マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2020.08.30
XML
~中国のことなど~ *写真と文章は無関係です*



 ネパール王室内の内紛で殺人事件があったのはもう10年前にもなるだろうか。あの騒動以来ネパールは王政から議会制民主主義国家となり、国会は中国共産党系の議員が過半数を占めるようになったと聞いた。そしてつい最近、「幸せの国」ブータンの東端にある自然保護区に中国軍が侵攻した。そこは中国の領土だと主張して。とんでもない、そこはブータン領で境界線に関する争いは全くなかったのだ。

 中国が侵攻し急遽主権を主張したのは、アッサムでインドと国境争いをしていたため。インドの抵抗で膠着状態が続き、領土を拡張出来ないと見た中国は矛先を変えたのかも。カシミールでもインドと国境を巡って争っている中国は、停戦協定を破ってインド領に侵攻しインド兵20名が死亡したと聞いた。中国の領土に対する野心は並たいていのものではない。



 チベットを手中にした中国は、ダライ・ラマ14世を拘束しようとして失敗。彼はインドに逃れ亡命政府を樹立した。だが最近中国人男性がインド人女性と結婚してインドのパスポートを入手し、ダライ・ラマ14世に接近した由。幸い14世の側近がそれに気づき、ダライ・ラマに危害はなかった。チベット仏教の指導者・生き仏であるダライ・ラマ14世は、未だにチベット人の心の灯なのだ。

 新疆ウイグル自治区で、中国がウイグル人を迫害してることは何年も前から耳にし、キャンプに連行されたウイグル人が思想教育を受けていることも知っていた。それが最近、ウイグル人女性への不妊手術の強行や男性に対しては集団で迫害している事実が明らかになった。中国がそれらの地域で主権を主張するのは「国境」だから。「サラミソーセージ作戦」と言い、少しずつ領土を侵食すれば、相手にばれないと言う論理で、これまでどこの地域でも成功していた。またチベットには鉱物資源があり、ウイグル自治区は原爆の実験地として欠かせない。



 スイス銀行は預金者の秘密を守ることで有名だった。だが、近くその考えを変えることになりそうだ。アメリカが中国共産党や香港行政府幹部の隠し財産を凍結する意志を示し、それに違反した銀行とは取引しないことを明言したためだ。ドルとの交換が不可能となれば国際金融界では生きて行けない。アメリカの中国に対する制裁は本物で楽観は出来ない。今後包囲網はさらに厳しくなるはずだ。



 北朝鮮の様子がおかしい。エリンギ君はなりを潜め、妹の与正へ権限を割譲したみたい。130kgを超える体が異常を来したのか、長引く経済封制裁と忍び寄る「新型コロナ」でガタが来たのか。それに水害が追い打ちし、国土の疲弊と国民の飢餓が極限まで来てるような雰囲気だ。そんな状態で拉致被害者を拘束し、軍事力の拡張に明け暮れるこの国に未来はないだろう。

 その北にすり寄り、中国と「コウモリ外交」を続ける南の文大統領も裸の王様だ。こちらも経済は大減速し失業率はアップ、加えて大雨と台風による大きな被害が出ている。そんな中で、慰安婦や徴用工問題に関する欺瞞が噴出し、国論は真っ二つに分かれた。若者の就職難が続き、希望を失った国民。それでも反日まっしぐらで、「レッドグループ」入りを目指す文さん。WTO対策もままならず、GSOMIA破棄も決め手に欠く有様。こんな為政者に導かれる国民の何と気の毒なことか。<続く>





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2020.08.30 03:42:44
コメント(4) | コメントを書く
[ニュース・社会の動き] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR


© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: