わたしのこだわりブログ(仮)

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2017年04月18日
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カテゴリ: 花、植物

星 天満の造幣局博物館と関連リンクをラストに載せました。

大阪市北区天満1丁目に造幣局がある。
創業は1871年。明治政府により近代国家としての統一した貨幣による貨幣制度の確立を図る為、江戸幕府の時からあった金座と銀座を接収して造った貨幣氏司がルーツになっている。

遡る事1868年。英国の払い下げの造幣機械を購入して大阪に造幣局を誘致したのは五代 友厚(ごだい ともあつ)(1836年~1885年)である。
一時NHK朝ドラ「あさが来た」でブームになったイケメン五代様である。
※ 彼は明治政府の参与職外国事務掛となり、大阪に造幣寮(現・造幣局)を誘致し、かつ初代大阪税関長となっている。

近代式の機械工場とは言え、貨幣製造に必要な各種の機材の多くは自給自足で調達してラインを確保したようだ。(それに伴う燃料や電信電話、ガス灯、時計もいち早く導入している。)

他に簿記も複式簿記となり、インクとペンが使用される。職員の身なりも、断髪、廃刀、洋服の着用を率先。
造幣局が欧米文化移植の先駆者であり、大阪の近代工業及び文化の興隆を牽引して行ったのである。
(大阪の町工場の原点がそこにあるのかもしれない。)

その 造幣局では毎年4月に桜の花見が催されている。
造幣局は大川(旧淀川)沿いに立地していて、川辺の全長560mの通路には桜の木が多数植栽されている。
それを4月の一週間だけ一般の人も中に入場して桜を鑑賞する事がで
きる と言うもので、かなりの賑わいをみせるイベントなのである。
今年は、桜の花と名前をしっかり撮影して歩いてきました。


大阪 造幣局 桜の通り抜け

造幣局ルーツ
桜の通り抜け
小手鞠(こでまり) 大手鞠(おおてまり) 紅手鞠(べにてまり)
大沢 桜(おおさわざくら)
八重紅虎の尾(やえべにとらのお)
楊貴妃(ようきひ)
法明寺(ほうみょうじ)
八重紫桜(やえむらさきざくら)  白雪(しらゆき) 鬱金(うこん)
千原桜(ちはらざくら)

毎年3月中旬に決めると言う桜の通り抜け、今年は4月11日(火曜日)から4月17日(月曜日)でした。
pict-造幣局 1.jpg
所が今年は3月桜の開花頃に寒さがぶり返し開花が中断。
結果的にスタートの11日時点で3割程度、最終日の17日でさえまだ満開までいかないような状況。
つまり今年は造幣局が桜の開花時期を見誤った感じでしたしょんぼり
pict-造幣局 2.jpg
貴金属を扱う場所なので通常一般人は入れ無い。毎年この時期だけの風物詩である。
1883年(明治16年)、当時の造幣局長遠藤謹助が「大阪市民の皆さんと一緒に花見を楽しもうではないか。」と発案したのがきっかけ だったそうだ
pict-造幣局 4.jpg

pict-造幣局 3.jpg
全長560m。混雑するので一方通行となっている。(入口は天満橋方面から。出口は桜宮橋へ。)
トイレは入口と出口にある。
近年はツーリストが多く張り紙には中国語と英語、韓国語が書かれていて大阪城にバスを停めて歩いてくるらしいので驚いた。

染井吉野(そめいよしの)
pict-造幣局 5 染井吉野.jpg
染井吉野(そめいよしの)
江戸末期頃、駒込染井村の植木屋が初めて出した品種と伝えられる桜で、大阪城公園は染井吉野ばかりであったが、逆にこの造幣局ではこれが唯一の木だそうだ。

写真は13日時点のもの。いつもなら染井吉野はとうに散って居るはず。

八重紅大島(やえべにおおしま)
pict-造幣局 18 八重紅大島.jpg
重紅大島(やえべにおおしま)
花は淡紅色の八重咲き、大島桜系の一品種で、花弁数は26~35枚、少し香りがある

造幣局は八重桜が多い。
そもそもここは藤堂藩の蔵屋敷があった場所。その庭の桜を造幣局の北門と南門を繋ぐ道にそって移植したものらしい。

種類も凄いが、中にはここでしか見られ無いような桜もあるらしい。

小手鞠(こでまり)
pict-造幣局 6 小手鞠.jpg

pict-造幣局 7 小手鞠.jpg
小手鞠(こでまり)
多数の花が枝の先に密生して咲き、小さい手毬の状態となるところから、この名が付けられた。

大手鞠(おおてまり)
pict-造幣局 9 大手鞠.jpg
大手鞠(おおてまり)
多数の花が枝の先に密生して咲き、大きい手毬の状態となるところから、この名が付けられた。
花は、中輪の淡紅色で花弁数は20枚程。

紅手鞠(べにてまり)
pict-造幣局 8 紅手鞠.jpg
紅手鞠(べにてまり)
小手毬と同様であるが、花が赤い手毬の状態となるところから、この名が付けられた。

小手鞠(こでまり)や大手鞠(おおてまり)は造幣局以外ではなかなか見られ無いらしい。

大沢桜(おおさわざくら)・・里桜
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沢桜(おおさわざくら)
京都嵯峨野の大覚寺境内にある大沢池畔にあった非常に美しい淡紅色八重で、花弁数は15~18枚の優雅な里桜である。

八重紅虎の尾(やえべにとらのお)
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八重紅虎の尾(やえべにとらのお)
古くから京都で栽培されていた桜といわれ、その咲く有様は虎の尾のようで、花は淡紅色である。

楊貴妃(ようきひ)
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楊貴妃(ようきひ)
昔、奈良地方にあった桜で、つぼみは紅色であるが、開花時には淡紅色となり、花色も優れ豊満なので、中国の楊貴妃を連想して世人が名付けた。花弁数は、20枚程である。

法明寺(ほうみょうじ)
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法明寺(ほうみょうじ)
京都府美山町の法明寺境内にあった名花を、佐野藤右衛門氏が接木育成し、命名した。花は淡桃白色である。

八重紫桜(やえむらさきざくら)
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八重紫桜(やえむらさきざくら)
紫桜の重弁の品種。三好 学氏が小石川植物園において紫桜の実生栽培したところ、重弁のものが生じ、この名が付けられた。

白雪(しらゆき)・・里桜
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白雪(しらゆき)
東京荒川堤にあった里桜系の名花で、花は白色の一重で、花つきが多い優美な品種。

鬱金(うこん)
pict-造幣局 21 鬱金.jpg
緑の桜? 鬱金は今年の花に選ばれている。
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鬱金(うこん)
古くから知られた桜で、江戸時代に京都知恩院に植えられていたといわれ、樹姿は直立高木で、花は淡黄緑色のショウガ科のうこんの根の色に似ていることから、この名が付けられた。花弁数は10~15枚。

千原桜(ちはらざくら)
pict-造幣局 24 千原桜.jpg
千原桜(ちはらざくら)
淡い緑を含む白色の花弁は、染井吉野の1.5倍と大きく、1本の小枝に一重と八重とが咲き乱れる様は、誠に見事である。

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pict-造幣局 23.jpg
名前が落ちてわかりませんでした。
ちょっと桜には見えませんね。ものすごく可愛いです。

今年は少ないからこそ、桜が綺麗にとれた感じがします。
昨年は満開で花が密集している上に人が多すぎた為に桜に近づけない状態。
今年は自撮り棒禁止になったので、少しは渋滞緩和になったのかな?

造幣局はいつか中の紹介がしたいです。
造幣局書きましたスマイル
リンク ​ 大阪天満の造幣局​ 1 幕末維新の貨幣改革 と旧造幣局
リンク ​ 大阪天満の造幣局​ 2 お雇い外国人とコイン製造工場
リンク ​ 大阪天満の造幣局​ 3 コイン製造とギザの話
リンク ​ 秀吉と金の話 (竹流金と法馬金から) ​​






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Last updated  2021年03月19日 15時21分28秒
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