マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2020.06.06
XML
~コロナ禍の中で~



 南極lの氷が物すごい勢いで融けているらしい。グリーンランドの氷も半分ほど融けたとか、北極海の氷が融けてシロクマが獲物を獲れないとか、「北極海航路」の開発に中国が名乗りを上げたとか、来るべき食糧不足に備えて、スピッツベルゲン諸島に野菜、果物、穀物の種を保存する世界的な施設を作ったとかのニュースを聞いた。全ては地球温暖化のなせる業だ。



 それらに関連する話題をもう一つ。ロシアのツンドラとかアメリカのアラスカではこのところの気温上昇に伴う森林火災で、生態系が崩れて来てるとか。森林火災で太陽光を覆っていた樹木が燃えた後の地面は乾燥化が一気に進み、地下の泥炭の乾燥に伴う火災が頻発してるとか。それが一旦は消えたように見えても、地下深くの泥炭が燃え続けていて再度地表が燃え出す由。それを「ゾンビ火災」と言うようだ。



 シベリアやアラスカほどではないが、アマゾンのジャングル喪失も地球の生態系破壊に加担したのではないか。全てはボルゾナール大統領が経済と開発を優先するあまり、違法な焼き畑を黙認して取り締まらなかったせいだ。アマゾンのジャングルはズタズタに引き裂かれ、樹木を焼く炎と煙は人工衛星からも確認出来たほどと言う。そして今、それに輪をかけた不幸な出来事がブラジルを襲っている。



 都市においては大勢の貧民層が、そしてジャングルにおいては未開の原住民が新型コロナウイルスによる感染症に、猛スピードでり患してると言われる。狭隘で不潔な住居に大勢で暮らせば、たちまち感染が広がるのは道理だ。これから冬に向かう南米やアフリカでは、急速な感染と医療崩壊が予想されている。それに慢性的な食糧不足とサバクトビバッタによる食害が加わって、恐るべき事態が待ち受けている由。



 インドのアッサム地方(左図)では以前からインドとの国境を中国軍が侵入して紛争が絶えなかったところに、今度はカシミ-ル地方でも中国軍とインド軍が衝突したようだ。カシミールは元々パキスタンとインドの領土紛争が絶えなかったのだが、今回のコロナ騒動に便乗して領土拡張に乗り出したようだ。当然インドでは中国への抗議を高め、中国製品の不買運動を始めた良し。



 ともかく今はこの人が元気だ。コロナ騒動で起きた「中国非難」に対抗するように、過日の全人代でも強気の意思表示をした。経済の失速は火を見るよりも明らかだが、絶対に非を認めないのが全体主義国家の習わし。香港の自由を奪い、台湾と尖閣への野心を隠さず、防衛費を増強して軍事力をさらに増強してアメリカとの対決姿勢を見せている。



  新彊ウイグル自治区のウイグル族への圧政はさらに悪質化しているが、チベット族から生き仏」として尊崇を集めているパンチェンラマ11世を、こともあろうにこのほど「彼は中国共産党が選んだただの人間」と言い始めた。ノーベル平和賞を受賞したダライ・ラマ13世が中国軍の圧政に抗議してインドに亡命したことは既存の事実だが、国内に残ったパンチェンラマまでを抹殺した訳だ。恐るべし中国の野望。<続く>





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2020.06.06 00:00:15
コメント(2) | コメントを書く
[ニュース・社会の動き] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR


© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: