マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2017.05.11
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 フランスの新しい大統領が決まった。名前はエマニュエル・マクロン氏。年齢は何と39歳の若さ。もちろんフランス史上最も若い大統領の誕生だ。大学を出てから銀行に勤務し、オランド政権では若くして経済相を勤めた新進気鋭の政治家。

 夫人は25歳年上で、高校時代の恩師だった由。その連れ子が一番下でも自分より年上と言うからビックリ。所属政党が無いと言うのも驚く。一般的には中道左派で市場経済や自由競争を尊重する考え方。また親EU派でもある。

 今回の選挙では極右政党「国民戦線」代表のルペン女史と決選投票で争ったが、大差をつけて圧勝した。EU離脱、外国からの移民政策反対の立場を取る彼女が勝っていたら、きっと大混乱に陥ったことだろう。




 新しい韓国の大統領が誕生した。名前は文在寅氏で64歳。極左政党「共に民主党」所属。廬武鉉大統領時代は、乞われて秘書室長(日本の内閣官房長官に相当)を勤めた。親北派で反日、反米思想の持主と言われ、「自分が大統領になったら、アメリカよりも先に平壌に行く」と公言している。

 夫人とは学生運動で知り合い、彼が催涙弾を直撃して倒れた際に助けたのがお付き合いするきっかけだった由。収賄罪で逮捕、起訴された朴槿恵前大統領の罷免直後だけに国民の支持は高いが、あの強硬な北朝鮮の若き首脳と果たして民主的な協議の場を持つことが可能か疑問だ。

 また従軍慰安婦問題などを巡って、我が国との関係が悪化しないかが心配。また米軍によって実戦配備されたTHAADを、果たして新大統領がそのまま受け入れるのかどうかも注目される。いずれにしても韓国は、前途多難なように思えてならない。




 先月は朝鮮半島に暗雲が漂っていた。北朝鮮は建国の記念行事が重なり、恣意的な軍事行動を示そうとしていたし、これに反発するアメリカは原子力空母や駆逐艦などを朝鮮半島を封鎖する形で配備しようとした。まさに一触即発とはこのことで、一時は両者の交戦の可能性すらあった。もしそうなったら我が国の安全はどうなるのかと、私は本気になって心配していたのだ。

 中国首脳との会談で、トランプ氏は中国が北朝鮮に対してもっと圧力をかけるよう迫ったのは間違いない。それを受けて中国がこれまでよりも強力な経済制裁に踏み切ったことも明らかだ。そこで北朝鮮はこれまでの方針を変え、ロシアにすり寄る気配を見せている。

 一方のトランプ大統領だが、まだまだ支持率は上がらずに苦戦中。だが、先日は「オバマケア」に対する見直し案が議会で承認されるなど、上昇気運が見え出した。フランスのマクロン新大統領にも、早速当選祝いのメッセージを寄せた。だがまたまたコミーFBI長官を解任するなど、余震は今も続いている。




 現在はロシアに占領されている我が国の北方領土。プーチン大統領と安倍総理が協議した経済協力の動きについてあまり聞こえて来ないが、その後どうなったのだろう。ロシアは今回のフランス大統領選に関しても、極右のルペン女史を当選させるべく、ネットを介して妨害工作をしたとアメリカが発表した。

 さて安倍総理は、テロ対策法案の今国会での成立を期しており、憲法改正に関しても並々ならぬ意欲を示している。だが民進党を始め、政府を追及する勢いは決して強くないと感じる。あれだけ朝鮮半島がきな臭いのに、我が国の防衛体制を積極的に見直すべきではないかと私は考えている。野党が「森友問題」にいつまでも拘泥しているようでは、優先すべき問題の解決は遅れるだけだ。




 人気の小池東京都知事はどうだろう。東京オリンピックの会場に決まった県では、負担金の問題が少しも進捗しないと都知事に苦情を呈した。これに対する都知事の返答は不明瞭で、逆に安倍総理が早急に問題を解決するよう丸川五輪担当相に指示を出した。「何だかなあ」である。

 豊洲市場問題に関する都の動きも相変わらず鈍い。小池都知事は都議選の争点にする積りなのか、なかなか豊洲への移転を口にせず、結論を先延ばしにしている。そのため築地市場の維持と豊洲市場の補償など都の負担はさらに増大中で、関係委員会では築地の改築なども提案するなど混迷が深まっている。オリンピックもそうだが、そんなことまで政争の対象にせず、早急な解決を図って欲しいものだ。





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Last updated  2017.05.11 08:34:16
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