マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2022.02.25
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~ウクライナ情勢急変~



 木曜日の朝から出かけて、県民税と市民税の申告をして来た。これで責任を果たしたとホッとし、昼食を摂り翌日分のブログを予約した。だが気になってニュースをチェックした。するとネットにロシアがウクライナに侵攻したと幾つかのニュース。youtubeでも確認出来てビックリ。まだ安泰だろうと思って別のテーマで書いたブログの公開日をずらし、これを書き始めた次第。



 ウクライナ情勢が緊迫して以降、ウクライナの歴史について調べた。いずれ書こうと思ってのこと。だが状況が急変した。簡単に言えば。今から約千年前の大キエフ公国の誕生が現在のウクライナ、ロシア、ベラルーシ成立の発端。いずれも東スラブ人の「親戚」なのだ。その後の複雑な歴史に関しては割愛する。その親戚をロシアが侵攻し、ベラルーシが協力した。24日中に知り得た情報を以下に列挙する。

 プーチンはウクライナのNATO加盟を恐れていた。だがアメリカはプーチンの意向を無視した。それでプーチンは作戦を練り始めたのだろう。かつてグルジア(現在のジョージア)国内の親ロシア勢力を独立した2つの共和国とし、さらにクリミア半島を奪った作戦(謀略)で。今回もかなり綿密に計画された作戦のはず。東ウクライナでもロシアは以前から反乱軍に協力し、軍事会社の民兵を潜入、工作させていた。

 この人は外交的手段でロシアの考えを変更させようとした。だがプーチンは「のらりくらり」とかわし、決して本心を明かさなかった。焦ったバイデンは制裁案をちらつかせた。プーチンは外交に応じる姿勢も見せて対応。そこでバイデンはウクライナへのロシア侵攻の情報を流した。そして当初米ロ外相会議を開催予定の24日朝、ロシアは隣国に侵攻。この人は敵の陰謀に負けたのだ。

 ウクライナの大統領は国民の結束と、ロシアへの対峙を呼びかけた。その心配が現実のものとなった。現地時間の24日朝5時、首都キエフでも爆発音があった。ウクライナの空軍基地がある東部の都市が早朝に爆撃され、飛行場及び軍事設備が破壊され、兵士と民間人に多数の死傷者(後述)が出た。プーチンは東部2州へのロシア軍の侵攻を命令。軍は直ちに侵攻した。

 ロシア軍の侵攻は東部からだけではなかった。南部のクリミア半島からはロシア軍の大量の車両が国境を突破して侵入し、クリミアからの爆撃もあったようだ。また北隣のベラルーシからもロシア軍が侵攻した。。つまりロシアはウクライナ全土を標的にし、プーチンはウクライナ国民に対して降伏を呼びかけた。ロシアの駐ウクライナ大使館員は前日に逃亡したようだ。

 ウクライナは24日正午頃、全土に戒厳令を発令。20代から60歳までの予備役を招集した。同国の兵士40名が死亡し、市民にも死傷者が出た模様。ゼレンスキー大統領はロシアとの国交断絶を宣言した。

 さて日本の現地大使館員はキエフ市内の大使公邸に一時避難した。またウクライナにある日本企業57社に対しても、国外への脱出を呼びかけた模様。日本国内では国会を一時休止し、急遽政府は国家安全保障会議を開催して対抗措置を練ったようだ。

 ロシアのウクライナ侵攻を知った国連事務総長は、ロシアを名指しして非難。EUはロシアに対して重大な制裁を課すと表明。マカロンフランス大統領は「フランスはウクライナと連帯する」とツイート。ショルツドイツ首相は「ヨーロッパにとって最悪の日。ロシアの侵攻は何を以ても正当化出来ない」と表明。

 ジョンソン英国首相は「プーチン大統領は流血と破壊の道を選んだ」と指摘し、「断固とした対応を取る」とツイート。日本時間の24日23時から、G7はリモートで首脳会議を開催するようだ。果たしてどのような決議が出るか。過日岸田総理が表明した「制裁案」では手ぬるく、ロシアは痛くも痒くもないはず。また先日、林外相がロシアと経済協力などを協議していたとは呆れ果てる。

 バルト三国(リトアニア、ラトビア、エストニア)の各首脳は、ロシアをSWIFT(国際銀行間通信協会)からの排除制裁と、ウクライナへの兵器提供を呼び掛けた。アメリカはロシアの主要金融機関との取引停止を表明した。

 この人は北京冬季五輪に来たプーチン氏と会談して、ロシアの意向は聞いていたはずだ。だが中国はウクライナとの貿易が盛んなため、静観したいのが本音だろう。その一方でアメリカの目がロシアに向かえば、自国に好都合な面もある。だが果たして欧米や豪日印による中国包囲網が緩むことがあるだろうか。私にはそうは思えないのだが。

 この人は21日の演説で、「ウクライナは完全にロシアによって創られた」などと独立国の正当性すら否定する発言をしていた由。それは極めて独善的かつ偏狭な歴史観。その驕りが今回の侵攻に結び付いたのだろう。本当の狙いは「ウクライナの非武装化」にあるようだ。

 これが24日のロシアによるウクライナ侵攻の総括。写真はテレビ朝日系の番組から借用した。北部はベラルーシから、東部はロシアから、南部は黒海のロシア艦船20隻とクリミア半島から攻撃し、ウクライナ軍の施設83か所が破壊されたようだ。またサイバー攻撃でウクライナ政府のホームページを閉鎖。過去にも使ったハイブリッジ攻撃だった。

 ヨーロッパの主要国は、今回のロシアの侵攻に対して激しく抗議した。ロシアの侵攻を受けたウクライナのゼレンスキー大統領は、緊急にアメリカのバイデン大統領と連絡を取ったようだ。それにしてもプーチンの感覚は異常。恐らくウクライナ全土を制圧し、傀儡政権を作りそうだ。今後の世界情勢を注視したい。





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Last updated  2022.02.25 06:40:23
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