マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2016.07.15
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カテゴリ: 旅、温泉
 <秋田へ向かう>


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 JR下北駅14時9分発の快速しもきたで八戸に向かう。今回初めて訪れた下北半島。かつてここが南部藩に属し、明治初期のほんの2年足らずの期間戊辰戦争に負けて移住を迫られた会津藩がこの地に斗南藩を開いたなどとは、なかなか信じがたいものがあった。


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 前日は雨で見えなかった夏泊半島が陸奥湾に突き出す姿が見えた。あれは確か4年前。青森と北海道南部への旅で浅虫温泉に泊まった時、あの半島の付け根まで走ったことがあった。暑い日だったが、あの時はまだ元気に走れていた。旅先でも走ろうとした日々が懐かしく思い出される。


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 15時34分八戸到着。16時16分発の東北新幹線はやぶさ26号で盛岡へ。盛岡駅で駅弁と缶ビールを購入し、17時35分発の秋田新幹線こまち25号に乗り換え秋田へと向かう。途中久しぶりで角館駅を見た。ここは「秋田内陸ウルトラマラソン」100kmの部のスタート地点。早朝の武家屋敷、厳しい大覚野峠の山道、黄金色に輝く秋の田圃などコース沿線の美しい光景が脳裏を過った。


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 いつしか窓の外では夕日が落ちようとしていた。角館から先の秋田新幹線は初体験。大曲駅で、列車は方向転換をした。私は進行方向に向かうよう座席を回転させた。


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 この日6月25日土曜日の夕刻から、仙台の居酒屋で「本州縦断フットレース」1550kmを見事走破したO川さんの祝賀会が開かれることは知っていた。案内はもらったものの既に旅の予定が組まれていて、残念ながら出席が出来なかった。それでも彼の自宅に電話し、レース中の色んな話を聞くことが出来た。後日聞いたら、祝賀会への出席者は13名。店内が煩さ過ぎて挨拶の声も聞き難かった由。


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 私は盛岡駅で買った弁当と缶ビールで、O川さんの偉業達成を祝った。食べたのは「炙りトロサーモン寿司」。なかなか美味しい駅弁だった。O川さん、本当におめでとうね♪ぽっ


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 19時6分秋田駅到着。ここからタクシーで郊外にある温泉へと向かう。秋田市へ来たのは20代当時の2回だけ。当然ながらまだ特急しかなかった時代だ。運転手さんに秋田で自慢出来るものは何かと尋ねたら、「ご飯と山菜」と答えてくれた。タクシーに乗った観光客が、その美味しさに驚いていたそうだ。でも秋田の人は無口でPRが下手なのだそうだ。


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 宿泊先の温泉でチェックイン。カプセルルームは初めての経験。朝食付き1泊で4千円以下。今回の旅で3回泊まった料金が合計で1万5千円もしない。翌日のために地図を見せてもらったが、訪問予定の場所が良く分からなかったのが想定外。古代の城柵である秋田城を地元の人が知らなかったのが原因。止む無く行き先を変えることにした。


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 温泉に入れたのは良かった。この日は恐山でも天然の硫黄泉に入ったので2度目だ。困ったのはカプセルルームとロッカーが遠いこと。結局物騒なのでカメラと財布はロッカーからカプセルルームへ持って来、枕元に置いた。


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 これが初体験のカプセルルーム。室内は思ったほど狭くは感じない。横たわりながらテレビを見ていたら間違ってチャンネルを操作。画面にポルノグラフィーが現れた。あらまあ大変。これでは興奮して眠れないではないか。急遽たった1錠だけ持って来ていた睡眠薬を飲み、何とか眠りに就いた私だった。<続く>





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Last updated  2016.07.15 05:13:06
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