マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2014.11.11
XML
<27年ぶりの明日香村>

 私が明日香村を訪れるのは2度目。初めての訪問は27年前のことだった。後輩が奈良国立文化財研究所に勤務していたこともあって、車で案内してもらったのだ。だが今回は自分自身がペダルを漕ぎ、地図を持って日本の古代史を巡る旅だ。

 日本の歴史が旧石器時代、縄文時代、弥生時代、古墳時代と続き、その後の飛鳥時代がここ明日香村で始まったことぐらいは私も知っているが、正確な知識は持ち合わせていない。そこで理解を助けるために、簡単にこの時代を紹介したいと思う。


1-4明日香村.jpg

538年 仏教伝来
588年 蘇我馬子、法興寺(飛鳥寺)の造営を開始
592年 推古天皇が豊浦宮で即位
593年 聖徳太子が摂政となる
603年 冠位十二階を制定 推古天皇が小墾田宮に遷宮。豊浦寺造営開始。
606年 飛鳥大仏完成
607年 小野妹子などを遣隋使として隋に派遣


1-22明日香村.jpg

630年 第1回遣唐使を派遣
641年 山田寺の造営開始
645年 中大兄皇子らが蘇我入鹿を暗殺。蘇我蝦夷自殺(大化の改新)
     孝徳天皇が難波長柄豊碕宮に遷都
646年 大化の改新の詔。薄葬令公布
655年 皇極天皇が重祚して斉明天皇となり、飛鳥板蓋宮に即位


1-111明日香村.jpg

660年 中大兄皇子が漏刻(水時計)を作る(水落遺跡)
663年 白村江の戦いに敗北。百済、任那が滅亡し新羅が朝鮮半島を統一
672年 大海人皇子が壬申の乱で勝利し、天武天皇となって飛鳥浄御原宮で即位
683年 我が国最古の貨幣である富本銭を鋳造

 人口がわずか6千人にも満たず、いまだに減少を続けているこの小さな村に、かつて我が国の最初の律令国家が誕生し、その後の発展の礎を築いたことに驚きを禁じ得ない。この後歴史の舞台はこの地から次第に遠ざかって行くのだが、明日香は今でも日本人の心の故郷のように感じている。


1-23ボンタン.jpg

694年 藤原京(橿原市)に遷都
701年 大宝律令制定
707年 和同開宝鋳造
710年 平城京へ遷都
712年 古事記完成
720年 日本書紀完成


1-12歴史公園.jpg 飛鳥時代の服装

 最初に訪れたのが高松塚古墳。27年前は壁画の修復工事のため閉鎖されていたが、今は原状に戻っていた。付近の壁画館で壁画の複製などを観た。複製とは言え、いずれも見事なものだ。

1-5歴史公園.jpg


1-9歴史公園.jpg


1-8歴史公園.jpg


1-11歴史公園.jpg 玄武(亀神)


          鏡  1-6歴史公園.jpg


1-14吉備墓.jpg 吉備姫王墓

 次に訪れたのが吉備姫王(きびひめみこ)の墓。彼女は皇極(斉明)天皇、孝徳天皇の母で欽明天皇の孫に当たる。この墓陵内に4体の猿石と呼ばれる石造物がある。


         山王権現 1-15吉備墓権現.jpg


1-16吉備墓女.jpg 女


僧(左)と男 1-17吉備墓男女.jpg


1-20欽明陵.jpg 欽明天皇陵

 欽明天皇は第29代の天皇で在位は32年間。彼の時代に百済から仏教が伝来した。


   欽明天皇陵外観  1-21欽明陵.jpg


1-26天武.jpg 天武天皇持統天皇陵墓

 天武天皇は7世紀後半の第40代天皇で天智天皇(中大兄皇子)の弟。天武天皇の薨去後、皇后が即位して持統天皇となり、死後は檜隈大内陵に合葬された。


        陵墓模型  1-94展示室.jpg

 埋蔵文化財展示室にあった陵墓の模型。檜隈大内陵は当時としては珍しい八角形をしていた。(天智天皇陵=京都市山科区も同形)


1-27天武.jpg 陵墓外観

 外部からは陵墓が八角形をしていることは分からない。この後、私達は「亀石」を見学した。この周囲には大勢の中学生が歴史の学習に来ていて、熱心にメモを取っていた。


  亀石 1-29亀石.jpg

 村内にはこのような謎の石造物が数多く存在しているが、その多くは使途が不明のままだ。恐らくは百済から渡来した石工の手によるものではないかと思われる。<続く>





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2014.11.11 10:41:18
コメント(14) | コメントを書く
[考古学・日本古代史] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: