きょういく ユースフル! ~ 僕は触媒になりたい ~

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2021.06.30
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カテゴリ: 教育改革
​​​​​今日の国語科研究授業の後の職員研修。
「協働」 という言葉が示されました。

僕がなじみのあるのは 「協同」 のほうです。
だから、「あれ?」と思いました。
「協同」を使うほうがいいんじゃないか、と思いました。

ところが、新学習指導要領では、それまでの「協同」をわざわざ「協働」に変えたのだそうです。
僕は、「協働」の方がレベルが高そうな印象を受けます。

僕の中では、
 レベル1 共同 (単に「いっしょに」という意味っぽい)
 レベル2 協同 (「協力する」という意味が強まった)
 レベル3 協働 (「協力して働く」という意味になった!)
です。

ただ、実際にはそこまで違いを考えずに使われている場合も多いようです。

この3つ、英語になると、それぞれ違う英語が当てはめられます。
英語に直す と、違いが分かりやすいかもしれません。

ちなみに、さっきのレベル1からレベル3を
Google翻訳で訳してみると、
こんな感じになります。
====================
​Level 1 joint (simply means "together")​
Level 2 cooperation (the meaning of "cooperating" has become stronger)​
​Level 3 collaboration (meaning "work in cooperation")​ ​​​​​

oogle翻訳 ​を使用)
====================

僕の中では、協同と言えば、コープさんです。(生活協同組合)
「ひとりはみんなのために みんなはひとりのために」です。
美しいイメージが、僕の中ではくっついています。

「協働」の英訳は「 コラボ 」。
やっぱり英語のほうがイメージしやすいなあ。
各々がしっかりチカラをもっていないと、コラボまではいけない気がします。
「コラボレーション!」とか大々的に言うには、
それなりの実力が必要っぽいです。
(あくまでも、イメージです。)

今回の記事のレベル付けは、僕の勝手な主観です。
あしからずご了承ください。

それにしても日本語は同音異義語が多くて、ややこしい。
今回は特に同音類義語なので、とんでもなくややこしい。


学術的な考察をちゃんと読んでおきたい人は、以下の論文も読んでおきましょう。

協働的な学習に関する類型論の到達点と課題 --協同学習・協働学習に基づく実践の焦点化と評価のために--
 (福嶋 祐貴、京都大学大学院教育学研究科紀要 第64号 2018より)

上の論文では「協同学習」と「協働学習」の違いがかなり明確に書いてあって、興味深いです。
僕が大きな違いだと思ったのは、最初の方に示されている、
協同学習 = 教師の介入が多い 、扱う問題に「正解」がある
協働学習 = 教師の介入はまれ 、正解をめったに絶対視しない
というところです。
(ブラッフェによる区分)

文科省が「協同」を「協働」と言い換えたということは、
正解主義からの脱却を明確にした
と感じます。

文字が1つ違うだけで、いろいろと勉強になるものです。


なお、この記事を書くにあたり、以下のサイトも参考にさせていただきました。
こちらはコラムのような内容で、短くて、さくっと読めます。 スマイル

教育出版教育研究所「教育の風」№927「協同と協働」 ​​​






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Last updated  2021.06.30 20:17:13
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