マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2018.10.03
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~いま話題の日本人と言えば~



 この男が捕まった。名前は知らない。いや調べれば分かるが、あえて調べてはいない。罪状も良くは知らないが、大阪府の富田林警察署から逃走した例の男である。弁護士との接見後、部屋のアクリルドアを蹴破って逃げ、40数日間も捕まらなかったのだが、山口県で犯した万引きで身元が分かった。何と逃走中に奪ったお金で服装を整え、自転車旅行を装っていたのだ。それもある男性との2人組で。



 「一代横綱貴乃花部屋」が消滅した。彼が育てた弟子たちは、かつて同じ部屋の兄弟子だった千賀ノ浦親方のいる「千賀ノ浦部屋」に移籍。いずれも相撲協会が正式に認めた。貴乃花の一途な性格が災いしたとは言え、同協会の頑なな姿勢は今後大きな論議を呼びそうだ。これではまるで姑が嫁をいびって家から追い出した形。後味が悪く、後世まで悪評が語り継がれることになりそうだ。



 大リーグLAエンゼルスの大谷投手が「トミー手術」に成功した由。話題の「二刀流」を引っ提げて今季大リーグに進出した彼だが、早速利き腕の肘を傷めた。投手としては4勝を挙げ、打者としては20本のホームランを打って新人王候補となっているが、これで来季の投球は無理となり、打者1本で行くことになる予定。監督も交代するようだが、早く回復して再び活躍する姿を見たいものだ。



 第4次安倍改造内閣の骨格が決まった。閣僚19人中12人が新任で、これは安倍内閣としては最多の記録の由。残念ながら沖縄県知事選挙では推薦候補が破れ、出鼻を挫かれた形だが、流動する国際、国内情勢にしっかり対応してほしいと願っている。「モリカケ」など本来些末な問題を針小棒大に報道されて腐っているだろうが、任期の最後まで全力を尽くして頑張ってほしいと願っている。



 今年もノーベル賞の発表は医学生理学賞から始まった。その受賞者に早速日本人科学者の名が挙がったことを喜びたい。京都大学特別教授の本庶佑(ほんじょ・たすく)氏がその人。受賞の対象はがんの治療薬であるオプジーボの実用化で、これはがんの免疫療法に道を開いたことを意味する。この薬によって、2万人以上の患者が、死から逃れることが出来た由。

     ノーベル賞のメダル  

 氏は京都府の出身だが、父親の転勤で高校時代までを山口県で過ごした。京都大学医学部に進学し、卒業後は同大学院で学び医学博士号と医師資格を取得。一時アメリカへ留学し、幾つかの研究所で研鑽を積んだ。帰国後は京都大学、大阪大学などで勤務し、一時は弘前大学教授をも併任していた。また国立大学だけでなく、静岡県立大学などでも要職にあり、現在も財団の理事長などを務めている。



 専門は免疫学。基礎医学出身だけに辛抱強く、滅多に信用しない性格らしい。小保方さんが問題とされた世界的な科学雑誌ですら、学術論文として信用出来るのはその10分の1と話していた。その一方で若い研究者を育て、賞の基となった「PD-1細胞」の発見も、彼らの研究によるところが大きい由。こよなくゴルフを愛し、麻雀も強いそうだ。まさに天は彼に、二物も三物も与えたようだ。                   


 さて、イギリスの機関が毎年実施している「世界の大学」の上位200位までに入った日本の大学は、東大と京大のみ。一方中国は清華大学など3機関が日本より上位にランクされた。研究費、主要な学術誌に発表した論文数、その引用度数などが基礎値だろうが、学術支援体制のじり貧状態が明白。資源の乏しい我が国では学術の振興こそが国家の生命線なのに、文科省の現状では何とも心許ない。





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Last updated  2018.10.03 09:58:28
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