バリュー投資に騙されるな!

バリュー投資に騙されるな!

2005.12.17
XML
カテゴリ: カテゴリ未分類
昔、インターネットが今よりも普及しておらず、かなりコストがかかった時代。ネット中毒者に毎月何万円もの従量課金制のプロバイダ料と電話代がインターネット接続料としてかかった時代に、オタクやマニアといった一部のコアな人たちを助けた制度があります。その名はテレホーダイ。略してテレホ。
ご存知の方も多いかと思いますが、テレホとは何かというと、特定電話番号への夜間の電話代が固定になるというサービスです。時間帯は23時から8時まで。料金は月に1800円。常時接続サービスのなかった時代、この魅惑的な制度の為に、多くの人間が廃人と化しました。ただでさえ転送速度が遅い時代に、23時以降の電話回線の混雑ぶりは想像を絶するものがありましたが、それでも、ネット中毒者は23時になるのを心待ちにして、23時から自然と集まる仲間とやり取りを楽しんだものです。
そんな中、あるニュースが話題になりました。話題は「24時間テレホタイム」。つまり、24時間電話料金固定制のサービスです。今ではなんて事はないサービスですが、当時は賛否両論、論争が始まりました。その時まで暗黙の了解で23時から集まった見ず知らずの人々が、自分の生活リズムに合わせてバラバラに散ってしまうのが寂しかったのでしょう。混雑は活況の裏返しですからね。また、当時テレホタイムを目一杯使っているネット中毒者が、24時間接続するようになってしまって本格的な廃人になってしまうのではないか、という話もありました。余談ですが、平日でもネット中毒の社会人は平気で2時位まで書き込みしていました。それはそれで問題だったりしてましたが、それだけの魅力があったんでしょうね。テレホタイムには。

さて、何でも東証が日本市場の夜間取引を本格的に検討しているようです。やっぱり資本主義では、資本回転率を上げる為にそういう流れになってきますよね。何だか寂しいものです。また何十年か経って資本主義が生きていたら、思い出話をしたいですね。「昔は9時から11時までと、12時30分から15時までしか取引していなかったんだよ」って。


インターネットも常時接続になる前の方が魅力がありましたしね。今より遥かに不便でしたけど、当たり前でしたから。







お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2005.12.17 13:00:13
コメント(2) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

© Rakuten Group, Inc.
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: