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(…その1から続く)昼食まではあと一時間ちょっとあったので、それまでは今日もまたリゾートラインにでも乗って過ごそうか と 私達はとりあえずディズニーシーステーションへ向かいました。途中、ちょっと寄り道するくらいのつもりで ホテルミラコスタ下にあるディズニーシー ピクニックエリアの木陰に立ち寄りました。五月の風そよぐピクニックエリアは清々しく 訪れる人も殆どなくて静かで、なんだか気持ちが落ち着きます。大島桜の咲いている時期もこの場所は素晴らしくきれいですが、緑の時期もまた美しいですよね。あまりに居心地が良かったのでパラソルの下のテーブルで思いのほか長い時間を過ごしてしまい、これからリゾートラインに乗りに行っても慌ただしいだけで終わってしまうかなあ と思った私達は、結局ディズニーシーステーションからパークエントランスの周辺をお散歩しながら写真を撮り歩いて時間を過ごすこととなりました。ディズニーシーステーション。ノース側フォトロケーションのカウントダウンは「18」です。ディズニーシーステーションを出発していく“ファンタジースプリングス”ライナー。たくさんのお伽話を乗せ新しい世界へ走り出していくリゾートライナーを ミッキーも毎日この場所でこうして見送っているのですね~そして13:00を大きく過ぎ、そろそろホテル館内に戻らなければ!まもなく昼食の時間ですからね。本日お邪魔するのはオチェーアノのブッフェ。ブッフェは私 ほんとうは得意ではないのですが、先月の結婚記念日お祝いにディナーコースに伺った際に覗き見たブッフェカウンターのお料理が春らしい彩りでとっても綺麗だったので うまく予定が合ったら来てみたいなあ と密かに思っていたのです。ウエイティングエリアで少々待って、本日案内していただいたのは真ん中のパールのエリア。お誕生日のシールを貼っていたので、昨日のベッラヴィスタラウンジに引き続きこちらのお店でも 入店早々いろいろなキャストさんからいっぱいお祝いの言葉をいただきました。(よく知っているお店のお顔のわかるキャストさんからお祝いされるのって ちょっとくすぐったいような照れくさいような不思議な感じですね~)「カム・ファインド・スプリング!」のテーマにふさわしいお花畑のような色とりどりの前菜と 私だけスパークリングワインのグラスもお願いして、お食事を始めました。こちらはパンのコーナー。ダイニングイベント恒例のパンで作られたオブジェも可愛いかったのですが、今回は実際にカウンターで提供されているパンもそれぞれとても手が込んでいて 見た目も可愛いものが多かったです。これを全種類食べられる強靭な胃袋があったらなあ…14:00頃には、14:05からのハーバーグリーティングのためにテラスへの扉を開ける旨のアナウンスが店内にありました。(私達はケルプ側を指定されました。)私はすぐにはテラスへ向かわず開始直前になってのこのこ行きましたけれど、本日この回のケルプ側のテラスについては混雑もなく 皆さんかなりゆったり鑑賞できていたように思います。パーク内も穏やかな感じでしたよ。そして14:05、「“ファンタジースプリングス”スペシャルグリーティング」開始。船に乗って登場する「ファンタジースプリングス」に住むキャラクター達。毎回毎回ほんとうに「まるでアニメーションそのもの!」と感心してしまいます。ミッキーとミニーもハーバーを囲む皆さんに全力でご挨拶。ドナルド達が乗る黄色い船と 「アラビアンコースト」「マーメイドラグーン」住人の皆さんの乗る青い船もこちらのテラスからはよくみることができました。せっかくのスパークリングワインをテーブルに残してきてしまったことが気がかりで皆さんよりも早いタイミングで室内に戻ると、なんと コースで過去何度もお世話になっているキャストさんとばったり鉢合わせ。周りに他のお客様がいらっしゃらないのをいいことに、夫と三人でしばしの間お話ししてしまいました。席に戻ると間もなく、私達のテーブルにはお誕生日シールとともにナプキンミニーさんがやってきました。そしてこちらのお店でも、「記念にお写真撮りましょう」とキャストさんがお店のカメラを手にやってきて撮影してくださいましたよ。15:00前頃には、私達は追加でアイスティーをお願いしてデザートタイムに突入しました。春らしいカラフルなデザートカウンターの上には、ダッフィーとそのお友達の姿も。それぞれのキャラクターをイメージしたデザートやエディブルフラワーがふんだんに添えられたロールケーキなど、デザートカウンターも前菜のカウンターと同様たいへんきれいで賑やかでした。たまたまお会いできた顔見知りのキャストさんが熱心におすすめデザートについて説明してくださったのですが、いかんせん量を食べられない私は軽めのものを選びに選び テーブルに持ち帰りました。(もうほんとうに …全てのお料理を食べられたらいいのに!)今回のダイニングイベントで活躍するダッフィーのお友達をイメージしたデザート。まあるいグラスがクッキーアンをイメージしたキャロットオレンジゼリー、すみれ色のお花がのっているのがリーナベルをイメージしたピーチムース、グラス入りグリーンのがジェラトーニをイメージしたパンナコッタとメロンソース。(ほかにもダッフィーをイメージした紅茶のチーズケーキなどもありました。)今回のホテルミラコスタのダイニングイベントでは各レストラン「担当キャラクター」があるそうで、そういえば4月にオチェーアノのコースにお邪魔した時は 当店はリーナベルを担当しています とキャストさんがちらっとおっしゃっていたし、シルクロードガーデンでは「当店はジェラトーニ担当です」、昨日のベッラヴィスタラウンジでもデザートは クッキーアンをイメージしている とおっしゃっていました。ここオチェーアノのブッフェカウンターにはその全てのキャラクター達が勢ぞろいして彩りあふれるお料理やデザートを提供しているというわけですね~作り手の皆さんは、キャラクターたちや「春」を表現するために 素材をいろいろ探してメニューを工夫なさったのでしょう。カウンターにお料理が並んでいる様子を目にして「なんだかきれい」と思ってしまった理由がよくわかりましたよ。全てのお料理を食べることは難しくても、眺めているだけで楽しいブッフェでした。食事が終わるころには、キャストさんが撮ってくださった写真もテーブルに届きました。そして、それぞれ皆さん苦心して工夫していっしょうけんめいこしらえてくださったのであろうお誕生日シールやメッセージを記したカードも何枚も手元に集まってきてしまって文字通りの嬉しい悲鳴でした。そのひとつひとつを落としたり忘れたりしないようによく確認して、テーブルを離れたのは16:00も近くなったころ。私達は会計を済ませてロビーに出て、帰りに向かうためベルデスクに伺いました。なんだか慌ただしくホテルをあとにした二週間前とは違い、きょうの出発時のロビーや正面玄関車寄せあたりは 本来のホテルミラコスタらしいゆったり温かな気遣いにあふれていました。――本当、二週間前の一種混沌としていたロビーはなんだったんだろう、ただ単に連休中だったうえにゲストもキャストも不慣れな方が多かっただけなのかしらん?そうも思いましたけれど、きょうホテルミラコスタとお別れするこのタイミングで私の心が穏やかなのはきっと、最後にオチェーアノを訪れたせいなのかもしれません。長い年月 ずーっと通い続けている「オチェーアノ」。大好きだったランチコースは世界を揺るがすような大きな出来事の影響ではかなくも営業を終了してしまったけれど。お店の運営方法も提供されるお料理もキャストさん達の顔ぶれも対応も その全てが日々変化していっても、オチェーアノがわたしにとって「大切な思い出をこっそりしまってある場所」大きな宝箱のような存在であることは変わりようがありません。もちろん オチェーアノだけが というわけではなくて。数十年もの間にこの場所で交わした言葉や出会った数多くの人たちすべて。わたしの舞浜での思い出はそんなものでできているのです。だから。まもなくこの地に誕生しようとしている新しい世界もまた、誰かにとってのそんな場所になってくれるといいのだけれどなあ。何かが始まる前の一瞬の静けさの中にあるような 五月も後半に入った緑あふれる舞浜を去りつつ、私はそう思ったのでした。 (おわり)(ちょっとだけ前を通ってみた「ファンタジースプリングス・ホテル」)このホテルも新しくディズニーシーの一部になるのですからね。遅かれ早かれ伺うことになるだろうなあ と今は思っています。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 19, 2024
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(前日から続く)昨夜は日付が変わる前にベッドに入ることができて すぐに眠りにつきました。東京ディズニーリゾート滞在中としては珍しいことに 睡眠時間はたっぷり確保できたはずです。…と なれば?ホテルミラコスタに宿泊した朝に限ってとんでもなく早い時間に目が覚めちゃうこの私が、そんなにゆっくり遅い時間まで寝ていられるわけがありません。案の定、誰にも何にも起こされることなく自然に目が覚めたのは、4:20頃でした。さっそくテラスに出てみると、そこには美しい朝焼けに染まるテラスとヴェネツィアの街並みが。そうでした そうでした。ヴェネツィアサイドのテラスルームは東に向いているので、遮光カーテンを開けたまま休むとこの時期の早朝はベッドルームに朝陽が猛然と突進してくるのでした。でも 本日のお部屋のベッドルームは建物のかげになっているので、たぶん朝陽の直撃は無さそう。もうちょっと眠ろうかな と、私はカーテンを開けたままベッドに戻ることにしました。再び目覚めてベッドから飛び起きたのは5:30頃。太陽はすっかり昇っているはずの時刻ですが… 眩しい朝の光がベッドルームまで差し込んでくる気配はありません。テラスに出てみると、今朝の舞浜のお天気はどうやら「曇り」のようです。パーク内ヴェネツィアエリアにもまだ人影はなく、リゾートラインの軌道をいく車両もなく。各客室の中の様子まではわかりませんけれど、今日のディズニーシーのハッピーエントリー開始は8:45とのことですから、宿泊ゲストの皆さんもまだお休み中の方が多いのかもしれません。テラスの椅子に腰かけて音のない朝のパークの中にしばし身を置いたあと、私は室内に戻りました。その後はベッドに入ってみたものの流石にもう眠ることはできず、6:00過ぎには本格的に起床して支度を始めることにしました。ずーっとテラスへの扉を全開にして過ごしていたので、7:00ちょうどにパーク内BGMの音量が上がるのも感じることができましたし、朝のパーク内恒例の警報音(たぶん何かの訓練の音)もきくことができました。7:30が近づくと今度は館内廊下側からも パークへお出かけになるゲストの皆さんの低い話し声やルームサービスワゴンの行くかすかな音が 耳を澄ませば感じられるようになってきました。7:50くらいには、パーク内で何か指示を出しているような マイクを通した男性の声も聞こえました。そのどれもがホテルミラコスタで迎える朝にだけ耳にすることができる特別な音で、二週間という短い期間のうちにこんなことを二回も経験できるなんて 今年の記念日月間はなんて幸せだったのかしらん と私はあらためて思いましたよ。一緒に暮らしてきたなん十年もの間、遠慮していたわけではないけれどなんとなく自分のことは後回しにしがちで 思い通りにいかなくてもやりたいことができなくても気にしない~ と過ごしてきた私が、4月末の結婚記念日とは別にこの時期の私の誕生日も舞浜で過ごしたい と言葉にしてみるようになったのはここ数年のこと。この先もこれを毎年続けたい なんてさらさら思ってはいませんけれど、とりあえずわたしの口が滑ってこぼれ出たその言葉に 強く異議申し立てすることなく受諾してくれた夫にはちょっとだけ感謝です。さて、その夫も7時台のうちには目覚めて朝風呂を済ませ、8:00を過ぎた頃からは私達は部屋の屋外リビングであるテラスで殆どの時間を過ごしました。気付けば いつのまにか真下のヴェネツィアの運河パラッツォカナルにはゴンドリエさん達が姿を見せていました。船着場にはあとからあとからゴンドリエさんに操られた小舟がやってきてきちんと並び ゲストを迎えるための準備が着々と進んでいるようでしたよ。ところできょうの朝食。当初はベッラヴィスタラウンジでとろうと考えて遅い時間にPSをいれてあったのですが、「ポルトパラディーゾサイドのテラスルーム宿泊時は当然のように朝食はルームサービスにしてきたけれど、ヴェネツィアサイドのテラスで朝食をルームサービスにしたことって今まで一回もないよね~」という話になり、二週間前の朝食がやはりベッラヴィスタラウンジだったこともあり、今回はルームサービスにしてみることにしました。朝食をルームサービス指定することは 今はまだチェックイン手続きの際にしかできないので(近いうちに予約購入サイト経由でできるようになるらしいですが)、夫が昨日サローネ・デッラミーコでキャストさんにお話してベッラヴィスタラウンジの予約をキャンセルしていただき、その上でルームサービスの時間を9時過ぎに指定して手配をお願いしてありました。なのでキャストさんがルームサービスワゴンを押してこのお部屋に入って来られるよう荷物はざっとまとめて部屋の中を片付けて、9:00になるのをテラスで待つことにしました。(皆さんご存じだと思いますが、テラスルームの屋内部分は面積の割に調度品が多く置かれているので意外と狭く、動線も限られるのですよね。)そうこうするうちに、時刻は8:45。ハッピーエントリーも始まって、ヴェネツィアの運河にもゲストがやってくるかしら?そう思ってしばらくパーク内を見下ろしていましたが、たま~にヴェネツィアに姿を現すゲストは皆、運河の脇を通り抜けてアメリカンウォーターフロント方面へと進んでいらっしゃるようでした。(トイストーリーマニアへ向かわれるのでしょうかね~)ゴンドラの運航は一般開園時刻からと決まっていますから、ゴンドリエさん達のお仕事開始もきょうは9:00です。8:55頃には ゴンドリエさん達はイル・ゴンドリエーレ周辺に集合して、ホテルミラコスタの部屋に向かって盛んに「ボンジョルノ!」と手を振ってくださっていましたよ。そして 9:00になる1分ほど前でしょうか。きょうの朝一番のゴンドラのゲストは三世代ファミリーだったようで、ゴンドリエさんの案内で小さな階段橋をゆっくり渡って乗り場へ向かっていき、貸切状態で運河へ漕ぎ出していきました。その後 テラスの手すりに身体を寄せて、ひとくみ ふたくみ と訪れるゲストを数えていたら、部屋の中でチャイムが鳴りました。朝食です!(ドアチャイムはホテルミラコスタでは スイートルーム、ハーバールーム、テラスルームのみに設置されています。特別感があっていいですよね!)さっそく夫がキャストさんを部屋の中へお迎えし、ワゴンのお料理をテラスにセットしてくださるようお願いしました。「今朝はテラスで召し上がるにはちょうどよいお天気ですね~」とキャストさん。―― そうですよね~ここは東向きだからお天気が良すぎちゃうと陽射しが強くて大変ですものね~ほんと、今朝はほどよい曇り空でよかったです。これが快晴だったりしたら、私なんかは朝ご飯食べるのに帽子と日傘が必要になっちゃいますからね。朝食の準備を終えるとまず キャストさんは内容の確認をしつつ説明をしてくださいました。そしてテラスでの写真撮影をお手伝いしてくださり、それが終わるととびっきり爽やかな笑顔を残して去って行かれました。テラスで朝食の際には「鳥がやってくるのでお気をつけください」と毎度教えてくださいますが(実際わたしたちも過去に遭遇したこともありますが)、今朝の私達のテラスには まだ生まれたばかりで人間がいかに危険な生き物か知らないような小さなやせっぽちの雀が一羽やってきたのみで、平和な朝ご飯でした。(きょうのパンはクロワッサン、ミッキー型ミルクパン、チョコデニッシュの三種でした。)(オムレツにミッキー描いてみました。)(↑こういうこと、大人なので人目があるところでは絶対やらないけれど、ルームサービスの時はやっぱりやっちゃいます。)朝食後はテーブルを片付けてワゴンを廊下に出し、再び私達はテラスで時間を過ごしました。10:00前ごろ、パーク開園から一時間が経ったゴンドラ乗り場あたり。ファンタジースプリングス・ライナーが行くのも何回も見ることができました。テラスのテーブルで新聞を読んだりノートPCを広げたり コーヒーをいただいたり と、自宅での休日午前中と同じように寛いで過ごし、記念写真もたくさん撮影し、時刻は11:30過ぎ。私達はようやく部屋を出る準備をして、荷物を部屋に置いたまま出発する連絡をしました。(最近はこのお願いはテレビ画面からできるのですが、夫はサービスホットラインに電話していました。)そして11:50ころに ヴェネツィアの街を見下ろすテラスのあるお部屋をあとにしました。(テラスにあった生花は持ち帰り用の紙袋にぴったり収まってなんだか可愛らしかったです。)(こちらのお花ももちろん、荷物と一緒に帰る時まで預かっていただきました。)そのあとはサローネ・デッラミーコに行ってチェックアウトの手続きをしました。ホテルミラコスタでも現在は チェックアウトの際の精算も荷物を預けるための手配も客室内のテレビ画面からできるようになっているのですが、今回のお部屋はサローネと同じ5階だったので、夫は、――部屋を出てエレベーターまで行く途中で絶対にサローネの前を通るんだから わざわざテレビのリモコン操作して部屋でちまちまやらなくてもサローネでキャストさんにお願いすればいいじゃん?…と思ったようです。チェックインからチェックアウトまで、様々な手続きを対面や電話でなく殆どオンライン上でできてしまうようになったのは私達ゲストにとってとても便利でありがたいことですし、運営する側としても人の手も時間も削減することができてきっと助かることなのだと思います。最近は外国からのお客様もずいぶん増えているので、行き違いなく対応するためにも必要なことなのかもしれません。なので私は、新しい便利な制度はどんどん利用すればいい そのほうが翻ってみんなのためになる、と思うのですが。今も昔も人と話すのがどちらかと言えば好きな夫は、この省人化省力化の流れに素直にのることにやや抵抗があるようです。おそらく、事務的なことに関してなら夫だって省くことにまったく異論はないでしょうが、 ここ舞浜のパーク&ホテルで っていうところに何かすっきりしないものを感じているのでしょうね。ここはただのハコもの遊園地ではないと確信した、パーク開園当初リゾート創業当初のあの価値観がひっくり返るような驚きを、私達はいまだに忘れられないのかもしれません。でも時代は進み、パークやホテルに新しくやってくるようになった人たちの中には、できれば他人との接触や対話のような面倒くさいことは避けたい、システムを駆使して自分の利益さえ確保されればそれで満足、と思う方々も増えているのでしょう。訪れる側にもそこで働く側にもそんな感覚を持つ方々が増えてその割合が高まれば、いまを生きる私達はここ舞浜のパーク&ホテルの変化の潮流に逆らうわけにはいかない と私は思うのです。――まあそんな考えても仕方のないことはいったん頭の隅に追いやって。今回の滞在では訪れるのはこれが最後となるサローネ・デッラミーコはあいかわらず穏やかで いつまででも居たくなるような空間でした。新しくオープンするファンタジースプリングス人気の過熱にともなってホテルの予約も日に日に困難になっていっているので、次にいつサローネにお邪魔できるのか 果たして来年のこの時期も来られるのか、それは何とも言えませんけれど。でも ぜひぜひまた伺いたいと心から思いました。ありがとうございました。サローネを出た後は、PSを入れていた昼食の時間まで少しお散歩して時間を過ごそうと考えて、エレベーターに乗ってロビーに下りました。(その2 に つづく・・・)(ホテルミラコスタのエントランスはやっぱり素敵です)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 19, 2024
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(…その2から続く)サローネ・デッラミーコを出た私達はそのまま部屋に戻ることはせず、今日のうちにもう一度“ファンタジースプリングス”ライナーに乗ろう と ホテルを出てディズニーシーステーションへ向かいました。(特別仕様のリゾートライナーの運航時間は公式サイトで調べられますからね~)さきほどチェックイン前の時間帯にファンタジースプリングス・ライナーに乗車した時は、どの車両にも写真を撮って回りたいゲストがいっぱい溢れていて 車内が物凄く混雑していて驚いたのですが、この時間(18:00過ぎ)はずいぶんと空いていてゆったり乗ることができて楽しかったです。(両パークとも夜のショーやパレードの時間が近づいて皆さんリゾートライナーに乗ってる場合じゃなかったのかもしれません。)絵本の頁を開いたような列車に乗ってゾート内をぐるぐる回り ディズニーシーステーションで下車してからは、降車ホームにあるデッキに出て 暗くなってきたパーク内ディズニーシープラザを見渡しました。時刻は19:00を少し過ぎたところ。リゾートの公式サイトによれば、4月7日からミラコスタ通り入口では 毎夜、ファンタジースプリングス グランドオープンまでのカウントダウンと称して「夜間演出」が行われているそうで、私達は前回来た時うっかり見逃してしまったので今日はぜひ見たいところなのですが…ちょっと見たところ、ライトアップはされているものの何か変わったことが行われている様子はありません。でもね。ミラコスタ通りの入口周辺にはスマートフォンを構えてずーっと留まっているゲストが大勢いるように見えますし、ホームのデッキにもカメラを構えて何かを待っているふうの方が何人もいらっしゃるのです。何分かに一回、何かやる ってことだろうか??そう思って私達もしばらく待っていたのですが、5分経っても10分経っても何も始まらないまま。そろそろホテルに戻ろうか なんて気持ちになってきた7:15頃、ミラコスタ通り入口上の照明が急に変化を始めました。タペストリーを照らしていた灯りが消え、浮かび上がってきたのは「19」の数字。あと19日 の表示です。それとともに、タペストリーに描かれたキャラクター達に順に照明が当たって行き、両側にアナとエルサやピーターパンのシルエットが出現しました。(ラプンツェルも現れたみたいですが私のいるとことからは見えませんでした。)最後は光の粉が降り注ぐようにシルエットがきらきらと輝いて。ミラコスタ通りの入口上のタペストリーはまた元のライトアップされた状態に戻りました。現在パークの閉園時間は21:00ですが、暗くなってから閉園までの間にこれを何回やるのかなあ。そんなに頻繁に(10分ごとに とか 15分ごとに とか)やるわけではないみたいなので、見られて良かったな と思いました。その後はホテルに戻り、部屋に戻る前にサローネ・デッラミーコへ立ち寄りました。ちょうどビリーヴ!が始まる寸前だったので、サローネ内は既に照明を落として入口周辺のカウンターのあるエリアとゲストのためテーブルがあるエリアを分かつ扉も閉じてしまってあったのですが、キャストさんがそーっと扉を開けてくださり中へ案内してくださいました。(ショー開催中は真っ暗になるので、ドリンクなどの提供は一時お休みです。)メディテレーニアンハーバーが見渡せるいくつかの窓辺にはそれぞれゲスト(ほぼ全て男女お二人連れ)がいらっしゃったので、私達は一番奥の「ピアッツアビュー」にあたる窓辺へ。すぐに時刻が19:30になり、ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~が始まりました。「正面からしっかり鑑賞」は何度か(前回も)させていただいているので、今夜は主に ビリーヴ!開催中のサローネ内はどんな感じになるのかなあ? それぞれの窓からは何がどんなふうに見えるのかなあ? …という純粋な興味で伺ったのですが、こちらの奥の窓からは向かい側のホテル外壁に投影される映像がたいへん鮮やかに迫ってくるように見えて 大迫力でした。こんな映像が次から次から流れるようにこちらへやってきて すぐ目の前でダイナミックに動くのですからね~ショーの中に巻き込まれていくみたいな気持ちになりましたよ。アラビアンコースト側のピアッツアビューのお部屋の窓からは ビリーヴ!はだいたいこんな感じに見えるのかな。サローネ・デッラミーコ内の照明が点灯したのはショーが完全に終了してから。20:05頃からはアルコールやソフトドリンクの提供も再開されました。私達はしばらく奥の窓辺の大きなテーブルで好き放題におしゃべりしながらお酒をいただいていましたけれど、徐々に周囲のテーブルが埋まってきたようだったので、パーク閉園が近づいて混雑してくる前に… と20:30には席を立ってサローネを出ることにしました。長い廊下を歩いて部屋に戻り着き 奥のベッドルームを覗くと、私達が部屋を開けていた間にターンダウンが終わっていて ベッドの上にはパジャマが準備されていました。パジャマの傍らには何やら小さなタオルが丸まっているように見えたので近づいてみると これはミッキー?!この他にもいろいろ、夜を迎えたお部屋には楽しい細工がされていて また嬉しいお心遣いもあったりしてちょっと感激してしまいましたよ。その後は、閉園に向かっていくパークの気配を感じながら 私達はテラスで時間を過ごすことにしました。こちらのテラスルームはパーク内からの視線を気にしなくても済むので、ビールをいただいたりおしゃべりしたり、写真を撮影したり、リラックスして自由に過ごすことができます。(あんまり声が大きいとお隣のテラスのお邪魔になるかもしれないので そこはちょっと注意が必要ですが。)夜を迎えたヴェネツィアサイドのテラスルームは昼間にも増して「おうち感」が強くなったように感じられて、本当、「このままここに何日か滞在したいなあ」って思ってしまいましたよ~やがて21:00が近づくと、パーク内には閉園予告アナウンスが流れました。真下を見下ろしてみると、ヴェネツィアの運河には小さな旅を終えて船着き場に戻ってくるゴンドラはあるものの この時間から出発する舟はもう無いようでした。リストランテ・ディ・カナレットも、店内には人の姿があってまだ営業は終わっていないようでしたけれど、人気のテラス席にはもうゲストの姿はありませんでした。21:00を過ぎて パークの閉園時刻が過ぎたことを知らせる男声アナウンスが繰り返し流れるようになっても、私達はしばらくテラスで過ごしていました。(テラスルームの場合は「テラス」がリビングルームみたいなものですから。)やがて21:30近くなってくると、宿泊者の皆さんがパークからホテルに戻っていらしたのか ヴェネツィアサイドの客室の窓におもしろいように続々と灯りが点き始めました。サローネ・デッラミーコもそろそろラストオーダーの時刻、お隣や周辺のお部屋にもそろそろ宿泊の方がお戻りになるやもしれません。では。このあたりで屋内に戻って休む支度をしようかな と、私達は夜のテラスのテーブルをいったん離れることにしました。入浴したり明日の支度をしたりする間もカーテンは閉じていたもののテラスへの窓は開け放していたので、室内にはパークのBGMがずーっと聞こえてきていました。が、その音楽も22:30に止まり(ほんとうに唐突にプツっと止まるんですよ!)、ディズニーシーのヴェネツィア地区には文字通りの静かな夜が訪れました。これがもしもポルトパラディーゾサイドのお部屋だったりしたら、―― 閉園後のハーバー水上に船か何か出てくるんじゃないか? ―― ピアッツアトポリーノで何か面白いことが始まるんじゃないか? …などといろいろ妄想が膨らんでしまってなかなか眠れないところですが(二週間前の夜がまさにそうでしたからね!)、きょう夜を過ごすのはヴェネツィアサイド。あしたもパークへ出かけるつもりはないし、朝食も遅い時間にお願いしてあるので早く休む必要もないのですが、なんだか今夜はよく眠れそうな気がします。平和で安らかなパークの気配を感じながら。おやすみなさい。(翌日につづく)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 18, 2024
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(…その1から続く)最初に明かしてしまいますけれど、本日私達が宿泊するのはヴェネツィアサイドのテラスルームです。正式な呼び名で言うと、「スペチアーレルーム&スイート ヴェネツィアサイド テラスルーム」ということになります。窓を全開にすることができて、いつでも自由にテラスに出ることができて。しかもポルトパラディーゾサイドのテラスルームと違ってパークからの情報があまり入ってこないので心穏やかに過ごすことができ、今回のようにのんびり休日を過ごしたい時にはぴったりの客室だと私は思います。…というわけで、ホテルに入館した後は5階のサローネ・デッラミーコへ、二週間ぶりの「ただいま」~伺ったときはちょうど15:00でしたけれど、皆さん既にチェックインを終えてお部屋に向かわれた後だったのか、はたまた前回そうだったように事前にオンラインチェックインして訪れる方が増えたせいなのか、サローネの中は空きテーブルばかりの状態でとっても静かでした。大きな窓からはポンテヴェッキオの向こうの大海原も見えて。ああ。 いいなあ。またあとでこの景色を見にここに来よーっと。前回来た時はお部屋がバルコニールームだったので、お部屋からの眺めがいろいろと面白すぎてサローネ・デッラミーコ滞在時間が短くなっちゃったけれど、今回はもっとたくさんの時間をこの場所で過ごしたいな。そんなことを考えているうちにチェックイン手続きも終わったようで、私のお誕生日カードやらシールやらもいただいて 夫が戻ってきました。きけば、今日は自分たちだけで本日宿泊するお部屋に向かうことになったそう。(夫がキャストさんとどんなやり取りをした結果なのかはわかりませんけど。)そのうえ何やら今日のお部屋は、かなり遠い「端っこのほう(夫談)」とのこと。ほほう。ではでは参りましょうかー――と、サローネを出て右手へと進み。廊下を歩いてヴェネツィアに突き当たり、さらに右手へ歩いてテラスルームとスイートルームが並ぶ一角にさしかかり。ようやくたどり着いた本日の宿泊先は 5室あるヴェネツィアサイド・テラスルームの中でも一番奥に位置する客室でした。ヴェネツィアテラスに泊まるのは今回が5回目ですけれど(たぶんね)、ここは初めて!ミラコスタのテラスルームはどちらのサイドでも一室一室テラスの造りが違って個性的なので、今回のお部屋のテラスはどんななのか 楽しみになってきましたよ。ドアを開けると、まず見えるのはリビングコーナー。テラスルーム独特の間取りです。ここ数年は入室時に遮光カーテンが閉じられているので、窓からの景色やテラスの様子は室内に足を踏み入れて自分でカーテンを開けてみるまではわかりません。で さっそく、部屋に入ってカーテンと窓を開けさせていただきました。そして テラスへ。テラスに出て、まず目に飛び込んできたのは右手側 アメリカンウォーターフロント方面の景色です。タワーオブテラーが覗いてる。部屋位置が一番端なので アメリカンウォーターフロントの港に停泊するSSコロンビア号の姿は予想通り建物に隠れて見えませんでしたけれど、タワーオブテラーは見えました。左側はヴェネツィアンゴンドラ乗り場の向こうに美しいホテルの建物が伸び それに抱かれるようにしてプールがちらっと。ホテルミラコスタ・ヴェネツィアサイドを愛する皆さんにはたまらない景色かもしれませんね。テラス正面真下、見下ろしたところには運河とリストランテ・ディ・カナレットなど ヴェネツィアの街並みが広がります。遠くに目を遣ると、 あっ! リゾートライナー!緑の中を行くファンタジースプリングス・ライナーも眺め放題です。そしてこの部屋のテラス。見上げるとこんな鐘楼のような塔のような建物が目に入ります。この建物があることでテラスの隅にはこんな鋭角のスペースが生まれています。この鋭角のスペースはベッドルームの小窓の外側に当たっていて、室内からも見えるようにちょうどいいサイズのグリーンがこうして置かれているんですよ。ここだけ見ると なんだか「お家」のテラスみたいでしょ?隠れ家みたい?―― やっぱりいいわあ~初めてヴェネツィアサイドのテラスルームに泊まった時も思いましたけれど、このカテゴリーのお部屋って「パーク内のホテルに宿泊している」っていうよりも「ヴェネツィアの街のアパートの一室にひっそり暮らしている」みたいな気分になるのですよね~(私だけかしらん。)お向かいの建物やお隣のテラスに洗濯物が翻っていても許せるんじゃないか っていうか、テラスのそばの煙突から香ばしい匂い(オリーブオイルやにんにくの香り)が漂ってきてもまあそれもアリかな っていうか…いやあ もう、できることならしばらくここに「住みたい」。同じように思う方、いらっしゃるんじゃないでしょうかねえ。一晩を過ごすことになるお部屋のテラスを隅から隅まで点検観察(?)し終わって ようやく落ち着いて私は一度お部屋の中へ。最後にヴェネツィアサイドのテラスルームに宿泊してからもう6年も経っているので、まあ6年もあれば内装を補修したり椅子を張り替えたりカーテンを交換したり はなさっているでしょうけれど、どこか大きく変わったことはあるかしら? と見まわしてみました。と、ソファのクッションの色が以前と変わって深い色合いになっているのに気が付きました。ということは、ベッドのボルスタークッションも? …などと思って確認したら、やっぱり同色のものになっていました。(参考までに、以前のクッション類はこちらの日記の最後にあるような青磁色でしたけれど、新しい色もベッドスローやカーペットと雰囲気が合っていて良いかも と思いましたよ。)テーブルの上の生花も健在で安心しました。お花の持ち帰り用の袋は以前はビニール袋でしたけれど 時代を反映してか小さな紙袋になっていました。その後は16:00頃からサローネ・デッラミーコにお邪魔して ただひたすらメディテレーニアンハーバーを眺めて過ごしました。16:10からは“ファンタジースプリングス”スペシャルグリーティングが始まりましたが、サローネにいらっしゃる方はごくわずかでした。グリーティングが終了してからも 私達は窓辺でそのままお茶をいただいて過ごしました。この時間帯のサローネには殆どお客様もいらっしゃらず、ほんとうに静かでしたよ。今回のホテルミラコスタ滞在はこれがしたくて決めたようなものですから、何もしなくてもここにいられるだけで私は満足でした。(水上を行く小さな船は、ポンテヴェッキオをくぐったらそのまま大きな海まで漕ぎ出していってしまいそうです)夫も呆れるほどただ黙ーってハーバーを眺めていたら いつの間にか時刻は17:00。アルコール提供時間帯になり、テーブルには前菜プレートも届きました。(前回お邪魔した時は逆向きに写真を撮ったのですけれど、キャストさん達としてはこちらがゲストに対しての正面、この置き方が正しいみたいです。)このころにはパーク内では19:30からの“ビリーヴ!”鑑賞エリアの準備が着々と進んでいたようでした。17:30を過ぎると あんなに空いていたサローネにもゲストが少しずつ訪れるようになってきたので、二時間近くも窓を独占していた私達は このあたりでいったんおいとましよう と席を立ち、サローネ・デッラミーコをあとにしました。18:00になる少し前のことでした。(その3 に つづく・・・)※私達がサローネ・デッラミーコで二時間も眺めていた景色「窓からの眺め」としては、ポルトパラディーゾ・スイートの窓からと同じような感じになりますかね~◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 18, 2024
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大型連休中の舞浜をあとにしてから二週間後の土曜日。私達はふたたび ホテルミラコスタの正面玄関へと戻ってきました。車寄せで待ち受けてくださっていた元気なドアサービスキャストさんに荷物を預かっていただいのは10:30過ぎ頃。到着する車の波も落ち着いて朝の慌ただしさもひと段落といった時間帯だったからでしょうか、こちらから何も告げないうちに ぜーんぶお任せしちゃってください!! といわんばかりの打てば響くような手際の良さで、その頼もしい笑顔に私は久しぶりに清々しい気持ちになりましたよ。ロビーに足を踏み入れ仰ぎ見るのは、前回舞浜を去る時に見たのと同じ天井画。あれからもう二週間も経ったとは。月日が経つのは早いものです。さて。本日ホテルミラコスタにやってきた目的は 5月後半にある私の誕生日祝いのため。物のプレゼントは何もいらないから… という 昨年同時期のディズニーランドホテル泊と同じような顛末を辿った結果です。でも、――あれあれ~? それってたった二週間前に結婚記念日と一緒に祝いませんでしたっけ??そうおっしゃる向きもあるでしょうが、あくまで前回のは「結婚記念日のお祝い(注:私にとっては)」。きょうこそが正統単独「私の誕生日祝い」なのです。(!!)もともと私は自分の誕生日祝いに関しては頓着しない方で、最近までは夫の誕生日ばっかり毎年いっしょうけんめい祝ってきたのですけれど、数年前あたりから「スケジュールの都合がつけば(意訳:諸々予約などの手配が整えば)舞浜で祝っちゃってもバチ当たらないんじゃない?」となんとなく思うようになってきました。きっとそれもこれも年齢が上がってきたせいなのかもしれません。(なんでも年齢のせいにして甘える中高年。)まあそんなわけで、誰からもどこからも異論は出ぬまま今日はホテルミラコスタにやってきたので、この週末はパークも行かずに好きな客室と好きなレストランを楽しみながらのんびり過ごそうと思います。まずは手始めにリゾートラインに乗って話題の新エリア周辺の様子を見に行こうかな と、駐車場からロビーに戻ってきた夫と一緒にディズニーシーステーションへ向かい、フリー切符を購入。カウントダウン表示をしているフォトロケーションも忘れずにカメラに収めました。やってきたリゾートライナーに乗り込んでベイサイドステーションで降り、駅舎からグランドオープン間近のファンタジースプリングスホテルを眺めてみました。目隠しの塀さえ取り払えばもう完成といった感じです。時折、ホテルの車寄せまで続く長い坂を黒塗りの高級車が上っていく様子も見られ、ホテル前の路上にも多くの私服キャストさんの姿もあって、なにやら今日は大事なお客様向けのプレビューでも行われているのかなあ と思いましたよ。こちらの屋根のあるあずまや風の施設はホテル専用のパークエントランス関連のものなのかな?と以前から思っていましたけれど…駅から出て植栽越しに見てみたら「東京ディズニーシー・ファンタジースプリングス・エントランス」という看板が設置されていたので、やっぱりそうなんだ と確信しました。この屋根の下で入園前の保安検査を行うみたいですね。もうちょっと見ていたかったのですが、昼食の予定があったのでこのあたりで一旦切り上げて 私達はホテルミラコスタへと向かいました。PSを入れてあったベッラヴィスタラウンジ店頭に着いたのは11:30頃。土曜にしては空いている店内を通り抜け 窓辺のテーブルまで案内していただき、夫の方はメインに大好物のポークがある「ベッラヴィスタラウンジ・ランチコース」を、私は「“ダッフィー&フレンズのカム・ファインド・スプリング”ランチコース」をお願いすることにしました。そしてお祝いなのでフランチャコルタのグラスも(今日はこのまま宿泊なので夫も)お願いして、乾杯することにしました。以下、いつものようにお料理の記録です。はじめに私の注文したスペシャルメニュー「“ダッフィー&フレンズのカム・ファインド・スプリング”ランチコース」を簡単に。前菜はスモークして炙った鰹にサラダ。カツオの下のサラダはみょうがやタマネギ、フェンネルなど。上にハーブとトマトを使ったソースをたっぷり添えて、トッピングはグリーンアスパラとフライドケール。彩りきれいで味は爽やか、この時期おいしい鰹のタタキも たまにはこんなふうに使ってみてもいいなと思いました。パスタは春らしい色あいのロングパスタ。具材はたっぷりのサルシッチャとパセリに紫タマネギ、筍の一種など。手前の若緑色のはそら豆のエスプーマです。パスタはスパゲッティより太めの「スパゲットーニ」で、お肉たっぷりの上にそら豆のコクも加わっていたので 食いしん坊さんでも満足度高いんじゃないでしょうか。メインはお魚の方にしました。イサキと帆立貝柱のインパデッラ。上のまあるいのがパン粉とハーブをまとった帆立貝柱です。ソースはサフランで風味付けした白ワインソース、具材はマッシュルーム、アサリなど。皮目パリッパリのイサキの下にはキャベツ、上には刻んだスナップエンドウやイタリアンパセリ、ラディッシュなどをトッピング。酸味がきいていて見た目も春らしく、私の好きな「これぞベッラヴィスタラウンジのお魚料理」といった感じのお皿でした。ここまでどのお皿もハーブや野菜がたっぷりで、ダッフィー達が遊ぶ「春の野の草むら」に見えなくもないといった見た目でなかなか楽しく、その上美味しくいただけたので良かったです。デザートはタルトフランとジェラート盛り合わせ。夫が食事前にキャストさんに「今日は妻の誕生日祝い」とかなんとか話したので、私のお皿には小さなバースデープレートもプラスされてやってきました。ありがとうございます。真ん中のカスタードタルトの上にはグレープフルーツ、卵に見立てたグレープフルーツジェラートとお花やイースターエッグを模った砂糖菓子などがのっていて、春のお花畑か大きな植木鉢のようです。手前と左右の三方にはダッフィーのお友達クッキー・アンと同じ色のオレンジのバブル。「クッキーアンちゃんのエッグハント」をテーマにしたデザートだそうですよ。夫の選んだベッラヴィスタラウンジ・ランチコースも写真だけ載せておきますね。(6月末までの内容です。)前菜は鶏のゼリー寄せとサラダ。パスタは海老とトマトと長いも、オリーブ、ルッコラなどを使ったコンキリエ。(こちら、ものすごーーーく美味しかったそうです。)メインは夫の大好きなポークのアッロースト。(外れなし! とのこと。)デザートはメロンジェラートとメロン、アーモンドパンナコッタ。こちらのコースも、どのお皿もお花畑のような野原のような盛り付けで春らしく きれいでしたよ。(そしてとっても美味しそうでした。)お食事を終える頃になると キャストさんがテーブルにやってきて「お誕生日と伺ったので」とお店のカメラで記念写真を撮影してくださり、すぐにプリントして簡単なカードフレームに入れてプレゼントしてくださいました。(ゲストからの申告制なのでしょうかね~)ベッラヴィスタラウンジでささやかながらも私の誕生日を祝っていただいたのって、たぶん20年ぶりくらいのことです。20年前の時も同じような流れで写真をプレゼントしていただいたと思いますが、…当時はアニバーサリー用のオプションプランもまだできる前で 確かポラロイドカメラでの撮影だったよね~… などと、夫と二人で過去を振り返って盛り上がってしまいましたよー時は流れ、ほんとうに様々なものがどんどん変わっていきますね。ベッラヴィスタラウンジでの小さな写真は良い記念になりましたし 遠く20年前の思い出に浸ることもできたので、今日ばかりはおしゃべりでお調子者の夫に感謝です。キャストさん達にありがとうとさようならを言って、また来ますね とお店を出たのは13:30を過ぎた頃でした。チェックインまではまだ一時間以上も時間があったので、私達はもう一度リゾートライナーに乗ってみようとホテルを出てディズニーシーステーションへ向かいました。と、連絡通路の途中で。「ああーっ! ファンタジースプリングス・ライナー!!」行っちゃったー…5月7日から運行を始めた「東京ディズニーシー“ファンタジースプリングス”ライナー」、公式サイトですぐに調べると 今日はこのあとしばらくは走っているようでした。なので駅で待ち受けて乗車してみました。やってきたブルーの車両に乗り込むと、中には様々なお話のイラストと文章が。こちらは「眠れる森の美女」。車両ごとに描かれている物語が異なり、まるで走る絵本のようです。こちらは「アナと雪の女王」。「ポカホンタス」。「ピーター・パン」。「塔の上のラプンツェル」。こちらはミッキーとミニー。「ミッキーの巨人退治」でしょうか。今度よく読んでみますね~窓にはファンタジースプリングスの綺麗なロゴ。座席にも。こちらの車両は来年の春(4月初め)まで運行するそうですよ。おとぎ話を運ぶような車両に乗ってリゾート内を何周かした後、チェックインできる時間が近づいてきたのでそろそろ…と 私達はディズニーシーステーションで下車しました。ホテルミラコスタへの連絡改札を通って通路に出ると、つつつー…っと駅を出ていくファンタジースプリングス・ライナー。ゆっくりとカーブを曲がって去っていく車両の後ろ姿を見送った後、私達はホテルミラコスタへと向かいました。(その2 に つづく・・・)** ベッラヴィスタラウンジ の ”ダッフィー&フレンズのカム・ファインド・スプリング”ランチコース **・カツオのセミクルード トマトとマジョラムのソース フェンネルと茗荷のインサラータ・スパゲットーニ サルシッチャとソラマメ・イサキと帆立貝のインパデッラ 浅蜊 サフラン香るマッシュルームのソース または 牛フィレ肉のビステッカ チャンボッタ カルチョフィのピュレ・タルトフラン グレープフルーツジェラート・コーヒー または 紅茶 ・・・・・・2024年4月1日~6月30日(6700)** ベッラヴィスタラウンジ の ベッラヴィスタラウンジ・ランチコース ** (2024年4月1日~6月30日のメニュー)・阿波尾鶏のアスピック オレンジとセロリのインサラータ サルサ・ヴェルデ・コンキリエ シュリンプ 長芋 トマト・イサキと帆立貝のインパデッラ 浅蜊 サフラン香るマッシュルームの ソース または ポークロインのアッロースト ポテトとローズマリー ホースラディッシュのクレマ・アーモンドパンナ・コッタ メロンのジェラート・コーヒー または 紅茶(5200)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 18, 2024
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(…その1から続く)ディズニーシーのパークが一般開園時刻を迎え、ハッピーエントリー開始の時とは桁違いの数のゲストがピアッツアトポリーノに流入してくるのを見届けてから、私達は部屋を出て スペチアーレルーム&スイート宿泊特典の朝食会場となっているベッラヴィスタ・ラウンジに向かいました。エレベーターを経てものの数分もかからぬうちに店頭に到着して名前を告げると、すぐにテーブルまで案内していただくことができました。さて。ベッラヴィスタラウンジの朝食ブッフェは昨年6月からガラッと内容が変わったということで、席に着くと今朝はキャストさんから大変ていねいな説明がありました。以前の朝食ブッフェとの一番の違いは、メニューが「自分で作るサラダ中心」になったということ。店内中央にそのサラダカウンターがあり、ベースとなる様々な野菜やきのこ類の他、トッピングになるような海藻や魚介類やチキンやコールドミート、チーズやカポナータやオリーブ、フルーツなどが用意されていました。ドレッシング数種類の他に良質なオリーブオイルや塩や香辛料なども置かれていて、いかにも「イタリアの朝食」といった感じです。もちろん、以前よりは種類は減ったものの 前菜のようなものや卵料理、ブイヤベースのような具だくさんのスープなどもパンやヨーグルトやジュース類と一緒にバーカウンターの方に並べられていました。デザートの用意もありましたよ。そしてそして、朝食ブッフェとは別に料金を支払うことにはなりますが、スパークリングワインや赤白のワインも注文できるようになりました。(朝から! ですよ!)好きなように盛り付けた私のお皿。朝食というよりはランチの前菜の魚介マリネサラダみたいになりました。なので当然 スパークリングワイン(フランチャコルタ)もお願いしてみましたよ~(!)実は、ベッラヴィスタ・ラウンジで朝食をとる際 いつも「このお店のこの朝食内容なら絶対スパークリングワインが合うのになあ…」と心の中で密かに思っていたので、長年の夢が叶って個人的にはとっても嬉しかったです。ゲストも少なくゆったりとしたベッラヴィスタ・ラウンジでの朝食を終え、部屋に戻ったのは10:30頃でした。それから私達はバルコニーに出て、ホテルミラコスタ宿泊時恒例の「部屋での記念撮影」をしました。見上げれば どこまでも青い空。お天気が良すぎてついつい笑っちゃうほどです。気温もこの時期としては高いんじゃないかな? 今日の舞浜は完全に「初夏」の気候のように感じられました。(ガラス窓にプロメテウス火山と青空が映っていましたよ!)バルコニーで、室内の窓辺で、と時間をかけて何パターンもの写真撮影をした後は、カーテンも窓も開け放したまま そよぐ風や室内に流れ込んでくるパークの音楽を楽しみながら部屋の中を片付けつつ荷物を整えました。そうして最後にもう一度 バルコニー越しのパークを眺めながらコーヒーをいただいて、私達は部屋を出ました。 11:50頃のことでした。荷物を部屋に置いたまま出発する手配はしたもののチェックアウトの手続きはまだしていなかったので、私達はそれから5階のサローネ・デッラミーコへ。(現在はホテルミラコスタでも レセプションやサローネに立ち寄らなくても部屋で出発前にクレジットカード精算することが可能になっているのですが、「いや、わざわざ画面通してやらなくてもサローネすぐそこなんだから行って精算すればいいじゃん! サローネ行きたいし!急いでないし!」と夫が言うもので。ごもっともと言えば ごもっとも なのですけどね。)間もなく12:00になろうかというサローネ・デッラミーコ内は、チェックアウト手続きするゲストよりもむしろ休憩しがてらプリチェックインに訪れたゲストの方が目立つような状況で 大変静かで落ち着いて過ごすことができましたよ。その後の私達はいったんディズニーシー&ホテルミラコスタを離れ、お買い物と用事を済ませるためにイクスピアリへと向かいました。再びホテルミラコスタに戻ってきたのは13:40くらい。ホテルエントランスへと続く見慣れたこの坂も、お天気の良いきょうの青空の下では光の加減も影の出方もいつも私達が通りかかる朝の時間帯とは違っていて何か新鮮でした。ホテルに入館した後は、お昼ごはんのためにシルクロードガーデンへ行きました。お昼ごはん って言っても、さきほど10:30まで朝ご飯食べていたのであんまり空腹にはなっていないのだけれど。(私はスパークリングワインまでいただいちゃったしね!)でも、最近めっきり席が確保しづらくなってしまったシルクロードガーデンなので、行けることになったら行っておかないと後悔しそうですからね~公式サイトによれば現在シルクロードガーデンで提供しているランチメニューは「コース」っていうよりなんだか飲茶っぽいみたいだし、それならコースより軽いだろうし、そんなにお腹空いてなくてもきっと美味しくいただけるよ!…と思っていた私達。入店後メニューを眺めて、その「飲茶っぽい」と思っていたスペシャルメニュー、「“ダッフィー&フレンズのカム・ファインド・スプリング!”カントニーズランチ」というのを注文したのですが。これがまあ、ボリュームがあるうえにいつものコースとちょっと勝手が違い、もー大変~ でした。注文を済ませると可愛らしいトレイがセットされ、そのあとすぐに人数分の前菜盛りプレートがドドーンとテーブルにやってきました。この細長い前菜のお皿、内容としては…小さな丸いお皿のが焼売、花椒ソース。四角いお皿が自家製叉焼、紫キャベツの甘酢漬けとシナモン風味のお豆。足のついたグラスの中身はイタヤ貝とお豆腐、紹興酒のジュレ添え。背の低い透明の器の中は季節野菜(スナップエンドウ、長芋、筍など)を青さ海苔ソースで和えたもの、上にとびっこをトッピング。「どうぞお召し上がりください。このあとお料理もお持ちします。」とキャストさんがおっしゃるので まずは前菜からね~ と食べ始めようとしたところ、2~3分後くらいには温かいお料理までテーブルにやってきてしまいました。せいろに入った花巻も。シルクロードガーデン定番のお料理が三種。「海老のチリソース」「大山鶏の蒸し物、ナンプラー葱ソース」「真鯛と帆立貝柱と季節野菜(本日は黄パプリカ、エリンギ、紅大根など)の炒め」。「こちらでお料理は全てです」とキャストさん。できあがったテーブルの まあ豪華で賑やかなこと。これで二人分。あとから出てきた温かいお料理は一皿一皿(一人前)が少量に見えますけれど、以前のランチコースで提供されていたお料理一人前よりも量は多いんじゃないかと思います。さらに、花巻は「おかわり自由」だというのですからね~かなりのボリュームだということがおわかりいただけるでしょうか。いやあ。そんなに空腹でなかったせいもありますし私達がもう若くないせいもあると思うのですが、正直なところ テーブルいっぱいに並べられたお料理を見ただけで視覚的に「おなかいっぱい」になってしまって、ちょっと戸惑ってしまいました。あとですね、こんな調子ですから中高年の私達は食べ進むのに時間がかかってしまい 前菜を食べ終えて温かいお料理に手を付ける頃にはすっかり冷めてしまっていて、せっかくのシルクロードガーデンのできたてのお料理を一番良い状態で楽しむことができず、少し残念に思いました。いつものようなコースだったら時間をおいて一皿ずつ 出来たてのものを少しずつテーブルまで持ってきていただけるので、量が多くても空腹でなくても合間におしゃべりなどしているうちに結構食べられるのですけれどね~今回のメニューもせめて「前菜」と「お料理」の提供の間を10分程度あけて提供してくださったら、温かいお料理の良さをもう少し味わえたかな と思います。(でも、全てのお皿をテーブルに並べて「じゃじゃ~~ん!」と披露するのが今回のメニューのコンセプトかもしれないので、注文してしまったゲスト側としては何も言えないのですけれど。)まあ、ひとつひとつ持ってこられるコース料理よりもこんな感じで一気に全部持ってきてくれた方がいい という方もきっといらっしゃるでしょうし、人の好みはいろいろですからね。今はきっと試行錯誤の時、メニューだけでなくシルクロードガーデンというお店の在り方そのものもいろいろ試している時期で、今後きっと何かしらの変化があるのかもしれませんね。と。まるで全部食べ終わっちゃったみたいに締めちゃいましたけど、このランチにはちゃんとデザートもあったのです。可愛らしいデザートプレート。左の丸いのはイースターの卵に見立てたマンゴーとジャスミン茶のソルベ。右のはオレンジムースに八角風味のジュレ、フレッシュフルーツ。ソースは蜂蜜レモンソースとのこと。春を見つけにやってきた(エッグハントかな?)ダッフィーとお友達もお砂糖菓子になって登場です。「カム・ファインド・スプリング」というランチメニューのタイトルを一身に背負っているかのようなデザートでした。とにかく想像以上におなか一杯になって、お店を出たのは15:20過ぎ頃でした。シルクロードガーデン入店からここまで一時間半も経っていません。以前のようにシルクロードガーデンのランチタイムがコース主体だったら、とてもとてもこんな短時間ではお食事を終えてお店を出ることはなかったでしょうから、今回のような提供方法は「ゲストの回転を良くする」という目的もあるのでしょうね~ きっと。ホテル開業から今年で丸23年。携わる人が入れ替わればお店だってホテルだって変わっていく。―― 時間の流れは止まらない 止められない。ここ舞浜ではホテルミラコスタ自身すらも時空を旅する大きな船だってことを 忘れちゃあいけないのよねー… ロビーに出て、ミッキーの乗る帆船と天井画を仰いで、そんなことをあらためて私は実感してしまったのでした。ベルデスクに行って荷物を用意していただき、車に積み込むお手伝いをしていただいて、私達がホテルミラコスタの正面玄関から旅立ったのはまだ16:00になる前のことでした。大型連休中の しかもチェックインタイムに重なる時間。ロビーからエントランスにかけて今日この時間のミラコスタはなんだか慌ただしい様子で、いつもの去り際のような感傷的な気分に浸る間もなく、私達は珍しくあっさりと舞浜の丘の上のホテルをあとにしました。私達の結婚記念日に絡めての舞浜滞在は今年は二泊三日、それも二泊とも今まで宿泊したことのないタイプのお部屋となりました。(「未体験」のことってまだまだ際限なくあるものです。)いつもならキャンセル期限直前になって「ゴールデンウィーク中で宿泊料金も割高だし、前泊はやっぱりもったいないかな~」と悩んだりするところですが、今回はほぼ迷うことなくそれも決行。レストランも 宿泊者特典枠も利用してS.S.コロンビア・ダイニングルームとマゼランズの両方、内容が新しくなったベッラヴィスタラウンジの朝食に加えてシルクロードガーデンまで、「かなり豪勢になっちゃうけど行けたらいいな」と思って多めに予約していたお店には結局全部いくことができました。それもこれも、今までだったら「予約できているけど全部は贅沢すぎるからひとつにしよう。残りはまた次の機会でいいよね?」と考えたであろうことも、最近はうっすら「次はもう無いかもしれないから いま機会を得られたんだったらいま行っておこう」と考えるようになってきたからです。10年前、20年前には思いも及ばなかったことだけれど、年齢を重ねるとこういう心境の変化が起こるものなんですねえ。そして年齢を重ねても 健康不安を抱えるようになっても、もう少しの間はマイペースで舞浜を訪ねたい。年に数回くらいはパークも楽しみたいし、起ころうとしている新しい変化も見てみたいと思ってしまうのです。ありがたいことに ここ最近の舞浜には、だんだん無理ができなくなってきた私達のような年代の者でもなんとか楽しめるように助けてくれるプランやシステムが続々と登場してきています。そんなものの恩恵も受けながら近いうちにまたこの舞浜の地に戻ってこよう 必ず。控えめながらも貪欲な私は、また今日もそんなことをひとりこっそり考えながら 家に帰ったのでした。(おしまい)** シルクロードガーデン の “ダッフィー&フレンズの カム・ファインド・スプリング!” カントニーズランチ **・前菜・中国蒸しパン・海老のチリソース・真鯛と帆立貝の炒め・大山鶏のスチーム 葱とナンプラーソース・八角香るオレンジムース マンゴージャスミンティーソルベ ・・・・・・・・・2024年4月1日~6月30日(7000)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 5, 2024
