マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2014.08.14
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カテゴリ: スポーツ関係
27内湯.jpg


 温泉に入る。いつもはサウナや水風呂、露天風呂などを何度か「はしご」するのだが、この日は冷え切った体を温めるのが目的。内湯と露天風呂に1回ずつ入っただけで、上がった。体を冷やす元になった服装は全部替えた。Tシャツは「いわて銀河」の真っ赤なもの。パンツはバイク用のもの。これは尻当てが付いており、帰路の長旅に欠かせない。ソックスも替えたが、宮城UMCの帽子はそのまま。オレンジ色のそれは良く目立ち、少しでも事故を防ぐのに役立つ。

 食堂でラーメンを食べたかったが、まだ開いていないのが残念。玄関に行くとサポート車から荷物を運んでいたM仙人と遭遇。早速彼の勇姿を撮影。それは昨日載せたもの。10時20分。いよいよ帰路のスタート。入浴と着替えに要した時間は40分。外は少し明るくなり、気温もちょっとだけ上がって来たようだ。往路はマウンテンバイクを押して登った坂道の途中をS山さんが走っていた。彼が実質上のトップランナー。怪訝そうな顔の彼にエールを送り、一気に坂道を下る。

 帰路は里宮へは寄らず、直接国道347号線に出た。その方が走友と会える可能性が高いと判断。早速K彦さんら古川組と遭遇。T田さんとS木さんは缶ビールを飲みながら遅れてやって来る由。次にKさん、K野さんのコンビ。早朝富谷町で遭ったK野さんがここまで追い着いたことに驚く。彼女もかなりの走力がついた証拠だろう。T田さんとS木さんが来たのは、その後だったか。なるほど、手には缶ビール。呑ん兵衛ランナーの誉れだ。T脇さんも一緒だった。



 T田、T脇、S木の諸氏  29古川、立脇.jpg


 ここで記念写真を撮った。自称「戦場カメラマン」のT田氏は、レース中に100枚以上の写真を撮る猛者。この日撮った写真も、後日いつものように送ってくれた。S木さんは時々コメントを書いてくれる私のブログの愛読者。今回もわざわざ書き込んでくれた。こんな出会いがあるからこそ、今回も参加したのだ。4月の「仙台国際ハーフ」と7月の「チャリティーラン」は、心臓の不調で参加出来なかったが、何とかここまで回復してくれた。


30水車.jpg 国道沿いの水車


 暫く行くと前方からO川さん。彼は2年連続で520kmの「川の道」を完走した勇者。「ずいぶんゆっくりだね」と言うと、「水車を見てたの。ここまで来たら慌てる必要はないからね」と王者の貫録。エールを送ってペダルを漕ぐ。間もなく歩いているT橋さん発見。色麻町でも歩いていたが、そのまま歩き通したようだ。住吉台の2人とSさんには遭わなかった。多分里宮経由でゴールへ向かったのだろう。

 最初のコンビニにサポートのF田さんと仙台明走会のメンバー。「バイクで大丈夫なの?」とF田氏。彼は登山家であり73歳の現役トライアスリートでもある。ここでお握り2個を買い、店の前でパクつく。これは帰路の大事なエネルギー源。「ようやくここまで来た」。Nちゃんがつぶやきながら、薬莱山へ走って行った。最近ウルトラマラソンに目覚めた彼女も、徐々に力ををつけて来たようだ。体力が衰えた自分を思えば悲しいが、ランナーにはそんな日がいつか必ず訪れる。


    曇天下の川   13川.jpg


 色麻町に入って直ぐ、前からS原さんがやって来た。いつも通りのにこやかな笑顔。私がマウンテンバイクで来たことも驚かない。昨年も同じだったことを知ってるからだ。やがて娘を迎えに逆走したK野ママにも出逢った。「車のキーはどうしたの」。「娘に渡した」と屈託のない彼女。彼女の夫君も現役のランナー。仲の良い良いアスリート一家だ。かなり過ぎてから黙々と走るO内さんを見つけた。彼はサブスリーランナーだが、最後尾を走っているのは、何か用事があったのだろう。


薬莱2.jpg 懇親会風景


 やがて全員ゴールすれば、賑やかに懇親会が始まるはず。仲間達との楽しい集いに出なかったのは今回が初めてだが、それは覚悟の上。前方を見据えてペダルを漕ぐ。今日はたくさんの走友達の走る姿を観られただけで、十分刺激になった。今回マウンテンバイクで110kmを走破すれば、私自身のトレーニングにもなる。私の今日の目的は、あくまでも無事我が家に到着することだ。(懇親会の写真はT田氏提供)



   秋が近い田圃   32田んぼ.jpg


 慎重にも慎重を期し、一心不乱にペダルを漕ぐ。昨年は帰途の途中異音を感じて停車したら、タイヤに釘が刺さっていた。幸いタイヤの「山」の部分だったため事なきを得たが、長い道中では何が起こるか分からない。大和町でラーメンのチェーン店に入る。冷水を2杯、そしてラーメンの汁も若干。これで水分と塩分を補給。結局この日はペットボトル1本で済んだ。過去炎天下を走った時は10本は飲み、アイスキャンデーなども食べるのだが。


28古川、阿部.jpg

 左からT田氏、私、S木氏(加美町の国道にて)


 家に着いたのは午後3時。朝5時スタートだったので、ちょうど10時間要したことになる。雨が降り出したのは、ゴールの20分ほど前。それも小雨で助かった。こうして今年の「薬莱山とお足マラニック」も、無事に終了した。頭痛が治まったのはその2日後。だが下肢の冷えは未だに治まっていない。あの日、長時間冷たい風を受けたせいか、それとも老化に伴う体温調節機能低下のせいか。心配していた台風11号が温帯性低気圧に変わったのは、その2日後だった。<完>





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Last updated  2014.08.14 14:06:19
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