マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2009.01.30
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先だって海難審判所で一つの裁定が下った。自衛艦「あたご」が千葉の漁船と衝突した海難事故で、漁船は沈没し漁師の親子が行方不明になったあの一件だ。一部漁船側にも非を認めたものの、責任の大半は「あたご」側にあるとの結論に達した。船の往来が激しい現場で、見張りを疎かにしたと言うのが理由だった。

事故が起きた状況から見て、「あたご」側に非があるのは明白だったにも関わらず、自衛艦側は漁船の方に回避義務があったと主張し続けていた。漁船は沈没し、乗っていた親子は未だに行方不明だから、言わば「死人に口無し」状態だった訳だ。だが付近を航行し、咄嗟に事故を回避した漁師仲間の証言などで、当然とも言える結果を勝ち取ることが出来た。だが、不運な漁師親子の命はもう帰って来ないのだ。

東京地裁でも一つの判決が下りた。住民と漫画家楳図かずお氏がいわゆる「まことちゃんハウス」が景観を損ねるかどうかで争っていた事件だ。先に建築の差し止めを争って敗訴した住民側が、今度は建物の外壁を取り壊せと訴え、それが認められるまでの間、1日1万円を苦痛の代償として支払えとの訴訟に切り替えたのだとか。

自宅の壁を赤白のストライプにするのが長年の夢だった老漫画家。現場はきっと閑静な住宅地なのだろうが、特段その家が周囲の景観を損ね、迷惑を掛けるようには見えなかった。原告は2、3軒だけで、これまでの経緯から話がこじれてしまったのが原因のようだ。2件とも常識的な結果に治まったと私は思っている。

そんなことより、元プロ野球の桑田が早稲田大学大学院へ合格した話の方が明るくて良い。何でもスポーツ科学研究科のスポーツビジネス専修で1年のコースのようだ。40歳を過ぎてなお大学院で学ぼうとする桑田の向学心に敬意を表したいと思う。頑張れ桑田~

長野県諏訪市の下水道処理施設で金が採れたと言うニュースにも驚いた。諏訪市にはメッキ工場が多く、その廃液に金が含まれていたのだろうと言う説に加え、近くの温泉から流れ込むお湯の中にも微量の金が含まれていたのではとの推定だ。何でも底に溜まった汚泥を焼却した灰の中に、金鉱山とは比較にならぬほどの高い含有率で金が含まれているらしい。新たな金鉱脈が、意外なところに潜んでいたわけだ。

さて、今日1月30日は四国に住む2人の孫娘の誕生日。上の孫娘は今日で8歳、下の孫娘は6歳になる。そして6歳の孫は4月から晴れて小学生になる予定。先日、早めの入学祝を送ったのだが、昨夜お礼の電話があった。お姉ちゃんの方は赤いランドセルだったのに、妹が選んだのは青のランドセルだったとか。

母親である我が娘は6年間青のランドセルで嫌にならないかと心配したようだ。姉妹でもそれぞれ個性が違う証なのだろう。遥か遠くで暮らす娘夫婦と孫達。電話を通じて聞く孫の声は明るく弾んでいた。孫娘達にとって私はたった一人の爺さんだから、何とか長生きして彼女達が成人する姿を見てみたい。4月には姉妹揃って小学校へ通う姿を思い描いている私だ。





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Last updated  2009.01.30 17:24:29
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