マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2012.10.08
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 オスプレイが配属されたのが「世界一危険な基地」普天間飛行場なので、沖縄県民は激怒しているそうだ。仲井真知事は例の表情で怒りを露わにしている。しかしそれほどまでに普天間を危険視するなら、何故早く名護市辺野古のキャンプシュワブへの移転を認めないのだろう。あそこなら周囲に人家はほとんどないのだから。自民党時代に移転が決まって既に13年は経つ。許可しない沖縄にも責任があると私は思う。

 沖縄県民の怒りの原因は何か。琉球王朝時代の薩摩藩の支配。明治期の「琉球処分」による日本への帰属。第二次世界大戦時の日本軍による卑劣な行動。米軍統治時代の屈辱的な生活。日本復帰後の経済格差。そんな過去の歴史が「沖縄は常に支配者によって虐げられて来た」との「被害者意識」につながっているのだろう。それが幼少時からの「平和教育」の刷り込みや、基地反対を煽る地元マスコミによって増幅される。それに異を唱えるのはなかなか困難。狭い島の中では、地縁、血縁で自由な発想が出来なくなるからだ。

 「女性宮家の創設」が検討されそうな雰囲気がある。皇太子、秋篠宮及び悠仁親王以外の皇族は全て女子。これだと皇統が途絶える恐れがあるとの憂慮からだ。私は無理に天皇制を維持しなくても良いと思う。天皇家、幾つかの宮家、宮内庁、天皇陵の維持に、果たしてどれだけの国家予算が注ぎ込まれているのだろう。奈良時代までの天皇陵は全て学術的な発掘を行い、その後は公園にして市民が自由に立ち入れるようになったらどれだけ有益か。

 靖国神社には英霊が眠っていると言うが、そんな訳がない。日露戦争当時、旅順港の戦いでの作戦ミスで何万人もの兵士を死なせた乃木大将は、明治天皇が崩御すると夫妻で殉死し、死後乃木神社に祀られている。死んだら神になるとの日本古来の思想だが、特定の宗教で国事を行うのは憲法違反との判決も出ている。もし戦争による犠牲者を悼むなら、宗教性のない平和祈念公園を作れば良いと思う。

 中国の艦船が9月18日以来、尖閣諸島周辺に出没し続けている。交代で巡回している海上保安庁の艦船の乗組員たちは、きっとヘトヘトなのではないか。思えばUチューブに映像を流出させた一色元職員の「中国船体当たり」の実像を知らなかったら、もっと理解は困難だったはず。そしてこれまでの行動から見ても、中国の軍部首脳が行った「尖閣は必ず奪う」との宣言を、決して取り下げることはない。 実効支配を強化するために今後何が必要か、冷静かつ早急に検討すべきと私は思う。

 戦後67年。日本国憲法にも実態と合わない個所が出ているそうだ。矛盾点や明確でない点があるなら改正すれば良いし、改正のための検討は大いに結構。どこをどう改めるかは国民が関心を持ち、大いに論議すれば良いと思う。自らの憲法を必要に応じて自らの手で改正出来ないなんておかしい。それを「右傾化」などと言うのはさらにおかしい。この世に「聖域」など存在してはいけないのだ。軽薄なマスコミに惑わされず、自分の頭で自由に考えることが民主主義の根本のはず。





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Last updated  2012.10.08 05:45:06
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