まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2023.11.07
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カテゴリ: ドラマレビュー!
テレ朝の「あな忘」第3話までを見ました。



初回を見たときは、
> 荒唐無稽な記憶喪失をネタに、
> それを音楽ドラマと組み合わせて、
> 生方美久の「silent」みたいな純愛路線に仕立てる。
> …みたいのが浅野妙子の狙いでしょっ!!

と思ったのですが、

ちょっと見方が変わってきました。



音楽ドラマの面でいうと、

その元ネタは、
「羊と鋼の森」とか「蜜蜂と遠雷」とか、
「ピアノの森」とか「のだめ」とか、
そこらへんだろうと思ってましたが…

病院でのピアノの連弾シーンで思い出した!


この《きらきら星変奏曲》の連弾シーンって、
「羊と鋼の森」にもあるけど、
もとはといえば、朝ドラ「純情きらり」が先よね!

つまり、
桜子と達彦の連弾こそが元ネタであって、
そのシーンの発明者は、ほかならぬ浅野妙子だったわ(笑)。

わたしとしたことが、すっかり忘れてた。

なので、
音楽ドラマとしての元ネタは、
朝ドラ「純情きらり」かもしれないし、
意外に純愛路線の元ネタも、そこかもしれません。





記憶喪失についても、
てっきり荒唐無稽なフィクションかと思ってたけど、

エンドクレジットを見ると、
ちゃんと「医療監修」のスタッフが入ってるよね。

…ってことは、
それなりにリアリティのある話かも。

正直なところ、このドラマを、
「荒唐無稽なエンタメ」と割り切るべきか、
「社会問題を扱った真面目な作品」と見るべきか、
判断がつかなくなってきた(笑)。







(萩原利久) は、
自分の名前も肉親のことも忘れてしまうのに、

車の運転は忘れてないし、廃墟の場所も覚えてるし、
かつて流行った「だんご三兄弟」の歌も覚えてます。

そもそも記憶障害の患者に、
車の運転って許容されるのかしら?
免許証の所在とか、道路交通法とかも覚えてる?



彼の母親 (檀れい) は、
肉親であることを打ち明けず、
息子に独り暮らしをさせています。

幼馴染みの沙菜 (岡田結実) は、
仕事のない週末だけ彼の手伝いをしている。

空が経済的に自立できてるのか、
母親がひそかに支援しているかは謎。

記憶を失くしても、
仕事の内容は覚えているものなのか、
沙菜が一から教えているのかも謎。

ついでにいうと、
標準語と関西弁が入り混じる設定も謎。



記憶喪失について、

本人は、
「不自由を感じてないから病気とも思わない」
と言いますが、

沙菜に言わせれば、
「飽きるほど苦しんだから苦しむのをやめただけ」
とのこと。

こうした考え方にも、
リアリティがあるのかどうか、よく分からない。
実際の症例に取材してるのかしら?

ちなみに、
(風間俊介) のセリフによれば、
これは「解離性健忘を繰り返す珍しい症例」らしい。

記憶を失っても不自由は感じない。
でも、苦しくないはずはない。

解離性健忘を繰り返す珍しい症例。



リアリティでいうと、

病院が薬物を過剰投与したせいで、
せん妄などの薬害を引き起こした、みたいな話や、

主人公の働く携帯ショップでは、
悪徳商法やブラック労働の実態が描かれたりして、

けっこう社会批判的な内容が含まれています。

これらを、どこまで真に受けるべきなのか?
ただのフィクション?

病院の過剰な薬物投与と薬害。
携帯ショップの悪徳商法。

ブラック労働。


ちなみに、
あの廃墟は、本当に神戸に実在するようです。

崩れる危険はないのか。
不法侵入にならないのか。
そこらへんのリアリティも気になってしまう。


神戸港が一望できるのね。

なお、
ボロボロに見えた壁は、斬新な壁紙だったことが判明(笑)





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最終更新日  2023.11.07 12:43:09


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