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思い出した2月にロンダの所で、番外編としてイベリア半島の植民都市のフェニキアを取り上げてました 。「スペイン・ロンダ 2 (番外編 カルタゴ)」
フェニキア人のカルタゴ
フェニキア人のイベリア進出とギリシャと古代ローマ帝国
カルタゴとギリシャと古代ローマ帝国
ローマ配下のカルタゴ
全く同じ写真は使っていませんが、説明上かぶっているのは確かにありました。
チュニジアン・ブルー 2 (カフェ・デ・ナットと戦争賠償金)
チュニジア共和国(Tunisiaシディ・ブ・サイド(Sidi Bou Said)
街並保護区
世界で最も古いカフェカフェ・デ・ナット(Cafe des Nuttes)
ポエニ戦争戦争賠償金とカルタゴの滅亡
街並保護区
世界初、村の「景観保護の政令」が 1915年
導入
され、無秩序な建築物の建設が禁じられ、 街の色も白と青色を基調とするように統一された
ようです。
鮮やかな白い壁に青い扉や窓、アンダルシア風の窓の飾り格子の美しさは地中海に白壁の街は多々あれど、インパクトが違います。また、ドアにビスでデザイン(装飾)されている唐草(アラベスク)の入れ墨のような模様もここにしかない「美しい特徴」の1つです。
これがチュニジアン・ブルー(Tunisian Blue)です。
デザインはいろいろ。
世界で最も古いカフェ カフェ・デ・ナット(Cafe des Nuttes)
著名な作家(シャトーブリアン、アンドレ・ジッド)や芸術家が好んで訪れたと言うカフェは、もちろんテーブル席もあるけれど、中はアラブ式。
カフェ・デ・ナットはゴザを意味するらしく、店内は少し高めの位置に座敷・・・ゴザが敷かれている。創業がいつか解らないが、250年ほど前? とか・・。
水タバコも吸えて、ミント・ティーがお奨め
ちょっと海の家を思い起こす造り・・・グリーンの膳にお茶が出される。
カフェから撮影
ポエニ戦争の戦争賠償金とカルタゴの滅亡
日露戦争の時に敗戦国日本は賠償金を払う代わりに、「樺太南部の割譲」を認めたと言う・・。
戦争賠償金とは、戦争で負った損害の賠償を敗戦国が戦勝国に支払わうものであり、金銭のみならず、領土などもその対象になっている。
そ の戦争賠償金の慣習? は、古くはカルタゴで行われている。
カルタゴが第2次ポエニ戦争でローマに負けた
時だ。
※ ローマ人はカルタゴの事をラテン語でポエニと呼んでいた。それはラテン語でフェニキア人を
さした言葉だからだ。
ポエニ戦争は、地中海の覇権を賭けたフエニキア人と帝政ローマの闘い
。紀元前264年のローマ軍によるシチリア島上陸から、紀元前146年のカルタゴ滅亡まで3度会戦している。
1度目はカルタゴの勝利と思われたが
アエガテス諸島沖の海戦で逆転負けした。
2度目目はハンニバルによるローマ進行でローマを果敢に攻めたが敗戦。そして戦いの後に不利な講話条約による賠償金が課せられた。
海外領土(シチリア島、サルデーニャ島、ヒスパニア)没収、さらに毎年200タレント銀貨の賠償金(返済期間50年)を課せられている。
しかし、逆にそのカルタゴの回復力に恐怖を抱いたローマは、カルタゴを滅ぼす事を決めたと言われている。
3度目の敗戦でローマ帝国に滅ぼされ、最後のフェニキア都市も消えた。
(歴史にもし・・は意味がないが・・。)
もし、カルタゴが律儀に素早く返済していなければ、属国のままでも生き延びていたかも知れなかった?
BC149年「カルタゴが条約を破った」と、ローマ側はいちゃ文つけて第3次ポエニ戦争をおこす。
カルタゴは玉砕覚悟で応戦したが、3年に及ぶ包囲戦の結果BC146年に滅亡した。
※ 6日の市街戦の後、カルタゴの街に火を付けられてカルタゴは17日間燃え続けて街は灰の山になったと言う。
灰になったカルタゴの街が再建されるのは100年後のBC46年(カエサルの時代に計画)ローマ帝国の初代皇帝アウグストゥス帝の時(実行)です。
だから街にはフェニキア、カルタゴ時代以前の遺跡はほとんどない。
ローマ時代の華々しさも今は「夢の跡」であるが、繁栄していたカルタゴの街はきっと今よりも、もっと美しかったに違いない・・・。実に惜しい事だ。
ピュルサの丘にあるカルタゴ博物館所蔵
ローマ時代以前に見えるけど・・・。
カルタゴ海岸、シティ・ブ・サイド おわりますが、チュニジアの砂漠地帯について書いています。
リンク 砂漠のオアシス 1(予告)
リンク 砂漠のオアシス 2 (タメルザ峡谷とシェビカ)
リンク 砂漠のオアシス 3 (シェビカのオアシス)
リンク 砂漠のオアシス 4 (タメルザのオアシス)
リンク 砂漠のオアシス 5 (ミデス)
リンク チュニジア鉄道、レザー・ルージュ 1
リンク チュニジア鉄道、レザー・ルージュ 2 (ぶらり途中下車)
リンク チュニジア鉄道、レザー・ルージュ 3 (リン鉱山)
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