マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2022.02.27
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~プーチンの狂気とウクライナ支援の連帯~



 ロシアによるウクライナ侵攻関係のニュースを見続けていた。それにしてもロシアの侵略は凄まじいスピードだった。あっという間にウクライナ空軍の基地と空港を大量のミサイルで破壊し、翌日には三方から戦車でウクライナの領土を蹂躙した。プーチンに対する外相の忠告など、世界を欺く猿芝居。時間稼ぎに過ぎなかった。初日だけでウクライナ軍施設83か所を粉砕。大勢のウクライナ兵士が犠牲になった。



 2日目はロシア軍の戦車がっ首都キエフほかウクライナの主要都市を襲った。その途中で「チェルノブイリ原発」を占拠。ウクライナが核兵器を開発しているとのプーチンの詭弁によるもの。ロシア軍が放った砲弾が「核廃棄物格納庫」に命中し、一帯の放射線濃度が上昇した模様。一体何を考えているのか。狂気の沙汰としか考えられない軍事行動だ。



 首都キエフにもロシア軍が迫り、30km郊外にある国際空港がロシア軍の手に落ちた。ゼレンスキー大統領は全国民と兵士に対して、徹底的な抵抗を訴えた。それでロシア軍の侵攻がキエフの10km手前で食い止められたようだ。恐らくウクライナ側に相当の犠牲者が出たと思われる。その尊い犠牲によって、第2日目(25日)中の首都陥落は免れた。(詳細は明日記そう)

          BSーTBS画面から借用   

 ゼレンスキー大統領は、軍服姿でロシアの「斬首作戦」を世界に訴えた。ロシア作成の「殺害リスト」に自分がトップの標的として載っていること。そして2番目に彼の家族が載っていると。国家元首を失脚させ、傀儡政権を樹立させることがロシアの目的とも。だが自分は亡命せずに首都キエフに留まると宣言した模様。



 その一方で、もしロシアがウクライナへの攻撃を停止した際は、交渉に応じるとも発言したようだ。それをロシアは了解したと伝わる。対談の場所はかつて紛争の合意が成立したベラルーシのキエフ。ロシアの言い分はウクライナが武器を放棄し、永世中立を宣言すること。それを聞いたゼレンスキー大統領は了承したとの情報もあるが、そうではないようだ。(詳細は明日記載予定)



 キエフ中心部への総攻撃は第3日目(26日)以降か。この異常な精神の持ち主が、約束を守る保証はどこにもない。ゼレンスキーは生き延びて交渉の場に臨むことが出来るのだろうか。世界は今回この男の狂気を目の当たりにし、彼が善良な人々を迷わず殺害する侵略者であることを知った。



 ロシア国内(左)では大勢の国民が彼の侵略戦争に反対の意思を表明し、1800人が拘束されたと伝わる。日本国内(右)でもウクライナ支援の抗議活動が展開され、世界各国でロシアの暴挙に抗議する集会が開かれたようだ。その折も折、ウクライナのオデッサ港で小麦粉を荷揚げしていた日本の貨物船がロシアのロケット砲で被害を受け、目下トルコに向け自力で脱出中のようだ。




 国連の緊急安保理事会が招集され、日本ほか120か国が共同提案した「ロシアへの非難決議」が審議された。だが今月の議長国はロシア。常任理事国15のうち、中国とインドとUAEが態度保留し、ロシアが拒否権を発動して否決された。だがウクライナの国連大使が、急遽犠牲者に対する黙とうを提案し、議長が制止したものの数十秒間、議場内が沈黙に包まれた。出席した120か国が黙とうしたようだ。



 ウクライナと連帯し、今回の事態を招いたロシアに対する強力な制裁は2つ。その1つはロシアからヨーロッパに向けての天然ガス輸送管「ノルドストリーム2」の凍結。だがEUの中でもドイツとイタリアは(右上)の図のようにロシアの天然ガスへの依存率が高いため、反対出来ないのだ。



 もう一つはSWIFT(国際銀行間通信協会)からロシアを排除すること。こちらもロシアとの取引が多いヨーロッパ諸国にとっては自国も苦しむ二律排反の要素があるため、実施困難なのだ。アメリカやイギリスなど無縁な国のみの制裁だけでは、ロシアに打撃を与えることは不可能。それにロシアには中国と言う「良き協力者」が存在する。



 目下ロシアのサニーバレーで開催中のフリースタイルスキーのW杯だが、国際スキー連盟が中止を決定した。ロシア以外の外国選手が決勝への出場を棄権したためだ。私はこの戦争が続く間、出来る限りニュースを収集してブログに書くことにした。ロシアはパラリンピックが始まる3月4日までに、キエフを陥落しウクライナを支配する積もりだろうが、そう行くかどうか。世界はロシアの狂乱を注視している。<続く>





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Last updated  2022.02.27 00:00:10
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