マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2012.08.21
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カテゴリ: ランニング障害
 つい2週間前まで、私は読書三昧の日を過ごしていた。不整脈手術の後遺症で軽いめまいがしていたし、右足の底部には筋膜炎の痛みがあったため、運動など出来る状態ではなかったのだ。それが「薬莱山とお足マラニック」に出ると決めてから、体調が飛躍的に改善された。マラニックの前に行ったのは、2回の早歩きと整骨院での5回の施療。そして1週間の「エクササイズ」だった。

 わずかそれだけで、110kmの道のりをマウンテンバイクで往復することが出来た。きっとどうしても参加したいと言う強い気持ちが、そこまで復活させたのだと思う。人間の潜在能力の凄さを知った思いだ。そして今では不格好ながらランニングも再開している。歩いても何もしなくても痛かった私の右足。だから走ることは不可能と、私はすっかり諦めていたのだ。

 それが何故再び走れるようになったのだろう。とても不思議だが、幾つか原因として考えられることがある。第1は痛みがある時に全く走らなかったこと。これは筋膜炎の場合、とても重要なことだと私は認識している。痛みがありながらつい走ってしまうと、いつまで経っても治らないのがこの病気だ。第2は整骨院での施療が痛みを和らげたこと。これは嬉しい誤算だった。

 そして、自己流のエクササイズも案外効果があった。衰えた筋力の向上に役だち、体調を整える効果もあった。特に「貝殻踏み」と「青竹踏み」は足底部を刺激し、強化につながっているように感じる。それもこれも、「何とか復活したい」と言う強い気持ちがもたらした「奇跡」だったように思う。

 7月の東京見物で巣鴨の「とげ抜き地蔵」に行った時、私は見よう見真似で「洗い観音」の足に水をかけた。自分の悪い個所に水をかけると、その個所が治ると信じられている「洗い観音」。私はそんな迷信は信じない方だが、ブログ友のよっちゃんさんやherenさんは、「きっと治る」と信じてくれていた。私は総合病院で手術でも受けない限りは治らないと思っていたのだが、その決断すら出来なかったのだ。

 昨日は走らなかった。前日の18km走が利いて、すっかり草臥れたのだ。早歩きも含め、この2週間で走った距離は76km。自転車(走行距離の40%相当)は66km。そしてウォーク(1回20km以下の自転車の40%相当分も含む)が48kmで、合計190km。1日平均13.6kmの運動量だから疲れても当然。その前は老犬との散歩しかしてなかったことを思えば雲泥の差だ。

 体調がまだ思わしくなかった頃、自分がしたい夢を幾つか書き出したことがある。登山、トレイルラン、長距離のランニング練習、自転車での旅などがそうだ。体調と体力が戻りつつある今、それらは決して夢ではなくなった。そして夢の続きである「東京マラソン」、「仙台国際ハーフマラソン」への出場も、今後のトレーニング次第では、実現出来るかも知れない。私にとってはまさに奇跡。実に有難く、嬉しいことだ。

 昨日は整形外科で新しいインソールを受け取った。これまでのものより素材が軟らかく感じた。これを装着して走ったら、果たしてどんな感じかとても楽しみだ。病院に向かう途中、走友会のD堂長老に会った。山の地図を売っている店が見つからずガッカリしていた時だ。だが登山にも造詣が深いD氏は、それを売ってる書店を知っていた。氏に聞いた店を後で訪ね、蔵王山と不忘山の地図を買うことが出来た。これは9月の初めに妻と縦走する予定。

 「奇跡」のお陰で、今後の展望も開けそうな気がする。だが油断は禁物。老化は決して待ってはくれず、突然色んな現象を引き起こすことがあるからだ。規則正しい生活を送るのが第一。それを肝に銘じてこれからの日々を過ごしたいと思う。「トランスヨーロッパ」出場中の日本人18選手は、第1日目、第2日目とも全員完走のようで嬉しい。健康に注意して、見事スペインの港町にゴールして欲しい。






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Last updated  2012.08.21 04:30:32
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