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(前日から続く)まだ暗い部屋の中で ふと目覚めたのは4:00過ぎのことでした。頭は殆ど眠っていましたが、 目が覚めちゃったんだもの外の様子を見なきゃ… という、ホテルミラコスタ宿泊時のみ発動する謎の本能に突き動かされ、私はバルコニーに出ました。と、パーク内の街角の照明はまだ点いたまま。夜明け前のピアッツアトポリーノには 路面を洗い流すようなかすかな水音が聞こえていました。――もうちょっと明るくなるまで眠ろうそう思ってベッドに戻り、寝過ごしてしまわないようアラームをセットして 私は目を閉じました。次に目が覚めたのはちょうど一時間後の5:00過ぎ頃。開けた窓からは鳥の声がきこえてきていました。カーテンを開けたままにしてあったので、空が薄赤くなってきたことはベッドにいてもよくわかりました。一時間前までは点いていることがはっきりわかったパーク内の照明や街灯のあかりも もう感じられません。消灯したのかな?おそるおそるバルコニーに出て手すり際まで行くと、ハーバーの水面にはなんとなくですが「逆さプロメテウス火山」が映っていました。水上に船も何も出ていない状態で 無風で波がない時でないと見ることができない 逆さプロメテウス。きょうのお部屋は3階なのでややわかりにくいですが、早起きしたおかげで見ることができました。(パークが活動を始めてしまうと見ることはできませんからね!)5:20を過ぎるとプロメテウス火山には朝陽が直接当たるようになり、水域一帯はオレンジ色に染まり始めました。ホテルミラコスタのポルトパラディーゾサイドで迎える朝はいつも、ぼーーっと景色ばっかり眺めているうちに あっという間に時間が経っていってしまいます。――そろそろ着替えなくては。きょうはパークに出かける予定はありませんが、とりあえず部屋の外に堂々と出られるくらいに身支度を整えないとね と思い、私は室内に戻ることにしました。シフォンのカーテンだけは閉じていたものの身支度する間も窓は全開にしていたので、バルコニーの向こうからは早朝のいろいろな「音」が室内にまで飛び込んできました。5:40頃には、パークの奥からなのかパークの外からなのかわかりませんでしたが マイクを通した男声の声が微かに聞こえてきました。6:00になると、窓の外では お馴染みのメディテレーニアンハーバーBGMがごくごく小さな音で流れ始めました。6:20くらいになると廊下側からも 朝食レストランやパークへお出かけになるのでしょうか、声を潜めてゲストが通って行く気配も感じられるようになってきました。(今回のお部屋はエレベーターホールに近かったのでね~)パーク側のほうからも何やら気配を感じたので外に出てみると、お隣にずらーっと並んでいるバルコニーにお子さんたちが出ていらっしゃって 手すりの間から小さな手を伸ばすようにしてパークに向かっていっしょうけんめい振っていらっしゃいます。 みると、手を振るその先にはピアッツアトポリーノを横切っていく私服のキャストさんの姿が。まだ6:30前ですけれど、もうご出勤なのですねえ。陽が当たり始めたピアッツアトポリーノにはこのあともキャストさんがぽつりぽつりと現れて、それぞれの仕事場へと向かっていらっしゃいましたよ。7:00ちょうどには パーク内に流れるBGMのボリュームがぐんと上がりました。バルコニーから見下ろすと、部屋の真下のグッズを販売するワゴンにも レストランのテラス席にも、開店準備をするキャストさん達の姿が見えました。私達が普段パーク内でお世話になっている見慣れた制服姿のキャストさんも 続々と広場を横切って出勤していらっしゃるようでした。もうこうなってくると、パーク内にはゲストの姿がないだけで 迎えてくださるキャストさん達にとっては完全に「きょうの一日」が始まっている状態なのでしょうね~まだ寝ている我が夫にもそろそろ「きょうの一日」を始めていただかないとねえ。…と思っていたら、7:20頃、鳴り出したモーニングコールを受けて夫は機嫌よく目覚め、バスルームへと向かっていきました。さすがホテルミラコスタの朝、いつになくお目覚めも佳ろしいようで 幸先の良いことです。さて、本日のディズニーシー。一般の開園時刻は8:45、ハッピーエントリー開始はそれより15分早い8:30です。朝食は遅い時間にPSを入れてあったので、私達は開園風景をバルコニーから見届けてからベッラヴィスタラウンジに向かえば間に合いそうです。なので、身支度を終えた夫と窓辺でのんびりコーヒーを飲んでいたのですが、――ハッピーエントリー開始が8:30 ってことは、8:25過ぎたらキャラクター達がエントランスからピアッツアトポリーノに戻ってくるんじゃないのー??昨日の朝のパーク開園時のことを思い出してそんな話になり、私達はにわかに カメラは?スマートフォンは?充電は? と慌ただしく準備をして8:20くらいからはバルコニーに出て過ごすこととなりました。(お隣に並ぶ部屋の皆さんも考えることは同じ、ハッピーエントリー開始時刻が近づくとバルコニーに出ていらっしゃる方多数でした。)朝の太陽が上りきり、すっかり日向になったホテル前広場ピアッツアトポリーノ。ハーバー水上にはヴェネツィアンゴンドラが 運河を離れてプロメテウス火山の前まで漕ぎ出して、試験運航なのでしょうか はたまた操作練習なのでしょうかね~ポンテヴェッキオに目を遣ると、赤いハドソンリバーブリッジの向こうの水平線には大きな白い船が浮かんでいます。昨日も一昨日も良いお天気だったけれど、今朝もまた素晴らしいお天気です。今年の記念日宿泊は本当に晴天に恵まれて、青い空ばかり見ている気がします。三日間も舞浜に滞在していてずーっと雨が降らないなんて珍しいことだし たいへんありがたいことですよね。やがて8:25頃になると、ピアッツアトポリーノには制服姿のキャストさん達がやってきました。ん? いよいよか?…と思っていると、8:28頃、ミラコスタ通りから最初に元気に飛び出してきたのはチップとデール。続いてミッキーとミニー、ドナルドが ホテルミラコスタの客室をふり仰ぎ 手を振りながら姿を現しました。ピアッツアトポリーノを囲むように建つホテルミラコスタの客室の窓にも テラスにも、彼らに向かってさかんにアピールするゲストの姿があったようで、ミッキーやミニーはその一組一組に気付いては手を振り返してくれていました。バルコニールームにも もちろん、ご挨拶をしてくれましたよ!そして8:30、ハッピーエントリー開始時刻になると、みんな並んでスタンバイ。一番にやってくるゲストを待ち受けるように身構えているミッキー。バルコニーから見ていた限りでは、(彼らのお出迎えに気付かないのか気付いているのかわかりませんが)ここでせっかくキャラクター達が待ち受けていてくれるにもかかわらず脇をすり抜けるようにして人気アトラクションに一目散に向かうゲストが意外にもとても多くて、今朝一番最初にミッキーのもとにゲストがやってきたのは ハッピーエントリーが始まって1分が過ぎた8:31のことでした。ハッピーエントリーのゲストだけが経験できるこの朝のグリーティングはこのあと10分間ほど続き、8:41にはエンポーリオの前で皆さんにお別れ、一般ゲストのお出迎えをするためにミッキーとミニーは仲良く手をつないで広場から去っていきました。最後の最後に仲の良いところを周囲のゲストに見せつけるご両人。今日のディズニーシーも平和です。(その2 に つづく・・・)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 5, 2024
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(…その2から続く)さて、今夜のビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~。スタート時刻は19:15と告知されています。太陽がホテルミラコスタのアラビアンコースト側ウイングの陰に消え あたりが薄暗くなってきた18:40くらいからは、私達はちょこっとだけバルコニーに出てハーバー水上のショー準備の進捗状況を見ては すぐまた室内に戻る ということを繰り返して過ごしていました。「…あと15分で… 」というお馴染みのショー開始予告の男声アナウンスがメディテレーニアンハーバー一帯に流れた19:00頃には、水上にはバージが勢ぞろいし 中央の大きな機材も背を伸ばして準備は既に万端。バルコニーから眺める水域を囲む鑑賞エリアはゲストで埋め尽くされて動く人影も少なくなり、誘導のキャストさん達が頭上で大きく振っているらしい薄黄色い光ばかりが目立つようになりました。見ると、お隣にずーっと並んでいるバルコニーにはどのお部屋もご宿泊の皆さんが出てきていて 手すりにもたれかかったり縁石に腰をおろしたりしてショーの開始を待っていらっしゃる様子です。特に 数多くいらっしゃった各部屋のお子さんたちはもう待ちきれないようで、心の中のワクワクが体の外に出ちゃってるみたいなはしゃぎっぷりで とっても可愛らしく微笑ましかったです。そんな姿を見ていて、私は 小さなお子さんがいらっしゃるファミリーやグループにはバルコニールームはもってこいだなあ と実感しましたよ。(お部屋ごとについているバルコニーは決して広いわけではありませんが、滞在中はひとりじめできるスペースですからね~ショーを待つ間も鑑賞している時も周囲を気にせず立ったり座ったり自由に動き回れますし、みんなでおしゃべりしながらショーを観ることもできますし、なんならショー待ち中のお手洗いだってすぐに利用できます。お子さんと一緒にショー鑑賞する場所としては最高に便利で快適だと思いますよ~ キャラクターを見るにはちょっと遠いですけれど。)夫と私も ここから先はバルコニーに出てショー開始時刻が近づくハーバーを見守ることにしました。そして19:15。ミッキーとミニーの可愛いおしゃべりでショーが始まると、私達のいるバルコニーはまるごと「ビリーヴ!~シー・オブ・ドリームス~」の世界の中に取り込まれたようになっていきました。なにしろ、前方の水上で繰り広げられる光のスペクタクルに加え、ホテルミラコスタの外壁に「これでもか!」という感じで次から次へと投影されるさまざまな映像が左から右からと私達にどんどん迫ってくるのですから。それに「音」もまた、ハーバーのあちこちで発せられる音や音楽が私達をぐるっと囲む建物に跳ね返ってバルコニーに降り注ぐように感じられるのです。途中でふと振り返り見上げると(当然ですが)私達の背後の外壁にも映像は流れるように投影されていて、…ということは今ここに立ってハーバーを眺めている私達の身体もスクリーンの一部 ショーの一部になっているのだなあ… と、なんだか不思議な気持ちになりましたよ。また、こちらのバルコニーはピアッツアトポリーノ中央に少しですが突き出しているような環境なので、まるでショーの中にぽーんと放り込まれたような没入感も感じることができます。とにかくこんな感じなので、今回の客室からの鑑賞では …ショーの構成がなんちゃらかんちゃら…アニメーション映像が多すぎてどうのこうの… といういつもの屁理屈はどこかに吹っ飛んでしまい、「360度すっぽり光と音と色彩に包まれてしまった」ことに圧倒されて、さすがにディズニーアニメーションのストーリーに疎い私でも この状況に置かれてしまっては何か心を動かされるものがありました。何をどう説明しても この場所での体験を写真と言葉だけで伝えるのは難しそうです。―― うわあ これはすごいなあ…凄い っていう言葉は、こんな時についつい口から出ちゃうものなのですねえ。バルコニーから水域までは距離があるのでバージ上のキャラクター達の姿を肉眼でとらえるのはなかなか難しいですが、彼ら彼女らにはかなり強めの照明が当たっているので全く見えないというわけでもありません。(夫は最近はエルサの変身シーンがお気に入りのようです)(最後の最後にしか登場してこないミッキーミニーのご両人もなんとか確認できました)(プリンセスチームの皆さんは動きが優雅なので写真撮影しやすいようですよ)キャラクター達が水上から姿を消し、音楽が終了し、メディテレーニアンハーバー一帯の街灯に光が戻り。ホテルミラコスタを浮かび上がらせていた夢の中の映像が現実の照明に切り替わるころには、時刻は19:50近くになっていました。そうして 再び大きく人波が動き始めたのを確認してから、私達は室内に戻りました。その後は、さきほどのショー鑑賞でこの部屋の素晴らしさを再認識してしまったこともあってサローネに伺う気にもならず、窓を大きく開け放したまま室内の窓辺で過ごしました。やがて20:45くらいだったでしょうか、パーク内には閉園時刻が近いことを知らせるアナウンスが流れ、続いて21:00ちょうどには いよいよ閉園時刻を迎えたことを告げるアナウンスも流れました。が、バルコニーに出て見下ろすと ピアッツアトポリーノはまだまだ日中とそう変わりない数のゲストの姿が。数年前までは22:00まで正式に営業していたパークですもの。21:00までの営業では ついついギリギリまで遊んでしまう皆さんが多いのも無理はないのかもしれません。閉園時刻が過ぎたことを知らせる男声アナウンスは、その後も21:15頃と21:25頃に(それぞれ二回ずつ繰り返して)流れました。(10分ごとに流すようにしてるのかなー って思っちゃいましたよ。)帰りに向かってピアッツアトポリーノを横切っていくゲストはまだまだ多いようでしたが、このころには遠くのポンテヴェッキオの上やプロメテウス火山の麓には 警備のキャストさんが点検のために隅々を照らしていると思われるサーチライトの光がちらちらと見えるようになってきました。その動き回る小さな光は時間が経つにつれてだんだん大きくなっていって 私達のいるホテルミラコスタの方へどんどん近づいてきて、21:35。閉園アナウンスがまたしても流れる頃、その光の持ち主たちはついに ゲストが誰もいなくなったピアッツアトポリーノに姿を現しました。植え込みの陰もレストランの軒下も 光で照らして細かく見回る警備のキャストさん達。パークの奥の方からそれぞれ順に最後の点検作業をしながらこの広場まで辿り着いたと思われる大勢の警備キャストさん達は やがて全員がいったんミラコスタ通りの中へと消えて行ったと思うと、そのうちの幾名かは再度ピアッツアトポリーノに戻っていらして ホテルミラコスタの客室の窓に向かって手を振りながら去っていきました。そんな中、21:45。またまた流れる閉園のアナウンス。(やっぱり10分おきに流れるのか…)このころには、パーク内は 各施設の閉店作業を終えた制服姿のキャストさんが時折通り過ぎる他は もう誰もいなくなりました。――今日のパークも本当に本当の活動終了か。私はこのあたりでバルコニーを離れ室内に戻り、パーク内の気配を感じられるように窓のガラス扉は開けたまま シフォンのカーテンだけをゆるやかに閉じることにしました。22:30には パーク内に流れていたBGMがぱたっと唐突に止まりました。音楽の聞こえなくなったディズニーシーのメディテレーニアンハーバー水上では、その後 出演者の姿も映像もない記号と色だけが表示されたバージが登場して、おそらくビリーヴ!の夜間リハーサル(というよりは船の操作や位置の確認だと思われます)が行われていたようでした。音も照明も全くない中の粛々としたこの作業は 一時間ほどかけて二回繰り返して行われていたようでした。気付けば日付も変わり、ぼーーっとハーバーを見つめ続けてる間に東京ディズニーシーにはもう「明日」がやってきてしまった! と慌てた私は、ようやくバルコニーを離れてベッドに入り 眠る努力をすることにしました。ガラス窓を開け放てば メディテレーニアンハーバーがすぐそこにあるお部屋。やっぱりなかなか眠れないけれど、明日の楽しいことのためにも目を閉じなければ ね。おやすみなさい。(翌日につづく)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 4, 2024
