まいかのあーだこーだ

まいかのあーだこーだ

2024.04.29
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生家のこでまり甘やかな退屈 「乗りますか」ふるさと経由春の雲 故郷の苜蓿の香は濃かりけり 祖父の遺影褪せた賞状春夕焼
4月25日のプレバト俳句。
お題は「ふるさと」。
今週は3人の昇格試験のみ。内容も不作でした。



犬山紙子。
生家のこでまり 甘やかな退屈
こでまりの生家よ 甘やかな退屈
(添削後)

悪いとはいわないけど、
とりたてて良いとも思えない。

とくに「甘やか」という語は、
幼少体験の形容として安易に使われがちだと思う。




フジモン。
「乗りますか」ふるさと経由春の雲
ふるさとや 乗ってゆくかと春の雲
(添削後)

原句はあまりにも意味不明。
まさか雲がバスの幻想だとは思わないので、
たんなる三段切れに見えてしまう。

添削句は、
觔斗雲 キントウン のような雲の擬人化ですが、
上五の「ふるさとや」は具体性に乏しいし、
切れ字の「や」も意味のある詠嘆とは思えない。



千原ジュニア。
故郷 ふるさと の苜蓿 もくしゅく の香は濃かりけり


わざわざ故郷以外の苜蓿と比べる必要はない。
目の前の苜蓿だけを描写すればよいのだから、
助詞は「は」を使わずとも「の」で十分だと思う。

下五は2音で「濃し」と書けるところを、
切れ字を使って「濃かりけり」と書いてるけど、
その是非はともかく全体的に内容が薄いと思います。



清水アナ。
祖父の遺影 褪せた賞状 春夕焼


句材は悪くないけど、
典型的な三段切れで、6・7・5の字余り。
とってつけたような季語も弱い。

なぜこれが「才能アリ」なのか分からない。

どうせなら7・7・5にして、
祖父の遺影と褪せた賞状 春夕焼

と、せめて三段切れを回避すれば
かろうじて「才能アリ」でも容認きるかなあ…って感じ。



犬山紙子の絵は色エンピツの次元を超えていた!

お母さんメッチャ美人だった。




▽過去の記事はこちら
https://plaza.rakuten.co.jp/maika888/diary/ctgylist/?ctgy=12




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最終更新日  2024.04.29 07:50:07


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