マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2009.08.24
XML
カテゴリ: スポーツ関係
昨夜の10時17分。私はラジオの電源を切った。放送していたのはKスタで行われていた楽天対オリックスの16回戦。9回表オリックスの攻撃中でスコアは10対9で楽天が1点リードの場面。ノーアウト満塁のピンチだった。ピッチャーはこの回からマウンドに上がった抑えの福盛。1点取られてどうなるかとハラハラドキドキの場面だった。だが放送時間は10時21分までらしく、私はきっと逆転負けだろうと観念していた。

それが今朝の新聞を見たら、9回表に取られたのはあの1点のみ。結局あのまま10対9で楽天が勝っていた。第1現場に出勤し掃除担当の小父さんと野球談義をしていると、彼はラジオ放送は最後まで間に合ったと言う。最後はショートライナーと内野ゴロでの併殺だったようだ。西武も勝ったが、これでまだ楽天は3位のままだ。

セリーグでは1位の巨人と2位の中日が2.5ゲーム差。この2チームのCS進出は間違いないだろう。パリーグでは日ハムが5連敗して2位のソフトバンクと3ゲーム差まで縮まった。この2チームのCS進出も堅いと思う。問題は3位になるのがどこかだ。楽天が初めてAクラス入りを果たすか、はたまた実力のある西武が順当に勝ち上がるのか。

世界陸上最終日の女子マラソンにも痺れた。35km過ぎエチオピア、中国、日本の3選手の争いの中で最初にエチオピアのメルギアが脱落。40kmからは中国の白雪と日本の尾崎好美の一騎討ちとなったが、41km過ぎに白雪が抜け出す。後を追う尾崎も必死だったが10秒差での銀メダルだった。この日のベルリンは30度以上の気温で、路面は40度を越していたとか。

尾崎選手は第一生命陸上部の山下佐知子監督の愛弟子だが、元々体は弱い方だった由。初マラソンだった昨年3月の名古屋国際で2位。昨年11月の東京国際で優勝。そして今回が世界陸上で2位と、経験が少ないのに安定した成績を残しているのは立派。セカンドウインドの加納は7位入賞、資生堂の藤永が14位で女子団体の銀メダルを獲得した。期待されたママさん選手の赤羽は暑さ対策が十分でなかったのか31位に終わったのが残念だ。

甲子園の高校野球もつい先ほど全日程が終了した。決勝戦は愛知の中京大中京と新潟の日本文理の戦いだった。好投手を擁する花巻東を圧倒的な大差で下した中京が有利と見ていた。事実8回まで10対3と大量リードしていた。だが最終回日本文理は凄まじい集中力で6点を取り、10対9まで追いすがったが、結果は中京が1点差での辛勝だった。

かつての名門チームの強さも目立ったが、新興チームの強さが光った今大会だった。そして、たとえ試合中に負けていてもベンチではニコニコしている選手達の顔が印象的だった。もう昔のような地域による格差は見当たらない。どうやら北国のチームが技術的な面で南国のチームに負けるようなことは無くなったようだ。

甲子園で私が思い出すのは「やまびこ打線」を率いた徳島の池田高校の蔦監督や、指笛とセーラー服姿での応援が印象的だった沖縄水産を率いた栽監督だ。2人とも既に亡くなったが、茨城の常総学園を率いる木内監督は未だ現役。78歳の老監督に何とか甲子園で1勝をプレゼントしたかった選手達だったが、残念ながら今回その夢を果たすことは出来なかった。若者達よ、いつまでも嘆くことはない。きっと君らの後輩達が来年に夢をつなぐことを信じようではないか。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2009.08.24 16:25:05
コメント(10) | コメントを書く
[スポーツ関係] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR


© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: