれだから、初めて見た時は18歳だったのだな。
とにかく、この世のものとは思えないほど美しいと感じてしまったし、何色の衣装だったかは忘れてしまったが、
そこだけ光輝いていたような気がする。

それから、上京した時には幕見席で歌舞伎を見たりしたりもしたが、回数はさほど多くはない。
以後、その都度マイブームの役者はいたのだけれど、今のマイブームは中村兄弟と海老蔵さんである。
彼に最初注目したのは、大河ドラマの『武蔵 MUSASHI』だったと思う。(当時は新之助)
まだ独身でやんちゃ坊主のように感じていた彼が、その資質や歌舞伎の土台を生かして素晴らしい武蔵を演じていた。
かつて玉三郎に感じたような、突き抜けたオーラを放っているような気がした。
お父様が白血病で亡くなった時の彼の姿も印象的だった。
自分の精神状態を制御して、自分の務めを果たすことのできる力があると、とても頼もしく感じた。
しかし、あの大きな後ろ盾であり師匠でもある父を亡くして、そのプレッシャーはいかほどのものかと思っていた。

さらに彼には試練が続く。
最愛の妻であり、唯一心を許せて弱みを見せられたであろう麻央さんの死である。
幼い二人の子の父として、必死に努めている姿が昨夜の番組の中にあった。
見る前は、多分私は泣いてしまうかもと思っていたのだが、実は泣くことはなかった。
強い感動の場面はいくつかあったのだが、泣きたい思いを耐えながら必死に支えあう家族の姿に、
私の涙の壺も制御されてしまったようだ。
このように人は試練を乗り越えていけるのだ。家族とはこのようなものなのだ。
親が子に伝えるということは、このようなことなのだ。
私たち庶民とは違う世界のように感じられてしまう歌舞伎役者の家庭のありようは、
とても普遍的なものだと感じていた。
歌舞伎が時代を超えて庶民に愛され支持されているのは、
このような普遍性の中で紡ぎだされる芸術だからなのだ。
そんな思いを強くしたドキュメンタリーであった。

これからは、麗禾ちゃんと勸玄君の成長が楽しみである。
もちろん、海老蔵のさらなる進化も楽しみなのだが、市川家はどうも短命の歴史があるようなので、
それだけが心配である。
多分、彼自身もそれを意識しているのではないだろうか。
だから、疾風怒涛のように先へ先へと進めるだけ進もうという気持ちではないだろうか。
市川家の歴史を塗り替えて、長生きしてほしいと願っている。





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最終更新日  2018年01月10日 14時20分26秒
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