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2021年03月04日
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テーマ: エッセイ(97)
カテゴリ: 過去のエッセイ
下記のエッセイは、◎だった。これも、私自身の正直なことを書いたものであり、この傾向は今でも健在だ。
ただ、年のせいかテレビのドキュメンタリーなどで、いつしか涙がでていることも多くなった。
年を取ると涙腺が弱くなるというがこれは事実で、笑い涙や寒暖の差などでも涙が出やすくなっているような気がする。

「涙」 44歳

世の中には涙もろい人がいる。涙と感情とは密接につながっていることが多いので、そのような人は「感情豊か」「心優しい人」など、人間らしさの証明として良く評価されることが多い。
それに比べて、私は「泣かない人」だ。卒業式、結婚式、お葬式など、ほとんどの女性が涙を流す時にも、私の瞳に涙があふれることは珍しい。

私達の結婚式の時も、誓いの言葉を読みながら泣き出したのは夫であった。私はハラハラしながら、心の中で(ガンバレ、もう少しだから。できることなら代わってあげたい)と思っていたものだ。

数年前、高校二年だった息子がオーストラリアに交換留学するのを空港で見送る時、周囲の誰もが私の涙を期待していた。しかし私は、笑顔で息子と握手をし、「元気でね。いくら苦労しても一年間で死ぬことはないし、一所懸命やっていたら助けてもらえるから大丈夫」などと励ましていた。周りの人は、涙を誘う感動の場面がなくて失望したことだろう。
正直言ってそんな時、涙が出た方がどんなに心安まるかと思う。ご期待に応えられない申し訳なさに、ちょっと肩身が狭くなる。

しかし、だ。涙を浮かべて息子の飛行機を見送った夫は、その飛行機が飛んでいる間中、不安で眠れない私を尻目に高いびきだった。
お葬式で滂沱の涙を流した直後に、飲食に興じることはよくある光景。一方私は、喉が詰まったようになり食べられないことが多い。
私が人間らしい感情に乏しい人間とは言い切れないと思うのだが。

【評】


評のコメントはもっと長かったのだが、ポイントのみ。
毎回、先生の長文のコメントが楽しみだった。
何人の添削をなさっていたのかわからないが、先生も文章を書くことがとてもお好きだったんだろう。
そういえば、松本清張さんとは親しかったようで、作家となった松本清張氏と話してその大変さを知り、自分は作家にはなれないと思ったとお聞きしたことがある。
清張氏は「作品を書くということは、空気中の水分を水にするようなこと」と言っていたとか。
確かに、そんなことを言われたら、「自分には無理だ」と思っても不思議はないと聞いていた。
ひょっとすると清張氏は、斎藤先生が作家になって自分を超えるのを牽制したかも、なんて思ったりして。
またまた想像たくましい私の妄想です。





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最終更新日  2021年03月04日 10時08分13秒
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