マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2008.07.10
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一昨日、大阪道頓堀の食い倒れが閉店した。その時の女将の挨拶がとても爽やかで印象的だった。閉店の理由は客離れのようだが挨拶では一言もそのことに触れず、永年の愛顧に対する感謝の言葉のみ。あの名物人形「食い倒れ太郎」も、今後の繁栄を願って道頓堀のために役立てたいとのことだった。「使い回し」や「産地偽装」で倒産した船場吉兆の女将の引き際とはまるで好対照だ。商売はかくありたい。信用なくして商売は成り立たない。人間引き際に真実の姿が出ると思う。

イタリアのフィレンツェにある何とか大聖堂への落書きが少し前に問題になったが、先日落書きをした岐阜女子短大の学長と当人である女学生1人が、大聖堂を訪れお詫びをしたようだ。大体にして世界文化遺産に登録された建築物に落書きをする神経が理解できない。聞けば岐阜市とフィレンツェ市は友好都市のようだ。それなら一層のこと落書きなど出来ないはず。

女学生は何かに役立てて欲しいと10万円を寄付したとか。それが爽やかなのではなく、あの大聖堂では岐阜市が先の大戦で空襲を受けた日に、岐阜市の平和と市民の平安を祈って毎年鐘を突いてくれているということだ。そしてフェレンツェ市長が「もうこれで十分です」と、快く学生を許してくれたことだった。その寛容な態度には心服させられた。だが、今後も落書きをする馬鹿な日本人が出てこないかと私は密かに心配している。

世界文化遺産と言えば、日本が登録を申請していた「平泉」が落選したようだ。日本では初めての落選の由。平泉が申請したコンセプトは「浄土思想」みたいだが、仏教の哲学が理解されるのは無理だったのだろうか。個人的には「石見銀山」よりも優れた文化遺産のように感じるが、これは東北人の僻目だろうか。

爽やかでない事件が大分で起きた。教育界を取り巻く疑念。教師の採用試験を巡っての収賄事件が教育を推進する立場にある県の教育委員会そのものが舞台だったのには驚いた。一頃、教師は「聖職者」と呼ばれていたのだが、現在ではそれもすっかり地に落ちたようだ。自分の息子、娘を教師にするために賄賂を贈る。そんな不正で教師になっても事件が明らかになれば当然辞めざるを得ない。むしろその方が不幸だろうに。

採用試験結果を不正に操作したため、本来合格すべき人が十数人いたとか。また不正合格には「議員枠」まであったとか。県会議員、教育委員会、校長や教頭など教育の現場まで巻き込んだ今回の事件は、舞台が舞台だけに子供達に与える影響が少なくないように思う。教育界に不正が蔓延るようでは日本もお終いと思うのは私だけだろうか。






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Last updated  2008.07.10 18:45:14
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