マックス爺のエッセイ風日記

マックス爺のエッセイ風日記

2022.04.15
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~ニュースから見えて来るもの~

  レンギョウ

 4月14日の木曜日。仙台は朝から小雨。気温は前日より17度以上も下がり、風邪を引かぬよう厚着し、ストーブも点けた。東北新幹線がこの日から復活とのニュース。早朝にテレビを点けて発見した。何とBSで6時29分から「一足早くちむどんどん」と言うのをやっていた。新年度から番組の編成を見直した一環なのだろう。2回ほどそれを観た。



 タイトルを観て気づいた。遠景に本部半島の山々が見える。やはり西海岸で、大宜味村付近からの景色。暢子のガチマヤーぶりは相変わらず。ウチナーグチで「ガチ」は餓鬼のこと。マヤーは猫。直訳すると腹ペコネコだが、食いしん坊の意味。東京から転校して来た中学生が徐々に沖縄に馴染んでゆく。かつて私も経験したことだ。だが昭和30年代のヤンバルはさぞかし不便だったに違いない。

  シークワーサーの実

 だからこそ人情味があり、ヤマトンチューにとっては異次元の世界と感じたことだろう。民俗学者の父親は、糸芭蕉や、お墓や、食べ物や民謡に強い興味を示す。私も同様だった。しかしヤンバルの自然の美しさはどうだろう。しかしヤンバルはハブが多い。夜行性だが昼でも湿った場所など彼らの棲み処に不用心に近づいたら危険。噛まれたら命を落とす。30分以内に血清を打つ必要があるが、近くに病院があるようには見えないからだ。沖縄で暮らした私だからこその老婆心。でもそんな場面は出て来ないはず。

        ドニエプル川    

 今回の戦争で知った事実。小麦、大麦、トウモロコシ、ヒマワリ油の生産は、ロシアとウクライナがかなりの比重を占めている。黒海を封鎖されたことでウクライナの農作物は輸出が厳しくなった。また肥料のうち窒素肥料はロシアの、リン酸肥料はベラルーシの比率がかなり高い由。

 食料と肥料の両面で、今後世界のかなりの国が大きな影響を受けるみたいだ。物価高も加わり、この戦争は決して他人事ではないのだ。世界的に見れば今回の戦争で死ぬ人よりは、今後飢餓で死ぬ人の方が断然増加すると識者は見ているようだ。世界を大混乱に陥れたことに、プーチンはまだ気づいていない。

  キリル総主教

 この人はロシア正教の最高権威者。「キリル」は古代の聖人の名前であり、ロシア語の「文字」の意味でもある。ロシアの中でも地方の人、教育程度の低い人、年齢の高い人、そして旧ソ連時代に過ごした人にとっては絶対的な存在で。プーチンもかつては熱心な信者だった。

            キリル総主教の考え方  

 これはある報道番組から借りた図表。恐ろしいことに彼はウクライナへの侵攻を是認している。単なる聖職者と言うよりは、外交官であり、政治家でもある存在。ロシア軍の兵士に対しては「ウクライナ兵はネオナチなので殺して良い」と語ったそうだ。そのために世界の正教関係者や、ローマ教皇からも非難を浴びていると聞く。ある意味、今回の戦争をプーチンと共に推進した立役者なのだ。



 これがプーチンの主張。と言うよりは一方的な思い込み。ソ連から解放されてウクライナが建国されてから30年が経つが、その間も両国の間には激しい確執があった。ロシアが常にウクライナを服属させ、ウクライナ側にもロシアに迎合する政治家がいたからだ。だが、ゼレンスキーはそれまでとは全く異なるタイプの大統領だった。さらにプーチンは武力でクリミア半島を奪った。

  モスクワ赤の広場

 プーチンには独特の歴史観と宗教観があった。それが今回の戦争の引き金になった原因だと思う。精神病ではないとしても、最近とみに偏執狂的な性格が表れ出したように見える。少し前までロシア側の停戦協議の責任者だった大統領補佐官は文官で、プーチンと共通の歴史観を保有していたようだ。今回の戦争はプーチンの妄想から始まったとしか思えないし、ウクライナにとっては悲劇で迷惑としか言えない。

  戦域図(13日:日経)

 今回の戦争に関して、様々な情報が飛び交っている。ロシア軍が「化学兵器」を使用したとのニュース。ウクライナ軍の海兵隊員1200名ほどがロシアに投降したとのニュース。ロシアの黒海艦隊の旗艦である「モスクワ」が火災を発生し、乗組員全員が艦を離れたとのニュース。いずれもその詳細は不明。両国は目下激戦のさ中。戦いは行く着くところまで行くと観るべきだろう。ウクライナに平和を。





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Last updated  2022.04.15 18:28:18
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