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(…その1から続く)ホテル&パーク・ゲートウェイからホテルミラコスタに入館し、5階のサローネ・デッラミーコに着いたのは14:40頃でした。キャストさんの出迎えを受けて足を踏み入れたサローネの中は多くのテーブルが埋まっていて ――これはチェックイン手続きを済ませるまでには時間がかかりそうだなあ… と思いましたけれど、最近はスペチアーレ&スイート宿泊でもオンラインチェックインを利用してから訪れるゲストが増えているようで、サローネにはチェックイン手続きにいらしたわけではなく「部屋に入れる時間がやってくるのをお茶しながら待っている」といった風の方々も多いように見受けられました。なのでそんなに待たずに声がかかり、夫がデスクに行ってしまったので私はお水をいただいてしばし休憩。(今日は暑かったので、サローネのお水の美味しいことといったら!!)夫が手続きを済ませて戻ってきたのはちょうど15:00になるころでした。何やら本日はキャストさんから、「スペチアーレ&スイートでは何年間も中止していたターンダウンサービスもお部屋へのご案内も復活しているので、今回はぜひぜひ久しぶりにお部屋までご案内させていただきたい」とのおすすめがあったそうで、テーブルにやってきた非常に初々しい感じのキャストさんとともに私達はサローネを出ることになりました。さて 本日予約していたお部屋はハーバービューのバルコニールーム。オンライン予約購入サイトの表示通りにいうと スペチアーレ・ルーム&スイート ポルトパラディーゾサイド バルコニールームハーバービュー ということになります。(バルコニールームには今までご縁が無く、これが初めての宿泊です。)このカテゴリーのお部屋は主に3階にあり、その殆どがメディテレーニアンハーバーを正面に見る位置、ちょうどベッラヴィスタラウンジの上あたりに存在しています。(一部、他の場所にもあるようです。)もともとホテル開業時は一般のハーバービューの客室だったところを 数年後に改修工事をすることによってバルコニーに出られるよう仕様変更したお部屋ですね。サローネを利用できるお部屋なのに3階 ってなんだか不思議よね~…とか言いながら、キャストさんと一緒に部屋に到着したのはサローネを出てからわずか1、2分後。5階サローネ前からエレベーターに乗って3階で降りれば エレベーターホールからほんの数歩でバルコニールームが並ぶ一角にたどり着いちゃうのですから、テラスルームやハーバールームに宿泊している時よりもサローネまでの距離は近く感じられるかもしれません。(しかも今日のお部屋はエレベーターホールのかなり近くだったのでなおさら…でした。どれくらい近かったかは ↓一番最後に。)さっそくドアを開けてみると。普通のスーペリアルームと室内の様子はそんなに変わらないように見えますが。窓辺に大きなデスクがなく、小さな肘掛け椅子とティーテーブルが窓を避けて壁に寄せるようにして置かれていました。そしてカーテンを開けると、「プロメテウス火山とハーバー」というお馴染みの景色がバルコニー越しに正面に見えていました。(この窓を開けた時に、案内してくださったまだ歳若いキャストさんが「パークの音や風を感じられること」や望める景色の素晴らしさに純粋に感動していらっしゃって、まるでご自分がこの部屋に宿泊するかのように飛び上がらんばかりに喜んでくださっていたので、わたしはなんだかとても嬉しくなってしまいましたよ。あとになって思ったことですが、最近はオンラインチェックインやプリチェックイン利用の方が増え、こういったお若いキャストさんがお部屋への案内業務に携わる機会やゲストに接する場面も少なくなってしまっているでしょうから、新しい世代の働き手の皆さんは実地経験を積むことが思うようにできなくて大変になってきているのかもしれません。勝手な推測ですけれど。)バルコニーに出るための窓は片側しか開けられないようでした。出てみると、お隣のバルコニーとの間には目隠しも何も無いので「初めまして!こんにちは!」状態です。他者とのコミュニケーション能力が問われそうではありますが、仲良し同士で隣り合わせに宿泊できたら楽しいかもしれませんね!案内してくださったキャストさんが去られた後は、私達は窓をいっぱいに開け放してしばらく室内から外を眺めて過ごしました。うん。いいですね!バルコニーに出られることが「良い」というよりも、こうして窓を完全に開け放してディズニーシーの メディテレーニアンハーバーの音楽や風や温度や香りを感じられることが 私にとっては何よりも「良い」、素晴らしいことです。(思えば、昨夜は全く外の見えない1ミリも窓の開かない部屋に泊まっていたというのに、今日泊まるのはそれと真反対のこんなに開放的なお部屋だなんてね!)風に乗って客室内まで聞こえてくる 広場を行き交うゲストの歓声や小さなお子さんのはしゃぐ声に耳を傾けていたら時刻はあっという間に16:00近くなり、16:05、目の前のハーバー水上では「”ファンタジースプリングス”スペシャルグリーティング」が始まりました。昨日と同様、まるでアニメーションから飛び出してきたような 生き生きと動くキャラクター達。新しい世界に思いを馳せるミッキーとミニーも愛らしいです。バルコニーから水上までは少々距離がありますが 高さがあるので、昨日はよく見えなかったスチーマーラインで登場するキャラクター達の姿もしっかり捉えることができましたよ。グリーティングの最後では対岸のフォートレスあたりから花火があがり、ミッキーやミニー達がその名残の白煙の中 手を振りながらハーバーから去っていく様子を見届けてから、私達は室内に戻りました。その後は、午前中にパーク内のショップで注文してあった写真プリント(フレームを付けてプリントしてくれるサービス、今でもちゃーんとやっています)を受け取るために 16:20頃 1階の「ホテル&パーク・ゲートウェイ」からディズニーシーに再入園。(今回の部屋はこのゲートウェイにもアクセスが良いので助かりました。)今日は夕食の手配をしていなかったのでその代わりになりそうなものも購入してからホテル内に戻りました。ここで時刻は17:00過ぎ。サローネ・デッラミーコではアルコールを提供する時間帯に入っていたので、私達は5階に向かいました。サローネでアルコール類と共に提供されている前菜プレートは、昨年利用時とは内容が変わっていましたよ~アルコール類は、ビール、ワイン、ウィスキーなどがカウンターに用意されていて、この他にもカクテル類やカウンターにない物で用意のあるものはキャストさんにお願いすればテーブルまで持ってきていただけるようでした。カウンターにはお菓子に混じってお酒のおつまみになるチーズなども置いてあり、パスタスナックだけはキャストさんにお願いして出していただくようになっていました。サローネに一時間ほど滞在し、部屋に戻ったのは18:10過ぎ頃でした。バルコニーに出てみると、メディテレーニアンハーバーは日没の時を迎えていました。実は部屋に戻った際、ドアに見慣れないプレートがかけられていたので「???」と思ったのですが、なんとこの時間帯、私達のお部屋はターンダウン作業の真っ最中だったのでした。ハーバーが見えるお部屋はきっと夜のショーの前にターンダウンを済ませようと皆さん頑張っていらっしゃるのでしょうね。ありがとうございます。バルコニーに出て気持ちのよい風に吹かれながらハーバーの夕景を眺めている間にターンダウンは終了したようで、キャストさんは私達に「他に何かお手伝いしてさしあげることはありませんか」と声までかけてくださり、笑顔とともに去っていかれました。(突然部屋に戻ったので 室内で作業に当たっていらしたキャストさんを驚かせ焦らせてしまったかもしれません。ごめんなさい。)キャストさんが整えてくださったベッド周りはこの通り。ベッドの上にはメッセージカードも添えられていて嬉しかったですよ。(その3 に つづく・・・)※入浴剤のタブレットはホテル名入りのものに変わっていました※以前は何人部屋であろうとも1個しか置いてなかったコップやアメニティの入った缶も4個(宿泊定員分)も置いてありました※アメニティー缶は以前はヒンジ付きでしたが、昨年くらいから蓋が完全に外れるタイプに変わったようです※今回のお部屋のドアを開けて廊下を覗いてみたところエレベーターホールがすぐそこです。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 4, 2024
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(前日から続く)さすが外が見えないお部屋に宿泊しているとあって ふだん眠りが浅い私もしっかり眠ることができ、気持ちよーく自然に目覚めたのは5:30頃でした。すぐにベッドから飛び起きてコーヒーをいれ前夜サンセットサンドリ―で調達してあった軽い朝食をとると、私はさっそく身支度を始めました。昨日ホテルの方に教えていただいたところによると、今日のディズニーシーは一般の開園時刻が8:45、ハッピーエントリー開始は8:30とのこと。7時ころには部屋を出たいなあ と夫が昨夜つぶやいていたような気がするので、6:30近くなっても起きないようだったら声をかけようと思いながら荷物をまとめていたら、6:00過ぎのモーニングコールですんなりと自力起床できたようで、恒例の朝風呂→軽い朝食と順調に支度も進み 夫の希望通り7:00前に私達は荷物を携えて部屋を出ることができました。(たくさん寝たのでいつになくご機嫌のよい夫。)そして、アンバサダーホテル地下駐車場を出てホテルの敷地を出て 交差点をふたつほど通過すると、そこはもうホテルミラコスタの車路ゲート。昨年の同時期に同じようにこの坂を車で上った時はちょうどホテル正面玄関が外壁工事中で幕が張られていて景色が違っていましたが、今年のホテルミラコスタはいつも通りの美しい姿で出迎えてくれました。正面玄関車寄せにはこの時間たくさん荷物を積んだ小さなお子さん連れの車も到着していたようで、数人のドアサービスキャストさん達が車の誘導や ついついはしゃいでしまいがちなお子さんたちの安全の確保、荷物のお手伝いなどきびきびと立ち働いていらっしゃいました。私達もキャストさんの手をお借りして車から荷物をおろして預け、その後はいつものように夫は車を運転して駐車場へ、私はパークエントランスノースの「ハッピーエントリー専用エントランス」へと向かいました。石造り風の小さな階段を下りながら専用エントランス周辺を見遣ると、なんだか今朝はずいぶんと列が長く伸びているように感じられました。(久しぶりだからそう思っちゃうのかも…?)右と左の二本に分かれてゆったり待機しているハッピーエントリー待ちのゲストの列を遡るようにして最後尾まで歩いて行くと、なんとまもなくバスターミナルに届こうかという位置まで来てしまいましたよ~時計を見ると このとき時刻は7:12。アンバサダーホテルの部屋を出てからここまで15分もかかっていません。――やっぱり早いし、ラクだなあ。すっかり前泊することに慣れてしまって もうクセになってしまいそうです。5分ほど経つと 車をホテル駐車場にとめ終えた夫が待機列までやってきました。このころには待機列がいよいよバス停に達して折り返してしまっていたので、最後尾あたりにはパークキャストさんがやってきて 立ち上がって移動の準備をするように とアナウンスをし始めていました。7:30頃にはハッピーエントリーの列の周辺にはホテルミラコスタのキャストさん達が姿を見せ始めました。時を同じくして先頭では保安検査が始まったらしく列はどんどん前進し、私達も7:40過ぎに保安検査場を通過、入園ゲート前のエリアに入ることができました。(待機列がずいぶん長いように思いましたが、実際に私達の前に並んでいた人数はそんなに多くなかったみたいです。)パークに入れるまであと40分くらいかな?…でも、ハッピーエントリーの待機列は一般の入園待ち列に比べたら人口密度が格段に低いので 待っている間ストレスを感じることも殆どありません。ありがたいことです。それにしてもきょうもまた良いお天気。朝のテレビの天気情報でも言っていましたが、今日は気温が25度を超え30度近くまで上がるそう。熱中症にならないよう気をつけて過ごさないとね~8:10になると、パーク内の奥の方から大勢のキャストさんが手を振りながら出ていらっしゃって配置に着き、パークゲート周辺で開園の準備をし始めました。おお、そろそろ私達も入園の準備をしなくては!(この券はゲートを入る時に回収されます)8:20にはゲートのシャッターが開けられ、さらに数分経つとゲートの向こうのディズニーシープラザにはキャラクター達が朝のご挨拶のために姿を現しました。あ!ミッキーだ! ミッキー来た!!(すかさず隙間から写真を撮る夫。)キャラクター達は入園ゲートの近くまでやってきてゲストに手を振りながらディズニーシープラザをぐるーっと一周して、再びミラコスタ通りの向こう ディズニーシーのメディテレーニアンハーバーの方へと戻っていきましたよ~そうして8:30、ハッピーエントリー開始。私達もすぐに(1分後くらい)入園することができました。エンポーリオのショウウインドウ、カウントダウンの数字は「33」。ハーバーで出迎えてくれているミッキー達に手を振り返しながら、私達は今朝は左手のアメリカンウォーターフロント方面へ向かいました。いつ以来かちょっとわからないくらいの「トイストーリーマニア」です。入園してから写真を撮りながらここまで普通に歩いてきて、トイビルトロリーパークの入口に着いたのは8:38頃でした。ふと見ると、以前この場所に設置されていた「ファストパス」の発券機が撤去されてなくなっていました。これからはこの屋根下にもゲストの待ち列を作るのでしょうかね~アトラクションが稼働するのは一般の開園時刻からということでしたので建物のちょうど入口あたりの屋根下でそのまま少々立ち止まり、再び列が動き出したのは8:45過ぎのこと。その後10分ほどで乗り場まで辿り着きました。トイストーリーマニアから出た後は、アメリカンウォーターフロントの景色を眺めにホレイショスクウェアへ。30分待ちだったタワーオブテラーも20分待ちだったタートルトークもスルーして、昨日乗りそびれた小さなアトラクションを楽しむためにエレクトリックレールウェイに乗って(9:10頃5分待ちでした)ポートディスカバリーステーションへ向かいました。到着後はマーメイドラグーンまで歩いて スカットルのスクーター。(9:30頃 10分待ち)アラビアンコーストへ行き、ジャスミンのフライングカーペット。(9:45頃 5分待ち)私の大好きなこのふたつのアトラクション、小さなお子さんたちにも大人気でしょうから、ファンタジースプリングスがオープンしたらきっと今より待ち時間が長くなっちゃうんだろうな~今のうちに楽しむことができて良かったです。その後は、ロストリバーデルタの船着場からスチーマーラインに乗ってメディテレーニアンハーバーへ戻り。10:30頃、ザンビーニブラザーズ・リストランテでビールを購入し、二階奥のテラスへ。途中で購入した軽食と一緒に藤棚の下のテーブルでいただくことにしました。今年は例年より咲くのが早かったようで藤はもう花が終わってしまっていましたが、ソアリンの建物は相変らず瀟洒な姿を見せてくれていました。美しい博物館の建物を眺めながらビールを楽しんでいると、 昨日これくらいの時間にビッグバンドビートの初回座席抽選にエントリーしたら当選したから今日もやってみるかーと 夫。えいっ! と抽選ボタンを押したところ、本日もめでたくご当選。なので11:00過ぎには席を立ち、ハーバー沿いを歩いてブロードウェイへ向かうこととなりました。(ホテルミラコスタ、今日のお部屋はどこになるかしらん?)ああ ほんとうにいいお天気。ピアッツアトポリーノ上空には青い色しかありません。さて、座席を得られた11:30のビッグバンドビート。今日は前方のCブロック中盤からの鑑賞となりましたけれど、同じ列番号なら中央ブロックよりもサイドの方がステージからの距離は近くなるうえに 私の席からステージ方向を見た時の前方二列分がどういうわけだかまとまって空席になっていたので見通しがよく、なかなか楽しかったです。エントリー制度は思いが叶わなくて悲しい時もあるけれど、当選した場合はそれなりに いつも何らかの楽しみが見いだせるものですね。ショー終了後は、きょうはちょっと早めの昼食のためポンテヴェッキオを渡って「マゼランズ」へ。お店の前に着いたのは12:05。いつ見ても素敵なお店構えです。マゼランズはここ数年、上階の「マゼランズラウンジ」だった広い空間をウェイティングエリアとして使用していましたけれど、今日は特別体制になる前と同じの お店入口横のちょっと狭い感じのソファがウェイティングエリアとして使われていました。ほんのちょっとだけそこで待ち、案内された席は今日は本棚の奥の隠し部屋、ワインセラールーム。注文したのは、シェフズ・イマジネーションのスペシャルコース。こちらのお店のテーマはファンタジースプリングスの中の「ピーターパンのネバーランド」だそうです。コースは「ペアリングワイン(三杯)付き」と「お料理のみ」を選べるので、夫はお料理のみにグラススパークリングワインを一杯だけつけて、私の方はペアリングワイン付きでお願いしました。で、以下お料理の記録です。前菜はティンカーベルのご登場。「ピクシー・ホロウ」ですね~大きなまあるい葉っぱの陰に、いかにもティンクが隠れていそうじゃないですかー?実際は、茂みのようになっているサラダの下に隠れているのはズワイガニと帆立貝柱です。手前ブルーのはバタフライピーで色付けしたソースで、右側のスプーンの中にはティンクの魔法の粉(金粉)入りバルサミコ。ブルーのソースに魔法の粉をふりかけるとピンクに変化する という趣向でした。お魚は鱧と茄子をミルフィーユ仕立てにしたもので、これは大変美味しかったです。ファンタジースプリングスのピーターパンエリアにオープンする迷子たちのレストラン「ルックアウト・クックアウト」の「建物外観」をイメージしてミルフィーユ状にしたそうです。付け合わせは舞茸やゴボウやカリフラワー、揚げた湯葉などで、これがいかにも「男の子たちが森の中で拾ってきそう」な木の枝や石のように見えて さまざまな物語を想像してしまいます。セミドライトマトを使った酸味のあるソースも添えてありました。左側のソースはホワイトアスパラ、黒いのは粒状のバルサミコ。付け合わせからつながるように手前に置いてあるのはカラスミで、他のものと合わせて酸味と塩味を調整しながらいただけるのも楽しかったです。お肉は牛フィレのロースト、付け合わせにはヨークシャプディング。両方ともイギリスの伝統的な家庭料理です。新アトラクション「ピーターパンのネバーランドアドベンチャー」をイメージしたとおっしゃっていたので、子供たちが空を飛んで戻るロンドンの家の食卓を表現したのでしょうかね~たっぷり添えた揚げ葱やホースラディッシュも良かったです。デザートはベリーのケーキ、ベリーのソース、ベリーのソルベ。色からして分かる通りフック船長イメージです。ケーキの白い生クリームはフック船長の帽子についている「羽」とのこと。それと同時に小菓子も出てきました。マカロンと「マゼランズ」の文字の入ったチョコレートです。私のお皿の方はなんと「羽」増量で、さらに小さなバースデープレートも添えてありました。(今月5月は私の誕生月ということで前日アンバサダーホテルでシールをくださって、日にちがまだ先なのでこっそり付けていたのですが、キャストさん達は本当に目ざといです。)マゼランズのお料理がおいしいのは以前からよ~くわかっていますけれど、今回はその上にピーターパンの物語を思い出させてくださったり 新しいエリアについての想像を巡らせて期待を感じさせてくださったり、と 非常に楽しい食事になりました。私達の世代や私達の上の世代にとっては「ピーターパン」はとても馴染み深い物語です。こんなふうにして、懐かしい物語が新しい世代の若い皆さんにも楽しんでいただけるのは嬉しいですね。ありがとうございました。食事を終えてマゼランズを出たのは14:30近くになった頃でした。それから私達はソアリンの前を通ってザンビーニブラザーズ・リストランテ前の階段を下り、ホテルミラコスタに向かいました。(その2 に つづく・・・)* マゼランズ の ~シェフズイマジネーション~スペシャルコース ペアリングワイン付き *・ズワイ蟹と帆立貝のガトー仕立て 《スパークリングワイン》ロータリ ブリュット ロゼ(ロータリ)・鱧のミルフィーユ風、ホワイトアスパラガスのピュレ 《白ワイン》シャルドネ(ショウ・アンド・スミス)・国産牛フィレ肉のロースト、グレイヴィーソース 《赤ワイン》ピノ・ノワール アレナリア(クロ・デ・フ)・パン・ミックスベリーケーキ、ラズベリーソルベ添え・ミニャルディーズ・コーヒーまたは紅茶 ・・・・・・・2024年4月1日~8月31日《16500》/(12000)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 4, 2024
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(…その1から続く)14:00から始まった「“ファンタジースプリングス”スペシャルグリーティング」は、新しくオープンするエリア「ファンタジースプリングス」の住人となるキャラクター達が登場する10分ほどのごく短いハーバーグリーティングでした。(ショーではなくグリーティングなので、鑑賞する際はどこの場所でも何列目でも全て立ち見になります。)草花で飾られた大きな船に乗ってハーバーにやってくるのはミッキー&ミニー(上)、アナ&エルサ(正面向かって右)、ウェンディ&ピーターパン(下)、ラプンツェル&フリン(正面向かって左)。この4組が船上で次々場所をローテーションしていって、中央の上のデッキに立ったところで新しい世界への想いを表現する という趣向のようで、みどころは主に表情豊かなキャラクター達の姿そのもの と言ってよさそうな感じです。各キャラクターが場所を移動することでハーバーの全方位に姿を見せてくれるのは嬉しいですね。みんなまるで たった今ディズニーアニメーションの絵の中から飛び出してきたか と思うような溌溂ぶりで、それぞれのファンの皆さんにとってはかなり楽しいグリーティングなんじゃないでしょうか。もちろんミッキーとミニーも、自分たちが中央上で語る時以外も全方位のゲストに対して全力で愛嬌をふりまいてくれます。終盤には他のキャラクター達を乗せたスチーマーラインも二隻ハーバーに登場してきました。黄色い船にはドナルト、チップ&デール、プルートとグーフィーの姿が見えました。青い船には既に23年前からディズニーシーに存在しているお伽話(ファンタジー)エリア、「マーメイドラグーン」と「アラビアンコースト」に住むキャラクター達が乗っていましたよ。6月6日からは、ディズニーシーのプロメテウス火山を抜けた先、右手の奥のエリアは「マーメイドラグーン」「アラビアンコースト」「ファンタジースプリングス」と3つのエリアがつながって、ひとまとまりの大きなファンタジーの世界となってゲストを楽しませてくれることになるのでしょう。水上に登場した大小三隻の船は 最後はリドアイルのすぐ前を通って水際に沿ってぐるっと回り、ハーバーから退場していきました。全てが終了し、リドアイルから退出して 時刻は14:10過ぎ。そのあとは遅い昼食のため PSを入れてあった「SSコロンビア・ダイニングルーム」へ行きました。名前を告げて店頭で数分待った後、中へ案内していただけました。現在パーク内の3つのテーブルサービスレストランでは「ファンタジースプリングス」をテーマにした「シェフズ・イマジネーション」メニューを提供中です。ここSSコロンビアダイニングルームの担当テーマは「フローズン・キングダム」。アナとエルサの住む世界ですね~こちらのお店はその「スペシャルコース」のみの用意(単品などは無し)ですが、メインは「ローストビーフのみ」「黒毛和牛サーロイングリルのみ」と「その両方盛り合わせ」の三種類から選ぶことができます。(選んだ内容によって価格が変わります。)私達の場合は、夫はローストビーフ 私はグリルを選択しました。そして私だけ、「ソムリエおすすめのペアリングワインセット」というのも付けてみました。 《メモ》 スパークリング:アンリオブリュット・スーヴェラン 白:シャトーメルシャン・北信シャルドネ 赤:シャトーメルシャン・長野メルロー (4500)以下簡単にお料理の記録です。前菜は三種盛り合わせにしました。イメージしているのは映画の中の「トロールの森」のシーンだそうです。四角いグラスの中身はアナをイメージしたグリーンピースムースで中に帆立貝柱が入っていました。左のはそりに乗ったクリストフで、そりは鮪、ふわふわした帽子は蟹サラダ。右は見ての通りトロールと彼らが暮らす森をイメージしたとのことで、グリーンのトロールの中身は合鴨のリエット、周りはピスタチオです。魚料理は「エルサの閉ざされた心」をイメージしたお料理。自分でセロファンを開いていただきます。左側の小さなのはフランですが、エルサの心のように表面が凍っていました。セロファンの中身は金目鯛と ホワイトアスパラガス、ヤングコーン、ズッキーニなどの夏野菜でした。お肉は「エルサの戴冠式」のパーティーシーンを思い起こさせるような豪華なお料理を用意したとのこと。ソースはどのお料理を選択しても同じクランベリーソースです。こちらは夫の「ローストビーフ」のお皿。こちらは黒毛和牛のグリル。付け合わせのグリーンの長いのは戴冠式でエルサが持つ笏(杖)をイメージした甘長唐辛子、赤いラディッシュは権力の象徴である「宝珠」をあらわしているとのことで両方ともフリッター仕立てでしたが、とてもおいしかったですよ。ホースラディッシュがちゃんと添えてあったのも大変嬉しかったです。デザートはたっぷりのレアチーズムースとミントフォームのゼリー。愛の力で氷が解けて平和が戻って来たアレンデールの国の幸せな様子を表現しているそうです。レアチーズムースの下にはフルーツが隠れていて、上にはエディブルフラワーやハーブ、雪の結晶型のホワイトチョコレートも添えてありました。どのお皿も量がたっぷりだったので、かなりお腹がいっぱいになりました。楽しかったです。お食事を終えてお店を出てからは、SSコロンビア号のデッキへ出てパークの景色を眺めながら少し食休み。(ちょっと食べ過ぎちゃったのでね~)朝方アラビアンコーストから見たファンタジースプリングスホテル・グランドシャトーの建物を こちらのデッキからも眺めることができましたよ~その後はミラコスタ通りまで戻ってフォトグラフィカに立ち寄り、朝撮影していただいた「TODAY」表紙風の写真(↓参照)を受け取ってパークを出ました。(この時はまだ、のちほどもう一度シーに入園しよう なんて思っていました。)そしてパークエントランス・ノースのバスターミナルからリゾートクルーザーに乗って18:00前頃アンバサダーホテルに戻り、エレベーターに乗り込んで本日宿泊する6階の部屋に向かいました。さてさて、本日のお部屋は初めて予約してみた「外壁工事対象客室」。朝、外から確認して、「おそらくイクスピアリ側だろう」という見当はついていたのですが、お部屋 どこだろう??ルームキーケースに記された部屋番号を頼りに進んで行くと。本日のお部屋のドアはこの素敵な吹き抜けに面した場所にありました。――「外壁工事対象客室」って窓に目隠しフィルムが貼られていると聞いているけど、室内まっ暗なのかしらん?そう思いながらドアを開けると、意外にも室内には窓から光が差し込んでいました。今日はよく晴れていましたからね~ 西陽ですかね~なんだー けっこう明るくて外の気配も感じられそうじゃないの!!が、レースのカーテンを開けると窓ガラスにはしっかりとフィルムが貼られていて(しかもアンバサダーホテルのロゴ入りフィルムです)外はまったく見えませんでした。窓ガラスに近づいてフィルムの隙間によーく目を凝らすと、どうやらこのお部屋はバルコニー付きのようで 普段は窓を開けて外に出られる造りになっているみたいでした。(西陽の中、バルコニー手摺のシルエットもはっきり確認できました。)工事中じゃなければきっとアンバサダーホテルらしいリゾート感あふれる素敵なお部屋なんだろうなあ… と思いましたよ。部屋に入るまでは どうせ真っ暗だろうから少し休んだらすぐシーのパークに戻ろう なーんて思っていたのですが、思っていたよりも広くて居心地が良かったので、結局私達は今日はパークに戻らずこの部屋やホテル内でゆっくり過ごすことにしました。あれこれ考えていた夕食のプランも、SSコロンビアでの昼食が充実していたために実行する気持ちになれず、私は「夕食抜き」で済ますことにしました。(夫はサンセットサンドリ―で軽食を購入していましたけれどねー!)それからは明日の予定を考えたり今日撮った写真を見たりして過ごし、22:00過ぎには休みました。予想外に道路が空いてたおかげで朝からパークに行くことになっちゃってすっかり忘れてたけど、私達きょうは「前泊」のつもりだったんだものね~ではでは おやすみなさい。明日こそが本番の「ホテルミラコスタ&ディズニーシー」になるはずです。(翌日につづく)※朝ハーバーで撮影していただいた台紙付きの写真(しっかり加工してありますけど)(2024年5月3日の「TODAY」の表紙にしていただきました。かなり浮かれてます。)** S.S.コロンビア・ダイニングルーム の ~シェフズイマジネーション~スペシャルコース (フローズンキングダム) **・アペタイザー盛り合わせ グリーンピースムースと帆立貝、ピスタチオを纏った合鴨のリエット、鮪と蟹のサラダ仕立て または ソーセージとチキンのベジタブルスープ・金目鯛と夏野菜の包み蒸しとシーフードの冷製フラン・ローストビーフ クランベリーソース または 黒毛和牛サーロインのグリル クランベリーソース または 黒毛和牛サーロインのグリルとローストビーフ クランベリーソース・パン・レアチーズムースとミントのフォーム、ピーチとローストアーモンド添え・コーヒーまたは紅茶 ・・・・・・・2024年4月1日~8月31日(8800~13400)◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 3, 2024
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2024年春 ゴールデンウィーク後半。今日からはカレンダー上にも赤い数字が四つ並ぶという連休初日5月3日の朝 8時を過ぎた頃、私達の車は東京ディズニーリゾートに到着しました。――ちょっと早く着きすぎちゃったなあ~ー…なんとバチ当たりなことを言うのだ! と思われるかもしれませんけれど、この時期に私達が舞浜にやってくる目的は 毎年恒例の「ディズニーシー&ミラコスタに滞在してふたりの記念日を祝うこと」。本日は言わばその前泊日のつもりだったので、パークオープンの一時間後くらい、9:30過ぎくらいに到着できればじゅうぶん と私達は考えていたのです。(その頃には入園ゲート前の混雑も落ち着いているかもしれませんからね~)が、直前になって「5月3日の朝は道路がずいぶんと混雑する」という予測を耳にし、用心しすぎた結果 こんな早い時間の到着になってしまいました。(実際には今朝の首都高速道路環状線の内側はいつもの日曜日の朝とかわらない交通量で「がら空き」といってもいいくらいで拍子抜けでしたよ!)本日の宿泊先となるディズニーアンバサダーホテルの地下駐車場に入ったのは8:10過ぎくらいだったでしょうか。この時間は出ていく車が非常に多くて(皆さんパークに車を移されるんでしょうか?)空きがたくさんあり、ホテルロビーにアクセスしやすい場所にすんなりと停めることができました。とりあえず とロビーのベルデスクで荷物を預け、きょうは16:30前に部屋に入ることもないだろうから…とフロントでプリチェックインの手続きを済ませ、ここで時刻はようやく8:30前。ただいま絶賛外壁工事中だというアンバサダーホテルの中庭の景色を確認してから(実は本日は人生初「外壁工事対象客室」宿泊の予定なので どの辺りのお部屋なんだろうね~? という興味もあったのです)、ディズニーシー行きのリゾートクルーザー乗り場に向かうことにしました。(工事用の幕もアンバサダーホテル専用デザインで違和感がまったくありませんでした)私達が乗ったリゾートクルーザーがディズニーシーのパークエントランスノース側バスターミナルに着いたのは8:40過ぎ頃で、ちょうどパークが正式開園時刻を迎えようとしているタイミングでした。(本日の一般開園時刻は8:45とのことでした。)この時間ノース側の入園待機列最後尾はバスターミナルのすぐ近くまで来ていて うわあ混んでる~ と一瞬思っちゃいましたけれど、よくよく考えたらエントランスが一日中で一番混雑する開園直前の時間帯にしては そして大型連休にしてはこれは「ゲストが少ない」うちに入るのかもしれません。(だって本当に混雑する日のこの時間帯なら この場所にゲストが並びきれずに最後尾は立体駐車場1Fにまで伸びているはずですからね~)それにしても今日の舞浜はいいお天気。晴れ渡る青空に緑まぶしく 申し分のないさわやかな5月の朝です。入園待機列の最後尾についた8:45頃から列は止まることなくじりじりと前進し続け、水分補給をしたり日焼け止めを塗ったりしながらおしゃべりしているうちに私達は9時過ぎには屋根下の保安検査場まで辿り着き、9:10頃に入園することができました。(「予定では今ごろ舞浜に着くはずだったんだけどなあ」と夫。)約5ケ月ぶりに見上げるミラコスタ通り入口のタペストリーは「ドリーミング・オブ・ファンタジースプリングス」仕様です。落ち着いた色調とほど良い甘さのキャラクターイラストがディズニーシーらしいといえばディズニーシーらしい… ですかねえ~?ミラコスタ通りに立ってゲストを迎えてくださるキャストさんの手にも同じ雰囲気の小さな旗が。柱にもそれぞれファンタジースプリングスの住人となるキャラクター達をあしらったタペストリーが掲げられていました。(ティンカーベルのこのポーズは可愛いですね。)エンポーリオのショウウインドウにはファンタジースプリングスのグランドオープンまでのカウントダウン表示がなされていました。あと「34」日です。ミラコスタ通りを抜けてメディテレーニアンハーバー ピアッツアトポリーノに出ると、こちらの街灯にもファンタジースプリングスを夢見るキャラクター達のバナーが翻っていました。深いブルーと金色の縁取りが今日の青空によく映えてほんとうに美しいです。ドリーミング・オブ~というイベントテーマの文言も含め、「ワクワクドキドキしていてもたってもいられない」ような気持ちというよりは 新しい世界に足を踏み入れるその時を待ちながら「うっとり夢見る」ような気持ちにゲストになってもらおう という導き方ですね。ディズニーシーに何か新しいものがやってくるのは嬉しいけれど、それによってしばらくの間パークが騒がしくなるのはちょっとなあ… とついつい思いがちな年長(高齢とも言う)ゲストにはこの雰囲気作りは嬉しい限りです。さて、ディズニーシーの「いま」の景色を眺め渡す という入園後の儀式を終えた後は、この時期にパークに来たら絶対にやりたいことのひとつ「記念写真を撮影する」という目的のために 私達はカメラマンさんを探してハーバー周辺を歩きました。そして出会ったのが、以前パークで無料配布していた「TODAY」の表紙風の写真を撮影してくださるというとっても楽しいキャストさん。年甲斐もなく少々はしゃぎ気味で、素晴らしく面白い写真を撮っていただくことができましたよ~(ここで撮った写真は加工後どこかに載せておきますね)写真撮影のあとは、パークの一番奥の様子を見に行きつつ小さなアトラクションでも楽しもうか とメディテレーニアンハーバーのトランジットスチーマーライン乗り場へ。10分待ち表示で実際のところもけっこう待ち時間が長かったので、並んでいる間には 試してみたかったパーク内レストランの新システム「ディズニー・モバイルオーダー」というのにも取り組んでみました。これは公式アプリに新しく搭載された機能で、このシステムを採用しているレストラン(主にカウンターサービスレストラン)のメニューから注文したいものを選んで受け取りに行く時間を事前に指定しておき 受け取り時間がきたら予め登録してあるクレジットカードで決済する というものです。私達は今朝はまだ何も食事をとっていなかったので、スチーマーラインの到着先から近いマーメイドラグーン内のレストランで待たずに軽食をとれたらいいな と思って利用してみたのですが、操作も簡単でわかりやすく ずいぶんと便利になったなあ… と実感しましたよ。気持ち良い風に吹かれながら景色を堪能し、ロストリバーデルタの船着場に到着したのは10:00前頃でした。それからは橋を渡って ロストリバーデルタとアラビアンコーストの間にある話題の新エリア「ファンタジースプリングス」へ続く小径の入口(というか継ぎ目)へと行ってみました。新しいエリアとの継ぎ目に当たる場所にはキャストさんが立っていらっしゃるほかは背の低い植栽が並べられているだけだったので、既に完成していると思われるファンタジースプリングスの中の様子を覗き見ることも自由にできましたよ。どういった方々なのかわかりませんけれど、中に入って楽しんでいらっしゃるゲストの姿も多数見受けられました。関係者の方なのでしょうか 外国人のゲストもいらっしゃったようでした。私達はそのままアラビアンコースト方向へと進み、さきほどモバイルオーダーを入れたマーメイドラグーンのセバスチャンのカリプソキッチンへと向かいましたが、途中アグラバーあたりで後ろを振り返ると…フライングカーペットの向こうにファンタジースプリングス・ホテルの「グランドシャトー」の建物が見えていました。全室テラス付きスイートルームで 開業すれば東京ディズニーリゾート内最高級ホテルになるというグランドシャトー。いつか宿泊できるタイミングが私達にもやってくるんでしょうか??そのあとカリプソキッチンへ行き、注文した食事の受け取り方をキャストさんにきいて(初めてなので不安なことはとりあえずキャストさんに聞く中高年夫婦)無事に受け取り、ダイニングエリアに落ち着きました。(このとき10:30少し前。)きょうこの後の予定は遅めの昼食をパーク内でとることくらいしか決まっていなかったので、アプリを開いてふたりでパークのスケジュールや待ち時間をチェックしていると、「――11:30のビッグバンドビート、まだ座席抽選間に合うよ。やってみる?」(ビッグバンドビートの初回公演は以前は全席自由席だったのですが、最近は抽選になったのですね~パークの制度やシステムはどんどん新しくなっていくので、日々情報の更新をして認識を改めねばなりませんねえ。)期待せず気軽にチャレンジする時に限ってこういうものはうまくいくようで案の定良い結果となり、私達には後方ながら中央「B」ブロックの座席が用意されました。あらあらこれは大変!もうこうなったらマーメイドラグーンでのんびりしてちびっこに混じって小さなアトラクションで遊んでる場合ではなくなってしまいました。食事を済ませた私達は海底のダイニングエリアをあとにし、アメリカンウォーターフロントへと向かうことにしました。たどり着いたアメリカンウォーターフロントでは現在「フード&ワイン・フェスティバル」開催中とのことで、ブロードウェイの両側にはバナーも登場していました。初回公演分から「一階席は全て抽選(二階席は先着順)」となったブロードウェイミュージックシアターのビッグバンドビートは、劇場内への入場チェックもスムーズで ゲストに対応するキャストさんの人数が少なくなってもつつがなく運営されているようでした。人手を減らして効率よくゲストも快適に というパーク運営の大きな方向性はもう揺るぎなさそうですね。今後も様々なことがどんどん変わっていくのでしょう。もう3年も続いている、出演者を極力減らした特別体制のショー「ビッグバンドビート~ア・スペシャル・トリート~」。演出は少々変わったとのことですが、相変わらずステージ上にはバンドの皆さんの姿はなく、生の演奏や歌声を聴くこともなく。それでも今日もステージを背負って立つキャラクター達とダンサーの皆さんは大奮闘で、ショーそのものはたいへん楽しかったですよ。ショー終了後は、フード&ワイン・フェスティバル開催中のニューヨークエリアに繰り出しました。あちこちのワゴンタイプのお店でこのイベント限定のメニューを出しているので迷っちゃうのですが…やっぱり私達はこちらのお店かなー桟橋にある「バーナクル・ビルズ」。普段は骨付きソーセージとビールを販売しているこちらのお店、現在のおすすめメニューは「ポルペッティ&骨付きソーセージ」とビアカクテルですが、やっぱり普通にビールがいいなあ… ということで ハートランドビールふたつとおつまみにポルペッティ―&ソーセージを購入しました。そして、日陰を求めてうろうろ…今日は日差しが強いせいか考えることは皆同じ、日陰のベンチなどはどこも悉く埋まっていたので 結局私達はレールウェイの高架下を抜けてリドアイルの裏まで行くことになってしまいました。誰もいない。この場所で私達は一時間近くを過ごし、13:15くらいにお隣のリドアイルに移動して貴重な「日陰になる場所」を確保し14:00スタートの「“ファンタジースプリングス”スペシャルグリーティング」を待つことにしました。(その2 に つづく・・・)※現在、パーク内で発行されるレシートには「ファンタジースプリングス」のきれいなロゴが印字されるようです◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇文中に登場する、ディズニーリゾート内の固有名詞(ホテル・レストラン・ショップ・場所などの呼び名)については 「東京ディズニーリゾート」の公式サイト をあわせてご覧いただくと、いくらかイメージしやすいか、と思います。利用なさってみてください。◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇ ◇◇◇
May 3, 2024
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