マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2019.03.09
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カテゴリ: 旅、温泉
~大館・あめっこ市~

         

 今日は大館市の「あめっこ市」を紹介します。大館市は秋田県内でも最北端(地図の赤丸)にあり、北隣は青森県です。少し前にはここが「秋田犬」の故郷で、比内地鶏(ひないじどり)が名産であることを記しました。「あめっこ市」は厳冬期の2月に、大館中心街で繰り広げられるお祭りです。



   ここが大館の街中。私は2度この市に来たことがありました。最初は「秋田内陸ウルトラマラソン」の帰り道。ゴールの鷹巣(現在は北秋田市)に泊まり、翌日大館から仙台へバスで帰ったのでした。2度目は数年前の1人旅。途中お金が足らなくなり、JR大館駅での乗り継ぎの際に、改札から出てコンビニでお金を下ろしたのでした。



   中心街にはこんな飾りつけがしてありました。「餅玉」(もちだま)と言う旧正月を祝うものですが、所によっては繭玉(まゆだま)などとも言いますね。こんなのを見ると心が華やぎます。



 このお祭りには次のような言い伝えがあるそうです。あるところに貧乏な一家があって、母親が病気で臥せっていた。それを何とかしようとした娘が「あめ」を作って売り、それで薬を買ったと。



  いつ頃の話かも分かりませんが、その頃「あめ」の原料を手に入れることは難しかったはず。まして貧しい一家ならねえ。まあそこは深く追求せずに、「市」の雰囲気を楽しむことにしましょう。ぺろり



 こうして見ると、元々は農民たちが物を持ち寄って売り買いした市だったようにも感じますね。







 ほらね。色んな種類のあめがあるでしょ?大館の「あめっこ市」の日、隣町では「餅っこ市」と言うのを開くそうです。大館に来た観光客の足を、自分の町にも向けようと言う作戦みたいです。ちゃっかりしてますなあ、実に。大笑い





    店先の様子も、しっかり撮らせてもらいました。



    あめだけじゃなく、色んなお店も出てましたよ。ここは餃子屋さんですって。



 ビニール袋に入っているのでちょっと分かりにくいけど、これはハタハタの「なれ寿司」。発酵させたご飯に漬け込んで作るんです。琵琶湖の「鮒寿司」が有名かな。北海道では「飯(い)寿司」と言うそうです。私は鮭とハタハタの両方を買いました。それぞれ千円。ハタハタ20匹ほど、鮭は13切れほど入ってました。そしてとっても美味でした。ぽっ



     通りの突き当りには臨時のお宮さんが設営されていました。



    大変な賑わいの中を、徐々にそちらへ近づきます。



            参拝される善男善女の皆さん。



 最後に縁起物の餅玉を再び。これで大館の「あめっこ市」を終わります。<不定期に続く>





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Last updated  2019.03.09 15:36:36
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