マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2009.09.17
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カテゴリ: ウルトラマラソン
昨夜、ふと喪章を作ろうと思い立った。黒い布地を探したら、警備用のズボンの裾を詰めた残り布があった。まだ一度も身に着けていないし、これにしようと決める。小さな鋏で切ったら、どうも形が整わない。次にカッターナイフと定規を使ってみたが、布が撚れて駄目。何とか形を作り、最後に三角の切り込みを入れた。

黒いリボンを「佐渡島一周」のゼッケンに留めて見る。これで佐渡島を廻る予定。走り、歩きながら亡くなったR子さんの面影を偲び、冥福を祈るのだ。いかにも不細工な喪章だが、手作りなのできっと彼女も許してくれると思う。

喪章を作り終えてから、ちっちさんの掲示板を訪れた。何度も彼女と一緒に長い距離のレースを走っているちっちさんなら、きっと何かをご存知だろうと思ってのことだ。思いがけない事態に疲れ果て、10時頃には床に就いた。だが、R子さんのことが気になったのか夜中に何度か目が覚め、今朝はいつもより30分以上も早く起床した。

外へ出ると風が吹いて寒い。最低気温は12度と言っていたが、風があるためか体感温度は10度以下に感じる。東の空には月。欠けた部分も仄かに明るい。そしてその傍に一際明るい星が一つ。あれは木星だろうか。南の空にも明星。きっとR子ちゃんもどこかの星になったのだろう。そう思って夜空を見上げた。星

愛犬との散歩から帰宅後、パソコンを開く。早速ちっちさんのHPを訪れると、私の質問への丁寧な回答があった。R子ちゃんの死因は卵巣がんだったそうだ。今年の「裏エゾ」は仕事の関係で、途中から帰ったとか。本人は仕事を辞めて田舎へ帰りたかったそうだが、どうしても会社を辞められなかったようだとも書かれていた。そうか。まるで観音様のようにいつも微笑んでいた彼女にも、結構辛い出来事があったのだ。

前夜のうちにいただいていたメールへの返事を書く。1人は秋田のJunさんで、もう1人は大崎市のT田さん。2人とも佐渡でR子ちゃんと走った仲間で、やはり彼女の死を知って驚かれた様子だった。Junさんへは、質問に答える形での返事をしたためる。

T田さんは、私のブログを読んだK彦氏からの連絡でR子ちゃんの訃報を知った由。ご丁寧にも昨年の「佐渡島一周」時の写真が添付されていた。R子ちゃん、Junさん、T田さん達がにっこり微笑んでいる写真が何枚か。まさかこの1年後に、彼女が亡くなるとは思いもかけなかったろう。同い年のJunさんはかなりのショックを受けたようだ。

やはり心に余裕がなかったのか、今朝はいつもと違うランニングシューズを履いて出勤した。仕方なく、今日はそのシューズで帰宅ランを決行。昼食後パソコンを開くと、大勢の方がブログへ書き込みをしてくださっていた。新潟の銀のねこさんもその1人。彼女も「佐渡島一周」でR子さんと一緒に走った仲間だが、年齢も近い同性の死に、かなりのショックを受けたみたい。

T田さんからはメールで二伸が届いていた。「佐渡島」仲間が、R子さんの逝去についての情報を苦労して入手された由。情報によると、7月の時点で彼女は余命3ヶ月と宣告されていたようだ。銀のねこさんではないが、爾後死を迎える日まで、R子さんはどう過ごしていたのだろうか。

あまり心の昂ぶりが感じられなかった今回の佐渡だったが、R子ちゃんの訃報を知った今、彼女の冥福を祈りながら島を旅するのが生かされている私達の務めのように思えて来た。みすぼらしい手作りのリボンを胸に、彼女の思いが詰まったコースを精一杯走り、かつ歩いて来ようと思う。暖かいメッセージをお寄せくださった皆様に、この場を借りて御礼申し上げます。合掌。





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Last updated  2009.09.17 19:44:36
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