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先週は、日本の商業施設の幹部の方々を中国にアテンドしました。北京→広州→上海を回って、現地の商業施設を視察して、ローカルフィットを学ぶと言うものです。日本で外国人客の対応をあれこれ考えても限界があります。やはり自分が外国人になって初めてわかるものです。(何が不便で、どんなサービスが欲しいか?など)施設や店舗のハードもソフトもどのように現地に合わせるか?が重要で、それが噛み合えばヒットするし、そうでなければ受け入れられない。上海は、世界中の企業が進出してバトルしているのでそうした事例をたくさんお目にかかることができます。久しぶりに上海人の友人(経営者)に合うと、あれほど好きだったipad miniとiphoneを手放して、代わりにサムスン社のGALAXY NOTEを持ってました。(彼の周辺の人々がGALAXY化してました:汗)なぜ代えたのか?聞くと、「1台でOKだから」とのこと。iphoneはSIMカードが一枚しか入らない。(ipadも同じ)それで、電話するため。データ通信するため。いつも2台持っていた。しかし、GALAXY NOTEならが画面もそこそこ大きいしSIMカードが2枚入るので電話用とデータ通信用を入れることができる。そうなると持ち歩くのは1台でいいので、これほど便利なことはない、とのことでした。なぜSIMが2枚必要なのか?と言うと、2G時代に使用していた電話番号をそのまま使用したいから。中国は3Gに切替えると新しい電話番号にしなければならない。ならば、データ通信用は3Gにして、電話は2Gのままにしたい、、、というリアルな要望があったわけです。こうしてGALAXY NOTEは人脈が大事な中国の人々に大いに受け入れられたわけです。好き嫌いは置いておいて、現地事情を徹底的に調査して、使い勝手を考えるサムスン社の姿勢は高い評価を得ています。日本だとデザインや価格設定ばかり話題になりますが、徹底したローカルフィット力があってこその大躍進なんですね。これはごく一部すでが今回もたくさんのローカルフィットを探すことができました。「おもてなし」とは、相手を知ること。ローカルフィットが俄然注目される理由です。★レジャーサービス研究所のホームページ★中国人観光客にもっと売る新“おもてなし術”価格:1,470円(税込、送料別)
2013/03/28
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どんな仕事でも、(多分)誰でも、10年も続ければモチベーションが「山あり谷あり」で上がったり下がったり、、、あるものです。それ以上続けていくには、人それぞれのモチベーションを維持する、または上げるような創意工夫があります。よく精神論的な本を見かけるけど、心構えだけでは不足ですね。今回も、13年間続けて通っている北京の施設に研修に行って来ましたが、(実際には、毎年数回は通っているので)やはり「慣れ」とか「ダレ」がでないように工夫してます。私の場合は「音楽を聴くこと」です。ただ元気になるような歌を聴くとか、リラックスするために、、、というものではありません。(それでは弱い)2000年に北京に通い出した時、ちょうど「初恋のきた道」という映画が公開されていました。あの北京オリンピックの開会式のプロデューサーでも有名なチャン・イーモウ氏が監督で、今やすっかり世界的女優になったチャン・ツィイーのデビュー作品です。あまりに素晴らしい映画だったので、7回も映画館に通いました。そして、その時に映画館でこの映画のサウンドトラックのCDを買いました。当時は隔週で北京に通っていたので、そのCDをMP3にしてPCに入れて、ホテルの部屋で毎晩聞いてました。仕事なので、毎日良いことばかりではないし、初めての北京でわからないことだらけでテンションが下がる日も多々ありました。運営サービスのスタッフのトレーニングをしていると、思い通りにならなことが多過ぎて、ストレスも溜まるので、 何しろこの曲を聴きながら寝てました(毎晩)。すると、なんとなくリラックスできるし「中国、中国人の良い面を観よう」と思えたり、、、そういう効果がありました。それ以来13年間、中国で研修する際には必ず夜はこのサウンドトラックを聴いて寝るようにしています。すると、当時のことを思い出したり、、、つまり「初心に帰れる」わけです。小泉政権時代には、まさに反日デモが通っている道路の脇のビルでスタッフの研修をやってたこともあります。昨年の8-9月あたりも同様でした。外では反日デモがあっても、部屋の中では日本式の接客サービスの研修を行わなければならない、、、そういうシチュエーションが多々ありました。そんな時にも比較的冷静に立ち振舞えたのも、この習慣のお陰だと思っています。こうしてみると、つくづく音楽には色んなものが染みついているんだな、と実感します。(人それぞれに)そのようにして、ずーっと聞いている同じサウンドトラックのアルバムが、色んな体験がプラスされて、どんどん厚くなっていくような気がしてます。好きな音楽や本は、こうして自分のモノになっていくんだなと思います。★レジャーサービス研究所のホームページ★ 中国人観光客にもっと売る新“おもてなし術”価格:1,470円(税込、送料別)
2013/03/09
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先週は北京でサービスマインド研修、通称「OS研修」に行って来ました。2000年から始まって今年で13年間通ってる施設です。今まで中国でサービスに関する研修をしてきて、改めて実感することは、「中国人のコミュニケーションスキルは高い」ということ。これは、折り方を口頭で伝えてそれを聞いて正しく「折る」という実習です。たいていのものは日本で実習する時の約半分の時間でできてしまいます。理由はいくつかあるものの、最も大きな要因は「中国語」にあります。漢字だけで構成される中国語は、日本語の特に「話し言葉」のように「あいまいな表現」が少なく、表現がハッキリしていてこうした伝達には持って来いなのです。だから日本語を覚えた中国人と話すとハッキリ言うし意見がきつく感じるのは元々の中国語に原因があるのだと思います。(良い悪い関係なく)しかし、彼ら彼女たちがこうした実習を行うと威力を発揮します。対して日本人が日本語でやると、、、なかなかうまくいきません。「察する」のは得意。しかし、正確に、、、となると話し言葉が障害になります。このように中国人同士、中国語をうまく使えば素晴らしいコミュニケーションが取れるのに、現場の実態はそうなりません。放っておくと「派閥化」してしまいます。理由は、そういうスキルがあるにも関わらず、職場の権力闘争に明け暮れてしまうのがもったいないところです。(ボス格を狙う人が多い)(小学生からの学校教育の弊害)なので、新入社員のうちから力でねじ伏せなくても、仲間には正確に伝わるんだということを実感してもらうとが大事なのです。そして、そういう職場環境ができあがると、中国でも「働きやすい環境」となり、勤続10年を超える人も珍しくありません。これはパソコンで言えばまさに「OS」の部分に該当します。サクサク動くパソコンは操作が快適です。しかし、長く使用していくとOSも色々とバグが出て来て遅くなります。なので毎年クリーニングするために通っています。
2013/03/04
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