マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2016.12.14
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今、朝の3時40分。今日のブログを書き始めた。外は雪ではなく雨のようだ。この週末、仙台は雪が降った。今シーズンの初冠雪だ。今日は挿絵にその時に撮った写真を多用しようと思う。今日は寒~い政治の話だからだ。




 7人の都議が自民党から除名された。いずれも都知事選挙で小池さんを応援した人だ。自民党が処分すると言いながら長い間なかなか決まらなかった本件に、ようやく決着がついた形。都知事はこれを受けて、「希望の塾」塾生の中から来年6月の都議選の候補者を立てることを決断した模様。

 都議会による復活予算制度の拒否に伴い、顔をつぶされた自民党と小池都知事の対立は一層明確になった形だ。一部では都議選に合わせて、都知事選のダブル選挙に持ち込む案も飛び交う始末。長らく問題になっていた豊洲市場地下空間の排水作業がようやく始まった。完全に排水するためには3か月間を要する由。




 今月20日の最高裁での裁定に先立ち、辺野古基地の建設問題に関する国と沖縄県の争いに終止符が打たれそうだ。結局県の主張は認められないようだ。つまり敗訴だ。だが沖縄県は国との間の和解条項を守る気配はなく、さらに抵抗を続ける意向のようだ。

 国は国頭村と東村にまたがる米軍の北部訓練場の半分を、近く県に返還する。ヘリポート集約工事終了に伴う措置で沖縄県にも招待状を送付したが、知事は出席しない意向らしい。これで県内の米軍基地の20%分が返還されるのにだ。頑迷なのは果たしてどちらだろう。私には不毛な戦いだと思えるのだが。




 韓国大統領の弾劾決議が圧倒的な数で採択された。大統領の権力が停止される間、首相が代行することになる。今後はその是非を問う弾劾裁判が進められるが、当初の見通しよりもずっと早めに決着がつきそうな勢いだ。まだ混乱はあるものの、遅くとも来年の春までには朴槿恵大統領の退陣が決まるだろう。

 その混乱に乗じて、先日北朝鮮はソウルの青瓦台を襲撃する訓練を実行した。それが現実のものにならないことを祈りたい。一つのことが傾き出すと、それまでのものを全て否定するのが朝鮮民族の特徴みたい。だからいつまで経っても積み重ねが出来ないのだ。何という不幸な民族なのだろう。




 WADAはロシアが約千人分の選手のドーピング検査を不正に扱っていたとこのほど発表した。先のリオオリンピックでは200名以上が出場停止となったが、今回の発表は最終的な結論のようだ。政府が深く関与して検体を正常なものと取り換えたり、検体にコーヒーや塩を混入して検査をかく乱したりしていたそうだ。中には男性のDNAが検出された女性の検体もあった由。国家ぐるみの悪質な犯罪行為だ。




 アメリカ大統領選挙に関するネットからの妨害事件にも決着がついたようだ。FBIはヒラリー女史の個人的なメールが公開された件に、ロシアの諜報機関が深く関わっていたと断定した。また投票の再集計がされていたウィスコンシン州では、結局トランプ氏の票がさらに100票以上上積みされる結果に終わった。これで問題とされた他の2州の計算し直しはしないことになった由。




 そのトランプさん。「一つの中国」に疑問を呈し、台湾の総統とも電話で会談した。これに中国は猛烈に抗議した。先日は沖縄の宮古島付近の海峡を、わざわざ4機の軍用機を通過させる措置を取った。何機かはそのまま引き返したものの、数機は台湾方向に向かった。その際スクランブル発進した自衛隊機が妨害したと中国政府は非難したが、その事実はないと日本政府が反論。

 8年間のオバマ政権で中国の強硬策を見逃した失敗を反省し、トランプさんは次期政権の閣僚に元米軍の幹部を多用することを決めたようだ。中国大使には習近平氏とも仲の良い経済人を登用するようなので、きっと硬軟織り交ぜて対応するのだろう。




 さてロシアのプーチン大統領と安倍総理との会談が、いよいよ明日に迫った。果たして今回はどんな展開になるのか楽しみだ。いきなり北方領土の返還とはならないだろうが、経済協力などを通じてさらなる前進があるのを期待している。国際状況は絶えず変化している。私達もそのような感性を磨いていたいものだ。





 <103歳の言葉>

 現役の抽象芸術家、篠田桃紅さんの著書『103歳になってわかったこと』から抜粋


    曰く。「日々、違う。生きていることに、同じことの繰り返しはない」。

 この章の見出しは「歳をとるということは、創造して生きてゆくこと」とあります。また「老いてなお、道なき道を手探りで進む」との編集子の注も。

 私は老化とは「未知との遭遇」だと思っています。本やテレビでも老化とは何かとの知識を得ることは出来ますが、老化の実感は自分の体を通じてしか得られません。だからこそ「手探り」なのだろうし、「日々違う」のでしょう。103歳になっても、不確かな存在である自分を絶えず意識して生きることの意義を知らされた思いがしています。





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Last updated  2016.12.14 05:19:11
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