マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2016.12.13
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 先日、JR常磐線の山下駅(宮城県)~相馬駅(福島県)間が5年9か月ぶりに開通した。これで残りは東京電力福島第2原発付近が不通区間となるだけだ。原発の汚染対策にはまだ時間がかかる。私が生きている間に常磐線が完全に繋がることが出来るだろうか。

 つくばや水戸で勤務した私にとって、常磐線の沿線は懐かしい。おまけに仙台からは「勝田マラソン」や「かすみがうらマラソン」に参加するためにもお世話になったのだ。仙台から上野まで海岸線を走る常磐線の全線開通を心待ちにしている。




 福岡国際マラソンで、例の公務員ランナー川内優輝選手が日本人トップの3位になった。タイムは2時間9分台の好成績。レース前にふくらはぎを傷め、さらに練習中に軽い捻挫まで起こしていた彼。だから今回の強行出場には、家族までが反対だった由。それでも彼は招待選手でありながら辞退することは出来ないとの強い思いから、果敢にレースに臨んだ。結果は瀬古さんが絶賛する走り。これで来年の世界大会代表選出は確実だろう。最初で最後の快挙を、共に喜びたいと思う。




 フィギュアスケートのグランプリファイナルで、羽生結弦選手は優勝した。4連勝は世界初の快挙だった由。SPは圧倒的な強さだったが、フリーでやや精彩を欠いた。外国の新人がフリーで高得点を挙げ、2位に食い込んだ。世界は常に激しい戦いの連続だ。女子は宮原知子さんが3位に食い込んだのが立派。真央ちゃんが出場してないのは淋しいが、これからが楽しみな存在だ。




 高橋・松友の「タカマツペア」が先日若手を圧倒して優勝した。バトミントンの大会だ。彼女たちのリオオリンピックでの活躍が思い出されるが、世界はそんなに甘くない。近くルールが改正されるのだとか。ベテラン選手の多いヨーロッパに有利なように、これまでの21本3セットから11本5セットになるそうだ。

 日本人選手が活躍すると、ルールが改正されるのはこれまでも良くあった。荻原兄弟のスキー複合などがそうだった。そして柔道も近くルールが改正され、「有効」との併せて1本がなくなる。そして女子同様に男子の試合時間が5分から4分に短縮される。これで動きが活発になり、一本勝ちが増えると良いのだが。




 東京オリンピックで復活する野球・ソフトボールの予選会場予定の福島県下の3球場について、視察した世界野球連盟幹部が苦情を呈した由。内野が芝生でないこととと、設備が貧弱な点だ。震災復興の点からも福島県での開催が望まれたのにだ。北京オリンピックでの球場も内野は芝生でなく土だったのだが。

 一方サッカーの予選でグラウンドを提供する宮城県知事が、経費負担を明確にするよう求めている。オリンピック仕様とするためには数十億円の改修費が必要なのに、その負担区分がまだ不明のままなのだとか。ボートの長沼開催案でも苦い思いをした宮城県。政府や関係団体の誠実で早急な対応が望まれる。




 今年の漢字一文字は「金」だったそうだ。さて、話題のピコ太郎の「PPAP」は今年のYouTube動画のアクセス数が8億7千万回となり、第2位に食い込んだ由。かなりのお金が懐に飛び込んだようだが、ピコ太郎は例のとぼけた顔で知らんぷりを決め込んでいるようだ。「アイハブ メニマニー」と言ったかどうか。ぺろり

 ソフトバンクの孫社長が先日トランプ氏と会談し、今後4年間で5兆円の投資をすると約束した。同時に米国人5万人の雇用も約束したそうだ。きっとトランプさんだけでなく、「お父さん犬」も今頃喜んでいるに違いない。ウィンク




 先日ノーベル賞の授賞式があった。医学生理学賞受賞の大隅東京工業大学栄誉教授は借り物のタキシードだったが、体に合わせて手直ししてくれたようだ。内容は良く分からないが、英語のスピーチ見事で耳障りが実に良かった。1億円近い賞金は、若手研究者の育成資金にするらしい。博士の素晴らしい人柄を想う。

 話題の文学賞受賞者ボブ・ディランは結局授賞式を欠席し、友人が代理でメッセージを読み上げた。またその数日前、彼の友人が代理で彼の歌を現地で歌った。歌手に文学賞を与える是非が論議されたが、歌詞は立派な詩だと私は感じた。


  <103歳の言葉>    

 103歳の現役前衛芸術家篠田桃紅さんの著書『103歳になってわかったこと』から抜粋


     曰く。「自分という存在は、どこまでも天地にただ一人」。

 編集子の補足には「自分の孤独を、客観視できる人でありたい」とある。また前頁のタイトルを著者は「この寂しさを観音様は微笑む」と書いてある。

 釈迦はかつて言った。「天にも地にもわれ一人」。いわゆる唯我独尊の謂れだ。だがこれは独善とは違う。私と同じ存在は広い宇宙の中でたった一つだけとの意味。孤独と言う感傷よりも、生命の不可思議さの表現とも言えようか。私と言う存在は宇宙でたった一個。だからこそ生きる価値があるのだろう。





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Last updated  2016.12.13 06:18:11
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