マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2009.01.27
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カテゴリ: スポーツ関係
朝青龍のインタビューがあった。この初場所、久しぶりに優勝した翌日のことだ。彼は約束の時間に1時間20分ほど遅刻したようだ。前夜美酒に酔いしれ、とても腫れぼったい目をしていた。白鵬に勝って優勝を決めた土俵上で、思わず両手を広げて喜びを表したことに、異を唱える横綱審議委員会委員もいる一方、中には好意的に受け取った委員もいたようだ。

それは兎も角、場所前には引退を覚悟していたことを記者に語った。ただ、稽古総見の際白鵬に1勝6敗と全く歯が立たなかったことについては、あれでも本人にとっては「何とかやれる」と感じた由。「後何年ぐらいやれそうですか?」追い討ちを掛けるような記者の問いに対しては怒りを露わにした横綱だった。怒ってる

確かに朝青龍の態度は悪い。日本の国技を背負うには相応しくないと感じる人も多いだろう。だが、マスコミの態度もどうかと思う。しつこい質問をした記者には全くと言って良いほど品格を感じなかった。年末年始の長々と続いた特別番組をはじめ、沢尻エリカ、皇太子妃の雅子様に対するバッシングなど一連の報道は、国民の総白痴化を感じさせられてならない。

まだ30歳にもなっていない朝青龍。あれだけ日本中を敵に廻しながら引退もせずに頑張れたのは、「何クソ!」と奮起した彼のど根性と、怪我さえ治れば十分戦える体が残っていたためだろう。これから先、彼がどんな相撲を取り続けるか注目したいと思う。

日曜日の「大阪国際女子マラソン」は、バス旅行に行っていたため観損ねた。報道によれば、「東京国際女子マラソン」で惨敗した渋井陽子が30km付近から抜け出し、そのまま優勝したとか。確か記録は2時間23分台だったと思う。その渋井と30km周辺まで競り合いながら、今回が初マラソンと経験が全く無かった赤羽がそれでも2位に食い込んだのは立派の一語。記録は確か2時間25分台だったはず。

日本では珍しいママさん選手。家庭と育児に追われながらも、日本の長距離界の第一人者として君臨して来た赤羽。夫君がコーチを務めていることを今回初めて知った。年齢は確か30歳を超えていたように記憶しているがどうだったか。子持ちで30歳を過ぎてからマラソンに初挑戦する選手はこれまで日本では存在しなかった。その勇気ある挑戦に心からの拍手を送りたいと思う。

先日走った「東北ブロック新春マラソン」の記録集が届いた。正式タイムは4時間35分26秒で、手押しのタイムより1秒速かった。さて、60歳代男子の部の29名中私は27位。60代のトップは千葉県から来られた66歳の方で、タイムは何と3時間13分06秒と言うから驚く。さらに驚くのは完走した70代男子選手のうち、私より記録が良かった人が6名中5人も居られることだった。

6名の中で地元選手は1名だけで、後は他県から来られた選手。あの寒さの中でもそんな速さで走れる自信があるからこそ、1月早々にも関わらずわざわざ遠くから参加されたのだろう。タオルと「ランニングハンドブック」が参加賞と言う質素な大会なのだが。

昨年11月に走った「つくばマラソン」のタイム4時間40分07秒(ネット:4時間36分50秒)と今回のタイムにはほとんど差がない。昨年2度の大怪我をして以来、今でも違和感と後遺症が残っている私の足。この状態がこれ以上良くなることは望めないだろう。

だが、今よりは速く走れた過去の栄光にしがみつき、「フルはもう4時間40分でしか走れない」と嘆くか、「いや、自分にはまだ4時間40分台でも走れる力が残っている」と考えるかは自由。私は迷わず後者を選びたい。それだけのスピードが最後まで保てれば、100kmのレースを完走することも決して夢ではない。いや、たとえ完走出来なくても良い。今の自分にとってはそんな状態でもウルトラマラソンへ挑戦し続けることこそが、もっとも大切なように思うのだ。





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Last updated  2009.01.27 17:27:12
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