マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2020.03.25
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カテゴリ: 旅、温泉
<中国での注意点と民間外交>

  人民元

 中国人民元への両替は、仙台空港にある地元銀行の支店で済ませていた。旅行会社から届いた注意点の中に、中国では1)偽札が横行していること。2)偽物を土産として売るケースがあること。3)お釣りを誤魔化すケースがあると記されていたためだ。そしてポシェットの中では日本円は財布の中に、中国元は「封筒」の中と区分けしていた。その方が何かと便利なためだ。



 機内食にビールが出たことに先ず驚いた。日本ではもうお目にかかれれない機内食。それが中華航空の機内で出るとはねえ。しかもビール付きで。



 ささやかだが、「おつまみ」も付いていた。ないよりはマシ程度だが。



           これが機内食。結構ボリュームがあったが、ほんのり暖かい程度。



    おかずのアップ。内容は「私の手料理程度」だが。



          あまり  美味しいとは言えないが、製造は仙台の弁当屋製だった。ぺろり




 注意されるかと思ったが、バレずに撮れた。あの国では何気なく撮って拘束され、裁判にかけられた日本人も実際にいた。まあ座席に機密はないと思うので、大丈夫だろうが。



   仙台空港で見た航路図。こんなシンプルなら無いも同然だが。



 機内のスクリーンの画像。日本海を突っ切ると朝鮮半島の地図が映り、半島を斜めに通過して黄海へ向かう航路が。韓国領空で中国機が危険な目に遭うことはないはず。そう考え安心していた。点線の先にあるのが中国の遼東半島。その突端に大連と旅順がある。やがて機窓から韓国の地上が見えた。まるで砂漠のように荒涼とした風景。ここは北朝鮮かと、一瞬間違えた。



 斜め下に川が見えた。首都ソウルを流れる漢江(ハンガン)か。その遥か東方に雪を被った山々が見えた。韓国の雪山で思い出すのは冬季オリンピックが開催された平昌(ピョンチャン)。距離は相当あるが、方角的にも間違いないはず。するとその左(北西)は北朝鮮か。上空から見る朝鮮半島と南北両国(?)に興奮。



 青い海が下に見えた。黄海から渤海へ入ったようだ。もう遼東半島は近いはず。注意されることなく写真が撮れたが油断は禁物。建物がある大連空港付近ではどうか。





 ついに中国の地上が見えた。大連港上空は良いが、旅順港は軍港のため撮影禁止と聞いた。中華航空機は旅順港を避けて着陸態勢に入った。後日知るが、大連は真珠養殖の中心地。ただ日本と違いアコヤ貝ではなく、アワビを母貝として用いる。そのため真珠にはアワビの内側みたいな光沢があり、実にきれいで高級感があった。



 大連空港に着き、入国審査室前でポスターを撮りまくっていると警備の係官が私にパスポート提示を求めた。你好(ニーハオ)と言って提示すると無事解放され入国審査係官の前へ、ここでも「你好」と「謝謝」を連発し無事入国許可。何度も中国への渡航歴がある仲間より早く、一番乗りで待ち合わせ場所へ着いた。そこに現地案内人の価(か)さんがいた。それ以降、私は知ってる中国語を全て駆使して「民間外交」に徹した。<続く>





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Last updated  2020.03.25 00:00:14
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