マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2021.09.10
XML
カテゴリ: 文化論
~「古代エジプト展」を観る その2~



 仙台市博物館で開催された特別展「ライデン国立古代博物館所蔵古代エジプト展」を、昨日は1枚のパンフレットの写真を中心に紹介した。それだけでは物足らないため、今日は「ライデン国立博物館」でヒットしたネットの画像を紹介したい。そのほとんどが仙台市博物館と同様に国内各所の博物館で開催された同じ内容の展示物。著作権所有者は不明だが、フリー状態のためブログに転載させてもらった。感謝。なお、詳しい説明はありません。画像をご覧いただくだけです。m(__)m



 ミイラを収めた木棺を、このように立てて展示してありました。



 死者の内臓を収めた木箱のようです。内臓は壺に入っていました。



 パンフレットにもあった木棺です。内部にも色鮮やかな装飾が施されています。恐らくは死者の生前の肖像なのでしょう。女性のように見えますね。



 ずらりと立ち並ぶ木棺。その数と本物だけが持つ荘厳さに震えます。



 昨日紹介した壁画の全体像。冥府の王や、ハヤブサの頭部を持つ神像などが描かれています。断片からはパピルスに描かれたように見えますが、壁画を切り取ったのでしょうか。



 女性の貴人を収めた木棺と、死者の容貌。アイラインがきちんと引かれています。眩しさを防ぐためと聞いたことがあります。



  黄金の顏を持つ貴人の頭部。



  豊かな頭髪はひょっとしてかつらなのかも。



  うら若きツタンカーメン王でしょうか。素材は花崗閃緑岩のようです。



 船と乗組員の模型で木製です。当時は紅海を渡って、領土のシナイ半島などへも行き来していました。

 以下は仙台市博物館のミュージアムショップ(売店)で販売されていた、同展関係のお土産(記念品)を私が無断で撮影したものです。



 恐らくは記念品を取り扱う業者の方が描かれたイラスト。とても上手ですね。国内の各博物館で開催された同展にもきっと同じものが巡回していたのでしょう。



 同展の展示物目録(冊子体で2400円)を購入すると、この特製のビニール袋に入れてくれるようです。冊子体の目録があればもっと詳細な説明と鮮明な画像を得られたことでしょうが、今の私にとって2400円は高過ぎました。多分ブログを書くために1度見るだけでしょうから。






   どれもみな洒落たデザインばかりですね。でも見るだけで、何一つ買いませんでしたが。



 さて、昨日書いた「大谷探検隊」の補足です。大谷光瑞(おおたにこうずい1876-1948=左)は浄土真宗本願寺派(西本願寺)第22世法主で探検家。明治33年(1900年)から大正3年(1914年)まで教団活動の一環として3次に亘る西域探査を実施、インドで仏蹟の発掘などを行った。中央はその探検隊の様子。

 右は探検隊が発掘した菩薩像頭部で、東京国立博物館が所蔵している。西洋のヘレニズム文化との融合が観られますね。同探検隊の記録としては「菩薩が来た道」などがあるようだ。



 私は昨年訪れた中国大連市の旅順博物館(上)で、大谷探検隊が中国奥地で発掘したミイラを観た。撮影禁止のため映像はないが、最新技術で復元された容貌や身に着けていた衣装など、まさに生きているようだった。



 なお同館は旧満州国の満鉄が経営した博物館で、当時の学芸員が中国各地で取集した一級品の美術品や考古資料(上)が多数所蔵され、敗戦後はそのまま中国に引き渡された。現在も中国の歴史や文化を伝える貴重な存在で観光の目玉となっている。戦前の日本が収奪を繰り返した他の先進国とは異なり、積極的に文化学術活動を行っていたことを明記しておきたい。<この項 完>





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2021.09.10 00:34:18
コメント(6) | コメントを書く
[文化論] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR


© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: